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2007/12/25

Merry Christmas! & 池上先生ご引率 - 西美 常設展 -鑑賞忘年会

lunedi, il ventiquattoro decembre 2007
sono le venti

         Ikesensei
           ゲッセマネの祈り」 ジョルジョ・ヴァザーリ作
         熱心にご解説をしてくださる池上先生

先週の土曜日(22日)、本年度最後のVisiting Tour Clubのツアーは、
西洋美術史ご専門の
池上先生のご引率の下、国立西洋美術館の常設展
において、2時間近くも先生のご選択された絵の前でご説明下さいました。
クリスマスの時期にぴったりの宗教画を主にご解説くださって、いつも
観ていた作品ですが、いろいろな意味深いことがあるのが分かりまして、
絵が浮き立って観えてくるようでした。

           Daytree_3
            西美のクリスマス・ツリー

当日は、常設展が無料観覧日ということで、いつもよりも鑑賞者の方が
多かったようです。でも、下の2枚の素敵なクリスマス・カードを配布して
下さってとてもよい記念になりました~☆

                 Seibicard_2

     Vinuscard
           「 ウフィツィ美術館の至宝 」
            ウルビーノのヴィーナス 古代からルネサンス、美の女神の系譜
     公式HP:
http://www.venus2008.jp 
                                         

                                 Illumination_2
              *Christmas Illumination taken by Tomosumito-san*

☆☆

■「美術散歩」のとらさんがすでに素晴らしいレポートを
 書いて下さっています↓
 http://cardiac.exblog.jp/7853681/

■池上先生が概要をブログにご掲載されています↓
 http://blog.livedoor.jp/ikedesu/archives/51212127.html
 

■今回の幹事さんのNikkiさんもレポートを書かれています↓
 
http://megurigami.jugem.cc/?eid=706 

☆☆
西美が、昨年(2006年)に購入して展示した時から私は、
聖カタリナの神秘の結婚」の色彩などが好きでしたので、
先生から詳しくこちらの絵についてご解説してくださって
嬉しく思いました。
   Veronese_2 
       《聖女カタリナの神秘の結婚》 
         ヴェロネーゼ、パオロ
          1547年頃
          油彩・カンヴァス

 ヴェロネーゼ、パオロは、イタリアのヴェローナという街の出身で
「ロミオとジュリエット」の舞台になった美しい所です。ヴェロネーゼ
は、ヴェローナの人という意味だそうです。

イタリアの絵の特徴として、フィレンツェ派は「線とデッサン」を
重んじ、ヴェネチア派は「」を大事にするという点が挙げられ、
ヴェロネーゼは、ヴェネチア派のティツィアーノ やティントレット
の流れを汲む色彩豊かで華麗な表現力がある画家でした。
 
《聖女カタリナの神秘の結婚》について教えてくださったことは
4世紀のアレキサンドリアの貴族の娘で、若く美しくて独身だった
ので、ローマ皇帝マクセンティウスから求婚をされました。しかし、
キリスト教に改宗したカタリナが、聖母子の幻視を見て、幼ない
イエスから結婚の指輪を与えられたという場面が描かれている
ように、
イエスと精神的な結婚をしているので、皇帝からの求婚の申出を拒否してしまいます。そこで、怒って車刑など拷問にかけてカタリナを処刑してしまいます。しかし、その間、牢獄で関わってきた人たちを次々と改宗させてしまうほどカタリナは素晴らしい論考者であったとのことです。この絵の中には、左下に洗礼者ヨハネと子羊、左上には結婚を表す両家のシンボルが二つ半分ずつに
描かれているそうです。

パルミジャニーノ作、《聖女カタリナの神秘の結婚》の図版も
ここで先生は見せてくださいまして、こちらには車刑で殺された
アトリビュートの車輪が手前に描かれていました。
美しく才女で敬虔深かった聖女カタリナのドラマチックな場面
をバロック的な光で描かれて、色彩も美しい絵の中には、
これだけの濃い中身が入っているなんて知りませんでしたが、
先生のお話を伺っていると、よりドラマ性が分かって面白いです!
 
   Seibi02
その他、ジョルジョ・ヴァザーリ 作「ゲッセマネの祈り」 とか
ヨルダーンス、ヤーコプ(に帰属)作
ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)」

などのご解説にも詳しくお話していただいて一同、このように
φ(..)メモメモを取りながら、拝聴させていただきました。
それから、印象派のクルーベの存在が印象派のグループに
とても影響が大きかったことなど印象派の作家を年代別に
詳しくかかれたコピーを配布してくださって長時間、ご説明
くださいました。
このような機会をボランティアで熱心に、素人の私達に
お忙しい中、お時間を割いて下さいまして、感謝申し上げます。
☆☆☆
その後、2次会、3次会と小雨降る寒い中、みなさんとワィワィ
忘年会を上野で行い、楽しい時間を過ごしました。一次会の
鑑賞会は、締め切りがでるほどで、全員で25名程の方が
ご参加くださって大盛況でした。新しく入られたVTCの会員の
方も素敵な方達ばかりで、皆さん絵が大好きな感じで、池上
先生のご解説に感動されていらっしゃるようでした。先生はじめ、ご参加いただいた皆様、本当に有難うございました。来年もよきVTCコミュにしていけるように、皆様とともに学んでいきましょうね! 

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2007年 美術鑑賞会」カテゴリの記事

コメント

素敵なレスありがとうございました。

美術三昧のこの一年を締めくくるような、

素敵なイヴェント、熱い思いで読まさせていただきました

また来年も素敵な一年でありますように ♪ d(⌒o⌒)b♪

投稿: わん太夫 | 2007/12/25 16:00

わん太夫さん

コメント、続けてありがとうございます

土曜日は、3次会までカメラマンさんをお願いして
しまい申し訳ございません。

でも、すごく楽しかったですねヽ(^o^)丿

わん太夫さんがご紹介してくださった女性は
皆さん、美人で気立てもよい方ばかりなので
さっすがお目が高いです~(*"ー"*)フフッ♪

年末は病院もあまり空いてませんので、これからは
お互い、少し暴飲に気をつけていきましょう~(^_-)-☆

投稿: Julia | 2007/12/25 19:43

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