« プロヴァンスから名画記念切手が届きました~ヽ(^o^)丿 | トップページ | 岡本太郎, 巨大壁画 《明日の神話》@MOt »

2008/05/29

山梨県立美術館 - 田園賛歌

giovedi, il ventinove maggio, 2008
sono le ventitre e tre

        Kicx3109_2
          「田園讃歌 近代絵画に見る自然と人間

先週の土曜日、ナードアロマテラピー協会の植物観察が終了してから、
一旦、ホテルへ荷物を降ろし、山梨県立美術館へ雨が降る中、行って
参りました。

     Photo
            《落ち穂拾い、夏》
         
 ジャン=フランソワ・ミレー
             
1853年 

 タクシーで大急ぎで駆けつけましたが、美術館に着いたのが
もう午後4時近かったので、取り急ぎ、特別展で展示してあった
ミレー 《落ち穂拾い、夏》をじっくりと観てきました。思ったより
とても小さな作品ですが、やはり色彩の美しさと女性たちの頭
から腰にかけての線が浮き立つようで、名作ですね!


背景の積み藁を明るめに淡く描いていますが、前面の女性たちを
慈しむように、鮮明に色濃く仕上げていて、そのコントラストが
とてもきれいです。人間の労働の動作を尊ぶような祈りにも近い
感覚が伺えます。左から右に当たる夕焼けのような光と地面の
細かい麦の表情がとても美しかったのが印象的でした。

やっぱり、小品でもかなりインパクトが強くていつまでも残像が
目に焼きついています。オルセー美術館の「落穂拾い」1857年の
作品に対する習作とのことです。人物のデッサン画もありました。

     Tumiwara
        《ジヴェルニーの積みわら、夕日》
            クロード・モネ
             1888-89年

お馴染みモネの積みわらシリーズの夕日版です。埼玉県立美術館
所蔵とのことです。モネの前にピサロの素晴らしい風景画が何枚
かありましたが、突然、モネの明るい色彩が目にドーンと鮮やかに
入ってきます。モネもバルビゾンの夕日に輝く積みわらを観てから
シリーズで描き出したそうですが、モネの太陽と夕日の「赤」は
印象派の原点でもあるようで、やはり素晴らしいですね!

それから、常設展でミレーの最初の奥さんを描いた肖像画が
ありまして、こちらは大変上等な作品だと思いました。

     1
           『ポーリーヌ・V・オノの肖像』
             ジャン=フランソワ・ミレー
              1841-42年頃

 橋本先生も前日から甲府入りされて、2日間続けて美術館へ
行かれ、こちらの作品が良かったと述べられていました。
ミレーの最初の奥さんで、病弱だったために結婚生活は3年も
持たなかったそうです。モナリザと同じポーズで描かれていて、
大変美しいのですが、悲しそうな目をしていました。もう少し
グリーンがかっているようなイメージですが、目がグリーン
だったのか? まだ少女のような面影が残っていますが、
気品のある作品でした。

          Winter
           《冬、凍えたキューピッド》
              1865年

 こちらの作品はやっぱりとても感動しました~☆ ミレーは
再婚して9人も子供を作ったそうなので、人間の慈愛が溢れ
てくるようで冬なのに、心が温まるような作品です。心が疲れ
た時は、甲府まで車か電車で来てこの絵の前に立つと癒さ
れるかと思います。

  Dsc_0528

 それから、まだ雨がしとしとと降っていましたが、庭園の彫刻が
楽しみでしたので、散策してきました。ご興味ある方は次のページ
からどうぞ。。

    

 
        Dsc_0506_2
             ドガ 『踊り子』

 ドガの彫刻、大好きなんです!! どこから見ても人間の造型が
美しくて、実際、山梨県立美術館へ来たのは、このドガの彫刻が
観たくて来た、と言ってもいいかもしれません。以前、観たときも
バラが咲いているときにまた、着て見たい!と思ったのですが、
今回、その願いが叶いました.。

   Dsc_0520 

 新緑の木立の中、バラがドガの彫刻をぐるっと囲むようにして
満開に咲いていました~shine 雨が降っていたので、少し暗いのですが
バラを撮って参りましたので。。

     Dsc_0519_4  

           Dsc_0522
    
   名前が書いていなかったのですが、大輪で色鮮やかな
    美しいバラが咲き誇っていました~shine

    Dsc_0511_2 

   Dsc_0514_2 
         つるバラもとてもきれいに~shine

 山梨美術館は本当に自然が周りに溢れていて、散策するだけでも
リフレッシュできるようです。ここでも晴れていれば、富士山が目の前
に見えるそうですが、またしても見えず。。3回目を期待したい所です。

  少しレストランでお茶をして休憩をしていたら、美術館が閉まって
しまいポストカードやお土産も買えず残念でした(^^ゞ でも、たまには
地方の美術館へ行って、所蔵品やその周りの環境も楽しむととても

良い思い出になりますね~lovely

|

« プロヴァンスから名画記念切手が届きました~ヽ(^o^)丿 | トップページ | 岡本太郎, 巨大壁画 《明日の神話》@MOt »

2008年 美術・芸術」カテゴリの記事

コメント

山梨県立美術館行きたくなりました。

ミレーの奥さんの絵画<ポーリーヌ・V・オノの肖像>にお会いしたいです。←観たいです。

投稿: えこう | 2008/05/30 00:22

こんばんは。素晴らしいお写真と共に美術館のご紹介をありがとうございます。田園讃歌展は私も埼玉県立美術館で拝見したのですが、コレクションに定評のある山梨で見るとまた一味も二味も異なったものになりそうですね。ドガの彫刻、今にも踊り出しそうです。花園が彼女を祝福しているようで素敵ですね。一度行ってみたいです。

投稿: はろるど | 2008/05/30 21:23

>えこうさん

>山梨県立美術館行きたくなりました。

山梨はこれからさくらんぼや桃、葡萄など生って
果物も美味しい季節~cherry そして、温泉もあるし
美術館の庭園も素敵ですし、富士山がこれで
見えていたら最高でしたがfuji ミレーをゆったりと
観るにはすごく環境に適していていると思います。

以前、山梨県立美術館へ行ったときの拙記事です↓
http://www.floralmusee.com/floral_muse/2006/09/post_7e6d.html
http://www.floralmusee.com/floral_muse/2006/09/post_fbfc.html

>ミレーの奥さんの絵画<ポーリーヌ・V・オノの肖像>にお会いしたいです。←観たいです。

生前に描いたのかどうかはっきりとしていないのですが
最初の奥様に対して、愛情がとても込められているように
感じました。公開日をご確認されて、ぜひ、ポーリーヌに
お会いになってくださいね~heart04

投稿: Julia | 2008/05/31 08:02

>はろるどさん

感想を沢山、書いていただいて有難うございます。

>素晴らしいお写真と共に美術館のご紹介をありがとうございます。

カメラを変えましたら、自然が美しく撮れましたので
自分でも嬉しくなって、また出かけたくなっています~camera

>田園讃歌展は私も埼玉県立美術館で拝見したのですが、コレクションに定評のある山梨で見るとまた一味も二味も異なったものになりそうですね。

確かに、山梨の環境と自分でも自然に触れてきたあとでしたので、このような田園風景がよけい美しく感じたのかもしれません。ピサロの風景画、すごく良かったですね!!

>ドガの彫刻、今にも踊り出しそうです。花園が彼女を祝福しているようで素敵ですね。一度行ってみたいです。

さすが~はろるどさん、素敵な名文ですね~heart04
花園に包まれた踊り子が今にも踊り出しそうでした~shine

甲府の駅からバスで15分位かかりますが、晴れていれば
富士山を眺めながら行けるかもしれません~fuji
甲府に住みたくなるくらい、お水も美味しいし自然が
溢れています~heart04

投稿: Julia | 2008/05/31 08:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54618/41365141

この記事へのトラックバック一覧です: 山梨県立美術館 - 田園賛歌:

« プロヴァンスから名画記念切手が届きました~ヽ(^o^)丿 | トップページ | 岡本太郎, 巨大壁画 《明日の神話》@MOt »