« oralプレゼンテーションスキル向上セミナーのご案内 11月29日 by Mr.R. L. Howse | トップページ | ★アートテラー とに~ お笑い会 (*^_^*) ★ No.1 »

2008/11/24

線の巨匠たち@藝大美

        Ahm      
線の巨匠たち――アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展

秋晴れの3連休中日は、紅葉の木々で染まった上野へ行って参りました。
今日は、非常に素晴らしい素描展を観て心から満足して幸福感に包まれました。

残念ながら藝大美の展示は、24日、明日で終了してしまうとのことですが、
これから長崎のハウステンボスへ (29日~)と巡回するそうです。

    36aeaf1bd69bd02c2aae7faa4c1627c3
   フランチェスコ・サルヴィアーティ 
     《目を閉じる女性》 
                 1540年頃 

オランダは、アムステルダム歴史博物館に所蔵してある版画と素描
から主要作品を展示しているそうです。最初に、こちらの女性の素描
をマイミクさんのところで大きく観た時からとても強く惹かれました。
レオナルドが描いたアンナを優しくした感じがしますね~shine

そういえば、レオナルドの板絵が見つかったことで26日(水)夜、
フジTVベストハウス123 21:0022:48で、池上先生がご解説されるそうです。
詳しくは、
先生のブログ

  Dsc_2010 

    ピーテル・パウル・ルーベンス
     『寝そべる若い女性』
      1632年

ルーベンスの素描は、やはり素晴らしいです!!
何気ないポーズでこちらを見ている女性の視線が
実物のようでドキッとさせられます。スカートの衣装が
膨らんでいるところがなんと自然に描かれていること
でしょう。

今回のチラシやポスターになった『若い女性を抱く男』↑
も女性を透明にして面白い作品でした。ルーベンスが描く
線の持つ柔らみや暖かさが、人間的な優しさを追求して
いるようにも思えました。

 
        
8fbe995a673b4437762a7f8a7fb4b18e

      レンブラント・ファン・レイン
          『十字架降下』
            1633年

 レンブラントの版画も素晴らしくて鳥肌が立つようでした。
 キリストがちょうど十字架から降下させられている図像で
 上からの光線が敬虔さをさらに高めています。ほかにも
  数枚レンブラントのエッチングや銅版なども展示してあって
 レンブラントが版画では高い評価を得ていたというのが判る
  ほど緻密なうえに芸術的にドラマチックな要素が観ている人
  をその世界へ惹き込ませます。

   Kicx3648  

     ヤン・デ・ブラーイ
      『歌う少女』
       1650年

  大変小さな素描で実際はもっと緻密に描かれています。
   すごく細かい線で顔の陰影や衣服の襞の線がきれいに
   繊細に描かれています。少女が本番前に緊張しているのか
   ちょっと青ざめている表情にこちらまで緊張感が伝わってきます。
   右手を少し上げてリズムを取っているようですね。何か生き写し
   のようで、作家の娘でも描いたのでしょか?小作品なのに、絵の
   中の力で吸引されてしまうようなすごい迫力を感じました。

   Dsc_2012

      アンドレアス・ヌヘルフハラウト
       『凍ったか川面にある冬景色』
           1850年

 近代に近くなると少し色味も増して明るい絵になってきます。
凍った路面でスケートをしたり遊んだり何か仕事をしたりと
人々が賑やかに冬を楽しんでいる様子が現れていて好感が
持てる一枚でした。私はオランダの室内の風俗画よりブリューゲル
一家のような風景画の方が健康的で好きです。クリスマス・カード
で使いたくなるような絵柄で絵葉書を何枚か購入しました

    Dsc_2013            

     パウトロメウス・アステイン
      『チューリップと毒蜘蛛』
         1660年

 鮮やかな色彩のチューリップが目を惹きました。
  毒蜘蛛も足の一本一本まで丁寧に描かれています。
 トルコ産のチューリップの球根をオランダが輸入して
  世界中に広めていったそうです。そのカタログの表紙を
  飾っていたとか?解説に書かれていました。今から300年
 以上も前にこのような斬新なチューリップが咲いていた
 ことにちょっと驚きです。植物画のような描き方で、毒蜘蛛は
  何を意味するのでしょうか? 

その他にもアントニー・ファン・デイクの『ヤン・ブリューゲル(父)の肖像』
緻密な肖像画などどれもこれも見ごたえ十分な素描が多くて、
かなりじっくりと観て参りました。このようないい展覧会は画学生さん達を
無料招待して学ばせるべきではないかと思うほどでした。

章や年代など考えずに印象に残るような順番でご紹介
させていただきました<m(__)m>

元々、画家の素描の線が好きなだったこともあって
今回のような質のよい展覧会はもっと開催して欲しいと
思いました。さすがに藝大美術館だけありますね!!

 

|

« oralプレゼンテーションスキル向上セミナーのご案内 11月29日 by Mr.R. L. Howse | トップページ | ★アートテラー とに~ お笑い会 (*^_^*) ★ No.1 »

2008年 美術・芸術」カテゴリの記事

コメント

「線の巨匠たち」藝大、行きました。フランチェスコ・サルヴィアーティ「目を閉じる女性」1540年頃、レンブラント・ファン・レイン『十字架降下』1633年、やはりこれが良かったです。では、また。
『地中海のほとりにて』
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/
 

投稿: leonardo | 2008/11/24 06:34

フランチェスコ・サルヴィアーティの<目を閉じる女性>キレイですよね。

この1枚が1番印象に残っています。

 

投稿: えこう | 2008/11/25 00:07

レオナルドさん

コメント&TBをありがとうございました

>フランチェスコ・サルヴィアーティ「目を閉じる女性」

レオナルドさんはすごくこちらの素描をお気に入りの
ようでしたね~(*^_^*)

優美な線でこのように永遠に残る微笑みとともに
描いて欲しいものです。

投稿: Julia | 2008/11/25 20:48

>えこうさん

コメントをありがとうございます。

>この1枚が1番印象に残っています。

えこうさんのところで大きな画像を観てから
目に焼きついていました~lovely

なので、実物は思ったよりも小さかったですが
とても心に残る素敵な素描でしたね~heart04
えこうさんの日記のお陰でいつも美術館へ
足を運ぶのが楽しくなります~notes

投稿: Julia | 2008/11/25 20:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54618/43204625

この記事へのトラックバック一覧です: 線の巨匠たち@藝大美:

» 「線の巨匠たち」藝大美術館・・・優雅な線の美しさ [地中海のほとりにて]
枯葉舞う森を歩いて、藝大美術館に行く。デッサンと版画の展覧会である。ルネサンス、 [続きを読む]

受信: 2008/11/24 15:32

« oralプレゼンテーションスキル向上セミナーのご案内 11月29日 by Mr.R. L. Howse | トップページ | ★アートテラー とに~ お笑い会 (*^_^*) ★ No.1 »