川合玉堂展 没後50年@山種美術館
lunedi, il ventinove ottobre 2007
sono le ventuno e quattrosette
久しぶりに上記のしっとりとした日本画を観て参りました。
川合玉堂氏の作品はどこかで拝見していて、とても心に残った
こともあってチケットを譲ってくださる方がいたので、楽しみに
週末に観て参りました。
鳥瞰的な構図で働く女性と自然が調和していて素晴らしいと
思いました。特に一人女性が立って、後ろの手ぬぐいを直して
いる細かい描写に人間愛を感じます。畦道に沿って描かれて
いる葦の色使いもとてもきれいでした。
今回、こちらの作品がぐっときました!とてもシンプルだけど
手前の紅葉した葉と水辺の細やかな線だけですが、とても
清々しくて秋の澄み渡った空も見えてきそうですね!
先日、グールドの映画を観にいったときも湖畔でインタビュー
を受けていましたが、グールドもこちらの絵がきっと気に入る!
と瞬時に思いました。
こちらは旅人が霧深い中、渓谷を番傘を差して歩いています。
広重の世界を思わせますが、風車に流れ打つ水とと手前の
紅葉した木々の何気ないコントラストが美しいと思いました。
その他も自然が遠近法を使って描かれているので、日本画
のような西洋画のような新しい画法を感じさせます。レオナルド
が開発したスマフートのような技法も使われていたそうで、霧が
かかった野山が淡く表現されていて、心が吸い込まれそうでした。
このような優しい眼を持った画家がいたことにものすごく感銘
を受けました。日本が失いつつある日本の故郷の心と原点を
拝見できて、少し心が揺らいでいる日でしたので、絵から受ける
優しさのオーラに包まれて、そのままなんだか両親に合いたく
なり、実家へ帰宅してしまったくらいです。日本人に生まれて
良かった!と思える絵を拝見できてとても嬉しかったです。
11月11日(日)までの会期ですので、ぜひご覧になって下さい。
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