三月大歌舞伎 - 歌舞伎座
1月に「信長」のお芝居を観に行った後すぐに
ミュージカルを観に行く予定でしたが、仕事の
関係で急に行けなくなったりしていたので、
今回(日曜)も、両親が歌舞伎に誘ってくれました。
若い頃も現在も職場がすごく近くにある
歌舞伎座ですが、国立劇場の方で短い
歌舞伎を観たことがありましたが、今回
歌舞伎座で歌舞伎を観たのは初めてだった
のでとても興奮しました***ヾ(≧∇≦)ノ"***♪
歌舞伎座に行く前に、上野のバーク展で
日本美術を堪能して参りましたので、緞帳が
開いて、舞台の背景画というのでしょうか?
それがまるで今、まさに観てきたばかりの世界
が大きく描かれていたのでそれだけで感激でした。
特に、酒井鶯蒲の玉川のきれいなブルーが
目に焼きついていたので、舞台も同じ様に
大きな河が流れていて、奥に富士山が描かれ
ていたので、同じような画に眩暈がするほどでした。
お能は伯母が一年に一回位誘ってくださるので
何度か観ておりましたが、歌舞伎は舞台セット
も何度か変わって、お囃子も豪華なんですね!
この歳になって初めてみるなんて日本文化に触れ
なさ過ぎておりましたが、ここのところ日本の美術
の素晴しさを再認識しているところです。少しだけ
内容をご紹介させていただきます。
1.近頃河原の達引
上記に述べたとおり、悠々と流れる河原が描かれた
元で、恋人同士が遭うシーンから始まり、殺人、結婚
へとストリーが展開されていきます。操り人形の猿が
二匹、踊ってコミカルに二人を祝うシーンもありました
が、結婚して実家を出て行く新婚の二人を見送る目の
見えない母と兄が別れを悲しげに見送ります。
2.二人椀久
遊女役の菊之助の美しさに舞台下から登場した
瞬間に歓声が上がりました。私も初めて観るその
女役のしなやかな踊りや豪華な衣装など身を乗り
出して魅入っておりました。 冨十郎の踊りの素晴
しさもあって、二人の妖艶な舞いに酔いしれること
ができました。
3.水天宮利生深川
現在、住んでいる深川の話なので、とても身近に
感じまして、幸四郎があまりの貧乏から気が
触れたり、子役の二人があどけなくて可愛らしく
奮闘していました。
☆詳しいストリーはこちらの「みどころ」からどうぞ・・・
一番良かったのは、尾上菊之助の女形の舞いでした。
私は宝塚の男役はちょっと弱いけど、歌舞伎の女形は
きれいで女性よりもより艶かしい感じがするのはどうして?
と思うほどでした。伝統芸とはこのように美形の女形に
よっても次々と受け継がれて行くのでしょうね。舞台芸術
の美しさもさることながらこのような本物の芸もたまには
鑑賞しないといけない!と心が日本美で満たされた一日
でした。
☆こちらも日本の食の美~♪
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