+2007年 美術・文化

2007/11/04

 「血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年」池上 英洋 (著)読後に、分かった「ムンク」展

domenica, il quattoro novembre 2007
sono le vento e quattoronove

      Munk2

今日は、秋晴れの気持ちのよい一日でしたので、午後から
上野でアート三昧してきました~☆ 

一つ目は「フィラデルフィア美術館展」で印象派と現代画を
楽しんで参りました。また、それは後ほど書きたいのですが
マチスにルノワール、クレーの絵が光っていましたし、あとは
マネにドガも良かったですね!!

ムンク展」は実は、チケットを2枚も頂いていたのですが、
少しお誘いしてもどうかな?と思って最初は、「ベルト・モリゾ展」
の後に一人で観に行きまして、情愛溢れた暖かな絵に包まれ
とてもホットな気持ちでしたので、「ムンク展」を見た途端に
拒否反応が出てしまいそのまま出口へ走り去ってしまった位でした。

でも、先日、池上先生の新刊で、

 血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年―魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛…中世ヨーロッパの「闇の時代」の真相に迫る! (KAWADE夢新書 335)

血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年
    
池上 英洋 (著) 河出書房新社

を拝読したばかりですが、西洋史の裏の苦しみと悲しみの
史実を知って、「ムンクの魂の叫び」が2度目はとてもよく
わかり、ムンクの絵を理解しようと努めましたら、本当に
彼の感情と色彩の持つ儚い美しさまで理解できて不思議な
感慨を覚えました。

続きを読む " 「血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年」池上 英洋 (著)読後に、分かった「ムンク」展"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

矢野沙織 サックス奏者 - NHK「一期一会」 

domenica, il  quattoro novembre 2007
sono le nove e tre quarti

         Cocb53685
          矢野沙織(HP)/Little Tiny
          2007年11月21日発売

昨日、MHKテレビで「一期一会 キミにききたい!」を偶然
見ていたら、「ジャズサックス奏者xスタイリストの卵」という
取り合わせで、サックス奏者の矢野沙織さんのことを初めて
知りました。

スタイリストの卵の方はアシスタントとして一年半ほど働いた
けれど、人間関係のことや仕事に自信がなくて仕事を辞めて
落ち込んでいる所に、21歳にしてもうニューヨークの大御所と
レコーディングするほどのプロとして誇りを持ってプレーして
いる矢野さんに合い、3日間の間に矢野さんの話を聞いている
内に、また、自分も頑張る!と最後は瞳を輝かしていく、という
とてもいいお話でした。

  Disco11
  -- '07.06.20 Release --
  2nd single

  I & I  
*花王 “ASIENCE” CM曲

花王“ASIENCE”のCMにも彼女の新曲とともに
ご出演されていたそうですね!あまりテレビを
見ないので残念でしたが、いつもアジアを代表
するような女性を起用しているようです。

--
矢野 沙織 Saori Yano (Biography)
1986年東京出身、9歳のときブラスバンドでアルト・
サックスを始める。チャーリー・パーカーに衝撃を
受けジャズに傾倒、14歳でビリー・ホリデイの自叙伝
に感銘し、自らジャズクラブに出演交渉を行って
ライブ活動をスタート。ジャズの名門SAVOYレーベル
日本人アーティス第2弾として2003年9月、16歳で
センセーショナルなデビューを飾る。
--

NHKの番組内でもニューヨークで一緒に演奏した
大物プレーヤーが「毎日、まじめに練習していて
とても謙虚なのに教えられ、自分もまだまだこれから
なので、ただひたすら練習して謙虚に頑張ってサックスを
弾いていく。」と仰られていました。弱冠21歳なのに、
「これで、飯を食っている。」と言う言葉に感動しました!

また、とてもオシャレなんですね!アーティスト系の人たち
の魅力が放つオーラを十分兼ね備えて、このように21歳に
して、「飯を食う」という凄みもある彼女にこれからも素敵な
演奏をし続けて欲しいと思います。ただ若くてきれいな子が
演奏している、というマスコミに呑まれないよう実力のある
プロのプレヤーとして活動できることを、陰ながら祈って
おります


矢野沙織 オフィシャル ブログ

☆☆☆

         Favarite
        My Favorite Things
         
John Coltrane

サックスといえば、アルト・サックスの名手、ジョン・コルトレーン
ですが、私は若い頃の彼氏がジャズファンだったので、よく
この「
My Favorite Things 」を一緒に聴きました。
キャー ヾ(≧∇≦*)〃すごい大昔のことですが懐かしいです~☆

サックスの持つ哀愁を帯びたバラードなども心にジーンと
きますが、この「
My Favorite Things」は今でもあの3拍子の
リズムと最後のトリルで高らかに盛り上がっていくエンディングは
素晴らしくて今でも心の中で鳴り響いています~~♪♪

----
音楽は人間の心の表現、あるいは人間そのものの表現であり、
まさにいま起こっていることを表現するものだと思う。それは
すべてを、人間のすべてを表現するものだろう。
/ジョン・コルトレーン

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/11/01

特別展「文豪・夏目漱石」-そのこころとまなざし- @江戸博

giovedi, il uno nobembre 2007
sono le sette e sette di sera

         Bungo

もう11月に入りましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私は以前に、今頃はロンドンへ行く予定にしていたのですが
結局、いろいろと気になることが重なって行けなくて残念
でした。漱石は100年前に英国へ留学していたそうですが
今回、両国の江戸博物館で

   
特別展「文豪・夏目漱石」-そのこころとまなざし-

を楽しんで参りました。

漱石の写真で分かるとおり、本当に美男子ですよね!
特に、奥二重がきれいで気品もあるし超優秀なので
日本の作家の中でも私は大ファンです~☆

現在は、TOEICの勉強をしているので、どうしても英文を
読まなくては、って感じでいるのですが、カナダのピアニスト
のグールドも漱石の「草枕」を愛読していた位、漱石の文章
は日本語はもちろんきれいですが、何か天才たちに共通する
「煌き」があるので、英文で漱石の本を読んでもきっと感じる物
が強いのかもしれませんね!

草枕」の最初の出だしたが、また素晴らしいので少し
書き出してみますね。。

 山路を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。情に棹されば流される。意地を
通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、
画ができる。

 中略

 越すことのならぬ世が住みにくければ、住みにくい所を
どれほどか、寛げて、束の間の命を、束の間でも住みよく
せねばあらぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家
という使命が降る(くだる)。あらゆる芸術の士は人の世を
長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。

ここから先もすごく良いのですが、長くなるので続きは
どうぞ単行本でも読まれてくださいね!芸術が好きな方は
お分かりになると思いますが、私達は日常の邪念を払い
に、美術館へ行ったり音楽を聴いたり詩の世界で浮遊
して、精神を清めるというか元気になりたいのですよね!
優秀な漱石でも人並みの人間関係に苦労していたかと
思うと不思議ですが、漱石の美しい文章に日本語は
優れた言語だ、と英語を勉強すればするほどそう思います。

さて、今回の展覧会は朝日新聞入社100年、江戸博開館
15周年記念ということで、展示品にもとても力がこもって
いるように思えて素晴らしく良かったです!


特に興味があったのは、1900年(明治33)、漱石が
英語研究のために2年間、英国へ留学していた時の
書物や美術書、または漱石が描いた絵を見れたこと
でした。

漱石は、当時、英国で人気があった美術雑誌、「STUDIO
からハガキに模写して日本へ送っていたことは知っていた
のですが、それを実際に拝見できて感激でした!その頃は
ラファエロ前派が全盛期だったようで、漱石もお好きのよう
でした。確か、女性のヌードを模写していたことも聞いていた
のですが、それは展示していなくてちょっと残念でした~^^;

生活費を節約して、文学書や上記のような美術書を沢山、
購入していたようで、「漱石文庫」から数々の貴重な蔵書
を拝見し、漱石が英国文化に溶け込んで、熱心に勉強
していたのが感じられました。細かなメモ書きも添えて
あったりして、これではさすがに神経症になるかしら?
なんて大雑把な私は恐れ入るほど、小さな細やかな文字が
ノートに書かれてあって、100年前に一人で英国生活を
真面目に暮らしていたのが伺えました。

   

Soseki
 「鵞鳥(がちょう)を追う少女」 ミレー
  山梨県立美術館

こちらのミレーの図版を観ながら、漱石が水彩で模写
していたのも展示してあり、それはとても上手な腕前で
驚く程でした!! 漱石は絵を描くのも好きだったよう
ですね!ますます大ファンになりましたよ~ヾ(´ー`)ノ
(二つの作品が同時に観れるのは11日までです)

漱石の展覧会は、以前、鎌倉の文学館で観ましたが
その時もなぜか穏やかな温かい気持ちに包まれた
のですが、今回も漱石の優しい眼差しの大アップの
写真に迎えてくださったり、漱石自筆のメモや絵を
拝見できて大満足でした!

「-そのこころとまなざし-」っていい題名ですよね。
まさに漱石の心と眼差しを沢山感じた至福の展覧会
でした。

会期は18日(日)までですので、こちらもぜひ~☆

  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/10/29

川合玉堂展 没後50年@山種美術館

lunedi, il ventinove ottobre 2007
sono le ventuno e quattrosette

            Gyokudo_2

         

久しぶりに上記のしっとりとした日本画を観て参りました。

     川合玉堂展 没後50年@山種美術館
    

川合玉堂氏の作品はどこかで拝見していて、とても心に残った
こともあってチケットを譲ってくださる方がいたので、楽しみに
週末に観て参りました。

     Exh_0709_pic6
              《早乙女》 1945年

鳥瞰的な構図で働く女性と自然が調和していて素晴らしいと
思いました。特に一人女性が立って、後ろの手ぬぐいを直して
いる細かい描写に人間愛を感じます。畦道に沿って描かれて
いる葦の色使いもとてもきれいでした。

    Akibare
             《秋晴》  昭和10年頃
              川合玉堂

今回、こちらの作品がぐっときました!とてもシンプルだけど
手前の紅葉した葉と水辺の細やかな線だけですが、とても
清々しくて秋の澄み渡った空も見えてきそうですね!

先日、グールドの映画を観にいったときも湖畔でインタビュー
を受けていましたが、グールドもこちらの絵がきっと気に入る!
と瞬時に思いました。

    Kawai
           《渓雨紅樹》 1946年
            川合玉堂

こちらは旅人が霧深い中、渓谷を番傘を差して歩いています。
広重の世界を思わせますが、風車に流れ打つ水とと手前の
紅葉した木々の何気ないコントラストが美しいと思いました。

その他も自然が遠近法を使って描かれているので、日本画
のような西洋画のような新しい画法を感じさせます。レオナルド
が開発したスマフートのような技法も使われていたそうで、霧が
かかった野山が淡く表現されていて、心が吸い込まれそうでした。

このような優しい眼を持った画家がいたことにものすごく感銘
を受けました。日本が失いつつある日本の故郷の心と原点を
拝見できて、少し心が揺らいでいる日でしたので、絵から受ける
優しさのオーラに包まれて、そのままなんだか両親に合いたく
なり、実家へ帰宅してしまったくらいです。日本人に生まれて
良かった!と思える絵を拝見できてとても嬉しかったです。

11月11日(日)までの会期ですので、ぜひご覧になって下さい。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/15

オランダ風俗画展 《アムステルダムの孤児院の少女》素敵です!

lunedi, il quindici ottombre 2007
sono le dicinove e tre quarti

       Vaikojiin
              《アムステルダムの孤児院の少女》
                  ニコラース・ファン・デル・ヴァーイ
                          1890-1910年
                             油彩

とても素敵な絵が展示されていて、本当に心から惹かれました。
私はやっぱり、室内の光より外光を感じさせる明るい光の絵
の方が好きなので、窓からの逆光が少女の横顔からエプロンと
本にかけて柔らかく照らしだされ詩的で美しかったです。

題名を見なければ、孤児院の少女とはわからないほど何か本
を読んで、満ち足りた思いでいる普通の家庭の少女のような
とても素敵な作品です。

フランスのバルビゾン派の影響をこの頃はもう受けているそうです。
こちらの画家のほかの作品も観てみたいですね!全体的にモダン
な感じで、ターバンとエプロンのグレーがかった白がなんとも上品で
少女の理知的で本の世界に没頭している様子がこれから、世界が
近代化に向けて動き出していくような新しい波動を絵から伺えました。

素晴らしい秀作だと思いますので、この機会を逃さずに
ご覧になってくださいませ。


12月17日まで国立新美術館で展示されています。

続きを読む "オランダ風俗画展 《アムステルダムの孤児院の少女》素敵です!"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/10/13

☆ ルーヴル美術館で模写の絵 ☆

venerdi, il dodici ottombre 2007
sono le sei e mezzo

        Loubre
      《ルーヴル美術館の若い水彩画家》
   パスカル=アドルフ=ジャン・ダニャン=ブーヴレ

昨年の「大エルミタージュ展覧会」で展示されていた作品です。
ルーヴル美術館で模写をしている若い女性の絵があったことを
思い出して絵葉書から掲載してみました。背景にある絵は、
ヴァトー作 《シテール島への船出》を若い女性が扇に水彩で
描いているそうです。


先日のモリゾ展の会場入口に、まずはお姉さんのエドマが、
ルーヴルでモリゾが模写しているアカデミックな作品があり
ましたが、理知的でまだ若いモリゾが熱心に模写している様子
が伝わってきまして、それがとても感動的に思えました~☆

まだ、女性が画家として社会から認めらない時代に、こうして
イーゼルをルーブル美術館に立てるだけでもきっと痛い視線
を浴びたことかと思いますが、モリゾの気性の強さもあったか、
絵を描くことが本当に好きだったのでしょうね!

☆☆☆

娘も大変な職業を選んでおりますが、結婚することになっても
好きな仕事を続けていって欲しいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/09

[ベルト・モリゾ展」 @損保ジャパン東郷青児美術館

martedi, il nove ottombre 2007
sono le tre meno ventidue

             20070915_01
         ベルト・モリゾ展
            

3連休の真ん中の日曜日は、損保ジャパン郷青児美術館で
開催中の

    ベルト・モリゾ展

<Visiting Tour Club>のmiemeiさんとわん太夫(Blog)さんが
ご一緒してくださり、わが娘も急に参加することになって、
皆さんと楽しんで参りました~(*^-゚)v♪

ベルト・モリゾとの出合いは、他のブログでも皆さんが書かれて
いらっしゃるように3年前の「パリ、マルモッタン美術館展」でした。
その時は、モネの絵も年代を追って沢山展示してありまして、
終盤の目が悪くなってからも真っ赤な色合いの庭を描いていて
凄まじいまでのモネの画家魂に圧倒されました。

その時にモリゾの愛情に満ちた作品も同時に観て、あまりに
お子様に対して純粋に伸びやかに絵を描いているその画風と
絵から受ける明るい光に胸が熱くなって、ものすごく感動した
ことを覚えています。ですので、今回、モリゾの個人蔵ばかり
を集めた作品を鑑賞できるのをとても楽しみにしておりました。

ご一緒したmiemieさんもわん太夫さんもお嬢様がいらっしゃるし
私も娘がいるので、娘に対する慈愛溢れる眼差しに篤く感想を
述べ合ったりしました。見終わったあとも
「すごく良かったですね!!」ともう一度、それぞれの好きな作品の
前に行って、「ここの白に描き方がよいわね!」とか「下、横から
覗いてみると絵の具の塗り方が分かるんですよ。」とわん太夫さん
が教えてくださったので、覗いてみると彼女の生々しいまでの
タッチが見えてくるようでした。

    Island_2 
      「コッテージの室内(ジャージー島の室内)
          1886年 個人蔵

まだ、娘のジュリーが7,8歳くらいでしょうか?夏に家族で
海へ遊びに来たようで、明るい海からの光が美しく描かれて
います。お茶を飲んだ後にジュリーにポーズを取らせたのか?
ちょっと留まっているポーズが愛らしいですね~☆ 一瞬の
何気ない子供の表情を的確に捉え、海からの陽ざしが
テーブルとイスにまで透明感を持たせて、全体的な構図の
切り方もとても素敵ですね!

  Cherry_3   Mar_2_2
   「桜の木」 1891年 個人蔵

こちらは、マルモッタン美術館展にありました大作(右)と違って
小さな絵で、まだ習作のように思案している様子が伺えます。
ジュリーの顔が半分、手で隠れていたり油彩だけなので、何か
輝きが違って見えますね! やっぱり、右はジュリーを中心に描く
ところが親心ですが、春の精のように自然の中で、少女が二人
サクランボを採っている様子が美しく描かれていてます。やはり
3年も研究を重ねて仕上げただけに、素晴らしい作品だと思います。

       Yumemiru
           「夢見るジュリー」
           1894年 個人蔵

娘に、「貴女にちょっと似ているでしょう?」と聞いたら
「お母さんみたいだ!お母さん、こういうポーズするよ!」
なんてお互いに言い合っていましたが、二人ともこのように
美人ではないのですが、少し物憂げな表情をするときが
あるので、ジュリーの前で語り合えたので、いい思い出に
なりました。ジュリーが大分、大人っぽくなりましたね~☆

      Rosegirl
          「バラ色の服の少女
         1888年 東京富士美術館

今回、この作品が一番華やかで、私は好きな作品でした。
パステル画でもっと実際はソフトで軽やかで本当に上品で
いて力強い作品です。バックの色も何色も使って、目の光
と顔立ちがものすごくきれいに描かれています。

今回の展覧会では、モリゾの愛が満ち溢れた家族の作品が
多くて、モリゾの良さがとても良く紹介されていたように思います。
輝く白の使い方や荒削りにも見える程のシンプルで力強いタッチ
に現代的な絵画を見い出そうとして模索しているのを感じました。

天才的な光り輝く作品の数々に、印象派の巨匠達にも多くの
影響を与えていた素晴らしい女性画家だったことに尊敬の念と
芸術を貫いた彼女の生き方の強さを同時に感じることができた
展覧会でした。

また、この展覧会に休みだと言う娘を少し無理やり連れ出した
のですが、彼女が「なんか元気になれた!」とあとでメールして
くれたので、一緒に観ることができて嬉しかったです。

| | コメント (8) | トラックバック (4)

2007/10/08

「印象派とエコール・ド・パリ展」@三越新館ギャラリー

lunedi, il otto ottombre 2007
sono le ventuno e tredici

           Renoir
             「シュザンヌ・アダンの肖像」
                        ルノワール

連休の初日は、「ムンク展」へは都合で行けなくなり
日本橋三越新館7Fギャラリーで開催中の

   
印象派とエコール・ド・パリ展

を観て参りました。吉野石膏(株)と山形美術館所蔵の
フランス近代絵画の作品が一望に見渡せるよい展覧会
でした。

       
      踊り子たち、ピンクと緑
            ドガ

コローの風景画から始って、マネの人物画と続きまして、
こちらのドガのパステル画の踊り子たちの作品を観ると
もう心ワクワクとしてきます~☆ こちらは小品ながら
さすがにドガのデッサン力と巧みな色使いにしばしうっとりと
してしまいます~♪

     Frenchrenoir_2
     庭で犬を膝に抱いて読書する少女」
         ルノワール  1874年

トップの図版もルノワールのパステル画ですが、背景の
オレンジの鮮やかさと少女の髪の毛も一本一本丁寧に
描かれていて魅力的な作品でした。さすがにパトロンの
お嬢様だけあるかしら?なんて思うほどきれいに描いて
あります。少女の強い視線に負けそうでしたが、
ルノワールのパステル画は初めて観るようでしたので
しばし対面しておりました。

こちらのブルー系の作品もルノワールならではの柔らかい
優しさで満ち溢れています。ブルーのこのような衣装は度々
人物画で描かれていますが、私はとても好きなタッチです。
ルノワールはこうした戸外で描いた人物像が一番自然で
光も美しく感じます。

その他、印象派の作品には、ピサロ、セザンヌ、モネも
展示してありました。
  

       Ph02
     「サン=ジェルマンの森の中で」
           モネ

モネのこちらの木々がトンネルになった作品は夢の中の
世界に入っていくようで素敵でした~☆
先ほど、オルセー美術館で少年達がモネの絵を傷つけたと
いうニュースを聞いたところです。なぜ、モネだったのか?
修復できることを祈りたいですね。。。

他には、クールベの激しいタッチの女性像やミレーやブータン
など時代を追って少しづつ展示されていきます。マティス、
ピカソ、カンディンスキー、シャガール、ユトリロなども続きます。

      Renoirekisling
         「背中を向けた裸婦」
            キスリング 
             1949年

最後にキスリングのこちらの作品が目に鮮やかに
大変美しい作品でした。モデルは当時の芸術家達の
ミューゼだったキキでしょうか?何点か同じような作品
を描いていますが、これも素晴らしいですね!!

デパートなのでちょっと狭々しく展示されているので
いい作品ももう一つ映えなくて残念でした。それほど
超素晴らしい作品というのもないのですが、印象派と
エコールド・パリの作品をこんなに沢山、一堂に拝見
できて嬉しかったです。

ルノワールが一番きれいな作品が多かったように
思います。14日(日)までしか展示されないようですので、
フランスの絵画がお好きな方はぜひご覧になって
くださいませ。 夜は最終日を除いて、午後7時半まで
開いているようです。三越カードがあれば2名様まで
無料とのことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/05

3連休はアート・ディに!!

venerdi, il cinque ottombre 2007
son le sette e quattro

            Morizo_2 

明日から3連休で、先月、観にいけなかった美術展に
行こうと楽しみにしています~☆

まずは、こちらの損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の
ベルト・モリゾ展 ☆には、ぜひとも行かなければと
思っています!!

      Mane_3  
      「庭のウジェーヌ・マネと娘」1883年 個人蔵

初めてモリゾの絵を観たのは、3年前に開催していました
「マルモッタン美術館展」(作品リスト)でした。生涯を通して
描いたモネの絵の数々は本当に素晴らしく圧倒される思い
でした。そして、ベルト・モリゾの絵も沢山展示してありまして、
このようにモリゾの娘、ジュリーの幼い日々を描写した愛情
溢れる絵に同じ母親として娘を思う気持ちが画面いっぱいに
表現されていたのを観て、涙が出たことを覚えています。

       Mar_2_2
       「桜の木(さくらんぼうの木)(Le cerisier)」
                    モリゾ マルモッタン美術館
             1891年 

特にこの縦長の大作は今でも大好きな作品ですが、
彼女が亡くなる前に3年間もかけて制作に挑んだ作品
だけあって、画面から成長したジュリーの眩しいほどの
美しさやゆれる木々から風と光が感じられて、その頃
からモリゾのファンになりました。

サンドロ・ボッティチェリの『春(ラ・プリマベーラ)』に表されて
いる理想的楽園の情景を元に描いたとされるだけに、自然
と少女たちの一体感が素晴らしく描かれていると思います。

デッサン、水彩、パステル、色鉛筆などを使って何ども習作
を重ねて、一見簡単そうに観えますが、構図や色などを
研究しながら描いたそうです。本展でも3連作の内の一点が
鑑賞できるとのことで楽しみです。

母親から観た娘への愛情が画面からほとばしるのは女性
しか分からない感情かもしれませんが、幼い我が子を絵に
残して描いたモリゾが羨ましいとともに、その当時の近代化
が押し寄せるフランスを具間見ることができそうなので、
そのような視点も楽しみに観にいって参ります。

あとは、明日(6日)から西美で開催する「ムンク展」です。
混みそうなので、初日に行けたらと思っています。

それから、国立新美術館で開催しています
アムステルダム国立美術館所蔵

 フェルメール《牛乳を注ぐ女》ですね!!
  
   Milkmaid

2m近くも離れた所から観なければいけないそうですが、
しっとりとしたフェルメールの光も楽しみです

==

最後に、日本橋三越新館7Fギャラリーで
印象派とエコール・ド・パリ展が2日から14日まで開催
しています。

   Dega
  
 「踊り子たち、ピンクと緑」
        ドガ

印象派とエコルード派のファンは、お見逃しなく~☆

   

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2007/09/25

お月見展望台&「ル・コルビュジェ展」@六本木ヒルズ

lunedi, il venticinque settembre 2007
sono le sette di sera

     Tukimidango   
               お月見展望台@六本木ヒルズ

           Mangetsu_2       
                       中秋の名月@家の近所

今夜は中秋の名月ということで、とてもお月様が美しくまん丸に
見えましたね~☆ 昨日、六本木ヒルズの「
ル・コルビュジェ展」を
みたあとに、展望台へ回って行きましたら、トップの画像のように
お月見のお団子と秋のお花と果物のインスタレーションというのか、
スカイ アクアリムのちょっと奇妙な水槽とともに設置してありました。

ル・コルビュジェ展」のチケットを行けそうもない方から送って
頂いたので、最終日(24日)、ギリギリに観て参りました。
こちらも最終日だけあって、ものすごい人で次の用もあったので、
あまりゆっくりと観られませんでしたが、まるでショーのような
展覧会で、会場に入った途端、目を回しそうになりました!

ル・コルビュジェ展」は多くの方が観にいかれて、特に、
MizdesignのMizさんが講演会を含めて6回も観にいかれた
そうですので、詳しくは彼のブログからご覧下さいませ↓

http://www.mizdesign.com/mt/archives/b_/b2_/index.html

  Charch_3             
サン・ピエール教会(フィルミニ、フランス)》  
 1960~2006年 
コルビュジエの死後41年たった2006年に
助手のジョゼ・オーブレリー監修の元、
完成した作品とのことです。世界遺産に登録
されるとか?でも少し本来のイメージからは
直線が強いような感じがして、やっぱり現代的
なのは否めませんね。。

ロンシャンの礼拝堂(ロンシャン、フランス)》
1950年 
礼拝堂として主に使うそうです。光の取り入れ方や
窓や屋根の様々な形態が非常に美しいですね!
こちらのページで内部がよく写っています↓

http://www.galinsky.com/buildings/ronchamp/
西洋美術館の現代絵画が展示してある天井の
高い部屋を彷彿させられるようです。



今回、最初に展示してあった数々の絵にも驚かされますが
本当に創造力のパワーが止められないほど火を噴いていて
キュビズムとかフォービズムなどどうでもよく、とにかく己の思い
つくまま筆が動くままに描いていたような伸びやかな絵が多くて、
このように次々と何かを創作したくなる力が、あれだけの
素晴らしい建築の作品を残したことに繋がったのでしょうね!

一番良かったのは、晩年に奥様と休暇を過ごすために作られた
カップマルタンの休暇小屋です。とても小さくて質素ですが、
窓を開けると地中海の海が広がっていて、自然と一体となった
何も飾り気のない建物でしたが、彼が最後に求めていたお家は
単純で使い勝手がよくて、見晴らしのよい場所であったことが
窺われました。

最後に大きなスクリーンに、今まで建築した建物が映しだされ
背景とともに美しい映像でした。展覧会が何かあまりにも大がり
なので、ちょっと着いていけないように思えましたが、彼が求めた
世界が最後はとてもシンプルで自然に溶け込んだ建物であると
いうことが分かって何かホッとしました。

それでも、この展覧会で少し自分にも何かヒントと言いましょうか、
迷っていたことが少し見えてきたようなコルビュジェの大きな
アート魂からインスパイアーされたことがありました。私事なので
大したことでは、ありませんがコルビュジェの輝く光に触発された
ようです。

チケットを下さったHou子さん、新しいスタイルの展覧会を見る
ことができて良かったです。ありがとうございました<m(__)m>

| | コメント (0) | トラックバック (1)