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2006/08/03

* 美しい人 * Nine Lives @Bunkamura - Le Cinema

giovedi, il 3 agosto 2006

              Ninelives_2 
          ~ nine lives (米公式HP)~

Bunkamura ル・シネマで 『美しい人』を観て参りました。
思ったよりもシリアスで女性の関わる人生の瞬間を9話、
苦悩している内面性をそれぞれ鋭く描いた秀作でした~☆

    Diana
   第2話 いま手にしている愛を見出す人 

ロビン・ライト・ペンが演じる第2話は、女性の気持ちをとても
よく表していたように思います。大きなお腹をしてスーパーで
お買い物をしていたときに、昔のボーイフレンドに10年振りに
合うシーンです。お互いにまた惹かれあっていく表情が切なくて
ものすごく臨場感があります。昔の思い出に深く揺れ動く男女
の妙意が現実の生活と重ね合わせながら、若い頃の輝かしい
二人を包み込む時間がぐっと心の中に戻ってくるかのように
だんだんと感情が高まる演技が見事でした!!

    Story_6
       第6話 愛を求められる人

第6話はお葬式で、元の旦那やその親族に会うシーンなど
なにかスリリングな感じが漂います。そして、耳が聞こえない
夫がまだ、自分を愛していると切々に手話で訴えていることに、
強烈な刹那さを感じてしまいます。ここでは、男優さんも魅力的
でしたが、死を前にして、何かにすがり付きたくなる状況という
エキセントリックな描き方が短いながら鮮烈でした!

      Story_9
        最終章 神の祝福を受ける人

最終章では、グレン・クローズと娘役のダコタ・ファニングが緑の
美しい墓地で、夢のようにきれいな母子の関係を映し出して
いました。ダコタ・ファニングという少女の演技が優れていて、
今までもいろいろな映画で活躍しているそうですね~☆
母親が小さな子供を気遣う細かなシーンが自分でもしていたような
ことですが、女性しか気がつかないように思うので、とても女性の
ことを理解している監督さんだと思いました。

亡き家族を思ってか時々、娘と遊んでいても母親が涙するときも
あって、胸を打たれます。こういう親子の何気ない慕情があまり
映画では写しだされることはなかったのですが、二人の素晴らしい
演技もあって、家族でもいずれは別れていくという内面の悲しさを
描き出していて素敵なシーンでした。

この時に、母親が娘に言っていた言葉です。

《大空に羽ばたいて。時は早く過ぎ去るのよ。
 チャンスも、美しさも。
 人生を見つめることはいつでもできる。
 全ては今日起きるの。明日ではないの。今日よ。
 それをよく考えて》

本当に若い頃の美しさと時間というものはすぐに消えて
しまうものですね~。 なので、自分の娘にはこれと似た
ような言葉をよく言っていたように思います。それかどうか
好きなことを早めに見つけられて良かったように思います。

上記のほかに、刑務所に服役するような女性など悲しい
過去を背負っている若い女性などとても苦しみで満ちて
いる感情をショート・ストリーで浮き彫りにしています。
少しずつお話が絡まっているのか、時々、主人公が他の
シーンでもチラッと現れます。映画を終わった途端に、
観ていた人たちが、そのことでどこかが何か関わっている
ということで、私達もそうでしたが、なんだか興奮してこの
お話のリンクを探し出そうとしていました。

 

   Novelize_photo_3  

   小説版「美しい人」講談社文庫にて発売中です。
   定価580円(税込) 著:古閑万希子

痛みは光と化す (公式ホームページより

 9人のアメリカを代表する女優陣による、9つの美しき物語。
傷ついた宝石が、より光をためて輝きを増すように、どんな
人生の傷をも受容する彼女たちはさらに光輝く。痛みに
よって彼女は倒れることはない。むしろそれにより人生の美

の広がりを手にするのだ。

 女性心理に深く分け入り、その複雑に揺れ動く感情を繊細
にすくいとった一本の傑出した映画に、2005年のロカルノ
映画祭は、最優秀作品賞、そしてそれぞれのエピソードの主役
を飾った9人の女優たち全員に最優秀主演女優賞という形で
惜しみない称賛を贈った。

*図版はHPより拝借いたしました。

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コメント

きょうJennyは母子が監督するはずだったの。
そして講談社の親族が傑出した?

投稿: BlogPetのJenny | 2006/08/05 14:26

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