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2006/11/07

『ニキフォル-知られざる天才画家の肖像』@東京都写真美術館

martedi, il setto Novembre 2007,
sono le ventidue meno venti.

       Nikifor
        ポーランドのポスター 《NIKIFOR》

3日から開催しています

  『ニキフォル-知られざる天才画家の肖像

を東京都写真美術館内の1Fホールにて観て参りました。
ポーランド映画を劇場で観たのは初めてでしたが、
素晴らしい映画を観ることができて感動致しました。
チェコの映画にしても人間性を鋭く描くことについては
大変優れていると思いますが、そのチェコの国際映画祭

で見事グランプリを受賞しただけありまして、人間味
溢れる豊かな内容と美しい映像美が織りなす素晴らしい
ドキュメンタリー映画でした。

      Nikifl_1
          ニキフォル

あまり知られていないこともありまして、会場内の
観客はまばらでしたが、最後のエンドロールでは
なかなか立ち上がる人がいなくて、それも泣いて
いらっしゃる方が多いのか終了してからも皆さんが
この映画に心より打たれているのが分かりました。

優秀女優賞を取られたクリスティーナ・フェルドマン
のメーキャップや頑固な演技や苦しみの表情なども
見事でしたが、この画家を最後まで支え続けた
マリオン・ヴォシンスキーの役を演じた男優さんや
その奥様役、と代議士でしょうか?演技している
全ての人たちがとても自然ですが、いい味を出して
います。

まだ幼い娘、二人を育てている最中の母親だったら
結核にかかっている居候の画家が自宅にいるとしたら
誰だって、「出て行って欲しい!」と思うでしょう。
それは母親として子供を守ることは当然ですし、責任

でもありますが、父親はその家族を捨ててまでこの
頑固で自分の絵を描き続けた老人の世話をし続け
ていきます。

一度、老人が住んでいた実家までドライブで連れて
いくのですが、その村の雪景色の美しいこと!
赤い車と白の雪景色の対比が本当にきれいでした。
ポーランドの南、クリニツァという温泉保養地が
舞台だそうです。ヨーロッパの寒村といえども
このように美しく映像で捉えた監督さんも最優秀監督

受賞したそうですが、あの風景の何カットの場面だけ
でも心に染みいるほど美しかったです~☆

もう絶望と思っていた最後の瞬間に息を吹き返した
生命力あるニキフォルの芸術と命を守り続けた後見人
のマリアン・ヴァシンスキーの人となりに、現在の忘れて
いた大切なことを思い起こさせてくれます。会場の外には

実際にニキフォルが描いた絵が数点、展示してありました。
実話ですので、より胸を打たれますが寒村に生まれて
自分の絵を死ぬまで描き続けたニキフォルの生き様と
ともにポーランドの美しい映像美で心が透明になって
愛で溢れてくると思います。ぜひご覧下さいませ。

展覧会の半券があると1500円で観れますよぉ~☆

このあと、チケットを頂いていたので、3F「コラージュと
フォトモンタージュ展」を観て参りました。またそのことは
後日でも。。。

また、恵比寿ガーデンプレイスのバカラのクリスタル・
クリスマス・ツリーについてはこちらをどうぞ

予告でも上映していましたが、来年、お正月早々、
1月2日同館で上映されるフィリップ・ガレル監督で
その息子、ルイ君が主演する
   『
恋人たちの失われた革命
も楽しみですね~☆ こちらも2005年ヴェネツィア国際
映画賞で銀獅子賞(監督賞)、2006年セザール賞、
最優秀新人男優賞を授与したというまたすごい映画が
年明けすぐに観れるなんて幸せです~♪

   Cinema_1

ベルトリッチの『ドリーマーズ』の頃と同じような設定
でしょうか?男っぽい哀愁の含む演技で存在感が
強いこれからも期待できる新人ですよね~☆
やはり名監督に選ばれるだけあって、何か強く人を
惹き付けるものがあるのでしょうね!

映画でも展覧会でも来年早々から楽しみが増えて
来ましたね~(^O^)

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コメント

面白そうな映画ですね。知りませんでした。なかなか最近これといった映画を見ていないので残念です。

この映画も気をつけて探してみたいと思います

投稿: seedsbook | 2006/11/08 18:16

seedsbookさん

こんにちは~☆
風景がとても美しいだけにニキフォルの最後がとても
哀れに見えますが、自分も最後はみんなから見捨てられたら
どうしようかしら~?と人ごとではないような画家であっても
普通の人であっても考えさせられる映画でした。

投稿: Julia | 2006/11/08 21:37

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