sabato, ilf ventisette settembre 2008
sono le venti
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明」
「機械篇」 著: カルロ・ペドレッティ
訳: 田中久美子・小倉康之・森田学
「飛翔篇」 著: ドメニコ・ラウレンツァ
訳: 加藤磨珠枝・長友瑞枝 訳・解説:池上英洋
東洋書林社、6,800円+税
概要:
ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な手稿400点余りを
収めたヴィジュアルブック。科学・芸術・建築・解剖学など広範囲に
活躍した天才レオナルドがいかに「世界」を探求したかが手に取るように
わかる。脅威な描写力とイメージのすべてがここに。
池上先生(ブログ)のご解説付きで、レオナルドに関する文献
の翻訳を2冊セットで新たに上梓されたとの素晴らしい記事を
拝読しましたので、こちらでもご紹介させていただきます。
以前からレオナルドの専門書で翻訳を手がけていらしゃっると
お聞きしていましたが、2冊のご本になったようですね!!
森田先生、小倉先生なども翻訳をされているようです。
Nikkiさんこと、田畑氏も翻訳のブラッシュアップ(工学)を
されていらしたとのことです。こうしてまた新たにレオナルドに
関する専門的な文献が刊行されたことはレオナルド・ファンの
一人としてとても嬉しく思います。
図版もとてもきれいだそうですから、本屋さんでもどうぞ
お手に取られてご覧になってくださいませ。
池上先生のブログ記事から内容を抜粋させていただきました↓
レオナルドの手稿解読の第一人者ペドレッティと、飛翔関係の研究で知られる
ラウレンツァによる書の翻訳です。
とてもおもしろい本です。レオナルドの手稿のみを手掛かりに、実に緻密に
レオナルドの「機械」と「飛翔」について掘り下げられています。単なるレオナルド称賛
ものではなく、同時代の工学の状況を考慮しながら、その真の姿を冷静に浮かび
あがらせています。とくに、レオナルドの飛翔への情熱とその一連の挑戦の物語は、
感動的ですらあります。
レオナルドの飛翔については大変興味があるので、少し早いですが
自分へのクリスマスプレゼントととして購入してみようかしら?
と思っている所です。
===
追記:
もうクリスマス・プレゼントの先取りをしてしまいました~
本当に印刷がきれいなので、手稿などが鮮明によく
わかります。ちょっとだけ、掲載させていただきます<m(__)m>

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明」
「機械篇」 著: カルロ・ペドレッティ
「飛翔篇」 著: ドメニコ・ラウレンツァ
とてもきれいな表紙で、モダンなデザインの装丁を見るだけで、新しい
レオナルドについての見解が述べられていることを予感させます。

「飛翔篇」 P56,P57
右側の飛行機の模型は、昨年の「レオナルド・ダ・ヴィンチー
天才の実像展」で、展示されていたのと同じようですね。
池上先生のご解説は、この「飛翔篇」の最後の章、
「科学者レオナルドという存在」と題して、2冊の論評を明確に
述べられています。まずは、そちらを一気に読んでしまいました。
レオナルドについての研究がこの数年に亘って掘り下げていく
内に、レオナルドの周辺あるいは以前の技術者や科学者達など
についても発掘されて、レオナルドが急にあれだけの膨大の知識
や技術が付いたのではないことが解明されてきたようです。
今後もますます新しいレオナルド像が浮き彫りにされていくことを
レオナルドの生涯を通して愛情のあるまなざしとともに先生の
鋭いご見解を述べているので、その章だけでも大変面白いです。
また、本文を読んでから感想もアップしたいと思います。
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