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2009年1月

2009/01/27

「アートテラー とに~ お笑い会」 第2回 ☆クレーに捧げるオマージュ★

 

      Dsc_2228
    プラリーヌ/春うらら』 Produced by Tony and Samiho 
             Photo  by Julia 

クレーの展覧会に初日に駆け込んで行くほどのクレー好きな私は、
クレーのイベントも開催しましたが、もう3回ほどクレーを観に
Bunkamuraミュージアム」へ通いました。今日は、イベント時の
お写真を紹介しながら、自分のクレーに対するオマージュとケーキを
作って下さったSamihoさんのメッセージをお伝えしたいと思います。

         Dsc_2222_2 
            Photo  by Julia

こちらは、てんてんさんがきれいにセッティングして下さいました。
左のお花のコサージュはイベント前に、特急で私が作ってきました。
こちらの創造的なケーキは、ブースカさんがやはりイベント前に、
ブルーミッシュ」というケーキ屋さんで購入してきてくださいました。
こちらもまるで、クレーの絵のような色彩と建築的な創造性ある
立体的なケーキで素晴らしいですね~wink

イベントでは、みなさんも自分も含めてこのようなそれぞれの
創造性が発揮されるので記録に残していく上でも楽しい作業です。
ターミナル・ラウンジさんを選んだのは、洋館の窓から放つ柔らかい
陽の光りが、お写真をより美しく詩的に写すことと、このように自由に
イベントが楽しめることです。

最初に、カメラマンの方が写してくださったお写真を観た時に、
オフィスや鉄筋の建物にはない空気間が伝わって絵のように
写っていましので、今回のイベントでも皆さまにスイーツを撮って
いただこうと思ったのでした~shine
         

     10131008472_s
       畑の中の黄色の家
          パウル・クレー
            1912年

Samihoさんが展覧会をご覧になったときに感銘を受けたのは
こちらのクレーが描いた水彩画です。クレーはこのように、水平線
に向って描く線を多く描いいます。以前、大丸ミュージアムで観た
ときは北海に向う緊張した張り詰めた線を観ているだけで、胸が
苦しくなってきましたが、こちらの絵は、春を思わせるほど暖かくて
柔らな線でいいですね~heart04

 Samihoさんがこちらの絵を選んだ理由は・・・

 あの絵は、juicyな色使い、happyで愉しそうな感じが気に入ってました。
そんなイメージで作らせていただきました。

      Tenten2
        Photo by てんてんさん

 今回、お写真を撮っていただいた中で、とても夢の中の
出来事のようなクレーらしい雰囲気が出ているてんてんさん
の作品です。パンダのカプチーノ君が外を眺めていて可愛らしい
ですね~heart てんてんさんのマイミクさんの中でも評判が高い
お写真とのことですsign03 せっかくなので、少しアップして掲載
させて頂きました。

Samihoさんがケーキ作りの感想を述べて下さいました。

shineおかげさまで、とてもおもしろい体験をさせていただきました。
とに~が読み説いたように、ケーキやケーキ作りにも美術作品に
通ずるものがありますね。この体験を通してケーキ作りで『表現』
していきたいと思いました。また改めてあの絵を見に行きたいです

今回はみなさんに喜んでいただいてとてもうれしく思います。また
このような機会がありましたら参加させていただきたいです。
イベントのお茶菓子でも作らせていただこうかな…shine

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・

Samihoさん、大変でしたでしょうに、またイベントのために
ケーキやお茶菓子まで作ってくださるなんて、もう~お優しい
お嬢さまですねlovelySamihoさんが感じたままに、色彩豊かに
美味しいケーキを作ってくださって本当に有難う御座いました<m(__)m>
また、ぜひ!!!Samihoさんの素敵な感性と高い技術力で
イベントを盛り上げてくださると嬉しく思います<m(__)m>

     

   Dsc_2219  
    『ル・ブーランジェ ドミニク・サブロン』 Photo by Julia 

このように何回も記録に残したくなる位、沢山の美と創造
が集まって中々、クレーの世界から現実に戻れないようです。

展覧会のクレーの絵については、言葉でいい表せないほど
深い思いでいっぱいに広がっています。美しい色彩と2次元、
3次元、異次元の世界へと飛び越えて、私たちに生きることが
苦しくても歌を歌って自然に親しみ楽しく元気に行きなさい!
とクレーから降り注ぐ愛でいっぱいな気持ちになりました。

ドイツのバウハウスなどの教育現場から追い出されて、
故郷のスイスへ戻ってもなお、スイス人としての国籍も
取得できず、最後は哀れなクレーでしたが、少年時代に
過ごした野山へ行っては、スケッチを度々していたそうです。
最後は自然がクレーを救ってくれたのでしょうか・・・。
私たちに残してくださった沢山の優れた色彩の輝きと線の
美しさをこれからも見つめて行きたいと思います。

クレーにもこのような素敵なイベントを開催できたことを
お礼をいいたくて、皆さんの創造性をクレーに観て欲し
いと、今までに感じたこともないほど不思議な親密感で
包まれています。

とに~さん、Samihoさんにご参加した皆さんにもこのような
素晴らしいクレー会を持てた事を再度、御礼申し上げます。
      

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2009/01/26

出勤前のドタバタ石鹸&シャンプー手造り!!

             Tesurino
          『日々の苦悩』
         リヒャルト・エルツェ
           1934
         (Bunkamuraにて展示中)     

息子が昨年の暮れ辺りから髪の生え際辺りに、ニキビがポツホツと
出始めてきました。学生の頃からバイトしていたイタリアンの店に
そのままほかに就職もしないで、そこで働き続けています。一応、
自分のお店は出したいらしいので、少しでもお給料が良い夜勤を
選んでいます。そのうち、他のバイトや社員の人たちも仕事が
ハードなのですぐに辞めてしまい、結局、バイトなのに店長のような
仕事を任られて、お金のクローズからクレーム担当までやりこなし、
今では半契約社員のようです。

ただ、責任もあるのか少しボヤキも入ります。年末はかなり忙し
かったから、よけいストレス・ニキビ&お肌の曲がり角?なんて冗談
を言っていたのですが、一月になって少し暇になっても中々、消え
ませんthink

「一度、顔にぬっている液体製品を全部、止めてみたら?」
なんて言ったって聞くような柔な息子ではないです~gawk
そしたら、今朝、食事の支度をしていたら、
「分かったよ!お母さん!これが原因だ!」といって自分の使用している
シャンプーを持ってきました。
「あ!それは強くて昔からお母さんも合わないから使ってないのよ!」
「それから、顔に着けていた乳液のようなクリームも同じメーカーだから、
よくなかったんだね!!」
とヤット納得し、それからは呪いの言葉をわめき立てる~shock

「ねー、安全なシャンプーと石鹸、作ってよ!」
「シャンプーは簡単だけど、石鹸はちょっと手伝って!」
と早速、いつもの透明石鹸にヘナ の粉を少し入れ、ローズマリーの
精油が髪の毛に良いので3、4滴ほど入れてれて固形ローズシャンプーを
作りました それが、こちらです↓ ヘナは少し溶けにくいようです。
息子は、3分刈りの坊主頭なので、この石鹸で十分でしょうcoldsweats01

      Hairsoap
         ヘナ入りローズ固形シャンプー

次は、純粋石鹸の準備と食事の卵焼きやらと一緒に・・・っと!
石鹸の粉末百グラムに精製水を20グラム、ローズ精油を3、4滴入れて
混ぜ合わせます。(ローズは一番高い精油だっていうのにローズがいいとwobbly)
それは、息子にやって貰いました。本当は40度に精製水を温めるのを
すっかり忘れてたから、かなり溶けるまで時間がかかって、湯煎にかけたり
大騒ぎ~coldsweats02

      Dsc_2235
      純粋な粉石けんと精製水を混ぜる


それでまあ~るくラップで包んで出来たら、とっても綺麗な雪のお団子
のような真っ白い石鹸が出来て大成功です↓

     Soap
         ローズ精油入り純粋石鹸 

ただ、一週間、水分が渇くまで待つのを忘れていたから、また、
呪いの言葉を穿かれたのでした~bleah
また、夜にでもローズソープを造るからと、朝からドタバタでしましたが、
きっと一週間も自然石鹸を使えばつるピカになると思うけど、やっぱり
市販のシャンプーの合成界面活性剤って怖いですね!

             70726f647563742f6466653766666533643
                            ローズソープ 

皆さまも極端な肌荒れやにきび、吹き出物が出来たら、一度、ご使用に
なっている石鹸からシャンプー、化粧品までストップしてみてくださいね。
もちろん、精神的なこともあるかもしれませんが、意外と普通に販売して
いる乳液 (たとえ、ベビー用と書いてあっても)でも刺激を感じたらご使用
をお止めになって様子をみてくださいませ。

私もアロマを少し怠けていたので、息子の顔までじっくりと観察する暇が
なかったですが(笑)、また、少しづつ身近な物から手造りをしていこうと
決意した出勤前のドタバタ朝でした~happy01

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2009/01/25

- Paris - フランス映画

      

Head
       PARIS@Bunkamuraシネマ

先週、クレーのイベントを開催してからやはりクレーを観たくて
土曜日の午前中、寒さに負けずBunkamuraに行って参りました。
PARIS」という日本人には弱いタイトルの映画を放映しているのは
知っていましたが、前回はもう満席で観れなかったのですが、今回、
あと残り少しのところでお席が取れました。なので、当然、前のお席で
ちょっと見上げる姿勢は疲れましたが、PARISの景色を堪能できて
よい映画だったように思います。

主演のジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリスが演じる演技も
自然でとても良かったです。底辺に流れるテーマは、常に「
ではありますが、家族愛に満ちて、全体に流れるパリの街景色が
本当にいいですね!!

また、歴史教授が若く美しい女生徒に恋をしてちょっと苦しんだり、
一生懸命にロックを踊ったりして無理するユーモアもあって、
なんていうか自分も教授の歳頃だけに、こういった悲哀はすごく
分かるので(笑)、結構、人間味溢れる映画になっています。

時々、見え隠れするオルセーやトラファルガー広場に光輝くエッフェル塔、
新しくて便利な建物ではないけれど、なんと出窓から見えるパリの街が
美しいのでしょうか!!

ちょっと他愛のない男女のシーンが多すぎるようにも思いますが
フランス映画にしてはまだ、かわいい方なので(笑)、中、高校生の
お子様と観に行っても親は安心して観ていられると思いますので
よかったら、パリの街の美しさをお子様に感じさせていただけたら?
なんて思ったりしました。

ロマン・デュリスもだんだんと成長して、少しオジサンっぽくなっていくのが
残念ですが、ダンサーの役として出てきて、ダンスもものすごく上手だった
ので、彼はなんでも遣りこなしていこうっていうプロ魂もちょっと見えて
良かったです!!

命がなくなる彼は、お姉さんが愚痴っていると

「でも、生きていられるのだから、もっと人生を楽しんで
  明るく生きなくては!」

というような言葉で、生活に疲れたシングル・マザーの姉を叱咤します。
最後のラストシーンもタクシーに乗っていると、登場人物が道やカフェに
いたりして、中々、俳優思いで人情が篤い監督さんだわ!と暖かな物が
伝わってきます。

私もしばらくヨーロッパへは行っていないので、今年はできたら、
飛んでいってみたくなるくらい映像美も素敵でした!!

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2009/01/21

「アートテラー とに~ お笑い会」 第2回 「クレーを【パティシエ】で読み解く!」 ★ご参加者の記録から☆

          Tenten2
          shineプラリーヌshine photo by てんてんさん

アートテラー とに~さんとのイベントも2回目になりました。
今回はとに~さんとパティシエール志望のご友人Sさんとご一緒に
このような色彩豊かなムースが4層になった『プラリーヌ/春うらら
をイベント前日に徹夜で造ってきてくださいました~cake
とに~さん、さすがど根性芸人さんsign03 ホント、凄い方ですshine 

       Img00036
            photo by Mr. Yasuda

今回もターミナル・ラウンジさんが舞台で、とに~さんとお客さんとの
掛け合い漫談が(特に、お元気なとに~さんの大家さんとlovely)、とに~さん
にとってもホームだ!そうで、楽しそうに演じていらっしゃいましたhouse

Bunkamura ザ・ミュージアムで2009年1月2日から
「ピカソとクレーの生きた時代」展

http://www.bunkamura.co.jp/shosai/topics_mu_081207s.html
が開催されていますので、それに合わせて、
  「クレーを【パティシエ】で読み解く!」
というお題でアートテリングして下さいました。

             Photo
             Photo by さややさん

今日はみなさんの日記から少しづつ今回のイベントについて書かれた
文章やお写真も拝借してご紹介したいと思います。  
      

         22348213_2315113267

お写真↑と記事は、いつも美味しいお菓子と今回はショコラ・リキュール
をご持参いただいた、ともみすとさんから引用させていただきました<m(__)m>

--
パティシエのパテは「小麦粉を使った生地」という説明から始まって
自由が丘のスイーツ屋さんの紹介へと続きいよいよ本題へ。

STEP 1 クレーの絵を見る
「畑の中の黄色い家」

STEP 2 ケーキの種類を考える
クレーはキャンバスを使わずその辺の紙に描いていた→身近なもので
プラコップを利用
ヴェリーヌ(グラス+テリーヌ)からヒントを得て『プラリーヌ』にする。

STEP 3 4層を考える

クレーは色彩の魔術師、色にこだわる
畑の食材にこだわりたい

白: 蜂蜜と生姜のパンナコッタ
赤: イチゴとトマトのムース
緑: 小松菜のムース
下地:<小麦粉を使った>ビスキュイ(キュラソ風味)
金色: 「直角になりたかった茶色の三角」より

 今回のスイーツは層になっているので、食べているうちに味が
変わり、時間差が楽しめるスイーツであった。

 その「春うらら」美味しかったです。
甘すぎることもなく、ムースもしっかりしていてあっという間に
食べてしまいました。また食べてみたいな。 by ともみすとさん

. 。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

とに~さんとパティシエ志望のSさんは、展覧会を観に行ったときに
Sさんがこちらのクレー作、「畑の中の黄色い家」をご覧になって感銘
を受けたそうです。そのイメージを使ってケーキを考案したので、各層
を絵の中の色彩と合わせるために、斜めに層を重ねて造って下さった
ので、大変なご苦労だったようです。生クリームはとに~さんが3時間位、
奮戦してホィップして下さったそうですから涙が出ますね!!美味しい筈です!
                          by Julia
     .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.

    Tenten_2 

トップ画像とこちらは、てんてんさんが撮って下さいました。
娘のパン 『ル・ブーランジェ ドミニク・サブロン』を少し
お持ちしました。ついでにですが、ただ今、渋谷東急デパ地下で
31日まで催事販売しておりますので、赤坂サカス内本店と併せて
お買い求めできますので、よろしくお願いします<m(__)m>

それと、右のコサージュはこの会用に私が編みましたが、
クレー風に♪とちょっと思って造りました~heart

てんてんさんはお写真もきれいに撮られたり詩人のような
素敵な文章を書かれる方で心優しいお嬢様です~heart04 今回も
素敵なお写真に感激でした~(*^_^*) 以下は、てんてんさんの
日記から引用させていただきました。

 cakeshine

水彩画を数多く残したクレー。その色合いは透き通り、
見るものを優しい気持ちにさせてくれます。
色彩のハーモニー。

そんなクレーをイメージして、とに~さんとご友人が
オリジナルケーキを作ってくださいました。

昨年流行した(らしい)ピエール・エルメのスイーツ「ヴェリーヌ」から
ヒントを得て作られた、春うららという名のスイーツです。

赤い部分は苺とトマトのムース。緑は小松菜。いちばん底には、
ビスキュイ(!)が入っています。
味は、初めての体験満載、ドキドキ。スイーツにトマトが斬新でした。

何層にも重なり、どの角度から見ても美しいのは彼の審美眼と、
パティシエ志望のご友人の技量の成せる業ですね。
 
                     by てんてんさん  

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥

次は、絵を描いたり、編み物をされたりと多趣味なyuuyuさんの
文章を引用させていただきました。久しぶりに再開できた
yuuyuさんはとても素敵でしたvirgoshine 文章も素晴らしいですlovely

  ribbonshine

クレーの絵はかわいらしいものが多いが、単にそれだけではない。
タイトルは気のきいているものが多い。
クレーは詩人でもあり音楽家でもあったからです。
だからタイトルも味わってほしい、とのこと。
例えば「赤いチョッキ」
絵だけ見るとよくわからないけど、タイトルを知ると
ここがチョッキで、顔で、体で、動物に乗っていて。。。等
何が描いているかわかるという計算がされている。

そしてもう1つ、クレーの絵のこだわり。
「時間」です。
詩や音楽にはあるのに、絵画にはない、と思い
時間を描くことにこだわり続けたそうです。
クレーはバッハが好きだったようですが、バッハのフーガは
輪唱のように1つの旋律から遅れて、また旋律が流れてきます。
こういう時間差、時間を絵の中に表したということ。
写真のような絵だと、いったいどこから描き始めたのかわからない。
人から描いたのか、建物から描いたのか、景色からなのか。。。
例えばクレーの「頭と手と足と心がある」という絵。
このタイトル見ると、頭、手、足、心の順に見ますよね。
この順で見るというタイムラグが自然に発生している。
「半径と半円」という分割技法の小さい点が規則的に
描かれてる絵なども。
そして「グラス・ファザード」という絵も。
キャンバスにはクレーらしい絵が描かれているけど、
なんと裏には石膏が施されており、50年後にはこの
石膏が溶けて絵が表れてくるという作品だそうです。
50年後という時間を表しているということ。

今日のクレーの絵をイメージして作られた4層のムース。
各層が斜めに重ねられていますが、上から順々に食べて
時間の経過とともに4つの味を味わう。
クレーが絵にこだわり続けた「時間」をケーキでも表したということ。
お見事!!!
トークも面白かったかった。    by yuuyuさん

  ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜

VTCの鑑賞会でもよくご参加してくださる明るいCosさんnote
Cosさんのブログから引用させていただきました。

  bellshine

クレーが好きだった音楽や詩の中にはあって絵の中にはない
「時間」というファクターを絵の中にも表現したのだという。

そういわれてみると時間の流れだけじゃなく、
繰り返しや変奏といった要素も見えるような気がする。

そして、50年後に発見されるようにキャンバスの裏に天使の絵を
描いてその上から石膏を塗り何年もしてから発見されるように
しておいた「グラス・ファサード」

自分が死んだ後のために作っておいた作品。
タイムカプセルを絵の中に仕込んだわけだ。

なかなか味なことをやる。   by Cosさん 

       ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪

皮工芸のお仕事をされているカッコエイさんからのコメントですdramashine

洋館というシチュエーション、初めて経験させていただきましたが、
印象深く、木のカーテンレールの作り、手作りの窓、その中で
テナーするとに~さん、ケーキは完成度高く、大屋さんへの突っ込み、
円滑な進行、素晴らしかったです。
                        by カッコエイさん


    
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;
 
とても心優しくてみんなのお母さん的なうずらさんlovely
とに~さんの大ファンでいらっしゃるようで、いつも
横浜美術館の講演も聴きに行かれているそうです。
とても素敵な記事を書いてくださって嬉しかったですheart

  carouselponyshine

なごやかな雰囲気の中で、とに~さんのトークも横浜美術館より
ずっとリラックスされてました。そしてそれを客席から思いっきり
ツっこむ、とに~さんの大家さん(!)ふふっ、愛されてますね~(笑)

音楽家でもあり、詩人でもあったクレー。彼が生涯を費やして
絵にしたかったもの。
それは、音楽にも文章にもあるのに、絵にだけないもの。
それは何か?どういう形で絵にしたのか?
また、絵のタイトルが効かせる仕掛けのこと。クレーはタイトルが大事!

そう、茶目っ気あるタイトルのつけ方がまた面白いのですよね。
クレーが現代に生きてたら、絶対ミステリー好きになったに違いない!
というのは、かねてからの私の妄想ですが、それをいっそう確信させ
たのが、「時間」に関するクレーの仕掛けの話。これは初耳だったので、
めいっぱいワクワクしてしまいました(笑)
ああ、やっぱりお友達になりたかった。クレーさん。

ケーキもまさにクレーを体現していて、こうきたかぁとうなってしまいました。
野菜のスイーツというのがまた、甘いだけじゃないクレーらしく、
とにかく綺麗で楽しい美味しさに満足でした!

クレーは私も大好き、というか、うんと若い時は生意気にも、
まさに「スイーツ(笑)」となめていましたが、今は「見えないものを描く」
表現の仕方、色彩、計算しつくした知的な構成、茶目っ気ある仕掛け、
いろんな切り口を持っていて尊敬する画家です。
今回も、そのクレーがテーマという事で、とても楽しみにして来ましたが、
トークにもテイクアウトできる小ネタが満載で、おなかいっぱいになりました(笑)

   °。°。°。°。゜。°。°。°。

とに~さんの応援団の団長さん的存在のブースカさんからのコメントです。
すごく良い方でこれからも頼りにさせていただきます<m(__)m>
とに~ファンの皆さん、それぞれお笑い的つっこみ系ですが、
皆さん、心温かくて本当に優秀な方が多いのです~good

   horseshine

横浜美術館ではどんどん距離が遠くなっていくとに~さんを、久しぶりに
身近に感じる距離で講義を聞く事が出来て、とても楽しめました。

前日から徹夜でのケーキ作り、当日の会場作り、全てが手作りで、
皆さんで一緒に会場を作った感じがして同じ時間を共有するということでも
クレーの「時間」を感じる事が出来た気がします
やはりとに~さんのプレゼン能力には毎回感服いたします

次回は更により良い「音」と「時間」をとに~さんと共有出来る事を
楽しみにしております。改めてご苦労様でした。   

        ゜。°。°。°。°。°。゜。°。°。

会場に来るまでに、東博や銀座のギャラリー周りをされて、いつも勢力的に
美術館へ足を運ぶえこうさんsign03

  penguinshine

クレーをパティシエで読み解いて、しかも、とに~さんと、とに~さん
マイミクのパティシエールの方が作ったケーキ、<春うらら>を
いただいちゃうという、斬新な企画!  

いつものように、とに~さんのトークも面白く、しかもケーキも美味しい。
というユニークなイベントでした。

↓アートテラー とに~ お笑い会のコミュです。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=3836728   

       ゜。°。°。°。°。°。°。

きれいなお写真や文章を拝借させていただいた方、ありがとう
御座いました<m(__)m> 今回は皆さまの感想も素晴らしかった
ので、記録としてこちらにまとめさせていただきました<m(__)m> 

とに~さんもご友人と自由が丘へ行きスイーツ店巡りや展覧会を
ご覧になってから、イメージをクレーの絵からヒントを得て、素敵で
美味しいケーキを皆さんの為に造ってくださって、本当に有難う
御座いました<m(__)m>

観客の皆さまも、とに~さんとはお席も近いので、和気藹々と
楽しい時間を過ごしていただけたようです。
当日はお寒い中、お越しいただいて有難う御座いました。

お写真のワンポイント・アドヴァイスを下さった
ピンチヒッターの安田さんにも感謝いたします。

お手伝いいただいた皆さまにも心より感謝申し上げます。

始めはどうなるかとちょっと心配でしたが、この会を再演しないのか?
との問い合わせがすぐに入ったり、お客様の満足度が最高なイベントに
なったようでよかったです!! 今年はとに~さんはアートテラーとしても
頑張って演じていくそうですので、みなさまもどうぞ応援して下さいませ。

アートテラー・とに~さんのブログはこちらです↓
ここにしかない美術室

★第3回目は、2月1日で同会場で開催されます。第1回目の
再演です。詳細はトップページをご覧くださいませ。

☆クレーについては、中々自分自身の言葉で書けないのですが、
以前、何回か下記でまとめて書いておりますので、よろしかったら
ご覧下さいませ↓

Paul Klee

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2009/01/12

クレーの絵を満喫したあとは、「ガレットリア」でガレットを~♪♪‘

       

    Kikenakoto1938
             《危険なこと》
             パウル・クレー
              1938

Bunkamuraで開催中の「ピカソとクレーの生きた時代」を
2回目ですが、先週の土曜日、観て参りました。朝、早めに
行きましたので比較的空いていて、ゆっくりと現代画の世界を
楽しむことができました。また、後ほど、感想を書けたらとは
思っておりますが。。

           Klee1_2
            《赤と白の丸屋根》
             パウル・クレー
              1914

中でもやはりピカソの絵は迫力があってよかったです!
しかし、最後のクレーの色彩溢れる世界にただ魅了され、
美と少し摩訶不思議な絵画の中で彷徨っておりました。
また、そちらもいずれ、今週土曜日のイベントとともに
書かせて頂きます。

ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館のきれいなヴィデオ
の中で、学芸員さんが 「戦争で、ナチがクレーをスイスへ亡命
させたことはとても恥ずべき事です。ですので、80点余りのクレー
絵が競売に出された時に、償いとして、ドイツですべて買い取る
ことにしたのです。」と真摯に述べていたのが印象的でした。
この時期の画家たちは戦争で亡くなった方も多くて、そういう
意味でもこのような現代アートを見る意味もあるかと思います。

       Dsc_2124

ランチは、松涛の方へ坂を上がっていきますと右手に蔦の
絡まる洋館が見えてきますが、以前にもこちらでご紹介しました
クレープがとても美味しい「Galettoria (ガレットリア)」です。

       Dsc_2133_2

本日のクレープは、ツナと卵に紫キャベツやチコリが添えられていて、
マッシュポテトをトッピングで乗せます。いつもきれいな盛り付けに感激です!

2階の日が当たるこの場所は大好きで、特にクレーの絵をあとに、
美味しいガレットをいただけるのはまさに、至福のひと時ですheart02

       Dsc_2135

塩バターキャラメルは、焼き加減も抜群で、バターが溶けると
美味しさが少し風味がある薄い皮と相まって最高ですlovely

          Dsc_2127

今日のお供はえこうさんのペットで、ドルチ君です。
私があまり寸法とか考えずに、お帽子とマフラーを編んだので
ちょっと小さかったですが、こちらではカッコよく撮れたかしらね?

             Dsc_2143_3

フランスの片田舎をイメージした内装のガレットリアは、食材も
無農薬ですし、おしゃれで美味しい時間を過ごすのには最高です♪

30年以上も前に、渋谷でお仕事をしている時もこの洋館は建って
いたので、この渋谷の変貌振りをじっとみていたかもしれませんね♪
どこまでもパリのようで素敵な建物です~heart

※火曜日、定休日のようです。

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2009/01/11

ガレ・ドーム・ラリック アール・ヌーヴォーからアール・デコへ@高島屋

        Galle
        ガレ・ドーム・ラリック
        アール・ヌーヴォーからアール・デコへ
        
~華麗なる装飾の時代~@高島屋 

先週、日本橋高島屋に用があったので、会社の帰りに寄ってみました。
えこうさん情報で、確か、ラリックがすごく良かった!と日記に書かれて
いたのを思い出して、8Fのホールへ行きますと、「午後6時を過ぎると
半額になります」と入場券売り場に張り紙が出ていたので、ラッキー!!
とばかり、400円で素敵な展覧会を観ることが出来ましたlovely
  

         

     Lalique 

------------------

高島屋の
HP

ヨーロッパの女性たちを魅了した、アートやファッションがきらめきます。

曲線を生かした優美なアール・ヌーヴォーから、直線的でシンプルなアール・デコへ。
エミール・ガレ、ドーム兄弟、ラリックらの名品をお楽しみください
花器など180点の展示の中心は、曲線美を生かすアールヌーボーを代表する
エミール・ガレとドーム兄弟、直線的でシンプルなアール・デコで有名なルネ・
ラリックというガラス作家たちだ。

I. アール・ヌーヴォーの世界
(ベル・エポックの優雅なまどろみ)

II. ガレ、ドーム、ティファニー

III. アール・ヌーヴォーを愛でた女性たち

IV. アール・デコの世界
(マシーン・エイジの新たな美)

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      ヴェネチア風テーブルランプ
      るいす・C・ティファニー  1900-1910年
      ポーラ・コレクション

入口の近くに展示してあった上のテーブル・ランプは
ティファニー作で、色合いが美しくて何度も観に行って
しまいました~heart スタンド部分の意匠も精緻で素晴らしい
です!さすがに、ティファニーの御曹司だけあって、宝石
のような輝きが作品に反映されているかのようです~shine

ガレやドーム兄弟が造ったアール・ヌーボの花瓶も沢山、
展示してありました。でもやはり、ルネ・ラリックのガラス
工芸には芸術性の高さに、観ていても興奮してしまう程

素晴らしいですね!!

特に、3美神がガラスの中で浮き立つようにポーズを
していると、とても優美で躍り出てくるような妖気が立ち
こめていて、一人で熱くなって魅入っておりました。

主に、ポーラ美術館が所蔵しているそうですが、箱根の
ルネ・ラリック美術館へ行ったときも質の高い作品が
多くて感激いたしましたが、同じように、ラリックが最高に
磨き上げた芸術の粋に達しているガラス工芸品の数々を
都会のデパートで一堂に観ることができて幸せでした~heart

宝飾品もとてもきれいですshine 会期は12日までですので、
ぜひ、お買い物ついでにでもご覧くださいませ。会場は
スペースがたっぷりと取ってありまして、工芸品を観賞
するのに適しているかと思いますので、ぜひ連休中には
ご覧いただければ、きっと装飾芸術をご堪能できるかと
思います~crownshine

   

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2009/01/06

「ピカソとクレーの生きた時代」@Bunkamura☆ ピカソの女性たち

     Mainvisual
    『20世紀のはじまり - ピカソとクレーの生きた時代
                           @Bunkamura

クレーの絵が観れるというので、初日の2日、Bunkamura ミュージアムにて
早速、観て参りました。来週の土曜日(17日)に、アートテラー とに~さん
とクレーについてイベント↑を開催することもあるのですが、クレーの色彩
の美しさには魅了されていましたので、楽しみにしていた展覧会でしたshine


一昨年の川村美術館の膨大なクレーの絵と、Daimaru ミュージアム
での『線と色』の美しいクレーの世界を期待していたのですが、ただ、
壁にズラーと展示しているだけで、少しがっかりでした。確かに、
その部屋に入った途端、色彩の美しさにホワァ~とした暖かな陽気
に包まれましたが、クレーについての解釈らしき展示ではなかったです。
それにしても、クレーのなんと色合いが美しいのかとますます魅了され
ましたが、また、次回、クレーについては書こうと思っています。


○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:* 

本展では、ピカソの絵が6点、展示してありまして、中でも恋人の絵が
3点もありましたので、色々なピカソに関する本から調べたことなども
少し書き添えて、拙いながらご紹介してみたいと思います。

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恋する西洋美術史」 (光文社新書 384) (新書)
 
池上英洋 (著)

 概略: 恋愛―それは人類の長い歴史を通じて、私たちの人生に
 とって常に重要なものであり続けた。画家たちの恋愛事情、奔放
  な性的エピソードに溢れた神話、人類の恋愛の諸相を捉えた、
  新しい角度からの西洋美術史。

こちらの本は、昨年の暮れに、いつもお世話になっております
池上英洋先生がご上梓されました。中でもピカソについては、
「最も愛し愛された画家」として副題が付けられているほど、ピカソの
女性関係については強烈に描かれています!

そのほかの画家やギリシャ神話に纏わる神々の恋愛についても
大変分かりやすく書かれてありますので、美術に興味ない方も
西洋絵画とともに画家の私生活も知ることができるので面白いと
思います。特に、絵のご解説はさすがにご専門家らしい見解で
素晴らしいです。西洋美術史の流れも自然に分かるようになって
いますので、お薦めの一冊ですsign03

★さて、ピカソ様の恋愛についてですが。。。

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         『フェルナンドの肖像』
           パブロ ピカソ
            1909年

20世紀の初頭、ピカソがパリへ出てきて、最初に付き合った女性は、
同年齢のフェルナンド・オリヴィエです。セザンヌの影響で、ブラックと
ともにその様式を追求し始めた初期キュビズムの作品が、こちらの
フェルナンドの肖像画です。フェルナンドとは1904年から1909年まで
関係を持ち、最初の頃は、『薔薇色の時代』(1904–1906)では、女性
らしく描かれていて素敵でした。しかし、次にエヴァとピカソは付き合い
始めてから、フェルナンドとの関係も終わりに近づいてしまった頃の
絵のようです。ピカソの絵がだんだんと売れて出し、お金のある生活
になってから、二人の関係がギクシャクとしだしたそうです。

池上先生の上記の本によると、フェルナンドはパリへ出てきた
ばかりのピカソにとっては母親代わりだったのでは、と書かれて
います。

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もう一冊、ピカソについて詳しく書かれた本をご紹介します。

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  『女たちが変えたピカソ 』(中公文庫) 
  
木島 俊介 (著)    

概要:
二十世紀最大の画家ピカソ。だが彼の作品の多くは、今日まで
数々の謎に包まれた「わからない美術」であった。ピカソが生涯
描きつづけたものは何だったのか―著者は、最新の研究成果を
踏まえつつ、大胆な推理を試みる。ピカソの女性関係を軸に、
九三点の作品を通して芸術創造の軌跡を辿り、ピカソの実像を
解明する、刺激的美術論。

こちらの本は、どちらかというとピカソが女性を愛することで、
より創作活動が活性化
できるというような側面を描いているので
若干、ピカソ擁護論にも見えますが、この本を読んでピカソの
絵を観ると面白いように解ってきました!

☆ ☆ ☆

          Top_pic2
            《鏡の前の女》
              1937年
             パブロ・ピカソ

 エヴァがガンで亡くなってから、ロシアバレエ団の踊り子で
貴族出身のオルガ・コクローヴァ -と知り合い結婚をします。
当初は、上流社会を楽しむピカソでしたが、その内にオルガ
との生活に窮屈さを感じ出し、ある日、パリのデパートの入口で
17歳のギリシャ彫刻のような顔立ちをし、豊満な容姿をしている
マリー・テレーズを見初めて愛人関係に入ります。

しかし、またマリー・テレーズが女児を出産すると母になった
彼女が疎ましくなりだします。上記の絵は、ブルーが基調で
窓辺に射す日の光が眩しいほどでした。マリー・テレーズも
母親のように満ち足りた雰囲気がして、とても落ち着いた
よい絵のように思いました。この絵には圧倒されるようでいて、
ピカソのマリー・テレーズを観る優しさが伝わってくるようでした。

また、マリー・テレーズと知り合ってから、スペイン魂が炸裂
したような強烈なミノタウロス・シリーズや画家とモデル・シリーズ
のような美しくギリシャ的な神話も題材に版画を描くなど精力的に
ピカソはこの時期が一番、制作上輝いていた時期である、と
上の木村氏は強調されて書かれていました。確かに、そう言われて、
画集などを見ると分けがわからなかった獰猛の絵もピカソが
若いマリー・テレーズとの愛情を本能のままキャンバスに描いて
いたことが解ってきました。

池上先生はよく画中にある鏡は「ヴァニタス、はかなさ」の象徴
である、と度々、教えてくださいましたが、ここにも鋭角な線
で切り取られ、燃えるような赤で色付けされていて印象的でした。
彼女はとても奔放な少女で愛らしかったのに、母親になった
途端にピカソは、別の自立した芸術家のドラ・マールへ気が
移っていきます。結婚しているオルガもマリー・テレーズの
出産を期に、ピカソと別居に入りますが、終生、離婚には
同意しなかったそうです。それというのも、オルガが慰謝料を
財産の半分ほど要求したので、ピカソも離婚ができなかった、と
上記の木村氏が書かれていました。 

           

             2
         《ひじかけ椅子に座る女》
             1941年
            パブロ・ピカソ

上の平和そうなマリー・テレーズの絵を描いた1937年の後半には
第2次世界大戦が勃発し、ピカソは大作《ゲルニカ》を描きました。
その戦争の暗い時期にドラ・マールとつき合っていたこともあり、ドラは、
《泣く女》という有名な絵にも描かれています。当時は、一般の人たちも
戦争の悲惨さでよく泣いたことなどを彼女の肖像画の上に、多面的な
幾層にも重なり合った面で顔が描かれて、泣き叫ぶという強烈な
イメージが出来上がっています。

ドラ・マールは、写真家でもあり画家でもあったので、芸術家的な性格
が強かったようですね。とてもスタイルもよくて才気に満ちていたので
たちまちピカソが彼女の虜になったようです。写真で観てもきれいな
人なのに、このように描かれてはたまりませんが、ドラはピカソに
その後に見捨てられても、ピカソの絵を大事に保管したり、時には
売ってみたりとピカソの性格を嫌ってはみても、才能からは離れられ
ないような苦しい精神的な生活を生涯強いられたようです。  

多少、金銭に固執していた性格だったのですが、よくよくこの絵を
観るとドラの個性が伝わってくるようです。確かに、ピカソは内面も
描いていると思います。残酷だけど!

その後は、孫の年のような画学生、フランソワーズ・ジローと出会い
一男一女ができたのですが、彼女も画家で才気溢れる聡明な女性
だったようなので、彼女からピカソの元を去っていったそうです。
ジローも写真で観ると美しい人で、アメリカに渡って画家として成功
したようです。ピカソとのことを書いた私小説があるそうなので、今度
はそちらを読んでみたいです。

そして、最後に2番目の奥さん、ジャクリーヌと南仏でどちらかというと
引きこもりのような生活を奥さんにさせられたかして最後はあまり
よい絵は描いていないような終わり方でしたが、91歳まで生き抜いた
ピカソは本当に豪放で20世紀を代表する芸術家でもあったわけです。

私は今まで、あまり画家の私生活は覗いたことはなかったですが、
ピカソに関する本を読めば読むほど、ピカソの絵が解ってきて、
当時、付き合っていた女性たちの心理まで透かして伝わってきます。
ピカソの絵が解らないと思っている方は、ピカソの女性関係を知る
ことで何を言わんとするかが解ってきますので、ぜひ腹が立っても
読んでみてくださいね(笑)。これは、20世紀における私たちが醜い争い
が、欲得で動いていく社会をピカソの絵に合わせてみると、私たちを
映し出している実態なのかもしれません。ピカソで現代史を教わった
ような面白い感慨を持ちました。

長々とお付き合いくださった方、有難う御座いました<m(__)m>

         

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2009/01/01

新年、明けましておめでとうございます☆

 
     Dsc_2097 
              -妙法寺-

皆さま、明けましておめでとうございます。
昨年も多くの方が当ブログまでご訪問いただきまして、本当に
感謝申し上げます<m(__)m> 

元旦の今日は、風は冷たかったのですが、実家近くの由緒ある厄除け寺、
妙法寺へ家族と一緒に初詣をして参りました。やはり、このような暗い
ご時勢なのか、参拝される方が商店街の通りの方まで長く並んでおりまして、
両親共々、「こんなに人が並んだのは初めてだね!」
と驚きあっているほど、大勢の参拝者で賑わっておりました。

       Dsc_2114

あまりに混んでいるので、奥の間の方へ先に入ってみると、本日は
お坊さんより直接、お屠蘇をお猪口に少し注いでいただいたあとは、
そのお猪口と一本のこぶもお土産にいただけるという、元旦から
ラッキーなこともありました~wink  「眼の神様」も初めて拝見できたり
と元旦ならではの素晴らしい日本的な幕開けを過ごせて幸せでした。

      Dsc_2115_2
    ピカピカshineに磨き上げられた外廊下

昨年のことを振り返りますと、かなり個人的には色々とありましたが
辛い事も悲しいことも友人、知人、家族に助けられて乗り越えること
ができました。その節は御世話になった方々に御礼申し上げます。

        Dsc_2121

また、薔薇の香りに惹かれて、ローズ・ソープを造るまでになりまして
そちらも当初はかなりの方々にご購入いただいて、本当にありがたく
思いました。

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               『嘆きの聖母』
                ジョット

しかし、秋が来ると芸術の方へ夢中になりまして、週末は美術館や
コンサートホールなど本当に楽しく観賞したり、拝聴したりと素敵な
時間を過ごせました。

       Img20080910_p
            『オフィーリア』
           ジョン・エヴァレット・ミレー 

「美術展ベスト10」は、もう書かなくなってしまいましたが、私に
とって思い出深い作品は、やはりジョットの『嘆きの聖母』を観れたことや
大胆で大らかな女性を描いたティチィアーノ作『ウルビーノのヴィーナス』、
神秘的な肖像画を描いたコローの『真珠の女』、そして緻密な自然描写に
浮かぶ一人の狂女を描いたミレイ作 『オフィーリア』など、女性像を美しく
妖しくも聖なる者にも描く巨匠たちの芸術性豊かな技量と内から発する
画家魂のようなオーラは何百年立ってもその絵から発信され、私たちの心を
慰めたり励ましたりしてくれるかのようです。

     Dsc_0179
        『ウルビーノのヴィーナス』展 看板

ジョットがそれまでの宗教画をルネサンスに導くほど人間的な感情を
持つように変革させた画家なら、セザンヌはキュビズムというジョットから
受け継いだ絵画の様式美を解体させ、立体的、造形的により現代的で
抽象的な様式へと導いていく立役者になったことなどが昨年の展覧会
を通して、西洋絵画の伝統と継承という流れが分かったようです。

また、偶然、「アートテラー とに~さん」と美術館へ行って、お話しをしている
うちに、もっと美術館へ多くの人が行けるように、と思って活動されている
ことを伺って、以前から、私もそのように思いながらブログを書いたり、
鑑賞会も開いて参りましたので、ご一緒にイベントを開催するに至りました。
1月17日にも開催いたしますので、ぜひいらしてくださいませ。詳細は、

トップに掲載しております。

アロマの香りも人の心身を癒す効果があるのですが、芸術が持つパワーも
人々の心を癒して活力を与えてくれます。今日の初詣のように、神頼みも
たまにはよいかもしれませんが、日常において、もっと心を豊かにするには
過去からの偉大な芸術家の作品たちに触れることで自分自身も解放して
いけると思います。今年もまだまだ、アロマは個人的に使用していくとしても
アート関係者の方々とは、もっともっと声を大にして芸術の持つ素晴らしさを
伝えていけたらと思っております。

長くなりましたが、今年もこんな感じで、実際的に楽しくイベントも開催して
もっとアートの輪が広がれるように本年も頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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