「イタリア 24の都市の物語」 池上英洋 (著)
「イタリア 24の都市の物語」 (光文社新書)
池上英洋 (著)
ただ今、日比谷公園内のダ・ヴィンチミュージアムにおいて
日本側監修をされています池上英洋氏が書かれた新書です。
内容(Amazonより引用):
世界中の旅行者を魅了する、ヨーロッパでも屈指の人気を誇る国・イタリア。
日本では、いまだに「イタリア=歌って踊って恋をする国」というイメージが強い。
しかし、その魅力は、男たちや女たちが織りなしてきた数々のドラマ、芸術家
たちが味わった苦悶や歓び、英雄や偉人たちの精神と行動の軌跡、民衆が
繰り広げてきた何気ない日常生活の集積体であり、かつ、それらを保存して
きた都市のの魅力でもある。それぞれ特色のあるイタリアの街から、24都市
を厳選―。イタリア留学経験もあり、レオナルド・ダ・ヴィンチ研究でも知られる
著者が、さまざまな歴史上のエピソードを紹介しながら、「イタリアを歩く楽しみ」
を伝える。
本書は、2008年4月から2010年3月まで、NHK教育テレビ イタリア語講座
テキスト 『テレビでイタリア語』に全24回の連載記事がもととなった編集版
とのことです。テキストは、私も全冊ではなくてもシリーズで20冊近くは、
購入していて、いつも楽しく拝読していました。
今回は、先生直々に撮られたお写真がカラーで掲載されているので、各
イタリアの都市や教会の建造物や内部の美術品などがよりリアルな感じで
楽しむことができました。
発売以来、一週間で重版という快挙を成したのは、池上先生の知名度が
高いこともありますが、日本人の多くの方がイタリアの国についてもっと
知りたい!という興味を強くお持ちなのでは?と思っています。
それぞれの都市が繁栄しては、他から攻められ衰退し後退していく様を
残酷なまでの人間の争いや恋愛の悲哀や画家のドラマなどが一話一話、
先生にとってはページ数が短すぎるのでは?とは思うほど、如実に闊達に
語られています。
私が一番、心に残ったのは、「ボマルツォ-怪物たちの宴」です。500年前の
ことですが、若くして亡くなった妻に対し、領主は死ぬまで天国にいるその妻
にささげるために、恐竜公園を造園していたことです。ちょっとグロテスク
だけれど、何かしていないと気が狂いそうになってしまう領主の気持ちが
痛々しいほど分かるような奥様へのレクイエムが今日まで、イタリアの片隅で
存在していることが、何か人間の悲しい性と愛というものを強烈に感じて
しまいました。
我が愚息も今年は、2回もイタリアへ行ってきたので、本書を貸して上げようと
思っています。アマルフィが昔はそれほどまでに繁栄していた都市だったとは!
まだまだ、24ヶ所の続編もすぐにお書きになれるほど、先生のイタリアに
対する篤き思いは尽きないようです。
イタリアの歴史や美術や芸術家たちの内面など興味深く読めますので、
皆様もお正月休みにいかがでしょうか? 先生の文章にいつの間にか
吸い込まれて、意外と早く読み終えてしまうことでしょう。
池先生、「あとがき」もとても良かったです。どうもありがとうございましたm(__)m
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![池上 英洋 監修: Pen (ペン) 2010年 5/15号 別冊 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41QDvr5KUjL._SL75_.jpg)



















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