« 2007年度 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 に纏わる総まとめ | トップページ | 「モナ・リザ」ミステリー written by 北川 健次 »

2008/01/07

「『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」 written by Lisa Rogak

        Davinci
            「 『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎
                   ライザ ロガック (著)

昨年の暮、図書館で面白い本を見つけました。
   「 『
ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」という『ダ・ヴィンチ・コード』が
どのように書かれる様になったかを作者のダン・ブラウンの生涯
をとおして綴られています。

内容:

暗号を解くのが好きだった子供時代、音楽に没頭した学生時代。
やがて教師となったブラウンは、音楽と同じくらい好きだった
“書くこと”にのめり込む。デビュー作での苦労、担当編集者の
退社によるトラブルや出版業界の裏話、そして作家としての命運
をかけた『ダ・ヴィンチ・コード』の執筆秘話など、ダン・ブラウンの
波乱に満ちた半生をたどる。

      Davicidode
       「ダ・ヴィンチ・コード(上)」
        
ダン・ブラウン (著),

2003年の3月に「ダ・ヴィンチ・コード」が出版されてから、44ヵ国語に
翻訳され、全世界で4900万部を超える大ベストセラーとなりました。

それとともに、レオナルド・ダ・ヴィンチ旋風が巻き起こりました。
本書ばかりの影響とは思えませんが、レオナルドの展覧会が各地で
開催され、映画化もされたり、日本へも初めて《受胎告知》が到来したり
して、どこまでダ・ヴィンチ・ブームが続くの?っていう位、ここ3,4年
凄かったですね!

池上先生のご講演を何度も聴いたり、鑑賞会で作品を観たりして
いる内に、レオナルドがすっかりと身内のように感じるほど心の中に
大きく占めて生活を共にしていた感がしばらく続きました。今でも
レオナルドの作品が観たくてたまりません。何故ゆえに、こんなに
引き付けられるのか不思議ですが、それを知るためにもこちらから
絵を観に会いに行かないとならないかもしれませんね!

ところで、『ダ・ヴィンチ・コード』ができるまで、ものすごく貢献した
女性がいます。それは、ダン・ブラウンの奥様でした。プライズは
ダンがハリウッドでシンガーソング・ライターとしてデビューするのを

バックアップしたソングライター協会のプロデューサでした。そして
ダンが学生の頃、スペインで美術史を習った時に、レオナルドに
ついて勉強をし、大変興味を持ったそうです。また、プライズも元々
レオナルドを個人で研究するほど美術史が好きだったので、二人は
意気投合するような結果になり、結局ハリウッドを捨てるようにして
故郷へ結婚しに戻ります。彼女は、その後も全面的にダンをバック・
アップしていき、本の販売などの宣伝などをかなり協力したそうです。

『ダ・ヴィンチ・コード』までは、著書の売れ行きは今一つだったのですが、
この本を書くまで2年の期間をかけて、歴史・宗教・暗号・史実など
あらゆることを調査しつくして書いてはいるもののダンは時折、これが
世間の反感を買うことは分かっていたので、かなり悩んでいたそうです。
しかし、そんな時もプライズが必ず応援して最後まで彼を勇気づけて
くれたそうです。また、この本が売れなかったら、また英語教師に戻る、
とまで覚悟を決めるほどダンは思いつめ張り詰めていたそうです。

発売した途端にすごい売れ行きとなったのですが、それでも宗教団体
から猛烈な抗議やレバノンでは販売禁止など、思いもよらぬ大反撃で
本は売れてもダンはあまりマスコミにも姿を表さなくなってしまうほど
いわば、引きこもり状態で次の作品に取り掛かっていたようです

彼の父親は数学の教師で、母親は教会のオルガン奏者という家庭
で育ったダンは、科学と宗教が同居した環境から、ふとした政府の
秘密機関の調査を知って、秘密結社などに興味を持つようになります。
それでも東部のエリート校を卒業してから、一旦は歌手になるのですが、
その世界になじめず、故郷に戻って英語教員をしながら小説を書くよう
になります。

家庭でも普通に暗号を解くゲームを親御さんと遊んでいたというダン
には、「ダ・ヴィンチ・コード」を書く素地があったのでしょうね。その本の
内容が事実かどうかというのは置いておいても世界中の人たちが、
レオナルドに関心を向けたことは彼の偉業だったかと思います。私も
その一人かもしれません。少し途中、中だるみの部分もありますが、
結構、出版業界の内容なども分かって面白かったですよ!

|

« 2007年度 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 に纏わる総まとめ | トップページ | 「モナ・リザ」ミステリー written by 北川 健次 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54618/17611981

この記事へのトラックバック一覧です: 「『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」 written by Lisa Rogak:

« 2007年度 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 に纏わる総まとめ | トップページ | 「モナ・リザ」ミステリー written by 北川 健次 »