2008/09/28

 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明」 池上先生解説 新刊ご案内です!

          978488721746101
   レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明

   「機械篇」 著: カルロ・ペドレッティ
   訳: 田中久美子・小倉康之・森田学

   「飛翔篇」 著: ドメニコ・ラウレンツァ
   訳: 加藤磨珠枝・長友瑞枝 訳・解説:池上英洋
    東洋書林社、6,800円+税

 概要:
  ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な手稿400点余りを
  収めたヴィジュアルブック。科学・芸術・建築・解剖学など広範囲に
  活躍した天才レオナルドがいかに「世界」を探求したかが手に取るように
   わかる。脅威な描写力とイメージのすべてがここに。

 池上先生(ブログ)のご解説付きで、レオナルドに関する文献
の翻訳を2冊セットで新たに上梓されたとの素晴らしい記事を
拝読しましたので、こちらでもご紹介させていただきます。


 以前からレオナルドの専門書で翻訳を手がけていらしゃっると
お聞きしていましたが、2冊のご本になったようですね!!
森田先生、小倉先生なども翻訳をされているようです。

Nikkiさんこと、田畑氏も翻訳のブラッシュアップをされていらした
とのことで、皆様、この夏は大変だったことでしょうが、こうしてまた
新たにレオナルドに関する専門的な文献が刊行されたことは
レオナルド・ファンの一人としてとても嬉しく思います。


 図版もとてもきれいだそうですから、本屋さんでもどうぞ
お手に取られてご覧になってくださいませ

 池上先生のブログ記事から内容を抜粋させていただきました


レオナルドの手稿解読の第一人者ペドレッティと、飛翔関係の研究で知られる
ラウレンツァによる書の翻訳です。

とてもおもしろい本です。レオナルドの手稿のみを手掛かりに、実に緻密に
レオナルドの「機械」と「飛翔」について掘り下げられています。単なるレオナルド称賛
ものではなく、同時代の工学の状況を考慮しながら、その真の姿を冷静に浮かび
あがらせています。とくに、レオナルドの飛翔への情熱とその一連の挑戦の物語は、
感動的ですらあります。

飛翔については大変興味があるので、少し早いですが

自分へのクリスマスプレゼントととして購入してみようかしら?

と思っている所です。

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2008/03/14

「モナ・リザ」ミステリー written by 北川 健次

mercoledi, il dodici marzo 2008
sono le ventitre meno sei

              Kitagawakenji            

            「モナ・リザ」ミステリー
                北川 健次 (著)

 先日の講演会の後で、池上先生達と談笑をしていたときに、
そこはレオナルド一派の先生方がいらしたのですから、当然、
レオナルドについての話題も出ました。

 2008年1月14日、 ドイツのハイデルベルク大学図書館で
所蔵している本に、フィレンツェの役人が記述していた
 「ダ・ヴィンチがフィレンツェ商人の妻リザ・デル・ジョコンドの
 肖像画を制作中」
は、まだ記憶に新しいニュースです。
池上先生によりますと、「その説、モデルはリザさんだったことは
どうやら実証されたようですが、僕は、やっぱり、あれだけ生涯
大事に持っていたことは、現代でも母親の写真を持ち歩く人が
いるのと同じように、最初はリザさんを描いていたけれど、だんだん
と母親を思い描くように描いて行ったのだと思う。」
と、レオナルドに近いお気持ちのように、お話されていました。

私自身も先生の説には賛成で、娘が私の若い頃(まだスマート
だった!)の写真を大事に取って置いてくれているように、「母親」
と子供は物理的に離れていても、いつまでも心理的には絶つことは
できない間柄なのかもしれませんね!

 図書館へ行くとついレオナルドに関する本を一冊は借りてきて
長い期間、お借りしてしまいます。北川氏は独特のシュールに
近い版画で詩的な世界を創造されていますが、かなりレオナルドを
愛して追求するために本書をお書きになられたのが分かります。

 北川氏の本文から引用させていただきます。

 画芸術の絶対のカノンといわれるまでに高い知名度を持ちながら、
これほど解けない謎にみちた作品も珍しい。全ては表象のままに開か
れているというのに、本質的な何ものかが完全に内奥に閉ざされている
という、謎の多面体を持ったあやかしの絵画。

1.モデルは果たして誰なのか?
2.描かれた時期は何時なのか?
3.絵の注文主は実在したのか?
4.背景に描かれた現実とかけ離れたような幻想的な風景は、
 何かの暗喩なのか?
5.下腹部が僅かに膨らんだ妊婦と覚しき女性の着衣が、
 なぜ黒衣の喪服なのか?
6.口元に浮かんだ不気味ともいえる微笑の意味は何なのか?
7.そもそも画家は、この絵に何を描こうとしたのか?

 この疑問を解明すべく、フィレンチェ、ミラノ、ローマ、フランスへ
飛び回り、関係する人たちを訪ね歩いて行きます。

 ミステリーなので、多少、誇張かしら??と思う場面もありますが
非常に語彙が豊富なので、「知と美術」を表現している教科書の
ようです。レオナルドを深く追っていく氏の探究心は、まさに美術家が
物の本質を捉えて表現していく過程のような鋭い創作性を感じさせら
れて感服いたしました。上記の質問の答えは、どうぞ皆様で愉しみに
読まれてみてくださいね。

 

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2008/01/07

「『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」 written by Lisa Rogak

        Davinci
            「 『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎
                   ライザ ロガック (著)

昨年の暮、図書館で面白い本を見つけました。
   「 『
ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」という『ダ・ヴィンチ・コード』が
どのように書かれる様になったかを作者のダン・ブラウンの生涯
をとおして綴られています。

内容:

暗号を解くのが好きだった子供時代、音楽に没頭した学生時代。
やがて教師となったブラウンは、音楽と同じくらい好きだった
“書くこと”にのめり込む。デビュー作での苦労、担当編集者の
退社によるトラブルや出版業界の裏話、そして作家としての命運
をかけた『ダ・ヴィンチ・コード』の執筆秘話など、ダン・ブラウンの
波乱に満ちた半生をたどる。

      Davicidode
       「ダ・ヴィンチ・コード(上)」
        
ダン・ブラウン (著),

2003年の3月に「ダ・ヴィンチ・コード」が出版されてから、44ヵ国語に
翻訳され、全世界で4900万部を超える大ベストセラーとなりました。

それとともに、レオナルド・ダ・ヴィンチ旋風が巻き起こりました。
本書ばかりの影響とは思えませんが、レオナルドの展覧会が各地で
開催され、映画化もされたり、日本へも初めて《受胎告知》が到来したり
して、どこまでダ・ヴィンチ・ブームが続くの?っていう位、ここ3,4年
凄かったですね!

池上先生のご講演を何度も聴いたり、鑑賞会で作品を観たりして
いる内に、レオナルドがすっかりと身内のように感じるほど心の中に
大きく占めて生活を共にしていた感がしばらく続きました。今でも
レオナルドの作品が観たくてたまりません。何故ゆえに、こんなに
引き付けられるのか不思議ですが、それを知るためにもこちらから
絵を観に会いに行かないとならないかもしれませんね!

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2007/12/31

2007年度 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 に纏わる総まとめ

domenica, il trenta decembre 2007
sono le ventuno mono sette

        200703leonardo_top630_2
                                 《受胎告知》
                 レオナルド・ダ・ヴィンチ

美術愛好家の皆様のブログでは、もう今年の「ベスト10」速報が
出ていますね!恒例になりましたこの行事(?)も今年で3年目
ですが、他の方は日本画がお好きな方が多いようですね~☆

「ベスト10」を書き始めていたのですが、レオナルドの《受胎告知》
に纏わるイベントを書き出していましたら、沢山ありましたので、
今年はこれにて発表は終りにしようと思います。そのほかにも、
いろいろとすばらしい展覧会がありましたが、また、後ほど
まとめられたらとは思いますが、実は、レオナルドの絵をみて
から魂を奪われてしまって、それからあまり美術展へ行っても
何か失恋をしたような感じで、しばらくはダメでした・・・(T_T)/~~~

とにかく、レオナルドのイベントが沢山ありましたので、そちらを
含めて、こちらに記録としてまとめておきます。あまりに忙しくて
途中、記事が追いつかなかったので、公式HPの案内へリンク
だけ張ってあります。

池上先生には、前半、とくにいろいろとイベントに参加させて
いただいて、大変お世話になりました。これだけでもやはり、
もう私としては十分、今年度の美術関係は大満足でした!!

VTC鑑賞会にご参加いただいた皆さんもお忙しい中、ご参加
頂いて本当に感謝しております<m(__)m> また、来年も池上先生
のオッカケ・コミュとしても皆さんとご一緒に絵画を観ながら史実を
勉強して参りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像

レオナルド関連イベント+音楽会+鑑賞会:

1) 『
西洋絵画の巨匠 8 レオナルド・ダ・ヴィンチ
   
池上先生ご出版記念パーティ 2/4

       Flower   Entrance_2

2)レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像展』 -鑑賞会 第7回 3/20

              
Chiket

3) 素晴らしい春の一日☆「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 with 池上先生 3/29                 

       All05_2 

4
) レオナルド555歳のお誕生日古楽コンサート by アントネッロ@表慶館 4/15

                Birthday0415
      

5) レオナルドで知るルネサンス―波乱の生涯と、激動の時代の魅力 4/21
    @東博 平成館大講堂

6)
N響メンバーによるダ・ヴィンチ展記念コンサート 管楽の調べ  5/17

7)「レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―各分野から見たその実像」@恵泉 5/26

      
Sympo    Allabout_4 
                   シンポジウム                                           『
レオナルド・ダ・ヴィンチの世界


8)
N響メンバーによるダ・ヴィンチ展記念コンサート 弦楽の調べ  6/13

                     0614 

9)
さようなら《受胎告知》ツアー by 池上先生ご引率 6/16

       
Lrc4

10) 池上先生ご講演:二紀展・美術講演会(国立新美術館) 10/20
     「レオナルド・ダ・ヴィンチの主題と技法について」

                       No3

11) ヨーロッパ・ハンガリールネサンスの夕べ》 古楽 12/15
                
                     Hungary20071215               

12) 池上先生ご引率 - 西美 常設展 - VTC 鑑賞忘年会 12/22

         Ikesensei

池先生、いつも素晴らしいご解説と温かな触れあいをもたらして
下さって、本年も大変有難うございました<m(__)m> また、来年も
お忙しいと思いますが、よろしくお願い致します。

☆池上先生のご著書はこちらからどうぞ

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2007/12/18

 《ヨーロッパ・ハンガリールネサンスの夕べ》ークリスマスに歌い奏でる贈り物ー

lunedi, il dicisette decembre 2007
sono le ventidue e ventitre

        Hungarypanf
     演奏会のプログラムの表紙です

先日もお知らせしましたように、先週の土曜日の夜(12/15)に、
 
     Magyar karacsony
   《ヨーロッパ・ハンガリールネサンスの夕べ》
        Hugary
  ☆クリスマスに歌い奏でる贈り物☆

を中野桃園教会で拝聴して参りました。

   Hungary1215 
     「クリスマスに歌い奏でる贈り物」

中野桃園教会は町の小さな教会でしたが、おしゃれな造りで
まるでルコルビジェが設計したのかしら?と思えるような白壁
と天井の角度が素敵でした。

       Komazawashi
        
駒澤氏のリラ・ダ・ブラッチョ

演奏の合間に、駒澤氏にご挨拶に行きますと、リラ・ダ・ブラッチョ
についてご説明くださいました。

駒澤さんは、NHKの「芸術劇場」の「レオナルドダビンチと音楽
という情報番組(5月)で、リラ・ダ・ブラッチョを番組内でソロ演奏
されたそうです。リラ・ダ・ブラッチョは、日本では2,3台しかない
そうです。

駒澤氏から詳細なメールを頂きました<m(__)m>

  楽器そのものが稀少なのと、絵画等には残ってはいるものの
音楽としての記録がない(楽譜はもともと無く、メソッドもない)
のでアプローチが困難であるという理由があると思います。
 当方のリラ(コピー品)の元祖は、16世紀のものでブリュッセル
の楽器博物館の収蔵です。このほかに、サイズは異なりますが
数台がそれぞれ、 ロンドン、オックスフォード、ウィーン、ライプツィッヒ
の博物館にあると記録されています。そのなかで、
ウィーンの博物館
所蔵のものはジョバンニ・ダンドレア作のもので、特に知られたものです。
 とはいえ、一般にはそう知られてはいないようですが。
 (これのコピーが無量塔蔵六バイオリン製作学校の入り口に飾られて
いるようです)

 
また、駒澤氏のリラ・ダ・ブラッチョは、レオナルド・ダ・ヴィンチ展の時に
「レオナルド誕生日記念コンサート」でご出演された古楽団体
ヴォーカル・アンサンブル カペラ」の指揮者で代表の花井哲郎氏
から貸与されているとのことです。

駒澤氏より演奏会の時に、日本にあるリラ・ダ・ブラッチョのコピーは、
「無量塔蔵六の東京ヴァイオリン製作学校に展示されています。」
とお聞きして驚きました。そのマイスターの奥様から娘は、10年間
ほどバイオリンをお習いしていたからです。まだ、小学校の低学年
の頃に、よくお稽古に一緒に着いていきまして、スタジオで練習して
いたのですが、その周りには確かに、素晴らしい弦楽器が展示と
いうか収蔵されていました。それが当たり前のように観ておりましたが、
今にして思えば、大変贅沢な時間を娘と一緒に過ごさせていただいた、
と感謝しています。

無量塔氏は現在は現役のお仕事をあまりされていないようで、海外
のバイオリン・コンクールの審査員もされていないと奥様より何年か
前にお聞きしたことがありますが、日本に初めてバイオリンの製作
学校を創立された素晴らしいマイスターでした。いつもどこかしらの
お部屋から弦楽器の音が響いてきたり、お料理上手で美しい奥様
から娘はよくご馳走になっていました。10年もお世話になったのに、
最近ではすっかりと忘れていましたが、偶然にも駒澤さんからお話を
伺ってとても懐かしく、子供たちと優雅な時を過ごせたことが思い出
されました。


        Riodebracho
        赤いろうそくと古楽が似合う教会

  楽器そのものが稀少なのと、絵画等には残ってはいるものの
音楽としての記録がない(楽譜はもともと無く、メソッドもない)
のでアプローチが困難であるという理由があると思います。
 当方のリラ(コピー品)の元祖は、16世紀のものでブリュッセル
の楽器博物館の収蔵です。このほかに、サイズは異なりますが
数台がそれぞれ> ロンドン、オックスフォード、ウィーン、ライプツィッヒ
の博物館にあると記録されています。そのなかで、
ウィーンの博物館
所蔵のものはジョバンニ・ダンドレア作のもので、特に知られたものです。
 とはいえ、一般にはそう知られてはいないようですが。
 (これのコピーが無量塔蔵六バイオリン製作学校の入り口に飾られて
いるようです)

 
また、駒澤氏のリラ・ダ・ブラッチョは、レオナルド・ダ・ヴィンチの
「レオナルド誕生日記念コンサート」で出演された古楽団体
ヴォーカル・アンサンブル カペラ」の指揮者で代表の花井哲郎氏
から貸与されているとのことです。

ドイツ、スペイン、イタリア、イギリスのルネサンス時代の音楽に、
歌手のセメレーディ・エーヴァさんの故国ハンガリーのルネサンス音楽を
上記の駒澤 隆氏とリュートの倉又 義克氏のお二人が伴奏をつけて
静かな曲目ながら、ろうそくの灯りの炎のようにその奥には、人々の
息使いが感じられるような昔から伝わる音色に、じんわり~と心まで
豊かに響いてくるようでした。

    プログラム:
  L. de Narváez
  J. Dowland
  C. Monteverdi
  Balassi B.
  Tinódi Lantos S.
  Bornemisza P.
  Kájoni & Vietórisの写本


エ-ヴァさんが、イタリアの失恋の歌、B. Trombonicino作曲
「Non val aqua al mio gran foco/僕の心の炎は水では消せない」
を歌われると、とても感情がこもっていて、魂が揺さぶられるようでした。
エーヴァさんの衣装がクリスマスに合わせてとても華麗で素敵
でしたので、ヨーロッパの方の美しさが本当に輝いて見えました。

        Song

Fel nagy oromre/さあ、喜びを分かち合おう
ハンガリーの賛美歌 19世紀

エ-ヴァさんが「これは昔からハンガリーで
歌い継がれたクリスマスの意味深い曲です。」
と紹介されて、教会にいた人たちもハミングを
合わせて一緒に歌いました。

素朴だけれど、古楽と一緒に心に響く歌声を
静かに拝聴できて、ヨーロッパの文化に少し
触れたようなとてもいい音楽会でした。


駒澤氏もこのような演奏会をこれからも続けていきたい、と
仰られていました。すっかりと忘れてしまった娘のバイオリン
のことも思い出したり、はるか遠くのルネサンスまで、タイム
スリップしたような素敵な一時でした。駒澤様、本当にご連絡して
いただいて、有難うございました。また、お知らせくださいませ。

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2007/12/06

ークリスマスに歌い奏でる贈り物ー 古楽 (リラ・ダ・ブラッチョ含む)演奏会のお知らせ 12/15 (土)

giovedi, il sei decembre 2007
sono le sette e ventiquattoro

今年の前半は、レオナルドの《受胎告知》とともに様々な
イベントで楽しませていただきました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ誕生日記念コンサート
でも表慶館のホールで素晴らしい古楽を拝聴できて
感激しました。

   005_2
          「アントネッロ」 楽器

またクリスマスに向けて、レオナルドが開発した
リラ・ダ・ブラッチョを演奏されている駒澤 隆様より
15日(土)に素敵な古楽演奏会があるのを
お知らせいただきました~☆

私もご案内いただいたときより楽しみにしておりました
コンサートですので、当日は拝聴したいと思います。
教会で賛美歌も聴けるなんて素敵なクリスマスが迎え
られそうですよね~ヾ(´ー`)ノ チケットなどのお問い合わせは
下記の駒澤様メールアドレスまでお願い致します。本当に
今年はルネッサンスが身近に感じるよい年だったと思います。
また、レオナルドが奏でた時代に思いを馳せながら、古楽を
静かに拝聴して今年一年を振り返って見たいと思います。


皆様も古楽が持つ美しい音色に耳を傾けてみませんか?

      007_3
        ヴィオラ・ダ・ガンバ

 Magyar karacsony
《ヨーロッパ・ハンガリールネサンスの夕べ》

 ☆クリスマスに歌い奏でる贈り物☆

「momozono_2.PDF」をダウンロード

 メゾソプラノ
     セメレーディ・エーヴァ

 ビオラ、リラ・ダ・ブラッチョ、リコーダー
     駒澤 隆
 リュート
     倉又 義克


 ドイツ、スペイン、イタリア、イギリスのルネサンス時代の
音楽に、セメレーディの故国ハンガリーのルネサンス音楽を
お届けします。 クリスマスということでグレゴリオ聖歌や
ハンガリーカトリックに1600頃から伝わる賛美歌も織り交ぜ、
皆様と楽しいひとときを過ごさせていただければ幸いです。

 日時:2007年12月15日(土) 17:30開場 18:00開演
     2800円
 場所:中野 
     日本キリスト教会 中野桃園教会

     (JR中野駅北口より徒歩12分)

    ハンガリー共和国大使館後援

   お問い合わせ先
      駒澤:k
omazawa@cds.ne.jp
      倉又:kuramata-yoshikatsu@jcom.home.ne.jp
   セメレーディ:szemieva@tranzas.ne.jp

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2007/10/21

池上先生ご講演@国立新美術館 (二紀会)-鑑賞会No.19

domenica, il ventuno ottombre 2007
sono le otto di mattina

         No3
        池上先生ご講演:二紀展・美術講演会(国立新美術館)

さようなら《受胎告知》ツアー」を拙鑑賞会で、開催させて
いただいてから、池上先生とお会いするのは、夏を過ぎて、4ヶ月
振りでした。昨日、先生のご講演を拝聴して、先生のイタリア美術
の造詣の深さとレオナルドに関する新たなご解説に、ご専門家が
持つ素晴らしい美術と美術史の奥深さに感動を新にしました。

最新情報としまして、今週の火曜日(23日)から発売される先生の
ご新刊本について、まずはご紹介させていただきます。

      No10
    「血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年
    
池上 英洋 (著) 河出書房新社

内容紹介(河出書房新社HPより)
暗黒時代とも称される中世ヨーロッパ。カトリックが権勢を
振るい、異端者を弾圧する一方、歴史の裏側では魔術や
錬金術など無数の神秘主義的活動がくり広げられていた…。
意外と知らない“闇の世界史”を浮き彫りにする驚きの書。

魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛…中世ヨーロッパの
「闇の時代」の真相に迫る!」
という副題がついています
とおりあまり知られていない中世の歴史を拝読できるようで
楽しみでもあります。夏の間は、こちらのご著書の推敲を
先生ご自身も楽しみながらされていたそうです。西洋美術
を見るうえでもこのような背景知識があると、画家が伝えたい
裏側の文化や史実を具間みることができるかと思います。

    No1

さて、昨日の池先生のご講演のテーマは、

   「レオナルド・ダ・ヴィンチの主題と技法について」

100分近く大きなスクリーンで、レオナルドとその他の貴重な
図版を一番前の真ん中で拝見させていただきました。一緒に
来て下さったのは、Nikkiさん、ベッティさん、ジブリールさんに
途中からわん太夫さんが参加して、私達で前列を座らせて
いただきました<m(__)m>

   200703leonardo_top630_3
        
《受胎告知》
        レオナルド・ダ・ヴィンチ
        1472年

今回の講演会のご主催者は、「二紀会」様で絵を描かれる
画家の方々がご講演を多くお聞きになるということで、先生も
画家の視点というものに重きを置かれてお話になっていました。

《受胎告知》が東博に到着した時の荷解きの場面、ドイツ製の
ガラスの内面の装置、スロープの設定図版まで見せていただき
興味深かったです。そこで、ある番組が取材にきて、強いライトを
絵の上方に浴びせた時に奥に描かれている山の上辺りには、
「石組み」が厚く描いていた形跡が浮かび上がったことでした。
それは、一瞬、息をのむような瞬間でした!

アナモルフォーズ(歪曲画)と遠近法はレオナルドが最初に発明し
開発していった技法ですが、それについて詳しくご説明くださいました。
遠近法が確立するまで、ルネサンスまで1000年かかったそうです。

特に今回は、《受胎告知》の遠近法について、画面上に3点から
消失点に向かっての線がそれぞれ描かれていて、それも素晴らしい
ご見解を示してくださって、思わず驚きの声を上げてしまうほどでした。

          No5_2

マリア様の下に描かれているタイルの小さな気泡については、
先生も何度も言われて、レオナルドの執拗なまでの完璧主義は
分かっておりましたが、このタイルの線が左からの遠近法で
消失点方向へ向かう角度で描かれているのも初めて知りました。
本当に何気にみていた床の線まで計算しつくされていたことに
レオナルドの偉大さを改めて実感できました。

またルネサンス期は、舞台という主題を描くに辺り、画家は
パトロンである君主だけを焦点に当てて一点遠近法で描いて
いればよかったのですが、バロックの時代になると貴族達も
だんだんとお金が平等に持てるようになりパトロンに合わせて
2点遠近法など発達していったそうです。このように、主題が
技法を生み出していったとも言えます。

池上先生のご専門であるアンドレア・ポッツォというイタリアの
画家についてもご紹介くださいました。ローマの真ん中にある
サン・ティニャーツィオ聖堂の天井に描かれているフレスコ画
が湾曲して見える丸天井の図版など拝見できて大変面白かった
です。

その他、北方のフランドル地方の絵をよく観ていた
アントネッロ・ダ・メッシーナについてですが、彼がフランドル
独特の室内の画法や遠近法を伝えたイタリアの最初の画家
ではないかと言われているそうです。レオナルドもそれに

影響を受けていて油絵を取り入れたのではないか?。。とも
言及されていました。

   No4

ヴェロッキオとレオナルドの共作と言われている
《キリストの洗礼》でも天使と風景の部分はレオナルドが
描いたとされますが、それはその部分だけ油絵でほかは
テンペラで描かれていることから分かるそうです。ニンブス
からも透き通って髪の毛を描からているのも教えていただき
ました。

最後に、アナロジー(対比)についても述べられて、
人間も自然も機械も同じである、とレオナルド的な発想を
ご専門的なご見解を述べられていましたが、この辺りは
素人ではとても難しいです。

久しぶりに時間を置いて、レオナルド関連の絵を見たり、
お話を伺えて、ものすごく充実した時間を過ごせました。
先生は最初の頃より大分、間をおいてお話されるようになって
レオナルドについて膨大な情報から私達に分かりやすい内容を
ご解説くださって、その知識もさることながら、ご研究の成果を
惜しみなくこのように教えてくださる先生の熱意に感動いたしました。
無料でこれだけのレオナルドとイタリア美術館関連のお話を拝聴
できましたことを関係者の方々にも御礼申し上げます。

ご講演が終了してから、先生のご家族と皆様とご一緒に1階の
カフェでお茶をして、楽しい時間を過ごさせていただきました。

   No12

美術館を出ましたら、夕焼けがとてもきれいでしたので、
撮っておきました。私は各方面、いろいろないい先生と
出会えて本当に幸せダワァ~と日々、感じるこの頃です

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2007/10/18

池上先生ご講演:二紀展・美術講演会(国立新美術館)10/20(土)

giovedi, il diciotto ottombre 2007
sono le venti e quarantasei

      Shampowal    
        シャンポール城 NEC 10月 カレンダー

今月のカレンダーの写真がとてもきれいなんです!
フランスのロアールにある森深き中に立てられている
シャンポール城です。改築の時に、レオナルドが設計
の素案をしたと言われています。現在でも毎年80万人
以上の観光客が訪れるそうです。

今年の前半の美術は、レオナルド・ダ・ヴィンチ関連の
イヴェントで興奮ばかりして、少し気持ちが浮ついて
いたのを今振り返ってみて思い出しました。レオナルドの
《受胎告知》が去ってしまって、本当に少し心に穴が開いた
ような状態が続き、それから、何を観ても感動が沸かなくて
困っていました。

でも、ここの所また、素晴らしい印象派の作品を次々と
観ることができて、また少しづつ絵画の世界へ心が
戻ってきたところです。

前置きが長くなりましたが、そのレオナルド展で監修者
をされた池上英洋先生が久しぶりにレオナルドのご講演
を国立新美術館の講堂でされるそうです。

池先生のブログ↓
http://blog.livedoor.jp/ikedesu/archives/51055790.html

---------

10月20日(土)、14:00~15:40


国立新美術館(六本木)講堂

「レオナルド・ダ・ヴィンチの主題と技法について」

講師 池上英洋(恵泉女学園大学准教授)


聴講無料・一般開放

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池上先生のレオナルドに対する愛情溢れる
ご講演は何度拝聴しても楽しいですし、勉強
になります。

今回は「レオナルドの主題と技法」とのことで、
大きな画面でレオナルドの作品を拝見できるのも
楽しみですね!!

久しぶりに池先生のエネルギッシュなプレゼンを
拝聴できるかと思うと興奮してくるようです~ヾ(´ー`)ノ

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