■『クリーブランド美術館展』2回目 - (嵐の中の)鑑賞会No.23
sabato, il setto Ottobre 2006,
sono le nove di sera.
10月6日(金)は「中秋の名月」ということで、Visiting Tour
では、六本木ヒルズの52F展望台から「中秋の観月会」
として、今夜のようにきれいな満月を観ることを楽しみに
していましたが、結果はすごい台風のような暴風雨!!
『クリーブランド美術館展』を鑑賞しようと午後7時半に
集合の予定でしたが、少し前に鑑賞されていた方から
連絡が入って、午後8時までで閉館するという緊急の
知らせに、頭が一瞬、”真っ白”(>。☆) またもや嵐を
呼んでしまった鑑賞会~・゚゚・(×_×)・゚゚・。 (前回は中止)
早速、他の皆さんを早めに先に鑑賞していただいて、
あとで追いかけてみると、なんと~もう私たち11人だけ
の貸し切り状態の会場でした!不幸中の幸いってこう
いうことを言うのか、たったの30分だけでしたが、お一人
ずつ、しっかりとそれぞれお好きな絵の前に立ってじっくり
と見ることができましたヾ(´ー`)ノ
私は2回目(一回目: I, II )のこともあり好きな絵だけ
中心に観ていこうと思ったのですが、この日は鑑賞者が
少ないこともあって油絵の油の匂いがよく漂ってきたり、
どういうわけか、筆のタッチがよく見えてきて、それぞれ
の色の中に漂うことができました。今回、観て気に入った
作品もご紹介がてら書いて見ようと思います。

『バ=ムードンのセーヌ河畔』
ヨハン・バルトルト・ヨンキント
1865年
モネの師匠で、モネからも真の巨匠と呼ばれたヨンキント
ですが、今回、初めてヨンキントの作品に触れて、とても
明るくてヨーロッパ的な空を美しく描く画家なのがわかり
ました。モネ一家がパリからノルマンディーに移ったことで
ブータンとヨンキントと合う事ができたことは、モネにとって
も印象派に結びつく大きな大一歩をこの先輩達より外で
描くことによって学ぶことができたので、素晴らしい出合い
となりました。
ヨーロッパの雲が流れるような空に、川面に写るその空の
活き活きした色使い、牧歌的な農道など優しさがこの絵
には満ち溢れています。絵の半分以上が空なのは、やはり
オランダ風景画の伝統を引き継いでいますね!鬱病だった
せいで、後半はあまり幸せな人生ではなかったようですが、
モネが印象派の巨匠モネになる大事な師匠の絵をじっくりと
観れて感激でした~☆
『花瓶の花』
オディロン・ルドン
1905年
最初、観た時はバックの色がちょっと重く感じて
今年の始めに見た『ポーラ美術館展』のお花の方が
軽やかで印象が強かったのですが、二度目に観たら
ルドンの描きたい世界が少し理解できました。
ルドンは小さい頃、母親に棄てられてしまったのも
あって、人と上手く付き合うこともできずに、内向的に
中へ閉じこもります。そして、植物や生物に興味を
持ちますが、象徴主義のユイスマンス、マラルメなどの
文学者達と交流を持ち、次第に詩的で幻想的な世界を
表現していくようになります。夢の中で観るようなお花を
描いてそれぞれが何か不思議な言葉を発しているよう
ですね。。花びらの一枚一枚もよく観ると細かい描写が
されていて、植物に対する知識や愛情を持って描いて
いることを感じ取れます。

『カフェ・ウェブラー』
エドゥアール・ヴュイヤール
1908年ー10年頃
こちらも最初はそれほど、パッと目に付きませんでしたが
2度目は、絵から人々の声がさざめき聞こえてくるような
印象を受けて、しばしその舞台の中に入っていきました。
奥の間が明るく浮き立つようで、中間にいる人たちは黒く
一つの塊のように描いて、手前には椅子やテーブルが。。
それが、映画のようにソフト・フォーカスをかけたような
明るいハイライトだけが目だっているのですが、それでも
人間の存在と声が聞こえてくるという幻想的でパリの
街角のカフェを切り取ったように浮かんで見えて素敵な
絵になっています~☆
追記: すたさんが素敵な感想を書かれていたので、
直接、こちらでもご紹介させていただきます。
++++++すたさんのレビュー++++++++++
珍しく、一つの美術展に2回、足を運んだ。
マイミクJuliaさんが主催された鑑賞ツアーに
同行させて頂いたのである。
ちなみに、最初のレビューは以下にある。 (要mixi ID)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=219760282&owner_id=262640#comment
今回の鑑賞目的は、モネの「春の花」を時間を
かけてゆっくりと見ること。

何度見ても美しい。
光に彩られた生命観である。床面に配された白いバラ
の輝くような光。透き通るような透明感さえ感じる。
あじさいの花びら一枚一枚の瑞々しさ。花ばかりでない。
葉の力も感じずにおれない。花は葉に支えられて美しさ
を散らす。葉の色の暗さが花をより美しく引き立てる。
奥の影になった部分。自然の美しさは表面だけでなく、
その層によってなりたっているのだ。果てることが無い
美しさ。奥にある花は「次は私の出番」とでも言いた
そうに、奥で控えているように見える。
この作品は本当にすばらしい。モネは天才だ。
また、同じく、前回非常に印象的だった、モネの
「赤いスカーフ、モネ夫人の肖像」もじっくりと見た。

奥さんのカミーユの表情がまたなんとも言えない。
とても楽しげな、でもなにか寂しげで、悲しげな。。
カミーユは別れを告げているが、モネはまだカーテン
を閉められない。。。そんな情景が目に浮かぶ。
外の雪の白さと室内の暗さ。カミーユは光の中を歩み、
自分は光の中に入れない。何とも言えない作品である。
こうやって、好きな作品だけをじっくりと見つめることが
できる機会はそうあるものではない。これは非常に
よい経験だった。
このような機会を提供してくださったJuliaさんに感謝したい。
また、同行させて頂いた方々との交流も非常に楽しかった。
また参加させて頂ければと思う。
++++++++++++++++
すたさん、もちろんですとも!!また平日の夜もできるだけ
鑑賞会の企画をしていきたいと思いますので、ぜひとも
いらしてくださいね~☆
ご参加者のレポートです。
☆とらさんのHPに、本展の画像を沢山ご紹介されています。
☆すたさんがHPで以前行かれたときのレポートを書かれています。
モネの「春の花」について特に印象をもたれた様で、今回も
「春の花」の絵を、ご一緒に観れて嬉しかったです~♪
☆今回、初参加の一村雨さんも一度、ご覧になっていらしたので、
その時の感想を書かれています。
*****
30分しか観れなかったのですが、意外と皆さんも十分にご覧に
なれたようで、ホッといたしました。嵐の中をご参加くださった
根性ある素敵な方々は、今回、初参加の一村雨さん、りつさんに、
お馴染みのKANさん、花子さん、Yukoさん、すたさん、マルちゃん
に、飛び入りでご参加下さったとらさんとみゆきさんです。本当に
帰りも心配でしたが、皆さん、帰宅も大変だったことと思います。
どうも”嵐を呼ぶ女”なんて呼ばれてしまうくらい、鑑賞会の日は
嵐のような日が続いてしまって申し訳ありませんでした<m(__)m>
今夜のようなま~るいお月様が観れるとよかったのですが・・!
上記の後、ヒルズ内のイタリアンのお店、
「毛利 Salvatore Cuomo」 へ参りまして
窓から少しだけ東京タワーが見えるカウンター席で
皆さんとワィワィお食事をしました。ピザが種から手作りで
トッピングも和風ティストありで、ヒルズにしてはわりとお手頃
価格ですので、お勧めです~ヾ(´ー`)ノ
*******
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コメント
Juliaさん、ごぶさたしております。
嵐の鑑賞会も、思わぬ良さがあったようで。
みなさんとても満足されてらっしゃるみたいですね!
私もまた、参加させて頂こうと思います!
月は、仕事帰りにふと見上げると、私も見ることができました。
なんだか重たかった体がふっと軽くなった気がしました。
投稿: koji | 2006/10/08 09:32
Kojiさん
まぁ~お優しいコメントをありがとうございます。
>嵐の鑑賞会も、思わぬ良さがあったようで。
嵐の中をたどり着いたのに、もうすぐに閉館だとは!!
絶句で頭がボォ~ゼンでしたが、それだけ集中して
短時間で絵の中の世界へ入れたようでした~☆
>私もまた、参加させて頂こうと思います!
ええ~ぜひ、いらしてくださいませね~☆
この次は、28日の土曜日だからお店も忙しいでしょうか?
国立博物館内の庭園が開放されますので、紅葉散策と
「大エルミタージュ美術館展」を観に参ります。
>月は、仕事帰りにふと見上げると、私も見ることができました。なんだか重たかった体がふっと軽くなった気がしました。
月の引力できっと軽くなられたのかもしれませんね!
本当に大きなお月様でしたね~☆
今日は、これからKojiさんとご一緒した
「モダンパラダイス展」をもう一度、観にいってくるかも?
しれません。モネの「睡蓮」の絵を観にもう一度~☆
投稿: Julia | 2006/10/08 10:41
ぼくのレビューのご紹介ありがとうございます!
やっぱ、モネは天才ですよね!(笑)
投稿: すた | 2006/10/08 23:01
すたさん、
こちらこそ、素敵なモネの絵を詩的に書いて下さって
これこそ印象派的な煌びやかな文章で素晴らしいです~♪
>やっぱ、モネは天才ですよね!(笑)
ええ!天から授かった絵の才能を死ぬまで
淘汰させてすごいです!
今回の2点は本当に心に残る素晴らしい作品でした。
それを何人かのモネ好きな方と共有できて幸せでしたヾ(´ー`)ノ
投稿: Julia | 2006/10/09 00:15