「セザンヌ主義展」&とに~さんのトークイベント@横浜美術館
23日の祝日は、「とに~の美術館へ行こう!」 のトークショーが
あるので、横浜美術展へ行って参りました。
友人のMさんと待ち合わせていたのですが、京急に乗ったところ
羽田の方へ曲がってしまい、会場へ10分の遅刻です(滝汗)![]()
内容は、前回の品川での『アートテラー お笑いの会』でも上手に
メモ取りをしてくださったともみすとさんのメモを引用させて頂きます<m(__)m>
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今回は「格闘ゲームの歴史でわかる西洋近代美術史」と銘打ってのお話。
(1)ERカンフー & 印象派前
画面が暗い・室内を描いている
(2)ストリートファイター2 & 印象派
室外で明るい画面、光の表現が発達、服装にこだわり
(3)侍スピリッツ & ジャポニズム
日本的な表現、近景と遠景の表現
(4)バーチャファイター & セザンヌ
3次元的表現、複数のカメラアングル→多視点
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最初のリアルゲームでは、ゲームをしたことがないおば様が
お相撲役をされて、張り手で勝っていたのですが、次の人に
代わったら負けてしまって、場内、割れんばかりの笑いで
楽しかったです!最初のゲーム画像は、確かに平面的で動きも
ぎこちなくて暗い画面って言うのを、絵画で比較すると、印象派前
のアカデミックな落ち着いた絵になる、というのも解り易いですね!
セザンヌの初期の絵も宗教的でひどく暗い絵を描いていた、と
聴いたことがあります。
最後のゲームは、バーチャーファイターで、実際に描く人たちが、
格闘技をし体がボコボコになりながら描いたので、動きにリアル感
が出せ、登場人物たちに躍動感を演出できたそうです。
![]()
セザンヌ 静物画
(ルーヴル美術館で撮ったかもしれません?
こちらは展示していません)
セザンヌも同じように静物画を描く時は、リンゴをじっくりと見て、
なめてみたり、またじっと見る、と行った観察行為を繰り返すことで
実物感を出せる絵が描けるようになったそうです。
セザンヌの絵が当初、暗かったので、印象派のピサロがセザンヌを
郊外の自宅へ招き、一緒に写生を描いている内に明るい色彩に変
わっていくようになったと、どこかで読んだことがあります。
ゲームでは、リングアウトなどの飛び跳ねる場面を3次元の世界で
描くことができ、それが革命的に後々のゲームの発達を牽引して
いったそうです。
セザンヌの描く多視点で物を立体的・造形的に描く画法が、
後のブラックやピカソのキュビズムへ続き、その後の画家たちへも
多大な影響を及ぼすようにになって行った、とゲームと合わせて
観客によく分かるように、とに~さん流に解説して下さいました。
わが愚息もよく格闘ゲームをしていましたが、まさか、セザンヌの
絵の様式と照らし合わせるような奥深い意味が隠されているとは!!
あぁ~面白かったです!! アートテラー とに~さんは横浜では
ちょっと緊張しているように見えて笑みが少ないですが、私たちに
絵とゲームを結びつけて一生懸命にそれこそ格闘しながら、お話し
している姿に好感が持てました~![]()
そのあと、Mさん、ともみすとさん、えこうさんややすまるさんたちと
展覧会を観てきました。思ったより観客が多いのと、絵の数も140点
展示してあることから油絵の匂いがかなり強く感じました。
展覧会の題は、「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃」です。
とに~さんのトークショーを聴いてから観たので、セザンヌの様式
の変遷などがよく解りました。
「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
セザンヌ
1904-06年頃 ブリジストン美術館蔵 常設
セザンヌの絵は、正直申しまして、海外の美術館で観た作品や
ブリジストン美術館やプーシキン美術館にあるサント=ヴィクトワール山
クラスの傑作が展示してあるかと思いましたが、そのほかの
国内外の優れた作品の方がどうも光って見えるほど、セザンヌの
作品がどちらかというとお手本に近い絵が多いように思いました。
もちろん、静物画の一つ一つの果物の造形美というのは優れて
おりますが、何かこれっと言われると、もう一つインパクトが小さい
ような絵が多かったのは少し残念でした。メトロポリタン美術館蔵の
《ガルダンヌ》の造形美が持つ風景画もよかったのですが、
セザンヌが死ぬまで絵筆を放さず描き続けた努力家の作品群としては
全体的に少々、物足りない感慨を受けてしまいました<m(__)m>
それでも、安井曾太郎 《婦人像》、岸田劉生 《静物》、意外な所で
佐伯祐三 《パレットを持つ自画像》など日本人の作家が素晴らしくて
友人のMさんも感激していらっしゃるようでお誘いしてよかったです。
絵の変遷について、それぞれの画家と対比して丁寧な構成なので、
とても分かりやすくよい展示方法に見えました。
また、所々に、現地の映像も映し出されて臨場感を持つことができ、
その現代的な映像美も美しかったです。
そして、セザンヌのアトリエが大きく写真で引き伸ばされて壁画の
ようになっていたのは素敵でした。
そのアトリエを保護する運動を最初に着手したのが、ジェームズ・
ロードというアメリカ人の自伝作家で、『ピカソと恋人ドラ』という本
の中に書かれていました。フランス人は美術品を保護することに
あまりお金を出したがらないので、アメリカの政府が基金を募って
セザンヌのアトリエを守ってきたそうです。そういえば、モネの家も
アメリカ人の大勢のファンが基金を募って保護したことを思い出し
ました。なんだか自国の文化を他国のお金で守るというのも奇妙
ですが、何かその辺も文化の違いが面白いですね!
そして、展覧会を観終わってから、みなさんとで8階の展望室へ
行きましたら、とってもきれいな横浜の夜景が~![]()
その展望室はデザイン・ルームのようで、とても現代感覚が
溢れていて、癒し音楽をバックにシトラス系に少しフローラルな
ローズの香りも漂って、デートに来るのはちょっと最高かも![]()

えこうさんのドルチ君はみんなの人気者で、本当にかわいい~![]()
いい大人がって思うけど、本当にぬいぐるみがいると周りが和んで
優しい雰囲気になれます~
その後はランドマークの豪華なクリスマス・ツリーをチラッと見て
桜木町の鳥専門店でとに~さん取り巻きメンバーと忘年会をしま
した。いつものアート仲間の人たちと違って、すごい元気で本音
ズバズバ!!ちょっとぴっくりでしたが、なんだか盛り上がって、
2次会まで珍しくお付き合いしちゃいました~![]()
横浜は土地が広々としているせいか、なんとなくゆったりとして
のんびりとできますね~
とに~さんと皆さん、本当に楽しい夜
をありがとう![]()
ご一緒してくださった皆さんの笑顔しか浮かばない位、よく笑った
横浜アートお笑いディでした!! また、次回は品川に来年の1月
17日に『アートテラー とに~ お笑いの会』で楽しいとに~さんの
パフォーマンスがご覧になれます!! ご興味ある方は、どうぞ
いらしてくださいね~![]()
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