2008/09/28

 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明」 池上先生解説 新刊ご案内です!

          978488721746101
   レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明

   「機械篇」 著: カルロ・ペドレッティ
   訳: 田中久美子・小倉康之・森田学

   「飛翔篇」 著: ドメニコ・ラウレンツァ
   訳: 加藤磨珠枝・長友瑞枝 訳・解説:池上英洋
    東洋書林社、6,800円+税

 概要:
  ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な手稿400点余りを
  収めたヴィジュアルブック。科学・芸術・建築・解剖学など広範囲に
  活躍した天才レオナルドがいかに「世界」を探求したかが手に取るように
   わかる。脅威な描写力とイメージのすべてがここに。

 池上先生(ブログ)のご解説付きで、レオナルドに関する文献
の翻訳を2冊セットで新たに上梓されたとの素晴らしい記事を
拝読しましたので、こちらでもご紹介させていただきます。


 以前からレオナルドの専門書で翻訳を手がけていらしゃっると
お聞きしていましたが、2冊のご本になったようですね!!
森田先生、小倉先生なども翻訳をされているようです。

Nikkiさんこと、田畑氏も翻訳のブラッシュアップをされていらした
とのことで、皆様、この夏は大変だったことでしょうが、こうしてまた
新たにレオナルドに関する専門的な文献が刊行されたことは
レオナルド・ファンの一人としてとても嬉しく思います。


 図版もとてもきれいだそうですから、本屋さんでもどうぞ
お手に取られてご覧になってくださいませ

 池上先生のブログ記事から内容を抜粋させていただきました


レオナルドの手稿解読の第一人者ペドレッティと、飛翔関係の研究で知られる
ラウレンツァによる書の翻訳です。

とてもおもしろい本です。レオナルドの手稿のみを手掛かりに、実に緻密に
レオナルドの「機械」と「飛翔」について掘り下げられています。単なるレオナルド称賛
ものではなく、同時代の工学の状況を考慮しながら、その真の姿を冷静に浮かび
あがらせています。とくに、レオナルドの飛翔への情熱とその一連の挑戦の物語は、
感動的ですらあります。

飛翔については大変興味があるので、少し早いですが

自分へのクリスマスプレゼントととして購入してみようかしら?

と思っている所です。

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2008/03/14

「モナ・リザ」ミステリー written by 北川 健次

mercoledi, il dodici marzo 2008
sono le ventitre meno sei

              Kitagawakenji            

            「モナ・リザ」ミステリー
                北川 健次 (著)

 先日の講演会の後で、池上先生達と談笑をしていたときに、
そこはレオナルド一派の先生方がいらしたのですから、当然、
レオナルドについての話題も出ました。

 2008年1月14日、 ドイツのハイデルベルク大学図書館で
所蔵している本に、フィレンツェの役人が記述していた
 「ダ・ヴィンチがフィレンツェ商人の妻リザ・デル・ジョコンドの
 肖像画を制作中」
は、まだ記憶に新しいニュースです。
池上先生によりますと、「その説、モデルはリザさんだったことは
どうやら実証されたようですが、僕は、やっぱり、あれだけ生涯
大事に持っていたことは、現代でも母親の写真を持ち歩く人が
いるのと同じように、最初はリザさんを描いていたけれど、だんだん
と母親を思い描くように描いて行ったのだと思う。」
と、レオナルドに近いお気持ちのように、お話されていました。

私自身も先生の説には賛成で、娘が私の若い頃(まだスマート
だった!)の写真を大事に取って置いてくれているように、「母親」
と子供は物理的に離れていても、いつまでも心理的には絶つことは
できない間柄なのかもしれませんね!

 図書館へ行くとついレオナルドに関する本を一冊は借りてきて
長い期間、お借りしてしまいます。北川氏は独特のシュールに
近い版画で詩的な世界を創造されていますが、かなりレオナルドを
愛して追求するために本書をお書きになられたのが分かります。

 北川氏の本文から引用させていただきます。

 画芸術の絶対のカノンといわれるまでに高い知名度を持ちながら、
これほど解けない謎にみちた作品も珍しい。全ては表象のままに開か
れているというのに、本質的な何ものかが完全に内奥に閉ざされている
という、謎の多面体を持ったあやかしの絵画。

1.モデルは果たして誰なのか?
2.描かれた時期は何時なのか?
3.絵の注文主は実在したのか?
4.背景に描かれた現実とかけ離れたような幻想的な風景は、
 何かの暗喩なのか?
5.下腹部が僅かに膨らんだ妊婦と覚しき女性の着衣が、
 なぜ黒衣の喪服なのか?
6.口元に浮かんだ不気味ともいえる微笑の意味は何なのか?
7.そもそも画家は、この絵に何を描こうとしたのか?

 この疑問を解明すべく、フィレンチェ、ミラノ、ローマ、フランスへ
飛び回り、関係する人たちを訪ね歩いて行きます。

 ミステリーなので、多少、誇張かしら??と思う場面もありますが
非常に語彙が豊富なので、「知と美術」を表現している教科書の
ようです。レオナルドを深く追っていく氏の探究心は、まさに美術家が
物の本質を捉えて表現していく過程のような鋭い創作性を感じさせら
れて感服いたしました。上記の質問の答えは、どうぞ皆様で愉しみに
読まれてみてくださいね。

 

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2008/01/07

「『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」 written by Lisa Rogak

        Davinci
            「 『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎
                   ライザ ロガック (著)

昨年の暮、図書館で面白い本を見つけました。
   「 『
ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」という『ダ・ヴィンチ・コード』が
どのように書かれる様になったかを作者のダン・ブラウンの生涯
をとおして綴られています。

内容:

暗号を解くのが好きだった子供時代、音楽に没頭した学生時代。
やがて教師となったブラウンは、音楽と同じくらい好きだった
“書くこと”にのめり込む。デビュー作での苦労、担当編集者の
退社によるトラブルや出版業界の裏話、そして作家としての命運
をかけた『ダ・ヴィンチ・コード』の執筆秘話など、ダン・ブラウンの
波乱に満ちた半生をたどる。

      Davicidode
       「ダ・ヴィンチ・コード(上)」
        
ダン・ブラウン (著),

2003年の3月に「ダ・ヴィンチ・コード」が出版されてから、44ヵ国語に
翻訳され、全世界で4900万部を超える大ベストセラーとなりました。

それとともに、レオナルド・ダ・ヴィンチ旋風が巻き起こりました。
本書ばかりの影響とは思えませんが、レオナルドの展覧会が各地で
開催され、映画化もされたり、日本へも初めて《受胎告知》が到来したり
して、どこまでダ・ヴィンチ・ブームが続くの?っていう位、ここ3,4年
凄かったですね!

池上先生のご講演を何度も聴いたり、鑑賞会で作品を観たりして
いる内に、レオナルドがすっかりと身内のように感じるほど心の中に
大きく占めて生活を共にしていた感がしばらく続きました。今でも
レオナルドの作品が観たくてたまりません。何故ゆえに、こんなに
引き付けられるのか不思議ですが、それを知るためにもこちらから
絵を観に会いに行かないとならないかもしれませんね!

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2007/05/09

「レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―各分野から見たその実像」@恵泉フェスタ 5/26

         17513487_86

5月26日(土)に、恵泉女学園大学において”恵泉フェスタ”が
開催されます。 その中のシンポジューム、
「レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―各分野から見たその実像」
では、いつもお世話になっております同大学の准教授池上英洋
先生と、イタリア語の講師、森田学先生と、ブログ仲間で
Megurigami NikkiのNikkiさんがご講演されます~☆

     Keisen_1
   緑に囲まれた美しい恵泉キャンパス

        20070428_375842
   東京堂出版 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』

こちらの本も刊行されているようですが、東京国立博物館で
開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』で監修を
務められている
池上英洋先生が総編集され、上記の森田先生、
Nikkiさん(田畑さん)がレオナルドの各分野について詳しく
ご解説されるといういわば、レオナルド辞典になります。

恵泉フェスタでは、その中のご執筆者の方が数人、ご講演
される予定とのことで豪華なシンポジュームですね~☆
レオナルドに関する博識ある方々のお話が短時間づつとは
いえ、とても刺激的で今から楽しみにしております~(*"ー"*)♪

何しろ、同じブロガーで拙コミュニティでもご一緒に絵画を
鑑賞していたNikkiさんがこの度、「工学」の分野で池上先生

とご一緒にご執筆されたことは、とても喜ばしいことだと思って
おります~\(^o^)/ ソフトなハンサム系の方なので、恵泉の
学生さん達にも人気が高いです~~☆

森田先生もオペラ歌手で現在は、恵泉でイタリア語も教えて
いらっしゃいます。Nikkiさんと私は不定期ですが、イタリア語
をプライベートでお習いしていますが、特に私は先生の美声
にはうっとりと音だけを聴いてしまいレッスンに集中できなく
なるくらい発音もきれいですし、お優しくて本当に素敵な先生
です~☆ 「音楽と演劇」というテーマでレオナルドについて
お話くださるそうで今からとても楽しみです~(*^。^*)

とにかく、上記のお知り合いの方が3人もご講演される
レオナルド関連のシンポジュームとあっては参加しないわけ
には行きませんし、恵泉の緑濃い美しいキャンパスに行くと
癒されるのでそれもすごく楽しみにしている1つです~♪

        Press

中庭は上記のようにハーブも沢山植えてありまして
そこで、いつもお茶やランチをさせて頂いて、自然を
満喫することができます~☆ 多摩センターから
スクールバスも出ています。どうぞ多くの方がこの
美しいキャンパスでシンポジュームを聴きがてら
自然も楽しまれてはいかがでしょうか?

Nikkiさんのリンク情報から以下を引用させていただきました。
詳細は、各パネラーの方のブログからどうぞご覧下さいませ。

■スプリングフェスタ2007でのシンポジウム開催情報
 
http://www.keisen.ac.jp/univ/session/k10.htm

■池上英洋先生(恵泉女学園大学准教授)のブログでのシンポジウム開催情報
 
http://blog.livedoor.jp/ikedesu/archives/50807661.html

■森田学先生(オペラ歌手、国立音楽大学/恵泉女学園大学講師)
 のブログでのシンポジウム開催情報
 
http://morita.simples.org/?eid=542379 

■Megurigami NikkiのNikkiさんのブログでのシンポジウム開催情報
 
http://megurigami.jugem.cc/?eid=65

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2007/02/14

「日経 おとなのOFF 3月号」 -特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」

melcoldi, il quattrodici febbraio 2007

    Nikkei_1
               

日経 おとなのOFF 3月号」の”絶対に見逃せない美術展”
という特集の中で、

特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像
について、池上先生がまたインタビュー記事で紹介
されています。内容はいつもとそれほど変わらない
のですが、印刷が本展のチラシと同じように美しい
色彩で、足元に描写されたディジー、アイリスなどの
花々の精密さが細かい所まで鮮明に見えたり、左の
天使ガブリエルの衣装の襞や奥の景色もくっきりと
きれいな図版ですね~☆

そのほかの美術展については、こちらからご覧下さい
ませ↓
http://www.floralmusee.com/floral_muse/2007/02/off_3_cc04.html

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2007/02/10

料理の研究家!? "Note di cucina di Leonardo da Vinci"

venerdi, il nove febbraio 2007,
sono le ventitre e tre.

            Note
  [Note di cucina di Leonardo da Vinci]

ピザで有名なイタリアン・レストラン「サルバトーレ・クオモ
の社長が、
Salvatore Cuomo Diaryというブログを書か
れています。日本語と英語で両方書かれてあるので、
英語のお勉強にもなります~☆ そして、お料理のレシピ
もわりと手軽にできるのでお写真ともにとても楽しめます♪

その中で、レオナルドについて書かれていまして、レオナルド
が料理研究家でもあるし、料理に使う機械(パスタを伸ばす
機械、肉をひき肉にする機械など)を発明していたそうです。

     Code
    「Codex Romanoff

そのときに書いていたのがやはり「ノート」で
Codex Romanoff」というのが原本だそうです。
それに、Jonathan Rauthとその夫人のShelaghが
漫画をつけて、面白く書いた本が、
  [Note di cucina di Leonardo da Vinci]
です。

現在はその本はロシアにあるそうですが、なんだか、
レオナルド再発見になるようなスゴイお話ですね~☆ 

また、1472年にフィレンチェのレストランのウエイター
として働き始めて、ボッティチェリがオーナーだった
「Locanda Tre Rane」というレストランでは、1478年から
Chefとして勤めていたとの新情報に目を丸くしますね!

とても料理やそれ関する機械に対して情熱的だったようで、
たくさん考案もしましたが、失敗もやはり多かったとのこと。

六本木ヒルズで、鑑賞会(嵐の中の鑑賞会)をしたあとに、
毛利Salvatore Cuomo」のお店で皆さんとピザを
食べたことがありましたが、とても美味しかったですよね~☆ 

クオモさんは11歳の時から料理の道に入り、ナポリピザを
日本に紹介したくて23歳で東京にお店を開いたそうです。
そして、2006年9月にイタリアで開催された「ナポリピッツァ
世界コンペティション大会」のテクニカル部門で、
サルヴァトーレチームのピッツァが最優秀の栄冠を勝ち取り
日本のピザが本場イタリアでも認められた、と喜ばれたそうです。

レオナルドがお料理のノートまでつけていたなんて、
読んでみたくなりますよね!! イタリア人のクオーモ氏が
料理家として、同じレオナルドの食物分野の研究家として
ブログに取り上げくださって、またレオナルドを見る目も
違ってきますね~(^o^) Grazie mille!!

上記の記事はこちらのページよりご覧下さいませ↓
http://salvatore.cocolog-nifty.com/scj/2006/11/leonardo_a_vinc_67b2.html
(この時はまだ、邦文だけだったようです)

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2007/02/03

「大人のウォーカー」 3月号☆池上先生インタビュー

sabato, il tre febbraio 2007
sono le sette e due.

   Walker2_1
           東京 大人のウォーカー 3月号

明日、池上先生の「画集ご出版記念パーティ」を開催
するので、ここの所、ちょっとバタバタとしていてブログも
触れなかったですが、先生にお会いしたい方が増え続け
たので、「打止御礼」をしたほどです。準備した裏方としては、
大勢の方とお祝いできる喜びがだんだんと強く湧いて参り
ました~ヾ(´ー`)ノ

先生のブログでもご紹介されていますが、

    「東京 大人のウォーカー」3月号


     Walker_1

18-19ページにレオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像」展
について、先生のインタビューが掲載されています。


   Walker3
   ↑先生のお写真も(^o^)

少しだけ先生のインタビューをご紹介させていただきます。

「これはダ・ヴィンチの事実上のデビュー作といえます。
彼の67年の生涯で、完成作品はわずかに十数点。
その中でも、弟子による加筆が少ない単独作は
『最後の晩餐』と本作品だけなのです。貴重さに加え、
痛みが少なく完璧に近い保存状態など、さまざまな
条件が重なったのは、奇跡に近いと思います。」

さらに見どころについて聞くと、

「シンメトリーな構図、遠近法のおもしろさ。
ディテールでは博物学的な観察眼を感じる
植物の描き込みなど、挙げればきりがあり
ません。ともかく、ご自分の目で見ていただき
たい、ということに尽きます。実物の持つ力は
すごいですよ」。

あと一ヶ月半で実物と対面できますね!


-----

この雑誌、情報がいっぱい掲載されていて
580円ってお得ですね~☆ 

私は別冊付録の

「食人探訪 
   特別版: 銀座・新橋の食人たち」

が面白かったです。なかなかディナーは行けそうも
ないですが、またランチなどあったら行ってみたい
ような和・洋・中のレストランが満載です~☆    

グルメの方もぜひお求めくださいね~!!
「HANKO」とは一味違う大人の味っぽいです(*^^)v

  

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2007/01/28

リラの名手@フィレンチェ & 総合演出家@ミラノ

domenica, il ventotto Gennaio 2007

       Lira
   レオナルド・ダ・ヴィンチ自作の楽器
     「アッシュバナーム手稿より」
        1487~90年頃

昨日、川畠成道氏の素敵なバイオリン・コンサートを
聴いたので(
拙記事)、そういえば、レオナルドも自分
で弦楽器を制作して、それを弾きながら歌っていた、
というのを思い出しましたので、記事にして見たいと
思います。

図版と文面は、Top Pageにあります池上先生が
ご出版された「
画集」と「ダ・ヴィンチからの遺言」も
拝借させていただきます。

冒頭の図版、龍の頭の形をした《リラ・ダ・ブラッチョ
という開放弦付きの弦楽器の変形と思われていて、
この楽器をレオナルドは制作したようです。
演奏にも長けて、即興歌も上手な演奏家であったので
フィレンチェ時代には「美しい声で歌が上手」な音楽家
として知られていました。

それから、音楽家としての紹介状つきでレオナルドは
ミラノの僭主ルドヴィコ・イル・モーロの宮廷へ招き入り
ました。また、軍事技師としても雇い入れられたのですが
(レオナルドが書いた自薦状の10項目の内、9項目は
軍事知識の披露に当てていたが、最後に芸術家
として謙虚にアピールしていた)、宮廷は、レオナルドの
芸術的才能を発揮できる場を多くは結婚式などの祝祭
で演出することとして、提供しました。17年余りにわたる
ミラノ滞在中にレオナルドがその名を世にとどろかした

のは、総合芸術家としての活躍によるそうです。

  Danae_designe
         ダナエ』劇の舞台装置デッサン
              1496年 ペンセピアインク


当時、ミラノ公国は結婚ラッシュでした。ダッコーネ脚本
による『ダナエ』が上演された時は、ゼウス神を演じる
役者のまわりを炎が取り巻くという派手な演出で大好評
を博したそうです。その時のスケッチが上記の図版です。
この総合演出で有名になって、フランスへ呼ばれたのも
このような演出能力を買われたこと、とのあまり知られて
いないレオナルドの一面を先生は書かれています。

     Dress_designe_1 
           舞台衣装
  ペン セピアインク 水彩 黒チョーク
           1516年

舞台美術や祝祭演出には、衣装の考案も含まれて
います。演出は演劇だけでなく、勇壮な馬上試合も
行われたので、馬や騎手が身につける衣服などを
デザインすることが主な仕事だったようです。歌い、
演奏し、デザインし、舞台を設計し、役者を選らんで
演出し、数々の機械仕掛けで観客を驚ろかすなど
総合プロデューサーとして活躍していたようです!

そのあと、ローマへ移る事になりますが、活躍の場を
与えられず、失意の内にフランソワI世の招聘により
フランスで安住したことは、先日書きました(拙記事)。
録音装置やビデオが今のようにあったら、その当時
のレオナルドのプロデューサーとしての活躍ぶりが
分かったでしょうが、このように先生の文献から知る事で、
レオナルドの最後の活躍を称えたいですね~☆

  

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2007/01/18

素晴らしい画集です! 『西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ』 池上英洋(著)

giovedi, il diciotto Gennaio 2007
sono le venti e ventisette.

             First
       『西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
                          池上 英洋 (著)

とうとう、池上先生が小学館より上梓された

   『西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ

の画集を購入することができました。 

一昨年から画集が出版されることはお聞きしていまして、
画集を制作するにあたり編集作業で泊り込みでご苦労
されていたお話を伺っていましたので、それから待つこと
一年間!一昨日、手中にしてからレオナルドの世界に
浸っています。

        Leo_5

銀座コアビル内にある書店 「ブックファースト」6F で
予約していた本を手にした時に、大型でずっしとした
重い画集を受け取ると、胸がカァ~と篤くなりました~☆

ここの本屋さんは、ちょっと本を読むスタンドがあるので
早速、『ラ・ジョコンダ』に見つめられながら画集をそろり
と開けて見ることにしました。もう、ドッキドッキで恋人と
合うように、高鳴る鼓動を抑えて一ページ目をめくりました。

       Angel_3 

最初の表紙は、『キリストの洗礼』でレオナルドが任されて
描いた私の大好きな「天使」の顔の部分が大きく現れ、
「本当にレオナルドの画集なんだわ!」と何か神聖な書物
を手にしているように、その瞬間でも何かレオナルドの霊が
宿っているようにも感じました。       

全体を見渡してみていると、今まで先生のご講演や
ご執筆の中で拝見したり拝読していたことが全て、
この画集に結集し、宝石のように美しい図版とともに、
レオナルドの一生がよくわかる構成となっています。
池先生にご教授いただいたことなどは、まとめて

こちらよりご覧下さいませ↓
レオナルド・ダ・ヴィンチ

☆池上先生自らご出版に当たってのご苦労とご感想
を述べられていらっしゃいます↓
レオナルド・ダ・ヴィンチ―西洋絵画の巨匠8』(小学館)
 刊行のお知らせ

☆池上先生とイタリア留学中にご友人でいらしたオペラ歌手の
森田先生も池上先生のご解説の素晴らしさを言及されています↓

西洋絵画の巨匠⑧ レオナルド・ダ・ヴィンチ 池上英洋著

☆構成や図版などの詳しいことは、Takさんのブログで
ご覧下さいませ↓
読終『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ

 
    
  Takさん作成バナー拝借です。

Lapisさんのブログで、先生の詳細なご解説文と美しい
図版をお楽しみくださいませ↓
池上英洋『レオナルド・ダ・ヴィンチ  

Megurigami Nikkiさんも本書を「現時点で最も正確な
レオナルド評伝」と評されています↓
-[
西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ]

Marimoさんは、本書に対して心打たれたことを正直に
素晴らしい文章で感想を述べられて、私は今回の
一連の感想の中では一番、感激いたしました↓

池上英洋先生執筆「レオナルド・ダ・ヴィンチ
最初の出だしを抜粋させて頂きました↓

まれにおもしろい本に出会うと、時を忘れて夢中に
なって読んでしまうものです。
この本はまさにその一冊でした。
すっかり時を忘れて一気に読んでしまいました。
そのせいか画集というより私にとっては、素晴らしい
図版の載った一冊の本という気がしました。
                   - Marimo san


      

     Yes

「モナリザ」と「最後の晩餐」は、A4サイズの見開きで
4枚続きのように大判の図版プレゼントが付いています。
特に、「最後の晩餐」は↑の図版のとおり表がキリストの
顔と使徒達の手の間から開くようになっています。
開いた瞬間は、ものすごく大きく広がりがあり崇高さも
感じられるほどの美しさです↓

Last_1  
  
もっと実際は広がりがあります。上手く撮れなくてすいません。

こんなにぎっしりと詰まった内容の画集は見た事が
ありません。これだけのりっぱな画集にするためには、
どれだけご尽力を尽くされたのか実際に拝読して
その大変さがこちらにも伝わってきました。この画集に
携わった人が20名以上もいらしたことが画集の最後に
書かれています。一冊の画集を出版する凄さを教えて
頂きました。

       Drawing_1

カラーの図版も美しいのですが、この画集の素晴らしい点は、
ドローウィングの線の美しさが非常にきれいに一本一本、
くっきりと鮮明に観ることができることです。上記、左は
「世界で一番美しいといわれる素描」ですが、顔の陰といい
髪の毛の柔らかな線の美しさは、ほとんど原画に近いのでは
ないでしょうか!!

書店から売り切れにならない内に皆様もどうぞ、お早めに
お買い求めくださいませね! 今春、 東博に
 

 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像

が来る前に、しっかりとこちらの画集で予習をされると、より
展覧会を楽しむことができると思います。先生のご解説は
小さなスペースの中でピシッと正確な言語で述べられていて
拝読していてもその単語一つでも勉強になる程ですが、
レオナルドの概観を知るためには最適な画集であることを
ご推薦申し上げます。

最後に、先生が書かれた「はじめに」の章を引用させて
頂きます。


------------------------------------------

 レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルネサンスを代表する
人物である。彼の生み出した作品がルネサンス芸術
の頂点を示しているだけではなく、波瀾に富んだ彼の
人生そのものが、ルネサンスという激動の時代の特質
をよく表している。レオナルドは、それまでの固定観念
にとらわれることなく好奇心に翼を与え、得られた仮説
を実験によって検証していく。彼は近代的思考を行った
最初のひとりだった。
 レオナルドの意識は二つの「世界」の探求へと向けられた。
ひとつはそれまで神の手の中にあった、人間の内と外に
ある存在としての世界(World)を把握することであり、もう
ひとつは大航海時代を背景に、われわれが立っている
この球体としての世界(Globe)の姿を明らかにすること
であった。本書では、レオナルドが残した作品を概観

することで、二つの世界の探求が最終的にめざしていた
「美の理想」の理解を試みる。それはひとりの人間が
挑んだ、史上もっとも壮大な冒険の記録である。
                
                       池上英洋
-----------------------------------------------

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2007/01/15

発売!『西洋絵画の巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチ』池上英洋(著)

lunedi, il sedici Gennaio 2007

    西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ

西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
                 池上 英洋

とうとう発売されました!!!!
一昨年前辺りから、大変ご苦労されて校正されて
いたと池上先生よりお聞きしておりましたので、
この日が来るのを大変待ちわびておりました~☆

先生、レオナルドの画集のご出版、本当におめでとう
ございます~~☆゜・。・゜★


  小学館HPより以下引用させて頂きました。

   《モナ・リザ》や《最後の晩餐》で知られる、
   15世紀後半~16世紀初めに活躍した、
   イタリア・ルネサンスの巨匠。芸術のみならず
       土木・軍事・科学などの分野にもすぐれた才能
        を発揮し、「万能の天才」とも呼ばれています。

いつもこちらでもお知らせしていますように、3月20日
より東博で、

  特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像
  The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Work

     Chirashi_2
        見開きの美しいチラシ

開催されますが、そこでも池上先生は監修者として、
開催に向けてご尽力を尽くされていらっしゃいます。
今年はまさに
 「池上先生とレオナルド・ダ・ヴィンチの年!」
と申しても過言ではないですね~☆

上記の画集は、世界最高水準の印刷技術で美しい
図版とのことです!私も会社の帰りがけに本屋さんで
予約をしてきました。明日、手にして拝見するのが
楽しみで今からワクo(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワク、ドッキドッキと
しています。

明日、また実物の本を見てから感想も書きますね~☆

Takさんのところでもいち早く、記事をアップされて
いらっしゃいます→こちらから

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