2007年 美術鑑賞会

2007/12/25

Merry Christmas! & 池上先生ご引率 - 西美 常設展 -鑑賞忘年会

lunedi, il ventiquattoro decembre 2007
sono le venti

         Ikesensei
           ゲッセマネの祈り」 ジョルジョ・ヴァザーリ作
         熱心にご解説をしてくださる池上先生

先週の土曜日(22日)、本年度最後のVisiting Tour Clubのツアーは、
西洋美術史ご専門の
池上先生のご引率の下、国立西洋美術館の常設展
において、2時間近くも先生のご選択された絵の前でご説明下さいました。
クリスマスの時期にぴったりの宗教画を主にご解説くださって、いつも
観ていた作品ですが、いろいろな意味深いことがあるのが分かりまして、
絵が浮き立って観えてくるようでした。

           Daytree_3
            西美のクリスマス・ツリー

当日は、常設展が無料観覧日ということで、いつもよりも鑑賞者の方が
多かったようです。でも、下の2枚の素敵なクリスマス・カードを配布して
下さってとてもよい記念になりました~☆

                 Seibicard_2

     Vinuscard
           「 ウフィツィ美術館の至宝 」
            ウルビーノのヴィーナス 古代からルネサンス、美の女神の系譜
     公式HP:
http://www.venus2008.jp 
                                         

                                 Illumination_2
              *Christmas Illumination taken by Tomosumito-san*

☆☆

■「美術散歩」のとらさんがすでに素晴らしいレポートを
 書いて下さっています↓
 http://cardiac.exblog.jp/7853681/

■池上先生が概要をブログにご掲載されています↓
 http://blog.livedoor.jp/ikedesu/archives/51212127.html
 

■今回の幹事さんのNikkiさんもレポートを書かれています↓
 
http://megurigami.jugem.cc/?eid=706 

☆☆
西美が、昨年(2006年)に購入して展示した時から私は、
聖カタリナの神秘の結婚」の色彩などが好きでしたので、
先生から詳しくこちらの絵についてご解説してくださって
嬉しく思いました。
   Veronese_2 
       《聖女カタリナの神秘の結婚》 
         ヴェロネーゼ、パオロ
          1547年頃
          油彩・カンヴァス

 ヴェロネーゼ、パオロは、イタリアのヴェローナという街の出身で
「ロミオとジュリエット」の舞台になった美しい所です。ヴェロネーゼ
は、ヴェローナの人という意味だそうです。

イタリアの絵の特徴として、フィレンツェ派は「線とデッサン」を
重んじ、ヴェネチア派は「」を大事にするという点が挙げられ、
ヴェロネーゼは、ヴェネチア派のティツィアーノ やティントレット
の流れを汲む色彩豊かで華麗な表現力がある画家でした。
 
《聖女カタリナの神秘の結婚》について教えてくださったことは
4世紀のアレキサンドリアの貴族の娘で、若く美しくて独身だった
ので、ローマ皇帝マクセンティウスから求婚をされました。しかし、
キリスト教に改宗したカタリナが、聖母子の幻視を見て、幼ない
イエスから結婚の指輪を与えられたという場面が描かれている
ように、
イエスと精神的な結婚をしているので、皇帝からの求婚の申出を拒否してしまいます。そこで、怒って車刑など拷問にかけてカタリナを処刑してしまいます。しかし、その間、牢獄で関わってきた人たちを次々と改宗させてしまうほどカタリナは素晴らしい論考者であったとのことです。この絵の中には、左下に洗礼者ヨハネと子羊、左上には結婚を表す両家のシンボルが二つ半分ずつに
描かれているそうです。

パルミジャニーノ作、《聖女カタリナの神秘の結婚》の図版も
ここで先生は見せてくださいまして、こちらには車刑で殺された
アトリビュートの車輪が手前に描かれていました。
美しく才女で敬虔深かった聖女カタリナのドラマチックな場面
をバロック的な光で描かれて、色彩も美しい絵の中には、
これだけの濃い中身が入っているなんて知りませんでしたが、
先生のお話を伺っていると、よりドラマ性が分かって面白いです!
 
   Seibi02
その他、ジョルジョ・ヴァザーリ 作「ゲッセマネの祈り」 とか
ヨルダーンス、ヤーコプ(に帰属)作
ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)」

などのご解説にも詳しくお話していただいて一同、このように
φ(..)メモメモを取りながら、拝聴させていただきました。
それから、印象派のクルーベの存在が印象派のグループに
とても影響が大きかったことなど印象派の作家を年代別に
詳しくかかれたコピーを配布してくださって長時間、ご説明
くださいました。
このような機会をボランティアで熱心に、素人の私達に
お忙しい中、お時間を割いて下さいまして、感謝申し上げます。
☆☆☆
その後、2次会、3次会と小雨降る寒い中、みなさんとワィワィ
忘年会を上野で行い、楽しい時間を過ごしました。一次会の
鑑賞会は、締め切りがでるほどで、全員で25名程の方が
ご参加くださって大盛況でした。新しく入られたVTCの会員の
方も素敵な方達ばかりで、皆さん絵が大好きな感じで、池上
先生のご解説に感動されていらっしゃるようでした。先生はじめ、ご参加いただいた皆様、本当に有難うございました。来年もよきVTCコミュにしていけるように、皆様とともに学んでいきましょうね! 

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2007/12/03

+ MAGNUM PHOTOS + Christal Live Concert@Ebisu Garden Place

lunedi, il tre decembre 2007
sono le undici e nove

     Ebisu02
         Special Mulsic Live - Ebisu Garden Place

昨夜は楽しみにしておりました「MAGNUM PHOTOS」の映画を
恵比寿の東京都写真美術館で観て参りました。お写真がご趣味
のわん太夫さん(
blog)から予ねてよりご紹介されていた映画なので、
ご一緒していただいて楽しい時間を過ごせました。

        Magnum   
         MAGNUM PHOTOS  

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MAGNUM PHOTOS マグナムフォト・世界を変える写真家たち

マグナム創立60年、蘇る幻のドキュメンタリーマグナムの
メンバー16人がそれぞれの思いを語る

世界中の決定的な瞬間に最前線で直面し、その瞬間を記録し
続けてきた「世界最高の写真家集団」マグナム・フォト。
1999年に製作された本作は、過去50年間に及ぶマグナムの
輝かしい歴史を振り返りながら、新たな時代への意欲を
みなぎらせる彼らの姿をとらえたドキュメンタリーです。
----

MAGNUMの実体に迫った各カメラマンのMAGNUMに対する
姿勢や新人の選択場面などとてもリアルでシャープな映像に
画面を見ているだけでも素晴らしいショットの連続感が楽しめます。

MAGNUMの正式会員に認められるまでに一定の審査期間が
あったり、一旦会員になってしまうとまたその責任の重責に
重いプレッシャーがかかったりとMAGNUMの会員になることへ
それぞれが誇りであるとともに会員ならではのいい仕事をする
ことへの篤い気持ちが語られています。

何気ない日常のある部分を切り取ったり、戦場で傷ついた人間
の姿を捉えたり、故郷や農場や子供たちなど撮ったりとそれぞれ
がカメラを首から下げて、現場で一瞬を狙い定めます。

MAGNUMの会員達は誰から命令されて仕事をするのではなく
自ら好きな写真を撮ってそれを発表することがポリシーであり
自由な表現への原点なのです。しかし、写真は操作しないこと、
人間に対して尊厳に接することなどのいくつかの条件もある
ようです。

「その写真がなにか意味をなさなれば、そして、社会を変える位
の写真でなくてはいけない。」とある写真家は述べていました。
MAGNUMの写真展を今年の夏に見たとき、本当に衝撃を覚え
ました。写真でもこんなに絵のように感動させるものがこちらに
訴えてくるとは!!彼らの芸術性の真髄がわかる貴重な映像を
観ることができて、とても良かったです!

+会 期:2007年12月1日(土)→2008年1月18日(金)
+休館日:毎週月曜日

    Ebisu_2

そのあと、午後5時からバカラクリスタル・ツリーが輝く前で
近藤嶺(作曲家・サウンドクリエイター) とベースの方との
協演で素敵なコンサートを聴くことができました。

Baccarat ETERNAL LIGHTS 2007-歓びのかたち-
この時期、恵比寿ではクリスマスの雰囲気がとても豪華で
素晴らしいですね~☆

わん太夫さん、MAGNUMの世界とライブも同時に楽しめて
素敵なひと時を有難うございましたヾ(´ー`)ノ

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2007/10/21

池上先生ご講演@国立新美術館 (二紀会)-鑑賞会No.19

domenica, il ventuno ottombre 2007
sono le otto di mattina

         No3
        池上先生ご講演:二紀展・美術講演会(国立新美術館)

さようなら《受胎告知》ツアー」を拙鑑賞会で、開催させて
いただいてから、池上先生とお会いするのは、夏を過ぎて、4ヶ月
振りでした。昨日、先生のご講演を拝聴して、先生のイタリア美術
の造詣の深さとレオナルドに関する新たなご解説に、ご専門家が
持つ素晴らしい美術と美術史の奥深さに感動を新にしました。

最新情報としまして、今週の火曜日(23日)から発売される先生の
ご新刊本について、まずはご紹介させていただきます。

      No10
    「血みどろの西洋史狂気の一〇〇〇年
    
池上 英洋 (著) 河出書房新社

内容紹介(河出書房新社HPより)
暗黒時代とも称される中世ヨーロッパ。カトリックが権勢を
振るい、異端者を弾圧する一方、歴史の裏側では魔術や
錬金術など無数の神秘主義的活動がくり広げられていた…。
意外と知らない“闇の世界史”を浮き彫りにする驚きの書。

魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛…中世ヨーロッパの
「闇の時代」の真相に迫る!」
という副題がついています
とおりあまり知られていない中世の歴史を拝読できるようで
楽しみでもあります。夏の間は、こちらのご著書の推敲を
先生ご自身も楽しみながらされていたそうです。西洋美術
を見るうえでもこのような背景知識があると、画家が伝えたい
裏側の文化や史実を具間みることができるかと思います。

    No1

さて、昨日の池先生のご講演のテーマは、

   「レオナルド・ダ・ヴィンチの主題と技法について」

100分近く大きなスクリーンで、レオナルドとその他の貴重な
図版を一番前の真ん中で拝見させていただきました。一緒に
来て下さったのは、Nikkiさん、ベッティさん、ジブリールさんに
途中からわん太夫さんが参加され、私達で前列に座らせて
いただきました<m(__)m>

   200703leonardo_top630_3
        
《受胎告知》
        レオナルド・ダ・ヴィンチ
        1472年

今回の講演会のご主催者は、「二紀会」様で絵を描かれる
画家の方々がご講演を多くお聞きになるということで、先生も
画家の視点というものに重きを置かれてお話になっていました。

《受胎告知》が東博に到着した時の荷解きの場面、ドイツ製の
ガラスの内面の装置、スロープの設定図版まで見せていただき
興味深かったです。そこで、ある番組が取材にきて、強いライトを
絵の上方に浴びせた時に奥に描かれている山の上辺りには、
「石組み」が厚く描いていた形跡が浮かび上がったことでした。
それは、一瞬、息をのむような瞬間でした!

アナモルフォーズ(歪曲画)と遠近法はレオナルドが最初に発明し
開発していった技法ですが、それについて詳しくご説明くださいました。
遠近法が確立するまで、ルネサンスまで1000年かかったそうです。

特に今回は、《受胎告知》の遠近法について、画面上に3点から
消失点に向かっての線がそれぞれ描かれていて、それも素晴らしい
ご見解を示してくださって、思わず驚きの声を上げてしまうほどでした。

          No5_2

マリア様の下に描かれているタイルの小さな気泡については、
先生も何度も仰られていたので、レオナルドの執拗なまでの
完璧主義は分かっておりましたが、このタイルの線が左からの
遠近法で消失点方向へ向かう角度で描かれているのも初めて
知りました。本当に何気にみていた床の線まで計算しつくされて
いたことに、レオナルドの偉大さを改めて実感できました。

またルネサンス期は、「舞台」という主題を描くに辺り、画家は
パトロンである君主だけを焦点に当てる「一点遠近法」で描いて
いればよかったのですが、バロックの時代になると貴族達も
だんだんとお金が平等に持てるようになりパトロンに合わせて
「2点遠近法」など発達していったそうです。このように、主題が
技法を生み出していったとも言えます。

池上先生のご専門であるアンドレア・ポッツォというイタリアの
画家についてもご紹介くださいました。ローマの真ん中にある
サン・ティニャーツィオ聖堂の天井に描かれているフレスコ画
が湾曲して見える丸天井の図版など拝見できて大変面白かった
です。

その他、北方のフランドル地方の絵をよく観ていた
アントネッロ・ダ・メッシーナについてですが、彼がフランドル
独特の室内の画法や遠近法を伝えたイタリアの最初の画家
ではないかと言われているそうです。レオナルドもそれに

影響を受けていて油絵を取り入れたのではないか?。。とも
言及されていました。

   No4

ヴェロッキオとレオナルドの共作と言われている
《キリストの洗礼》でも天使と風景の部分はレオナルドが
描いたとされますが、それはその部分だけ油絵でほかは
テンペラで描かれていることから分かるそうです。ニンブス
からも透き通って髪の毛を描からていることも教えていただき
ました。

最後に、アナロジー(対比)についても述べられて、
人間も自然も機械も同じである、とレオナルド的な発想を
ご専門的なご見解を述べられていましたが、この辺りは
素人ではとても難しいです。

久しぶりに時間を置いて、レオナルド関連の絵を見たり、
お話を伺えて、ものすごく充実した時間を過ごせました。
先生は最初の頃より大分、間をおいてお話されるようになって
レオナルドについて膨大な情報から私達に分かりやすい内容を
ご解説くださって、その知識もさることながら、ご研究の成果を
惜しみなくこのように教えてくださる先生の熱意に感動いたしました。
無料でこれだけのレオナルドとイタリア美術館関連のお話を拝聴
できましたことを関係者の方々にも御礼申し上げます。

ご講演が終了してから、先生のご家族と皆様とご一緒に1階の
カフェでお茶をして、楽しい時間を過ごさせていただきました。

   No12

美術館を出ましたら、夕焼けがとてもきれいでしたので、
撮っておきました。私は各方面、いろいろないい先生と
出会えて本当に幸せダワァ~と日々、感じるこの頃です。

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2007/09/23

ヴェネツィア絵画のきらめき@Bunkamura - 鑑賞会 No.18

domenica, il ventitre settembre 2007
sono le due meno sette

        Mainvisual
          『ヴェネツィア絵画のきらめき』@Bunkamura

mixiの<Visiting Tour Club>
で今回、Megurigami NikkiのNikkiさん
が幹事さんを務めてくださって、渋谷のBunkamuraにて開催中の

    『ヴェネツィア絵画のきらめき』展

Takさんご夫妻Mizdesignさんとご一緒に観て参りました。
会場は空いていたこともあり、皆さんと和気藹々、好きなことを
いいながら作品をじっくりと観て回ったので、楽しかったです。

    Carret
    『パラッツォ・ドゥカーレに入るフランス大使ジェルジ伯』
        ジュゼッペ・ベルナルディーノ・ビゾン
            1800年頃 個人像

会場の入口に展示してあった大作です。ヴェネチアの表玄関、
パラッツォ・ドゥカーレに外国の要人達と付き人の人達が長く列
をなして描かれています。建物が焦点に向かって、とても精密に
描かれ、客人が到着する様子がヴェネチアの華やかさを称えて
いるようです。この絵の前で、みなさんといろいろと語り合って中々、
離れられなかった位ですが、ここでヴェネチア・モードに包まれ
これ以後もなんとく絵を和やかに楽しく観ることができました。

         G_zuroku_2
             図録

ティツィアーノ・ヴェチェリオの描いた
洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ》 はやはり皆さんが一番
素晴らしいと褒めていらっしゃいました。ティツィアーノの描く
色使いや衣服の質感やサロメの純粋な乙女のような美しさに
魅入ってしまうほどでしたが、
この図録のような構図でしたら
最高のように思いますが、ティツィアーノの実物の作品を観る
ことができてとても良かったです。

      Pic_kousei04_3
        パオロ・ヴェロネーゼ
      《キリストと刑吏たち(エッケ・ホモ)
        1586-88年 個人蔵

キリストの肉体がとてもリアルで隆々しくこれから、十字架に
吊り下げられる直前の場面のようですが、後光に光る光輪など
小品ながら、素晴らしい宗教画でした。ティチアーノから
「君はヴェネチア画家の栄光である」と言われただけあって、
ものすごく強いインパクトを絵から感じとることができました。

    Pic_top_3  
            カナレット
    《サン・ジョルジョ・マッジョーレ島と税関
      1728年頃 個人蔵、ニューヨーク

カナレットのヴェネチア都市景観画は、一番魅力に溢れて
います。良く観ると詳細にわたってものすごく丁寧に描かれ
ています。あまり人物像をみたことがないのですが、ここでは
働いている人々や観光している人など小さいながらとても
細やかに描かれています。光の照らし具合や海の水の色が
美しく、カナレットが心から愛情を持ってヴェネチアの持つ美
を静かに丁寧に描いていたのを感じさせます。


その他にも全部で70点余りありましたが、どちらかというと
少し大らか??な感じといいましょうか、人物がもう一つ
仮面が似合う土地柄なのかしら?なんて思うところもありま
したが、皆さんと久しぶりに絵を観て回れたことが楽しかった
です。ご一緒してくださった皆様、有難うございました。

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2007/09/17

ジブリの絵職人 「男鹿和雄展」@MOT with マルちゃん

lundedi, il diciassette settembre 2007
sono le ventuno meno otto

            Oga0614

      - ジブリの絵職人「男鹿和雄展」
                  トトロの森を描いた人 -

会社の同僚のマルちゃんが、こちらの展覧会を観てみたい、
と仰っていて、家のダンも珍しく近くのMOTへ観にいって
「感激した!!」って強調していたので、本日、朝一から、
マルちゃんと待ち合わせて観にいって参りました。

    People
         - 長蛇の列 -

朝10時前には着いたのですが、もうチケットを購入する所で
20分待ちで、会場に入るまで一時間!!も待たされました。
でも、男鹿和雄氏の背景画の素晴らしさに二人でただただ
感動して、「スゴイ!スゴイ!!」と驚嘆しておりました。


      Totorobig_2 
      トトロ人形と一緒に撮影できます

「トトロ」とか「魔女の宅急便」は、家でもビデオに撮って
子供たちと一緒によく観ていたのですが、その背景画を
違う人が描いていたことさえ知らずにいました。
本日、その細かい自然描写と色彩のグラデーションなど
優れたアーティストとしての技量の高さを目の当たりに
観て、今までどうしてこのような裏方の絵描きさんが
世の中に知られていないのか不思議に思うほどでした。

       Bustotoro_2
      トトロと初めて出会うバス停

の中に差し込む光が木々や葉の一枚一枚にも反映
されていたり、夕日の持つ微妙な光の変化など観察眼の
鋭さに、男鹿氏が自然を愛していることが感じられました。

空から見下ろした景色など細かく屋根の一つ一つまで
丁寧に描き込まれて、「まるで航空写真のようね!」と二人で
会社でもよく観ているので、その精密な距離感の鮮やかさ
にどこまでも驚かされます。

カメラワークが進んだこともあって、背景画も5枚ほど重ねて
あったり、縦長に描いてあったりと大きめのセル画というの
でしょうか?主に水彩画のようですが、細かい葉の一枚一枚
が丁寧に繊細に描かれていて、その間に主人公が通って
行くようでしたが、興味深くみることができました。レオナルドが
生きていたら、この展覧会を教えてあげたい位でした。

障子の一枚一枚の色も微妙に違っていて、雲の動きを感じ
させる淡いトーンのグラデーションなど細部にまで気を使って
描かれています。昔懐かしい日本家屋の特徴や日本の自然美
を観るにつけ、もっと日本の家屋や自然を大事にしていかなければ、
という想いにもされられます。日本にもこのように自然を美しく
描く画家がいることをレオナルドが生きていたら、この展覧会を
ぜひ、観に来るように勧めたいくらいでした。

        Maru
       マルちゃんのトトロ・折り紙

ディズニー・アート展でもアニメのアーティスト達のその
熟練した背景の色の美しさと繊細さには驚きましたが
今回も男鹿氏の職人として徹したアーティストの仕事
を見せていただいたようで、素晴らしい展覧会だったと
思います。久しぶりにマルちゃんとも展覧会をご一緒
できて、楽しいひと時を過ごせました。暑いところをMOT
まで来ていただいて、本当にありがとう~☆ マルちゃん
の明るい感性と共に元気がでるような展覧会でした~(*'ー'*)♪

10月1日(無料)まで会期が延長されましたが、どうぞ
朝一(10時前)からお出かけくださいませ。帰る頃は
外まで並んでいたので、入館するまで2時間位かかる
ようでした。 

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2007/06/17

さようなら《受胎告知》ツアー by 池上先生ご引率 鑑賞会 No.17

sabato, il sedici giuno 2007
sono le ventidue e cinquanta.

     200703leonardo_top630_3
                   《受胎告知》
          レオナルド・ダ・ヴィンチ

Visiting Tour Clubのコミュニティの管理人として
美術の鑑賞会としては、今回の

    「さようなら《受胎告知》ツアー」
      
 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像

で最後となり、しばらくはお休みを頂くことになりました。

池上先生から直接にご引率されるだけあって、ご参加者も
鑑賞会メンバーと恵泉大の生徒さんと関係者の方々など
総勢30名近くいらして下さって、東博前の正門では
私達だけでもお祭りのように熱気立っておりました~☆

先生から「皆さんは、何度も《受胎告知》を観られたでしょう
から、外で少しレクチャーします!」と仰られて、東洋館
に設置してある椅子とテーブルがあるところで、私達だけ
陣取って先生から《受胎告知》についてのレクチャーを
4、50分、話して頂きました。池上先生のブログで、概略が
紹介されています
→「さよなら受胎告知」ツアー

     Lrc4
  《受胎告知》に纏わる素晴らしいレクチャー

恵泉の生徒さんたちが《受胎告知》の絵の大判図版を
手で持っていてくださって、大変だったかと思いますが、
有難うございました<m(__)m> 他にも図版を見せていただき
ながらレオナルドについて情熱を感じるくらいに次から次へと
隆々と流れるように先生はお話くださいました。

途中、お話が途切れたのは、それまで待ち時間ゼロ分
だったのが、鑑賞の方達が正門から列を成して並び
はじめ、時間ごとに動き出して歩いてくる音やその多さに
先生も皆さんもだんだんと不安顔になるほどでした。
「夜間の時間は並ぶことが今までなかったのに。。。
早く入ればよかったですね。」と先生もちょっと異例のこと
(最終週)で驚かれているご様子でした。

先生のお話は、レオナルド関連の図録やご著書に書かれて
いた内容がほとんどでしたが、特に次の点が、はっきりと
分かってよかったです。

マリア様の背後にある壁の石組みが以前から奇妙に感じて
いたのですが、半分だけ黒で角だけ石組みは、建築工法的
には、明らかに誤っているそうです。通常は、受胎告知
の図像でマリアの背後にある建物は、「キリスト教会」を
描くものと解釈されているので、イエスが登場する前の
場面というもことあり、あえて、レオナルドは「不完全な建物」
を描いたという可能性が高いそうです。

        Maria_jyutai_1
         《受胎告知》 部分


そのほかに、奥に描かれている赤いベットや白ユリの由来
などの装飾品のご説明に、今回は特に面白く感じました。
ご説明を受けている間に、風がどんどんと強く吹いてきて、
またそれに伴って、観客の方々も一目、レオナルドの作品を
観ようと途切れることなく増えてきたので、私達もここで
観ないと時間切れになってしまいそうなので、入って観る
ことにしました。
  

 Auguration_1   Lastscan_5
          本展の美しいチラシ

れにしても、先生のご本も面白いですが、ご説明は
レオナルドに対する「愛」が伝わってきて、拝聴して
いるだけで、その「愛」でこちらまで包み込まれて
しまうほどの明解で熱がこもったお話しぶりです~♪
その先生の情熱と観覧者の方が押し寄せる熱気で
ボワァ~と東博の地所内が光輝くような熱気を感じて、
不思議な興奮を覚えてしまうほどでした!

 Jyutaikokuchi_2        Eureka_2
レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知
    ユリイカ 第39巻第3号詩と批評 
岡田 温司 (著), 池上 英洋 (著)       特集=レオナルド・ダ・ヴィンチ  


やはり、《受胎告知》の会場内は大変な混雑で、今回で
7度目ですが、一番、混んでいてゆっくりと観れないのが
残念でした。それでも、池上先生と後方からご一緒に観たり
2列目に並んで、《受胎告知》の大天使ガブリエルとマリア様
にお別れを告げることができて良かったです。

          Birthday0415_1
        レオナルドお誕生日コンサート
                 (表慶館にて)


昨年の暮れに《受胎告知》が来日するとの号外版を送って
いただいてから、レオナルドのことで燃え上がっていて、
展覧会の初日ももちろん行きましたし、池上先生の講演会、
「レオナルドの誕生日コンサート」やN響の人たちが奏でる
管楽器と弦楽器のレオナルド・コンサートにも参加して、
《受胎告知》も7度も幸せなことに観ることができました!!

池上先生と皆さんとで《受胎告知》を鑑賞して外へでると
もう真っ暗でした。もう会期も明日(17日)で終了してしまうか
と思うと一抹の寂しさも伴うものですね。。

その後も、皆さんと「池先生のご慰労会」と称して、先生を
囲んで、みなさんと楽しく素晴らしい時間を過ごすことが
できました~☆

     Lec5
     皆さんと贈った色紙

私はちょっと忙しくなるので、これで、しばらくは、
鑑賞会の管理人としてはお休みを頂きますが、一応
最後にこのように盛大な会がもてた事と、池上先生や
森田先生はじめNikkiさんなどお優しくて、時々、暴走する

私を親身にご心配下さる方々と出会えて、ものすごく幸せ♪
と心から感動とともに、レオナルド展と過ごしたこの
半年間の全てに感謝したい気持ちが沸いて参ります。

        Allabout_4
 東京堂出版 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界

   池上先生ご編纂、森田先生、田畑氏(Nikkiさん)
   その他、 ご共著

池上先生は全くお疲れのご様子も見せずに、私達と
いつも楽しく過ごせるように考えて下さっています。
一昨年の秋から先生とご一緒に活動して参りました
鑑賞会も引き続きNikkiさんが管理人を引き受けて
下さいましたので、また先生とともに絵を見る機会を
作ってくださるとの温かいお言葉を頂きました。

昨夜は、レオナルド展の「さようなら《受胎告知》ツアー」
を飾るべき盛大なお別れ会ができて、ご一緒に過ごして

下さった皆様にも御礼申し上げます。

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2007/05/31

シンポジウム 「レオナルド・ダ・ヴィンチの世界」 - 鑑賞会 No.16

mercoledi, trenta Maggio 2007
sono le mezzanotte.

     Sympo2_3

5月26日(土)午後2時より、恵泉女学園大学において
恵泉スプリングフェスタ2007の催しで、

レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―各分野から見たその実像

と称するシンポジウムが開催されました。

 Ci siamo divertiti tanto al simposio di Leonardo.!!  

 「レオナルドのシンポジュームで私達はすごく楽しかった!!」
が上の邦訳ですが、その日はパネラーの方々も鑑賞会に参加
していた人たちも学生さん達も終了してから皆さんが笑顔で
輝いているように見えました~~☆゜・。・゜★

  Nakaniwa4_4
      中庭にある美しいハーブ園 

       Nakaniwa18 
             

多摩センターのバス乗り場で、鑑賞会の皆さんと待ち合わせて
恵泉の専用バスで大学まで、10分少々揺られて参りました~☆
大学に着くと、まずは玄関にバスケットにお花がいっぱい飾られて
いて、女子大の美しいキャンパスに何度来てもわぉ~\(^o^)/と
思ってしまいます。  
         

シンポジウムまで少々お時間がありましたので、食堂で学生さん達と
一緒に食券を購入にして、皆さんと簡単にランチを頂きました。
それから、女性達だけで、中庭に降りて私のお目当てのハーブ園
で撮影をして参りました。去年よりも色とりどりのお花がきれいに
満開に咲いていて、中庭までご案内してくださった学生さんは、
「ここだけ専用に植えてくださる担当の方がいるんです~☆」と
丁寧に教えてくださいました。本当にイギリス庭園を思わせるほど
ハーブとお花が沢山咲いていて~幸せでした~(*'ー'*)♪

   Nakaniwa7_2          

それから、シンポジウムの大教室に行きまして、ほどなくして
池上先生より開会のご挨拶がされました。それぞれのパネリストが
15分間という時間を区切られての短い時間でしたが、ご専門分野で
レオナルドの特徴だった所を明解に説明してくださって大変面白い
内容でした!! まだ、聴き足りない、と思うことも多かったの
ですが、あとは、こちらで続きを読めば、詳しくご解説をされて
いますので、ぜひ~↓

      Allabout_3
   東京堂出版 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界

1.池上先生: 「新しいレオナルド像」

  Ikesensei2_2  

《洗礼者ヨハネ》の中性的な容貌から、アンドロギュネス
(両性具有体)、錬金術、グノーシスの思想などの関連性に
ついて図版を見せていただきながら、ご専門的なレオナルドの
精神的な内面性を希求した新しい見解をお話されていました。

2. 小倉康之: 建築家としてのレオナルド
   城郭建築家レオナルド→軍事技師レオナルド
 (地図の製作/地形の把握) →軍師 として戦乱時代を生き
   抜かなければいけなかった。
  戦乱が終わった後には、最終目的として都市計画を創造して
   近代的な都市を造りたかったのでは、ないか。。と大変
  ダイナミックなプレゼンで、まだまだ15分が過ぎてもこれからが
  本番!という所でもう少しお話を拝聴したかったのです。
   レオナルドの建築は、残存していませんが、集中式教会などに
   レオナルドの設計を基礎にしているとの興味深いお話でしたので、
   残りは本でご拝読します!!

3. 田畑伸悟: 工学者としてのレオナルド

   Nikkisan_1

  我らがブログ仲間のNikkiさんですが、いつも会社で
  プレゼンするかのように、分かりやすく画面をみて
  ご説明されていました。詳しくは、Nikkiさんのブログ
 に資料がリンクされていますので、ご本の内容と
 合わせてご覧になると分かりやすいかもしれません。

 Nikkiさんがご執筆中、週末ごとに国会図書館に
 行って資料を検索していた頃のお話を直接、伺って
  おりましたので、刊行された時は、身内のように嬉し
 かったです~☆改めておめでとうございます~☆

4.田中久美子: 北方とレオナルド

  Tanakasensei_1   

田中先生のお話は非常に明快で、体全体から
パッションがあふれ出していて素晴らしかったです♪
ヤン・ファン・エイクなどの北方ルネサンスの特徴でも
ある光・ 空気・大気などがイタリア・ルネサンスにも
取り入れられているそうです。レオナルドなども同様に
《受胎告知》の遠景では、北方の港風景が関与して
いたり、ファン・エイクの岩の表現は、《岩窟の聖母》
の背景の洞窟などに取り入れられているなどとても
興味深いご見解で、もっと田中先生のプレゼンも
拝聴したかったです!!

5.藤田英親: レオナルドの医学・解剖学

人間の人体を解剖して、解剖図示の方法で表したのが
レオナルドが最初とのこと。長い間、その解剖図は
ウインザー城の中に保管されてしまっていたので、
レオナルドが発表するかのようにきれいに描いた解剖図
は中々、人々の目に触れらなくて残念なことでした。

20分ほど休憩

6.森田学: レオナルドの音楽・演劇

   Moritasensei_1

上記のNikkiさんと不定期でイタリア語を教えて頂いている
森田先生の発表です。先生がお話されたときに、赤ちゃんの
泣き声がしたら、「すいません、今の家の子です。」と場内が
一瞬笑いの渦に~☆ 先生の大らかなひとコマでした(*'ー'*)♪

レオナルド製の「リーラ・ダ・ブラッチョ」についてご説明があり
ました。 リーラ・ダ・ブラッチョはヴァイオリンのように弦を
擦って音をだす擦弦楽器ですが、弓で擦って鳴らす弦だけ
でなく、ドローン弦と呼ばれる(指で弾いてならす)弦があり
ました。これが、古代ギリシャのリーラ(竪琴)を思わせる
ことなどから「リーラ・ダ・ブラッチョ」と呼ばれて いました。

当時の演奏習慣として楽譜に書き残すといった習慣が
なかったので、レオナルドの即興演奏も残されていない
とのことでした。

先日、レオナルドのお誕生会コンサートで聴きました
ジョスカン・デュプレのきれいな音が重なりあうような
きれいな曲も少しだけ聞かせてくださいました。ここでも
音楽は北方の方からイタリアへ入ってきたとのお話でしたが、
ジョスカン・デュプレも北方からイタリアへ来て活躍したと
以前、調べた時に分かっていたので、単純に嬉しかったです。

カッカヴェーラという舞台装置のお話もダイナミックで
面白かったですね!!

私は音楽も好きなので、やっぱり森田先生のお話は夢があって、
先生の美声とともに心地よく響いてきました。

7.伊藤淳: レオナルドの彫刻とモニュメント

  Statue_5

《受胎告知》の書見台は、師匠のヴェロッキオ作であるが、
それをレオナルドは模写して描いたとのことです。今回の
展覧会に展示してある《少年キリスト像》やその他、
レオナルドの帰属かと思われる彫刻をいくつか図版で
見せて下さいました。

8.小谷太郎: 天文学者としてのレオナルド

  Cosmo

月と太陽と地球との関係を手稿の図版で詳しく解説されて
いました。皆さんは先生のジョークにとてもお笑いになって
いましたが、私はそのジョークが高尚なので、少し理解でき
なかったのは残念でした~^^;

9.大竹秀実: レオナルドの技法と修復

  Saigo

修復家でいらっしゃるので、《最後の晩餐》について、詳しく
どのような製造過程で造られて(セッコ)、修復中と修復後まで
20年間の年月がかかったことなど図版を見せて頂いて、
ご見解を示してくださいまして、大変面白かったです!!

10. 谷口英理: レオナルドと日本

近代日本がどのようにレオナルドの作品を受け入れてきたかに
ついて、夏目漱石、上田敏などの文学者からモナリザと似たような
肖像画を1911年頃に日本でも描かれていたこと、第2次大戦下で
日独伊の三国同盟のもと「科学振興」が行われ、アジア復興では
レオナルド・ダ・ヴィンチ展の大規模な展覧会が行われてきた、など
日本での変遷を教えてくださいました。もちろん、モナリザも
来日したことはハイライトでしたが、最後まで、とても興味深く
拝聴することができました。

-------------------------

パネラーの皆様の素晴らしいお話を拝聴して、興奮のうちに
終了しました。

大勢の学生スタッフさん達が、キビキビと先生のご指導の下、
お手伝いをされていて、この後、打ち上げまで私達を先導して
下さいました<m(__)m>  

その後の打ち上げ会も先生のご好意で、私ども鑑賞会の皆さんも
全員ご招待していただいて、パネラーの方々とお話をしたり、
サインをしていただいて、本当に楽しい時間を過ごすことが
できました。   

先生はじめ、お世話になりました当日の皆様に感謝申し上げます。
本当にレオナルドのお祭りのような素晴らしい一日を恵泉の
美しいキャンパスとともに過ごせて、最高に幸せでした~☆

ご一緒に鑑賞してくださったVisiting Tour Clubの皆様は
Takさん、Mizさん、わん太夫さん、花子さん、Ichi-Nさん、りつさん、
スイートピーさん、Cosさん、Pippinご夫妻、Merionさんなど沢山の
方々が遠くからご一緒していただいて、皆様が打ち上げの席まで
その日は楽しく過ごせました。ご参加、ありがとうございました<m(__)m> 

※上記、メモは走り書きでしたので、確実なところは
どうぞご本の中でご確認くださいませ。また、先生方で
違うことを書いておりましたら、お手数ですが、コメント
でも、お知らせいただけると幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

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2007/05/24

☆人形町下町巡り - 鑑賞会 No.15

mercoledi, il ventitr maggio 2007
sono le tre meno dieci.

       Sumida_1
           隅田川リバーサイドの絶景スポット

20日(日)に鑑賞会の皆さんと何人かで、人形町巡りを
して参りました~☆ わん太夫さんが地元にお勤めなので
地図など資料を沢山、お一人づつクリアー・フォルダーに
入れてきてくださったりと入念な準備に一同、感謝でした<(_ _)>

     Suitengu
      安産のお守り 水天宮様

最初はお昼過ぎに、上記の水天宮様で待ち合わせました。
それから、最初は美術館に行くことに。。

浜口陽三美術館で、

  ミュゼ浜口陽三 春コレクション展
   浜口陽三・南佳子 ー 蝶をめぐる世界」

で、浜口氏の柔らかい版画を楽しんで参りました。
Ichi-Nさんはエッチングもお習いになっていたので、
浜口氏のモダンなデザインと色彩が美しいメゾチント技法
の版画は元々、お好きでいらしたとのことで、熱心に作品を
一点一点、丁寧にご覧になっていました。

      Hamaguchi
          《パリの屋根》
           浜口陽三

私も
前回、こちらで拝見してから、すっかりと浜口氏の
ほんわりとした色が滲み出してくるような美しい色合いに
すっかりとファンになりました~☆
また、題材も多くは果物や野菜や蝶々など食物や自然を
描いていて、それも見ていると何か語りかけてくるような
安らぎを感じさせてくれます。


一木さんは、エッチングをお習いしていただけあって、
「この下線は、細かく彫ってあって、すごいですね!」
と感嘆しながら、浜口氏の技術の高さを褒めていらっしゃい
ました~ヽ(^o^)丿 こちらのミニ・ギャラリーで沢山の作品を
ご覧になってご満足されたようで、ご案内してよかったです~♪

と、ここまでも長くなってしまいましたが、それから、わん太夫
さんが一路、隅田川までお連れくださいました。右手に大きな
ビルが見えてきたら、それはNikkiさんもお勤めになっている
ビルだそうで、なんとも素敵なロケーションですね~☆
わん太夫さんの
ブログにきれいなお写真が掲載されています。
ここは青空がわぁ~と広がって、川面もとてもゆったりとして流れ
本当に目が覚めるようにきれいでした~ヽ(^o^)丿

    Dalloyu
      ダロウワイヨのパン工場

それから、町内会の人たちの要望で、ダロワイヨの工場で
パンを直売して欲しいと頼んだ所、焼き立てのパンを販売
するようになったそうです~☆ さすが、人形町!温かいですね♪
ここで、皆さんも少しパンをご購入されて行きました。

それから、ランチを先日も行きました

イタリアン・レストラン: ピッツェリア・バール・リアナ

で、皆さんとピザを頂きました~☆

   Ruccora
    ルッコラ・プロシキュート・ピザ

上記の新鮮なルッコラと生ハム・ピザは特にお勧めです~!!
Montebello Spmante Brut ~モンテベッロ スプマンテ~
もシュワシュワ感がたまらなく美味しいシャンペンの
ようなワインの発泡酒で美味しかったです(*^。^*)

こちらで5人が揃って、また、いよいよ人形町の界隈を
歩き回ります。ここからは、ちょっとわん太夫さんの
コースを少しパクラせて頂きます<(_ _)> 日曜日なので
お店はほとんどお休みで少しがっかりでしたが、下記に
お店の前を通ったとおりにわん太夫さんの再現をお借り
しました。

■ドイツパンのタンネ本店 (残念・お休み!)
  ↓

Green Park Ave. (大残念・お休み!)
ハーブ・ティーのハーブを小売してくださる
とてもハーブ・ティーの美味しいお店です~(^o^)丿
  Green_park_thumb_1

  ↓
志乃田寿司総本店、かわらせんべいの亀井堂、
豆腐の双葉、お茶の森乃園、人形町今半、

和食の芳味亭、すきやきの大和、
  
浜町漬けの浜乃院
こちらで、お徳用の銀ダラなどを購入しました!
「お徳用」のパックは皆さんが強い関心を!

  ↓
ビーフカツのキラク、鋏のうぶけや、玉子焼きの鳥近(ここも休み)、
蓬莱饅頭の玉英堂彦九郎(ここも休み)、たい焼きの柳屋(ここも休み)
  ↓
親子丼の玉ひで、揚げ物盛り合わせの小春軒、オムライスの來福亭
  ↓
喫茶去・快生軒、ふぐ料理のかねまん、人形焼の重盛永信堂(ここも休み)

  
黄金芋の寿堂では、

    Higashi
     乾菓子をズラ~と見せていただきました<(_ _)>

         Koganeimo_1
 Ichi-Nさんからのお土産には、黄金芋が入っていて
  とても美味しかったです~(#^.^#) 有難うございます。


 ↓ 
羽二重もちの東海(休み)、焼き立てパンのまつむら

 ↓
あんみつの初音で休憩しました!

  Anmitsu_1
 5人がそれぞれの餡蜜を注文して美味しく頂きましたヽ(^o^)丿


ロイヤルパークホテルのロビーでしばし、休憩しました。

タクシーで銀座一丁目へ

ポーラ美術館 Annex

田所美恵子 針穴写真展
      一葉に合いたくて」 
も覗いてみてきました。

私はやっぱりどちらかというと田所氏が撮りました
パリの写真が素敵で忘れられません(
公式HP)

田所氏の講演会で拝聴した拙記事です↓
田所美惠子・針穴写真展★ステノペ
 
     hariana_photo


居酒屋さんへ

こちらで、リョウちゃんとMarimoさんも合流して、楽しく
打ち上げ会ができて大成功でしたね~ヽ(^o^)丿

ご案内していただいたわん太夫さんには感謝申し上げます。
わん太夫さんの中学からのご友人のHONKYさんも午前中
清澄庭園でスケッチされたそうで、駆けつけてくださいました。

   Kiyosumi
   HONKYさんのきれいな水彩画

Ichi-Nさんとスイートピーさんもいつもご参加していただいて
本当に有難うございます\(^o^)/

日本橋よりも早い時期に数々の名店が開店して、今でも
本店が残る人形町。そして、木造造りのお家や屋号などの
大きな木の看板など懐かしい佇まいを垣間見て、古さと
今はまさに近代化が押し寄せている人形町巡りができて
楽しかったです!!

昔から日曜日がお休みの習慣なのでしょうが、ほとんど名店
が閉まっていて、ちょっと残念でした(/_ ;)

でも、それもゆったりとした趣きがあって、ビルの中にある
お店ばかり見ているとこういった商店巡りも楽しいですね!

月に何度か人形町に行く用事もあるので、わん太夫さんから
教えていただいた上記のお店も今度、訪ねて見たいと思います。

また、ミニ・ギャラリーを交えて、こうした街の散策もして
見たいと思います~☆

ご参加者の皆様、お疲れ様でした~~o(*^▽^*)o~♪

 

      

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2007/04/22

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展@Bunkamura - 鑑賞会 No.10

domenica, il ventidue aprile 2007
sono le dicisette e un quarto.

             Chirashi_7

先週の土曜日のことになりますが、娘と渋谷でランチ
することになったので、ちょうど、観にいこうと思って
いたBunkamuraで開催中の

  「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
      --運命のアーティスト・カップル」

を一緒に観て参りました。最後が悲惨なので、娘には
ちょっとどうかな~?と思ったのですが、とにかく人生
勉強じゃないけど、一緒に観てみることにしました~☆

入場したすぐの所に、モディリアーニの若かりし頃の
ハンサムな写真がド~ンと展示してあり、二人でワォ~♪
と顔を見合わせた位素敵でした~☆

展覧会の構成は、お互いが合う前の絵から始まり、
ニースへ旅立ち、そして悲劇の最後で終わると言う
二人の愛と悲劇の軌跡を辿った深い内容となって
4章に別れています。HPからお借りした図版と絵葉書
からいくつかご紹介したいと思います。

Scene 1 出会う前のふたり
第2部 モディアーニに出会う前のジャンヌ

本展を観に行かれた方たちのブログを読むと、皆さんが
ジャンヌの絵が上手だったことに驚かれています!私も
彼女の才能あるアーティストとして描いた絵にとても心打
たれる思いでした。

     Pic_k_02_1 
   
 ≪ピッチャー、瓶、フルーツ≫
     ジャンヌ・エビュテルヌ
     油彩・キャンヴァス 個人蔵

まるで水彩のような透明感があって、美しい静物画
ですね~♪ 果物をきれいに美味しそうにまた構図も
少し変形して描いて、とてもいい作品です~☆

  Pic_m_02_1     Jyanne
  16歳の肖像写真          ジャンヌ・エビュテルヌ
   個人像               ≪自画像≫
                     グワッシュ・厚紙 個人蔵

16歳のときの写真で、すでにしっかりと成人した女性の
強い眼差しで、かなり意志強固な感じがしますね~!

右の《自画像》も少し反抗期かしら?なんて思いたく
なるようなちょっと社会に抵抗したくなるような年頃
だったのでしょうか? 確か、6歳の幼児の頃のお写真
もありましたが、その時の視線も強くて、こちらがたじろぐ
ほどでした! やっぱり、その後の将来を見据えていたの

でしょうか~?

でも、まだ、日常のスケッチでは、シスターに学校へ
連れ戻されている絵やお母様の広がったスカートの
裾で戯れて遊んでいる絵など微笑ましかったです。
かなりきちんとしたご家庭のお嬢様だったのが伺えます。

Scene 2 出合いと同棲の始まり

お互いの顔のデッサンが描かれていて、ジャンヌの絵も
モディリアーニの影響を受けて変化していく過程がよく
分かりました。

      Osage1
      《珊瑚の首飾りの女性
       (マドレーヌ・ヴェルドゥ)》
      1918年 モディリアーニ

モディリアーニの絵もジャンヌの絵に影響されて
いるのか女性的な華やかさが増しているように
感じられました。

Scene 3  ニースへ旅立ち

     Jyanne2
     《肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ》
     1919年 油彩・キャンヴァス
     アメデオ・モディリアーニ 個人蔵

ニースへ移ってから、モディリアーニの健康もよくなって
明るい色使いになり、ジャンヌも女の子を出産して幸せ
な時を過ごしたようですね。ジャンヌのお母様もこの時は
一緒にニースに滞在していたようですが、モディリアーニ
のことを「優しいいい人である」と二人の仲を認めていた
ようなコメントが貼
られていて、初めて知る事実に感激
しました。

そういえば、この展覧会の出品元もジャンヌの遺族が
所有していたコレクションを公開しているので、その
中身が濃いことも分かりますね!

Scene 4

パリに戻ってから、モディリアーニの健康は悪くなる
一方で、ジャンヌが最後は自分の死を予告するような
水彩画を描いています。

また、飛び降りたのも両親の住むアパートの6階から
ということで、写真が展示してありましたが、かなり
インパクトを感じて、娘と少し暗い気持ちになりました。

アーティストとして、素晴らしい才能がありながら、
それでもモディリアーニの後を追ってしまったジャンヌ
が愛おしく感じます。本展では、モディリアーニの作品
が霞んでみえるほど、ジャンヌの斬新な色使いや構図
など観ることができて、新しい発見でした。

短い間でしたが、アーティスト同士が凌ぎを削って、絵
を描きながら魂の交換をしていたからこそ、片方を喪失
した時の悲しみが大きかったのかもしれませんね。。
結末は悲しいけれど二人の関係がそれほど強かった
ことを認めてあげるよい追悼の展覧会だったと思います。

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2007/04/08

大回顧展 『モネ展』印象派の巨匠、その遺産 - 鑑賞会 No.9

domenica, il otto aprile 2007
sono le dicisette e mezo

          Img_main
           「日傘の女性」1886年
                オルセー美術館

先日以来、風邪で半病人の状態でしたが、今回は、強力に
モネ好きな方、ミズシーさんがご一緒してくださるとの事で
ちょっとフラフラしながらですが、とにかく、乃木坂にある

国立新美術館へ昨日(4/7)が初日開催の

 「大回顧展 『モネ展』印象派の巨匠、その遺産

を観て参りました。何しろ、世界中の美術館から100点
近くもモネの絵を借りてきたという国立新美術館の力の
入れようはすごいものがありましたね!!

3年前位の今頃、都美で開催した「パリ/マルモッタン美術館展
を観てから、自分が絵を好きだったことを再認識して、
その夏にはジヴェルニーの「モネの館」まで飛んで行きました。

    Mone_yard_3
      「モネの館」2Fから庭を望む

会場に着いた時は、すでに長蛇の列でした。風邪でボォ~と
する頭でしたが、最初の部屋に入ってみました。やはり今回
の目玉作品、
  「日傘の女性」の絵が展示してあったので、動けない位の
人だかりでした。各パートで、気に入った作品を画集から
図版をお借りして、書いて見たいと思います。

Sec1. 近代生活

     Fujin
     ゴーディベール夫人
     1868年 オルセー美術館

やはり、オルセー美術館からお借りした作品は本展
でも素晴らしい作品が多くて、今日まで「オルセー美展」を
都美で開催してましたが、ほとんどよい作品を日本へ
貸し出しているのでは?なんて余計な心配をするほどでした。

こちらは、郷土であるル・アーヴル地方で名士の奥様を
描いた肖像画です。モネの絵で、これだけの大作を観れ
るのは、日本ではこれからもないかもしれませんね。。
衣服の質感も色も見事で、上品な夫人の横顔から裾に
広がっていくラインがとくに印象的でした☆

Sec2. 印象 階調

   Kasasagi_1
        『かささぎ』
        1868-69年
        オルセー美術館

 こちらもオルセー美からですが、思っているよりも大きな
  作品でやはり雪の温もりとカササギが止まっているポイント
  に目が惹かれます!

 確か、ルーヴル美術館にも似たような作品があったと思う
  のですが、こちらはモネの雪の作品でも最高傑作!とも
  いえるかと思うほど、いつまでも眺めていたい作品ですね♪

Sec.2 印象 色彩

     Camiue_1
      『庭のカミーユ・モネと子供』
       1875年
      ボストン美術館

 この作品の実物を見たかったので、対面した時は 
  とても懐かしいような喜びが湧き上がりました~☆
  母親なら誰でも子供とこのような眩しい位平和な
  思い出があることと思います~ヾ(´ー`)ノ

  もう大きくなってしまったわが愚息もこの位のときは
  私とべったりで足元でよく粘土を作っていました(^_^;

  モネが絵筆を持って、庭で二人を描いたと思っていた
 のですが、実際は想像上で母子像を描いたそうです。
  バックの溢れるばかりのバラとカミーユのドレスと
 
ジャンのスカイブルーの衣装が大変鮮やかでした。
  後日でも印象が強かった母子の場面を思い出してモネが
  描いたのかもしれませんね!

Sec.3 構図  反射映像

  Degepalace  
  『サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会から見た
                    ドゥカーレ宮』
      1908年
      メトロポリタン美術館

ここのセクションから水の反射が美しく、ヴェネチアが
これほど美しく描ける画家もあまりいないように思います。
モネ自身もヴェネチアの独特な光にすっかりと魅了されて
いたようで、1912年の5月から6月にかけて
モネ、ヴェネツィア」展で29点もの作品を出品したとの
ことです。全作品を見てみたくなりますね!!

    Vvenecia
      『大運河、ヴェネチア』
       1908年
      ボストン美術館

この作品を観れるとは!! ミズシーさんと一緒にこの
ヴェネチア・シリーズは感激して、もう一度戻って、二人で
溜息混じりに眺めておりました。

このセクションだけでも普通の展覧会なら大勢のお客さん
が入るのではないでしょうか?

Sec.4  連作 移ろい

    Saintlazare
      『サン=ラザール駅』
      1877年 オルセー美術館

モネの代表的な駅の絵もオルセーから来ています!
数々の画集で観てきた『サン=ラザール駅』。パリの
近代化を捉え、汽車の煙や天井から差す光など見事に
臨場感が溢れていて素晴らしいと思います!!

正面左側にある建物がまだ、パリでは建っていると、どこか
で読んだ記憶がありますが、パリの駅舎って天井が今でも
こんな感じですよね~!

   Tamise_1
     『テムズ川のチャリング・クロス橋』
        1903年
             リヨン美術館

 このチャリング・クロス橋が連作で3点展示してありました。
 それぞれが水と大気の織りなす美しいハーモニーに、ミズシー
  さんも鳥肌が立つくらい!と感激されていらっしゃいました~☆

 モネは霧の出るロンドンが好きで、冬を選んでロンドンに
  行ったとのことですが、日の光と水に映りこむその光が
  キラキラと輝いて優しさの中にも厳かな雰囲気が漂って
  いて、美しい絵でした。

 このほかにも、一連の『ポプラ』、『積みわら』、『ルーアン大聖堂』
  『睡蓮』など展示してありまして、なんだか現実でないような
  「モネの園」=天国にいるような不思議な幸福感に包まれ
  ました~♪

 ミズシーさんはmixiでも印象派コミュのリーダーさんで、
  特に、モネにかけてはものすごく造詣が深いです~☆
  私もモネについては知っているほうだと思っていましたが
  家族関係や日本人の買い付けの方々まで大変お詳しくて
 ご一緒させて頂いて、本当に勉強になりました<(_ _)>
  21日(土)はコミュのオフ会があるそうですので、ぜひ
  皆様もミズシーさんの解説をお聴きくださいませ。
  本当に二人の奥様に対しての愛情溢れるご説明も
  モネのご親戚なのでは?と思うほどでした。

 このあと、東京ミッドタウンへ二人で行きましたが、
  私もあまり調べて行かなかったので、地下の広い
  バイキングのようなところで食事をしてしまいました。
  美味しかったですが、もう一つ落ち着かなくて。。(/_ ;)

  どうも再開発のような場所は苦手かもしれません。。。

 もう一度、ジヴェルニーにある森の中の『モネの館』へ
  行きたく なってきました~☆ 

     Mone
       「モネの館」 絵葉書

  

    

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