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2008/03/10

イタリア言語・文化研究会 - 森田先生&小倉先生 ご講演

lunedi, il dieci marzo 2008
sono le ventuno e quattorodue

                Ikemorita_sensei_2
               オペラ歌手、イタリア語研究家 
               森田 学先生

 8日、「イタリア言語・文化研究会」という素晴らしくアカデミックな会
で、オペラ歌手でイタリア語がご専門の森田 学先生(
blog)と建築が
ご専門の小倉康之先生(
blog) のお話を早稲田大学まで拝聴して参り
ました。

 大変難しい内容でしたが、以前、森田先生にはイタリア語も教えて
頂いた関係でこのような会に参加できまして、とても好運だったことと、
文化的な時間を過ごせたことに感謝しております<m(__)m>

 内容が内容だけに私が理解できた範囲で稚拙かとは存じますが、
こちらの先生のご著書を参加にさせていただき、メモしたことを記して
おきたいと思います。

      Hundbook
    歌うイタリア語ハンドブック
      
歌唱イタリア語の発音と名曲選 (単行本)
    
森田 学 (著)

 森田先生は、イタリア語のリズム、音節、アクセントを 「話言葉」、
「詩」、「音楽」とに分けて、どのようにそれぞれ表現していくかなど
を教えて下さいました。

 特に、オペラを歌う時には、イタリアでご専門的に学ばれた方
しかわからないイタリア語が持つ韻律が歌詞にリズムをつける
ように感情表現を強調していくなど、細かい観点をそれぞれの
特徴だったオペラ曲を聴かせてくださって分かりやくご説明され
ていました。

 イタリア・オペラの伝統的な歌唱法とは代々、徒弟制度のように
受け継がれているようですが、芸術の頂点というのはこのように
その国が持つ言語の発音やリズムが歌唱のとき譜面に書かれて
いることをそのままではなく、裏打ちされた知識や技術において、
自分勝手ではなく、作者の意図を読み取って演奏していくとこが
大切である、と言及されていました。

       Moritasensei_3
  パバロッティが降りたかのように歌われる森田先生

 その後の飲み会では、パバロッティが音符を読めないと言われて
いるのは、彼はテキストに自分なりの書き込みを加えて、彼の独自
の芸術的な観点で歌い上げていくことを、森田先生はその違いが
分かるように、素晴らしいお声で歌ってくださって、すごく感激いた
しました~ぴかぴか(新しい)  舞台ではなくこのように目の前で美しい歌を歌って
いただくと夢のようなひとときを感じられます~heart02

       音楽用語のイタリア語
          
 音楽用語のイタリア語
             森田 学 (著)
      
 こちらのイタリア語についてのご著書もとても分かりやすい内容です。


heart小休止の時間に、池上先生、NikkiさんとMeguさんにご挨拶を
致しました。NikkiさんとMeguさんは残念ながら、御用があるので
ここでご退席されました。

次は、スクリーンを使って小倉先生の本格的プレゼンが始ります。

       Question 
    質問の時に、池先生から鋭いご質問やご解説が~sign03

 小倉先生のお話もかなり専門的でしたが、ロンバルディーア建築
発祥と特徴などをヨーロッパ各地の修道院や聖堂などの図版を見せて
いただきながら大変詳しくご説明くださいました。 ヨーロッパが持つ長い
伝統的な建築様式や宗教観や史実が、小倉先生の流暢なご解説から
沢山のことをご教授頂いて、素晴らしい内容でした。

 イタリア北部、ロンバルディーア地方の石工達が小形の割石を用いた
石造建築をスペインと南フランスのカタリューニャ地方、ついでドイツ
のライン沿岸地方、フランスのブルゴーニュ地方に伝え、ロマネスク建築
へと発展する西欧最初の本格的な建築活動の素地を造ったとされています。
この石工達(コマッチーニの工匠 Maestri comachini(伊))は、コモ湖
周辺の地方の出身者と考えられたので、以前は、”コモの工匠”と
呼ばれて近年になっても出稼ぎに出ています。 (先生のプリントから参照:
新潮『世界美術辞典』よりご引用されています)

 
        
Montbui  
        ロンバルド帯の壁面が特徴

 ヨーロッパへ出かけたときに、時折朽ち果てた修道院のあとを見かける
ときもありますが、上記の建築が盛んに行われた後に、ゲルマン民族が
攻め入ってきたり、キリスト教徒ではない北欧バイキングが修道院などを
徹底的に荒らしていったことなど史実を交えてお話してくださったので、
そのような傷跡だったことが分かりました。

 石でできた修道院が、時には要塞となって、天井も石にすれば燃えること
がなかったことなど、初めて知るようなことばかりで建築の奥深さがよく
わかって、このような貴重なお話を伺えたことは今後もヨーロッパへ行った
時に建築物をより詳細にみる手がかりになったようで、拝聴できたことは
私に取りましてもものすごく意味深いものとなりました。
 
 
池上先生もご質問の時間に、イタリア美術ご専門の見解を述べられたり、
鋭いご質問されていまして、先生のお話ももっと伺いたくなりました。
 
     レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―All about Leonardo
 レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―All about Leonardo
          東京堂出版


  本日、ご講演された森田先生、小倉先生と、拝聴しにいらした
  田畑氏は、池上先生が編纂された上記の本に、レオナルドに
  ついて、それぞれのご専門分野で書かれていらっしゃいます。
 

       Bisida
          「びーさいど」 Big Box 9F


 会が終了してから、池上先生、森田先生、小倉先生とわん太夫さん
飲み会にご参加くださって楽しい時間を過ごせました。

          Beer

これから、日本の文化的な知の先導者となる三人の先生方の会話も
史実が音楽や建築と絡み合って、私などにはとても着いていていけない
高レベルでしたが、本当のインテリジェンスを持った方達は崇高さえ感じ
長い時間、ただご同席させていただいただけで嬉しく御礼申し上げます。

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