« 『華やぐ女たち』 ロココからベルエポックの化粧とよそおい | トップページ | IKH HUREE イヒフレー@銀座&日本橋 Lunch »

2007/02/18

「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」@国立新美術館 - 鑑賞会 No.5

domenica, il diciotto febbraio 2007
sono le dicinnove e cinquanta.

         Shin
           国立新美術館 3Fから

本年に入りまして第5回目のVisiting Tour Club では
1月21日にオープンしたばかりの国立新美術館で2月7日
から開催されています

    Pompido_1
異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005
                          ポンピドー・センター所蔵作品展

へコミュのメンバーの花子さん、Merion氏、Marimoさんと
ご一緒に行って参りました。Merion氏以外の3人は初めて
当館へ参りましたので、とにかく、館内に入った途端、3人共
w(゜o゜)w ワォ~!って感じでした!なんだか巨大な宇宙船の
中にいるようで、始めは目が回りそうになる位でしたが、
とにかく、美術展の部屋がある2Fのエスカレーターに
昇ろうとしましたら、

「対談:日本人にとっての戦後パリ」
堂本尚郎氏(画家・出品作家)+高階秀爾氏
               (美術史家・美術評論家)」


の講演会の看板が立っていましたので、早速、4人でこちらも
拝聴することになり、3Fの講堂へ行くことになりました。途中に
竹林があったり、その奥に図書室も見えて、すべて広々とした
空間が広がっているので、気持ちがいいですね!!

    Bambou_1
    吹き抜けの中庭に竹林と、奥に図書室

もう講演会が始っていました。左に画家の堂本氏と美術史家の
高階先生がお話をされています。堂本氏は白髪で、品のいい
素敵な紳士です。パリへ留学されたときには、高橋先生とは
ご親交が篤かったようで、お二人ともあの画家はこうこう~と
当時のことを懐かしそうにお話しされていました。

堂本氏はパリへ留学されて一年目でアンフォルメル(非定形美術)
の分野でデビューをされて、一躍注目されました。戦争などで一時
帰国されておりますが、独自の抽象的表現で世界へ向けてご活躍
されていらしたようですね。高橋先生は、当時の抽象画家たちの
スライドを見せながらご解説をされたり、その後の動向なども
ご説明されていました。抽象画家についてはあまり知らなかったのと、
直接、画家の方からのお話を聞くことができまして、よい機会と
なりました。

1.「モンマルトルからモンパルナスへ

         Manlay
            黒と白
            マン・レイ

 それから、すぐに美術展を観に2Fへ降りて行きました。
入ってすぐに驚くことは天井の高さの高いことです。そして、
当時の画家達の間でも人気があったミューゼ、キキの写真
が展示してされていて、パリの雰囲気がすぐに漂ってきます。

        Fujita_1
          『カフェにて
      レオナール・フジタ(藤田嗣治)

こちらの作品は、私は初めて観た作品ですが、色彩も
落ち着いていて、女性のなんともいえないもの憂げの
表情やカフェのマスターやお客さんやバックの構図が
面白くて、本展の中でも一番よい作品だと思います。

         Mojitwo_1
        《ロロット》     《デディーの肖像
          アメデオ・モディリアーニ

また、モディリアーニの作品で左下の『ロロット』も小品ながら
その人の特徴をよく掴んで、今にも話し出してくるような生命感
が溢れる力強さを感じました。もう一点の『デディーの肖像』より
私はよく描けているように思いました。

        Shagare
         『エッフェル塔の新郎新婦
             シャガール

こちらのシャガールの作品は、Marimoさんもお気に入りと
言われて、シャガールの幸せな世界が満ち溢れているので、
観ている私達まで、幸福感に包まれるようでした。

2.外から来た抽象

       Stalered_1  
   ミュージシャン、シドニー・ペシェの思い出
         ニコラ・ド・スタール  1951年

会社のT氏が大好きなニコラ・ド・スタールが3点も展示して
ありまして、嬉しい驚きでした(o^∇^o)ノ
独特のパレットで擦り付ける技法で描かれた作品が3点も
展示してありまして、ロシア貴族の末裔も最後にはフランス
国籍を取っただけあって、ポンピドー美術館にも所蔵されて
いたかと思うと感慨深かったです。

堂本氏の作品『絵画』も展示してありまして、スライドの時よりも
色彩が黒かったので、みんなで「実物は全然、違うね~!」などと
実物を観るとまたキャンバスが生きているかのように流動的な
感じも受けました。武満徹氏の音楽にインスパイアーされて描かれ
たそうで、なにか東洋的な音楽と風の声が聴こえてきそうな素敵な
作品でした。(
Fujiーtv Art Net 堂本氏について詳しく書かれています)
    
     Hisao20domoto
      《堂本尚郎展》
    _RETROSPECTIVE_ 
       2005年9月

今回はモノクロ写真も数多く展示してありまして、街の風景
からもパリらしい雰囲気が伝わってきます。天井が高いことも
ありまして、照明が届かないのか当てないのか、写真はちょっと
暗いようにも見えましたが、陰影があって絵のような素敵な写真
が多かったです。

展示場が広大なこともありまして、作品も巨大な壁画のような
サイズも展示してあったり、上からも大きなオブジェが下がって
いたりと、ここなら学芸員さんものびのびと配置を楽しめそうですね♪
後半はデザイン画のような色の饗宴といった感じですが、照明が
よいのか抽象画といえども美しい色合いに興味を持って観ることが
できました。

新しい巨大な美術館ですが、展示品が美しく見えるように設計
されていて、日本にも本格的に作品を思いやるアート・スペース
ができた様に思えて嬉しくなりました。

        Herbtea_1  
   ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

それから、少々疲れたのでお休みしようと3Fのレストランへ
入ったのですが、3つ星とは知っていましたが、ご予算オーバー
でしたので、お茶だけで失礼してきました~(^_^;
でも、ハーブティーが大変美味しかったので記念に撮影して
おきました。

Merion氏が「表参道にあるメキシコ料理へ食べに行きましょう!」
とアイデアを出してくださったので、ちょうど、Takさんご夫妻と
合流できたので、表参道まで皆さんと参りました。

      Moriawase
        エルトリート@表参道 

先日のパーティのお話やら今後の京都ツアーや、できたら、
外国ツアーなどまたワィワィ盛り上がって、美味しいコロナ・
ビールとともにメキシコ料理を頂いて楽しいときを過ごして
参りました。いつも幸せな時間を過ごせることに感謝して
おります。皆様、本当にありがとうございま~すヾ(´ー`)ノ

       

 

|

« 『華やぐ女たち』 ロココからベルエポックの化粧とよそおい | トップページ | IKH HUREE イヒフレー@銀座&日本橋 Lunch »

2007年 美術鑑賞会」カテゴリの記事

コメント

こんばんは☆
ほぼ同時のタイミングで記事をアップしたようです。
TBさせていただきました。

先日は本当にお世話になりました。
毎回juliaさんにはいろいろと気をつかっていただいて、感謝の一言につきます(ノ*´ー`)ノ
一緒に鑑賞してくださった気さくでやさしい花子さんや、merionさんの親切な人柄にも、改めてjuliaさんの人望の厚さが伺えます。

展覧会の後半は、まさに「現代のポップアート」という感じでしたが、振り返ってみるとやっぱり思い入れのある素敵な絵も多々ありましたね!シャガールを見れたことは本当に幸せなことでした。

この新国立美術館にはこれからもずいぶんお世話になりそうですね(笑)
今度はお茶だけでなく、ランチもご一緒できるといいですね~((●^∪^●))
それでは☆


投稿: marimo | 2007/02/19 00:37

juliaさん

素敵なツアーをありがとうございました。
7時間位ご一緒だったかと思いますが、あっという間でしたね。
新国立美術館のモネ展も楽しみですね。

投稿: 花子 | 2007/02/19 07:58

Juliaさん、堂本・高階講演会は私も聞きたかったですね。エコー・ド・パリ以降の作品の楽しみ方はそれぞれでしょうね。私は家内と一緒に開幕早々に観にいってきました。TBします。

投稿: とら | 2007/02/19 08:47

>Marimoさん

Marimoさんもたくさん書いて下さって
嬉しかったです~☆ 2回目のご参加、ありがとう
ございました

>シャガールを見れたことは本当に幸せなことでした。

シャガールの絵の中でも、あの絵は特にホワァ~とした幸福感で
満ちていると思いました~☆ 

>この新国立美術館にはこれからもずいぶんお世話になりそうですね(笑)
今度はお茶だけでなく、ランチもご一緒できるといいですね~((●^∪^●))

今度は、モネ展を早めに観てランチも3ツ星レストランで
楽しみましょうね~☆(*^o^)乂(^-^*)☆ !!

そうそう~あとで例の夢の話もメッセージしますね~(^_-)-☆

投稿: Julia | 2007/02/19 19:45

>花子さん

>7時間位ご一緒だったかと思いますが、あっという間でしたね。

ほんとですね~☆ 花子さんの元気パワ~と手相で
食事会もすごく楽しくなって嬉しかったです~(o^∇^o)ノ

絵画ツアーの皆様って本当にいい人たちばかり集まって
下さるので、いつも幸せな気分になります~☆

スイーツ・ツアーでまたお会いしましょうね~♪

投稿: Julia | 2007/02/19 19:55

とらさん

コメント&TBを有難うございました。

>堂本・高階講演会は私も聞きたかったですね

偶然だったのですが、お聴きできてラッキーでしたね!
堂本さんの作品も実物を見たら、それこそ古武士のような
ピーンと一本真が通っていて、また流れるような作品でよかったです。
これからも注目して観て見たいと思っています。

また、とらさんともご一緒したいですね~☆あとで、TBに
伺います。

投稿: Julia | 2007/02/19 20:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54618/13963403

この記事へのトラックバック一覧です: 「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」@国立新美術館 - 鑑賞会 No.5:

» 国立新美術館 異邦人たちのパリ1900-2005 [MARIMO]
六本木に新しくできた国立新美術館に行ってまいりました。 今回もjuliaさんが鑑賞会として企画してくださいました。ありがとうございます。 この広大で近代的な建築の設計者は黒川紀章さんという方です。 「黒川紀章展−機械の時代から生命の時代へ−」という題名を...... [続きを読む]

受信: 2007/02/19 00:37

» 異邦人たちのパリ:国立新美術館開館記念 [Art & Bell by Tora]
 ポンピドー・センター所蔵の異邦人作家の作品展。しかし結果として、絵画・写真・彫刻・インスタレーション・ビデオアートなど20世紀美術を俯瞰したものとなっている。パリのアートに対する懐の広さが実感される。  1996年3月(東京国立近代美術館)、1997年8月(東京都現代美術館)と立て続けにあったポンピドー展だが、今回は久し振り。10年も経てば、わたし自身も変わって、現代美術に対して寛容になってきている。新しい国立美術館の見学を兼ねて観にいってきた。  200点も出ており、例によってリスト... [続きを読む]

受信: 2007/02/19 08:49

» 「異邦人たちのパリ 1900−2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」 [弐代目・青い日記帳 ]
国立新美術館で開催中の 国立新美術館開館記念「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900−2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」に行って来ました。 明らかに普段の展覧会とは客層の違う展覧会。 新しい美術館をひと目見ようと会場内は大入り。 まだオープンする前に「見学」した時に受けた新美術館の印象とは大違い。 ぶらりと土曜日にでかけ、館内に入ると戸惑いさえ感じました。 オープン前の企画展示室 それでも、空間的な余裕を感じさせるのですから この美術館がいかに... [続きを読む]

受信: 2007/03/01 19:25

« 『華やぐ女たち』 ロココからベルエポックの化粧とよそおい | トップページ | IKH HUREE イヒフレー@銀座&日本橋 Lunch »