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2006年7月

2006/07/30

花鳥 - 愛でる心、彩る技 《若冲を中心に》

domenica, il 30 luglio 2006  

 Suijyo_3
              和田倉噴水公園 

 家の中は涼しかったので、大手町の三の丸尚蔵館までなんとか
  出かけて若冲の第4期を観て参りました。出口を一つ間違えたら
  こんな素敵な噴水公園が目の前に広がっていて素晴らしかった
  です~☆ 夜はライトアップしたらきっと、きれいでしょう!と
 思っていましたら、奥の水上レストランは結婚式場だったようです。
 
  ご参考サイト様:
  皇居外苑とその周辺: 
http://www.dentan.jp/kokyo/kokyo09.html
  和田倉噴水公園レストラン: http://r.gnavi.co.jp/b103700/

 
  ~~~~~~~~~~~~~

  ここから右に曲がって、一本橋を渡りまして大手門をくぐると
  三の丸尚蔵館に着きます(
Map)。それまでが、空はカラッと
  晴れていましたが、暑かったです!

       Kachou_2

 第1期を見たときは、桜の花も咲いて散策も楽しかったのですが
 今回は、鑑賞をしたらすぐに帰宅してしまうほど暑さが堪えました。

 第4期の動植綵絵は「向日葵雄鶏図」「大鶏雌雄図」「群鶏図」
  「池辺群虫図」「貝甲図」「老松白鳳図」の6展でした。動植綵絵の
  ほかに、「旭日鳳凰図」が展示されていてすごかったです!
  とにかく、すご過ぎて言葉が出ない位です。 

 酒井抱一の「花鳥12ヶ月図」が今回、12副とも素晴らしくて
 
こちらを見ることができて、本当によかったです!!
  12副とも木々と鳥達が構図・色合いとも美しく何度も行ったり
  来たりして魅入っておりました。

 バーク・コレクションで観た時の酒井抱一の「桜花図屏風」
  の屏風絵の華麗な桜の美しさにも感動いたしましたが、
  江戸時代の絵師というのは、若冲とともにすごい達人が
  多かったようですね。

 今週の土曜日も、東京国立博物館の

    《
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展

 
を雪まろげさんよりチケット頂いたので、観にいく予定です。
  あまり暑くないと良いのですが。。本当に年々、暑さに
  弱くなっているような気がします。若冲の鳥達は暑さに
  強そうですよね!今にも飛び掛ってきそうな元気な鳥
  でちょっと夏は暑苦しいかな。。?なんて若冲ファンには
  m(*- -*)mス・スイマセーン。

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富本憲吉のデザイン空間@松下電工汐留ミュージアム

domenica, il 30 luglio 2006

  Kemkichi
        松下電工汐留ミュージアム

先日、杉瀬公美陶芸展を銀座ギャラリー江で見たときに
作家の杉瀬氏から、「大先生の回顧展が開催されている
ので観にいってきてください。」とご招待券を頂いていた
ので、家からも近いので
昨日、夕方近くに観にいって参り
ました。

      『富本憲吉のデザイン空間

    Poster_4

 松下電工汐留ミュージアムは会社からも近い所に
  ありますが、今回が初めてでした。さすがに汐留の
  真新しいビル内のミュージアムということで、大変
  きれいな会場でした。また、受付の人たちもとても感じ
  がよくて、お客さんに対して気を使っているのを伺わせます。

 富本氏は昭和30年に初めて、人間国宝を授与された
  陶芸家ですが、つい先日の佐賀の柿右衛門の作品を
  観てから陶芸の良さを開眼したばかりでしたので、
  ただ、陶芸の世界を知ろうという気持ちで鑑賞してきました。

 富本氏は東京美術学校の図案科で建築と室内装飾を
  専門に勉強されて、卒業制作の「音楽家住宅設計図案」が
  最初に展示してありました。それから、ステンドグラスを習得し
  にロンドンへ留学したそうです。そのステンドグラス
の図案
  からこの度、富本生誕120年を祝ってステンドグラスが制作
  されいて、それも帆船の図柄が美しく展示されていました。

 そして、ロンドンにあるビクトリア&アルバート博物館
  工芸品に魅了されて、日参し世界中の工芸品をスケッチ
  して、特にウィリアム・モリスの植物図案と工芸思想に惹か
  れたとのことでした。

 留学時代や留学後に出会ったバーナード・リーチと一緒に
  写っているお写真もありましたが、外国人に負けないほど
  の体格と男前だったようで少し驚きました。

 それから、故郷の奈良安堵村(法隆寺の近く)に戻って精力的
  に工芸品の制作を始めたとのことです。初期の頃の陶器も
  とても暖かい色合いで、陶器からの引力を強く感じました。  
  

         Rakuyaki_2
         楽焼葡萄模様小壺
         1913年
         富本憲吉記念館蔵

   それからご結婚されて、椅子とテーブルがあるような洋風の
    生活スタイルで、二人の娘さんのために先生を東京から
    呼び寄せて、家庭教育をしていたという独自の生活を貫き
    通していたようですね。

  東京の世田谷区に移ってからはイギリス風の洋館を建てて、
    自分の作品を展示する傍ら、美しい工芸品に囲まれて
美的
    生活を過ごしつつ沢山の陶作をされていました。

         Hakujitubo_2
            白磁壺
            1937年
           出光美術館蔵

    やっぱり、白磁の壷が一番、きれいに見えました。
     このような乳白色がとても気品があって素敵です!

   
        Kin_3 

  このように金銀彩羊歯模様のが描かれている器も
    ありまして、ビデオでも富本がこの羊歯の線を一本
    一本描きながら「万年筆と違って、筆というのは体の
    一部にならなければ描くことができない。僕がいなく
    なったらもう途絶えるかもしれないなぁ。。。」と呟いて
    いました。晩年に近かったとはいえ、色絵磁器に金銀彩
    を加えた、こちらの図版よりももっと赤系の強い壷が
    展示してありまして華やかでした。

  明治の豪放な感じのする青年も最後はとてもいいお顔を
    された陶作家として壷に絵付けをされているお写真が展示
    されて、富本の一生がよく分かる展覧会でした。

   富本氏の影響を受けたお弟子さんたちの作品も数点、展示
    されていて杉本氏の壷もありました。多くの工芸家が影響
    されたことを偲ばれるいい回顧展でした。

   9月24日まで開催されるようですので、明治、大正、昭和と
    生き抜いた工芸家魂が溢れる作品を観るのも面白いかも
    しれません。展示数はそれほどありませんが、何か陶器の

   
温もりを感じるような展覧会でした。

  

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2006/07/28

映画業界裏方ツアー - 鑑賞会 No.18 - 2006

  venerdi, il 18 luglio 2006

     Cameras
            特殊合成機   1966年製

水曜日(26日)の夜に、映画の制作会社に勤務されている
すたさん(HP)のご好意で、撮影されたネガ・フィルムが
どのように編集されて、映画館で上映されるフィルム
までになるかを社内見学させて頂きました。ご参加者は、
KANさん、みゆきさん、ぴく太さんご姉妹、マルちゃん、
以前も知泉さんのオフ会でお会いした雪まろげさんと
私の愚息と私の7名でした。

会社名やあまり詳しい内容までは書けないのですが
一本の映画ができるまでは、いろんな人の手が携わる
ことがわかって大変勉強になりました。まさに、職人の
裏世界を見学できてすごく面白かったし、デジタル化の
波もここまで押し寄せている現実を目の当たりにして
すたさんがご案内して下さらなければ、知らない映画
の裏の世界を知ることができました。

Film_1

先週も一度、Visiting tourの方で見学させて
頂いたので今回、2度目でしたが、すたさんには
大変お世話になりまして、ありがとうございました。

すたさんは本当に世話好きだし、いまどき珍しい
熱血漢でとてもストレートに物事を運ぶので、
このような熱い人が日本に増えればもっと活気が
出るのに!と思うほど太陽のように明るい人です。

肝心のフィルムの工程はあまり書けないのですが、
昔ながらのネガからポジ起こしで、一枚一枚の
フィルムに傷がないか手作業でチェックするそうです。
現像液も劇薬だし、その日の温度・湿度によっても
微妙に色の出具合が違うので調整するとのことです。

そして、今ではすべてのフィルムをデジタル化して
保存しているそうです。それも一つ一つのフィルムを
デジタル・データに変換するわけですから、特別な装置が
必要なのでVip Roomのような専用のお部屋がありました。
(Vip Roomの部屋はデジタルデータを編集/合成する所
          とすたさんより訂正が入りました<(_ _)>)

映画でよく出てくるような映写室も案内していただいて、その裏
の映写機室も見せていただきました。35mm, 65mm, 16mm など
それぞれのフィルムの幅
に合わせた映写機が設置されています。
今では、デジタル専用の映写機もありました。映写機を回すと
プラスイオンが大量に発生するので、専用の排気管まで天井から
下がっています。
        

そして、監督やお客さんのOKが出たフィルムに最終的に修正を
かけてまた現像し直して、それを乾燥管のような管が発送室まで
繋がれているのでそこまで乾燥して送られます。発送室に着くと、
機械的にクルクルとロール上に巻かれ、ケースに入れて、
お客さんの元へと発送されるようになっています。(修正済み)

その一連の流れを建物中、行ったりきたりしながら説明して
いただきました。階段で足がガクガクしましたが、それは私の
体重過多と運動不足のせいですが、それほど、いろいろな部屋
があって作業部屋も個々に分かれています。

       Goseiki

最後はロビーで、古い特殊合成機が展示してあるので、
その説明を受けました。以前は合成も簡単にできなかったので、
映像をとるときも作り手側も真剣なので、よい作品が残って
いますが、いまやCGや修正も簡単に切り張りできるので、
すぐに忘れ去られる作品が多くなって嘆かわしいとすたさんは
閉めの言葉でおっしゃっていたのが印象的でした。

それから、近くの居酒屋で生ビールをみんなでワィワィしながら
飲みました。すたさんもちょっとお疲れのようでしたが、それでも
息子がロスに8月の後半から遊びに行くと言うと、今は地下鉄も
できてロスも動きやすくなって安全だし、サンタモニカのグルグル
回る(それも上の部分が囲まれていない)海の上の観覧車に
ついて話してくれてそれがとても面白くて大笑いでした(o^∇^o)ノ

まるちゃんも苦労した遠泳の話などでとても盛り上がりました!!
楽しい見学会でしたが、帰りは京浜急行が少し止まっていたそうで
皆さんの帰りがとても遅くなったそうです。本当にすたさんはじめ
お仕事の後に皆さん、集まっていただいてありがとうございました。
すたさんがとてもよくして下さったので、すごく素敵な見学鑑賞会に
なって心が温まりました。

また、今度はその完成した映画でもみなさんと鑑賞しましょうね~☆

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2006/07/26

杉瀬公美陶芸展 - ギャラリー江

mercoledi, il 26 luglio 2006

  Azami

  
 佐賀で鑑賞した「酒井田柿右衛門」の陶器に感銘を受けた
  ことをT氏にお話したところ、T氏も以前より陶器がお好きと
  のことで、早速、こちらの陶器の展覧会が近くで開催中との
  ハガキを見せてくださいました。

      Hotaru_1


  奈良県で工房を構えて、初めての展覧会を歌舞伎座
  の裏の素敵な「ギャラリー江(Map)」で開催されている
  杉瀬氏にもお会いできて、お茶など頂きました。公美
  というお名前ときれいな野草の絵を描かれるので作家
  は女性かと思っていたらりっぱな紳士でしたが、とても
  ダンディでにこやかに対話をしてくださいました。こちら
  の野草の絵のポスト・カードも下さって嬉しかったです。

      Takami

 

 アザミを真ん中に描かれていて六角形のお皿が一番
   素敵な作品でした。そのほかは日常的に使う陶器が
   多く、野草の花々がとても愛らしかったです。旅行後で
   少しお財布が厳しかったので購入できなかったのですが、
   それほど高価ではないので、30日(日)までですので
   どうぞお立ち寄りなってくださいませ。

       Dish
     
   T氏が昨日、ご購入されました。色もすてきでしょう?

  その杉瀬氏の大先生、富 本 憲 吉の展覧会、
  
     富 本 憲 吉 の デ ザ イ ン 空 間
      

   新橋の松下電工汐留ミュージアムで開催されています。
   これも何かのご縁なので近い内に観にいってきたいと
   思います。すっかり焼物が好きになっているこの頃です

      Poster_2

 

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2006/07/25

14代 酒井田柿右衛門 - 佐賀の陶器ツアー

martedi, il 25 luglio 2006

   Kakiuemon
                    柿右衛門窯 重要無形文化財

 ツアー二日目の午後は、佐賀県まで瀬戸物ツアーです。
  最初の目的地は、酒井田柿右衛門窯でそれほど興味は
  なかったのですが、こちらの「古陶磁参考館」で作品を
  観てから人生観が変わってしまう程でした!!!

 まずは2002年に福岡三越デパートで
  『
重要無形文化財保持者認定記念 人間国宝
      
14代酒井田柿右衛門展が開催された時の
   ポスターをご覧下さいませ。

        Mitsukoshi_1

  このような素晴らしい絵柄の陶器が何点も上記の参考館
   に展示してありまして、お値段も庶民には手が届きませんが、
   この時の衝撃は昨年、ラ・トゥールの作品を観た時と同じ位
   のショックを受けました。陶磁器の白磁の美しさも見事ですが、
   そこに描かれている繊細な野の草花の華麗できれいなこと!!
   正直、今までは陶器を観てもあまり感激しませんでしたが
   本物の作品をこれだけ鑑賞できたことで、もう陶器の世界
   へ心が奪われていきました。

   2001年7月に重要無形文化財保持者(人間国宝)に
    認定された、十四代酒井田柿右衛門氏の洗練された作品
    世界をご紹介します。1640年代、初代 酒井田柿右衛門が
    試行錯誤を重ね日本で最初の色絵磁器を産み出したと
    伝えられています。さらに1670年代には『濁手』という乳白色
    の素地に、繊細な上絵付けを施した「柿右衛門様式」と呼ば
    れる質の高い技法を創出。(三越展覧会
HPより) 
  

    14   
           14代柿右衛門と窯  パンフレット

 上記の柿の木の柿の色を見て、この赤い色をなんとか陶器に
  付けることができないかと、財を投げ打っての苦労の末、この
  独特の朱色に近い赤い色が陶器に出せるようになったそうです。 
 

 元々、私は植物画が好きですので、このように自然な野草の花が
  焼き物に焼き付けてある一級品を何点も鑑賞することができまして、
  とても幸運に思いました。「赤絵」といって、赤を主体として緑・黄・藍
  などの多彩な絵の具を用いて上絵付けをするのでこのように植物の
  色が鮮やかに描かれるのですね。

 確かに、実家には小皿がありましたが、何かこのように展示
  してある美術品とは少し違うように感じました。


  酒井田柿右衛門の主要作品」のHPがありました。とても美しい
  作品が多いのでご覧くださいませ。

  下記はご本人のご著書です。近いうちに読んでみようと思います。

       Yohaku_1
      余白の美 酒井田柿右衛門 (新書)
       by 十四代酒井田 柿右衛門 

 私の弟もあまり陶磁器など興味がない方でしたが、よほど感激
  したらしく、分割してでもいい陶器を一つ購入したい!と言って

  おりました。

 そのあとは、佐賀県立 九州陶磁文化館で沢山の陶器を鑑賞
  しました。みんな朝からの疲れがでて図書室で本を読んで
  休んでしまいましたが、九州地方の焼物がすべて展示してある
  ので、ご興味がある方にはとっては素晴らしい陶芸会館だと
  思います。

        Arita_2

 それから、バスに程なく揺られると陶器市場のように
 お店が両側にズラーと並んでいる

     『有田陶磁の里プラザ

      Plaza

で、陶器のお土産を楽しみながら選んできました。
HPはもうひとつなのですが、 「
(株)まるぶん」という
お店で両親と友人達と家族へプレゼントを購入しました。

  Teahouse   
    陶器を包んでいる間にお茶を頂いて~♪

   Saucers
         とてもモダンなセッティング

  メルローという葡萄の絵柄が素敵な食器があって
    今度、ネットで注文してみようかしら?と思っています。

  今回、このように九州の大地を踏みしめての陶器ツアー
    でしたので、暖かみのある土の良さが実感として感じる
    ことができて、また、今後も美術展などでは興味を持って
    陶磁器を鑑賞することができるようになれると思うと、
    今回のツアーに参加してよかったです!!

 

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2006/07/24

九十九島巡り - PEARL QUEEN - ☆Lady Captain☆

    Kujyu02_1

    二日目のツアーでは、九十九島の遊覧船 《PEARL QUEEN》号に
    乗って
南九十九島巡りグルッとしてきました。朝、観光バスに
    乗ったときは、すごいドシャブリの雨だし、途中の展望台からも
    あまり島が見えずに残念でしたが、船に乗っているうちに少しずつ
    晴れてきました。

  Pearlqueen

   白い船体で客室の椅子もゆったりとしたパールクィーン号に乗って
     快適なクルージングを楽しむことができました。実は、これを操縦
   しているのは、なんと私の娘と同じ年頃の若い女性の船長さん
     でした! ハウステンボス内で4年間ほど運航業務をされていて
     こちらへスカウトされたそうです。海の女王を操縦するのは、
     やっぱり女性が似合っていますよね~☆

      Captain_1

  接岸時に後ろ姿を撮らせて頂きました。とてもスリムで
    長い髪の毛を潮風になびかせて、キビキビと操縦されて
    いる姿に同じ女性としても、とてもカッコイイ!と憧れの
    眼差しでした~ヾ(´ー`)ノ

  お天気だと海の色がもっと青かったと思いますが、
    九十九島の島々の写真を以下に掲載致します。
    私は雨が降っていても船のデッキで上の方まで
    上がって行きまして、島影や海の広がりを楽しんで
    いました。今でも海に関するお仕事をしていますが、
    山よりも海の方が若いときから好きです~☆


    Kujyu05_1

    Kujyu06

         Kujyu07

  あまりくっきりと写っていないので、HPからパンフ用の
     図版をお借りしました。晴れたら、本当はこんなに
     きれいな島々を観ることができます。200以上の大小
     の島々は、穏やかな部分と波に洗われて奇岩となって
     いるなど様々な表情があって素晴らしかったです~♪

      Web0018
        SAIKAI PEARL SEA RESORT
                     - Photo Gallery -

  弟が見ていたのですが、Uターンの時はさすがの
  女神も緊張していたそうです。高校の修学旅行の
  時に、佐世保に住む親戚の叔父がドライブに連れて
  行ってくれて、展望台から下のような素晴らしい景色が
  広がっていたのを心の中にズート仕舞っていたので
  今回、実際にその島々を間近で観ることができて
  本当に感激いたしました~!!

    05_99isl_zenkei_1  
         九十九島全景 - Photo Gallery -

  きっと朝焼けも夕焼けもそれぞれ海に照らす光の
     輝き方が違って、美しい表情を見せることでしょうね~☆
    
  昨日、ご紹介した
ハウステンボスから車で30, 40分位で
    着くので、ハウステンボス前から
レンタカーを借りて
    行かれるとバッチリだと思います。バス・ツアーもいい
    ですけれど、ゆっくりと島々を眺めて家族や恋人♥と
    過ごすと生涯、忘れられない思い出となるかもしれません。
    日本の中でも特に美しい景色だと自慢できます!!

  このあと、午後は瀬戸物ツアーで酒井田柿右衛門窯
    まで行きまして、絵柄と色の美しさに完全にノックアウト
    されました***♪♪ それは、また後日のお楽しみに~(゚-^*)ノ 
 

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2006/07/23

ハウステンボス - 「オランダ文化の400年展」

 House_1

     ここはどこでしょう~? 
                      おとぎの国でしょうか~?

  Unga_2   

  7月20日から22日まで急にお休みを頂いて、佐世保に
  あります『
ハウステンボ』に滞在して参りました。

  
ハウステンボスは、17世紀オランダの街並みを
そっくり再現した、超ユニークな街。建物一つひとつ
のモデルが、本国オランダに存在しているのです。
オランダとの関わり/HP)

Ship
    洋上クルーズ 帆船 観光丸

長崎空港から遊覧船に乗って50分位でハウステンボスの
マリンターミナルへ到着します。港に着いて見渡すと外国、
特にヨーロッパへ着いたのかと思うような洋館に囲まれて
一瞬、「パスポートは見せなくてもいいのかしら?」と冗談
ではないように思ってしまうほど、完璧な外国の街並みです!

    Amsterdum02 
        Hotel Amsterdam ロビー

 広々としたホテルのロビーに入った途端にビックリw(゜o゜)w
  先ほどの観光丸とヨットハーバーが目の前に見える絶景
  なお部屋でした。ツアーセットでないととてもとても~~^^;

 まずは荷物を置いてから、とにかくToshi館長の絵画展を
  最初に観なければというので、あいにくの雨の中でしたが、
  上記のパレスハウステンボス内にある「
ハウステンボス美術館
  へ向かいました。

    Museum_2    
           パレスハウステンボス

 オランダの宮殿を忠実に再現
ハウステンボスの文化的象徴パレス ハウステンボス。17世紀に
ハーグの森に建てられ、現在はオランダのベアトリクス女王陛下
のお住まいになっている宮殿の外観を、オランダ王室の特別の
ご許可をいただいて忠実に再現しています。(
HP

      Palace02

  エントランスまでも素晴らしい芝生の庭園が広がっていて、
  さすがに女王陛下の宮殿だけあってものすごくりっぱな
  建物でした。常設の方は、巨大壁画なども描かれていて
  少しギョットするほどの違和感を感じますが、王室の豪華な
  お部屋の造りを見学して楽しむことができます。
  「幻の庭園」も裏で観た時は、みんなで歓声が上がってしまう
  ほど整然としたオランダ・バロック式庭園の美しさに感激
  しました。やはり雨であまりよく映っていませんでしたが。。。

    Yard
       素晴らしいオランダ・バロック式庭園

 そして、いよいよ館内で「オランダ文化の400年展」を
  の鑑賞です。一階展示室では、

               「
オランダの歴史と日蘭交流」
  が展示してあって、日本とオランダの交流、当時の工芸品
  などをさっと観てから、2階展示室は
               「民族資料・オランダ絵画
  に行きました。最初はオランダの民族衣装などを観てから、
  「オランダ絵画」ではレンブラント生誕400年を記念して展示
  されているToshi館長所蔵のレンブラント派の絵画を17点
  じっくりと堪能して参りました。ちょうど、そのときはチェンバロ
  でバッハの生演奏も流れていて、とても優雅な気持ちに
  なりました。どのような作品が展示されているかはToshi館長の
  HPに詳しく描かれていますのでご参照くださいませ。宗教画と
  肖像画がほどよく混ざって展示されていました。私が特に好き
  だったのは、
  
ふたりのマリアの前に現れるキリスト」
 
アールト・デ・ヘルデル作1715年頃の作品で小品ながら、
  聖母マリアとマグダラのマリアがキリストの復活を厳かに
  迎えている様子が、背景の空の明るい光とともに全体的に
  気品が漂う美しい作品だと思いました。宗教画はイタリアの
  ルネサンス期のように派手な感じは一切なくて、静かに聖人が
  描かれている様子がレンブラント派特有の光と影にそれが
  内面的な宗教性を高めているように感じとれました。こちらも
  Toshi館長の
HPで作品を紹介されています。

 反対側には、エッシャーの版画も数枚、展示されていました。
 エッシャー好きな方達にとっては、大変興味深い作品が多いの
 ではないでしょうか?

    002

優雅な王宮での鑑賞も終わって、午後はハウステンボス内を
散策してきました。年老いた両親はあまり早く歩けないし、雨の
中なので余計、大変でしたが歩道を見てもレンガの埋め込みの
美しいことや、植えてある木々もカナダのカエデのようだし、車や
バスも欧風で色もとてもきれいで、本当にすべてが計算されつく
した景観にうっとりの連続でした。日本国内もこれ位気を使って
設計すればどれだけ、きれいな都市になるかと思うのですが、
年間400万人も訪れるのですから、もう少し身近でこのような
美的感覚が広がるといいですね~☆

    001_1
       レストラン街とカナルステーション

 中央に聳え立つのは高さが112mもあるタワーで、オランダ
  のドム教会の鐘楼を模倣したゴシック様式の
ドムトールン
  です。カトリックが全盛だった14世紀初頭に建てられて、
  司教が常駐するカトリックの砦(とりで)となり、ドム教会が
  総本山的な役割を担っていた象徴的な建物とのことです。

  Holland_1

             View_1
                              ドム・トールンから見渡す園内

   

    Tower
       運河をカナルクルーザーに乗って一周

 カナルクルーザーで運河を回ると白鳥を眺めたり、施設が
  どこにあるかよく分かるようになっています。水面をゆったり
  と滑ってヨーロッパにいるような景観に、とても癒されます。
 きっと、ヴェニスでもゴンドラに乗るとこのような気持ちになる
  のでしょうね~? 夕刻に近づいてきたので涼しかったです。

    Nightview_1

    Carnival

  食事を済ませて外に出るともうライトアップがされて
    より街が美しくなっていました。カーニバルや花火も打ち
    上げられて、カップルでも家族連れでいらしてもこの街は
    夏中、楽しいことがいっぱい待っているようです~☆

    次の日は、九十九島の遊覧船に乗ったり、瀬戸物ツアー
    へ行きましたのでその様子はまた後日お届けします。
    思った以上に、ハウステンボスの環境の素晴らしさに
    満喫できた初日でした。 

☆二日目は九十九島巡り、《PEARL QUEEN》号に乗りました。

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2006/07/19

Summer Holiday @長崎・ハウステンボス

   

   Pran_2
       ハウステンボスホテルズ

  明日から3日間ほど、長崎にあるハウステンボスへ
    実家の家族の者が行けなくなったので代理で急遽、
    私が行けることになりました。

       S_d_2
       ホテル デンハーグ
    

  本当にヴェネチアへ憧れていたので、このような素敵
    な水の都へ夏休みで行けるのが、とても嬉しいです(o^∇^o)ノ

  折りしも、「オランダ・バロック絵画館」のToshi館長さんが
    レンブラント派の全所蔵品を、「
オランダ文化の400年展
 
で、「長崎・ハウステンボス美術館」に出品展示されている
    そうですので、そちらも鑑賞できることを本当に楽しみ

   
にしております。今回で2回目の鑑賞なのですが、ご縁がある
    のかいつもToshi館長さんご夫妻にはよくしていただいている
    ので、今回の出展もとても嬉しく思っております。現地でお会い
    できると良いのですが。。。♪♪ 

  それでは、水の都でしばし夏のひと時を楽しんで参りますね~☆
     皆様もどうぞ素敵な夏の日々をお過ごしくださいませ(゚-^*)ノ  

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ディズニー・アート展@東京都現代美術館

martedi, il 18 luglio                                

  Zuroku_1   
       『ディズニー・アート展』  図録

久しぶりにお休みが一緒になった娘と家のすぐ近くにある
東京都現代美術館で15日(土)にから開催している


         『ディズニー・アート展

       Poster

を16日(日)に観にいって参りました。遠くから鑑賞しに
いらっしゃる皆さんには申し訳ないのですが、本当に
家から近いものですから、10時少し前にMOTに着くと
もう20人位の方達が暑い中を並んでいましたが、
ほどなくドアが開き入館でした。それにしてもチケット売場
でもすぐに行列になり、会場前でもなんだかモタモタと
並ばされます。

    Blue

上から下がっている垂れ幕も少し皺っぽいと眺めながら、
入るまではちょっとイライラして待つことになります。
例によって、受付嬢立ちは座り込んでチケットを切ったり
しているので、ここの美術館はいつもあまり印象が良くないです。。。
と入口辺りまではちょっとブツブツといつもより不満になる
のですが、3階へ上がってみて最初の原画を観てみると
もう「ワァ~~~!!きれい~!!」とそれはそれは
夢の世界へ入って行くことになります。

  Phpto02
     このウサギさんの前に立って写真が撮れます

 主に『白雪姫』の原画が多く、アニメと言いましても背景の
  木々などはむしろ芸術作品に近いくらい素晴らしいとしか
  いいようのないような美しい絵で、娘と二人で本当に、
  「きれいね~☆」を連続して言い合って楽しめました。

  この『白雪姫』を制作するためになんと6年もの年月が
  必要だったことが、その制作者達を称えるようなスクリーン
  も上映されて、若き日の画家達が実際に絵を描いていて、
  現在はおじいさんになってしまったけれど、皆さんがとても
  いいお顔でディズニー・アニメを熱意を持って描いていた
  ことを話されていたのに感激しました。


  特に、この背景画を描かれていたアイヴァンド・アール氏は
  1951年にウォルト・ディズニー社に入社し、「ピーターパン」
  の背景スタッフに配属されて、「眠れる森の美女」での
  コンセンプト・アートがウオルトの目に留まり、同作品で
 カラースタイリングと背景を担当されたそうです。インタビュー
  でも「私は中世ヨーロッパのルネサンス前のとりわけ、
  ゴシックが好きです。」と話されていましたが、彼の描くお城は
  そういえばゴシック様式ですよね!本当はもっと図録から
  図版を掲載したいのですが、ディズニーさんは厳しいとお聞き
  しているので残念なのですが、図録で観てもお城の色使いや
  構成画など見事です!また彼は、「太い幹を描くのも普通なら
  2,3日で仕上げなければいけなかったのが、そのときは6日間
  も時間をくれたので、とても丁寧に絵が描けて幸せだった。」
  と話されていました。その後は画家になって独立され活躍され
  ていたようです。

  人物を描く画家は、実際にハリウッドの俳優さんたちにポーズを
  取らせてそれをすばやくデッサンしていたようです。その頃は
  一枚一枚が動きのある絵を描いていかなければいけなかった
  ので苦労が偲ばれますね。でも、とても皆さんが楽しくお仕事を
  されている様子が伺えたので、子供の頃に観たディズニーの
  漫画でよく夢見る思いができて幸せな時間を過ごせたのも彼ら
  の素晴らしい絵を観れたからだと思いました。

 また、最近ではこのようなアート的な絵が描ける画家の方達が
  いないそうです。そういえば、最近のアニメはもう一つ角ばって
  いるというか品もないように観えますね。。


 
   Phpto04   
        こちらの前でも写真が撮れます

 そのほか、懐かしい「ダンボ」や「不思議の国のアリス」や
  「百一匹わんちゃん」とか細かい原画を沢山、観ることが
  できます。そして、一つ一つの部屋の間仕切りが工夫されて
  いて、壁の色もその原画に合う色彩などディズニーランドに
  いるような気分に舞い上がります~☆

    Phpoto03_1
    積み木のようになっていてお子さんが遊べます

  とにかく、大人も懐かしく昔を思い起こせるような
    素晴らしいディズニーワールドを楽しめるでしょう~♪

  ただ、私のようにお家が近ければよいのですが、
    午後はすごい行列になっていましたから、お子さん
    連れだと本当に大変なことになるかもしれません。
    なるべく早くいらして空いているときだと夢の世界を
    楽しめるかと思うのですが。。。

   Photo06
     ミッキーの帽子が作れる工作室

 ☆Takさんのブログでももっとディズニー・アート展を
      楽しめますヨォ~(*'ー'*)♪ 
  

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2006/07/17

「パウル・クレー 創造の物語」@川村記念美術館 -鑑賞会 No.17

lunedi, il 17 luglio 2006    

   Jardn04_1
             川村記念美術館  白鳥が戯れる見事な噴水

                               
先週の土曜日(15日)、30度以上もある中、千葉県の佐倉市
にあります川村記念美術館へマルちゃんと一緒にVisiting Tour
して参りました。何しろ、場所は佐倉だし初めて行く美術館は
結構、不安なのですが、JR佐倉駅にローカル線を乗り換え
ながら着いて降りたところで、マルちゃんに合えたので嬉し
かったです~♪

美術館専用の送迎バス停まで行くと暑いこと暑いこと!!
マルちゃんが、「空が高くて入道雲が見えますね!」と
のんびりした駅前にホッとしていると、送迎バスがきて、
いつもと違って美術館までの道のりも稲穂が大分実った
田圃のあぜ道の真ん中を走りながら、20分ほどどんどん
緑濃い地帯まで入って行きます。

    Poster_1
           「パウル・クレー 創造の物語  

 美術館につくと上記の看板が迎えてくれて、さらに
 目の前に広がる青々とした庭園に二人で大歓声!!
 以前からいろいろな人のブログでここの美術館の
  素晴らしさを拝見していたのですが、こんなに広大で
  きれいなところだったとは~☆ 

  Jarden03_2
        ☆ 広大な緑の敷地に溜息が~☆

 このような素晴らしい庭園を最初から見るとそれだけで
  遠くまで足を運んでよかった!と思うのですが、今回の
  展覧会は私の好きなクレーの作品が150展近くも観れる
  そうですので、とても楽しみでした。

 初期の風刺的な線描画から、ナチスに迫害され
病魔と戦いながら制作に励んだ晩年まで、「光の絵」
「自然と抽象」「エネルギーの造形」「イメージの遊び場」
「物語る風景」という5つの側面から、クレー芸術に潜む
奥深い多様性に迫ります。 本展では、それぞれ世界
屈指のクレー・コレクションを誇る、ノルトライン=ヴェスト
ファーレン美術館、シュプレンゲル美術館、フォン・デア・
ハイト美術館というドイツの三美術館が所蔵する作品を
中心に、国内外から精選された油彩、水彩、素描、版画
など約150点を展観します。初期の風刺的な線描画から、
ナチスに迫害され病魔と戦いながら制作に励んだ晩年
まで、「光の絵」「自然と抽象」「エネルギーの造形」
「イメージの遊び場」「物語る風景」という5つの側面から、
クレー芸術に潜む奥深い多様性に迫ります。 (
HPより)

今年の2月にも大丸で初めてパウル・クレーの作品をまとまった
観て感激したのですが、そのときは「線」から「色」というテーマで
クレーの緻密な線とそれに沿った美しい色彩に魅了されました。
しかし、この時はクレー後期の苦しい時の陰の部分がクローズ
アップされていたような気がして、見ていてとても緊張感が伴い、
少し苦しくなってくるほどでした。

    L_1
      《The Flora of the Heath》     1925
                  ~ Post Card ~
          出展されていませんが、本展の私のイメージです   

今回のテーマは「創造の物語」で、作品数も多いということも
ありますが、全体的に明るくリズム感がありクレーの音楽が
聞こえてくるようで、観ていて楽しくなってきました。ただ、今回、
図録があまりきれいな印刷ではなかったので購入しなかったので、
出展されていないポスト・カードからその章ではないかしら・・・?と
思われる図版も掲載させていただきます。出展されていない作品
が何点かありますが。。m(*- -*)mス・スイマセーン。

第一章 「光の絵」   

           baby002 
            『Portrait of a child』 1908
                 Watercolour on papaer

  2月のクレー展と同じ作品だと思いますが、私も最初観た時
    クレーがこのような肖像画を描くのは珍しいと思って印象に
    残ったのですが、マルちゃんも最後にこの絵をじっとご覧に
    なって、「『宮城県立美術館』所蔵のようですね!また、
    観にいってきますね!」と地元の方なので尚更、嬉しかった
    ようでした。下記は、マルちゃんの感想です。

   パウル・クレーの作品で『おりたたみ椅子の子供Ⅰ』という
     ものがありましたが、白黒の絵なのに光を感じました。
   (写真を基に描いたという解説を読んで納得しましたが。)
   私はこの絵がとても好きでした。(by マルちゃん)

  「はじめに光ありき」も色彩の中で光を追求していたクレー
    は、神が最初に「光」を創造したようにクレーらしく自分の
    「光」の世界を創造していくような色彩が鮮やかな絵でした。
   
     そのほか、「赤と白の丸屋根」も小作品ながらクレーの色彩が
     踊っているように明るい絵で好きでした。

   Klee07_3  
     《View of Kairouan》 1914  Von der Heydt-Museum
                                    Post Card

   上記は、チュニジア旅行中に描いたと思われますので
       とても色彩が眩しい位に明るくて、イスラム寺院の
       丸屋根が印象的で、クレーが色彩的に弾けたような
   素晴らしい作品だと思います。

第3章 エネルギーの造形

        L1    
     《直角に半円》     1932
    ノルトライン=ヴェストファーレン美術館


 ブリジストン美術館のコレクション「島」(拙記事)と同じ
  ような点描画ですが、とても細かい点描を微妙な色使い
  で明るく描いていると思います。「直角に半円」とは何を
  意味するのでしょうか? シャープでこのまま行きたい
  けれど、人生の半ばまでしか芸術を貫けないかもしれない、
  という暗示でしょうか?

 ここの章では、「水の都市」1934 という作品もヴェネチア
  のようですが。。? 水が揺れる様が幾何学模様でキラキラ
  と淡い暖色系できれいな光の反射を表しているように見え
  ました。

      Yellow
       《Windows and Roofs [Yellow-Red]》
                1919, PINAKOTHEK DER MODERNE
             ~Post Card~

 この絵と同じような 『オレンジの家』というような
  題名の絵があったかと思うのですが、リストには
  なくて、ちょうどこのような構成で全体がオレンジ系
  の色でした。クレーは建築についても造詣が深かった
  ようですので、線と面だけでもとても立体的に絵が浮き
  出すようで素晴らしいです。今回は特に面がとても
  はっきりとして動き出すようなリズムを感じる絵画が
  多く展示されていました。 キュビズムの影響とも
  言われますが、とてもバランスがよくて造形的ですね!

第4章 イメージの遊び場

    Angel1
    《1915年29番に倣って (天使は所望品を
           運んでくる)。》 1920  リトグラフ
     シュプレンゲル美術館

 
    クレーは晩年近くに大量の天使の素描を描いて
    おりますが、この天使は始めてみました。何か
    お茶を運んでいるような天使ですが、ハートが
    アクセントとなって回りのオレンジも幸福感を
    表すようで、とてもオシャレな一枚に感じます。
    確かに、Tシャツのプリントにもなっていました☆


     
マルちゃんは初めてのクレーをご覧になったのですが、
とてもイメージをよく掴んで、ご一緒に観ていてもいろいろ
と感想を言い合いながら楽しく過ごせました。今回は、
こちらの学芸員さんのご趣味もあったのかもしれませんが
クレーの明るくて音楽的で楽しくイメージさせる絵画が
多くて、観終わった後も幸福感を感じて良かったです~☆

この後、美術館を出たらモワァ~として暑さも絶好調!
なので、ランチを取ることにしました。

   Light_1
        レストラン 『ベルヴェデーレ

  外の景色が眺められてのんびりできるレストラン~♪

  そのあと、『自然散策』をしてきました。

   Ajisai_4
     アジサイがまだわずかに・・・

  Hasu02 
   オオガハスが見事でした~☆


                     Hasu03_1
    

   オオガハス[大賀蓮](Nelumbo nucifera) 
               スイレン科、多年(水草)
千葉市検見川の弥生時代の土器から
発見された3個の実のうちの1個が
奇跡的に蘇り、花を咲かせている。

    Kamo_2

  噴水の美しさに二人で夢中にシャッターを押しました。
    クレーの明るくてチャーミングな絵画を沢山観た後に
    広大な自然を散策できて本当に素敵な一日を過ごせ
    ました~☆ マルちゃん、暑い中お付き合いありがとう~♪

☆会場でCosさん(ブログ)にも少しだけお会いできました。
  私達は観れなかったのですが、Cosさんがきれいな
   睡蓮のお花を撮ってきてくださったので、こちらにも
   掲載させていただきます(*'ー'*)♪

    Suiren_cos_2   Suiren_cos02_3

☆BlueHeavenのTakさんもレポートを書かれていますので
   どうぞご覧くださいね♪

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2006/07/14

ステンドグラスの絵解き-フランス教会に見る光 志田 政人(著)

venerdi, il 14 luglio 2006

     Come sta?  Oggi e` molto caldo!! 

       Kokuchi
          《受胎告知》 シャロン・シュル・アルヌ
           サン・アルパン教会

                16世紀の典型的な作例
         場所の設定はナザレのマリアの家
  大天使ガブリエルがマリアに聖母マリアに『イエスを身ごもる』
    ことを告げる場面ですが、二人の間には『めでたしマリア』の
   文字が踊っている。

  この図版は、日仏学院の図書室で見つけた素敵な本の2冊目
  から写真を撮らせて頂きました。こちらのご本は、ビジュアル的
   にも宗教書のお勉強にも役立つ本でした。


        Staind_2
  ステンドグラスの絵解き―フランス教会に見る光の聖書 
            志田 政人

内容(「BOOK」データベースより)
ステンドグラス作家であり研究家でもある著者が、フランス留学中
から今日まで二十数年間かけて取材した、900ヶ所あまりの教会の
ステンドグラスから選りすぐった360点の写真を全てカラーで掲載。
旧約聖書の37場面、新約聖書の51場面、そして使徒や福音史家を
含む60人以上の聖人達の生涯などをステンドグラスの図像で紹介
する初めての「絵解き本」。海外で訪れた教会で、そこに描かれて
いる物語が理解できるように、丁寧な解説と間違えやすい図像に
関しては簡単な見分け方のポイントなどもつけた。

目次

第1章 旧約聖書(天地創造
アダムの創造
エバの創造 ほか)

第2章 新約聖書(洗礼者聖ヨハネ
マリアの物語
キリストの生涯 ほか)
第3章 聖人伝(見分け方
聖女アガタ
聖女アグネス ほか)
第4章 その他の図像(四福音史家
十二使徒
聖パウロ ほか)

  著者は900ヶ所あまりの教会を回ったそうですが、古くて
  小さな教会では鍵が閉まっていて鍵の持ち主さえ探し
  回らなければならなかったり、ステンドグラスが最も
  美しく神聖に悲しく見えるまさに太陽が沈もうとする
  「薄暮」の時間に合わせて撮影したり、鍵の持ち主を
  待たせないように、早めに下準備をしてどこにポイント
  を当てればすぐに撮影が済むかなど著者のご苦労話も
  書かれていて面白かったです。

  また、上記の目次のように、旧約聖書から新約聖書まで
  詳しく解説がステンドグラスの図版と合わせて、とても
  分かりやすい宗教書のようになっています。「ダ・ヴィンチ・
  コード」で宗教に少し興味を持たれた方は、ぜひご覧に
  なると流れがヴィジュアル的にもクリアーになって初心者
  には参考書的にも良書になると思います。

もう少しだけこちらの本から図版をご紹介させていただきます

      Magdara
             《シモン家での晩餐》
           16世紀 ロンドン・イギリス 
       ’ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館蔵’

   「ダ・ヴィンチ・コード」でも問題になっているマグダラの
       マリアですが、実はこの図像からも想像させられますが。。

      
        ヨハネによると、キリストが蘇らせたラザロの家で、
        食事中にマルタの妹のマリア(マグダラのマリア)が
        キリストの足に高価な香油を塗って、自分の髪で拭いた
        ことになっている。

           
          Takkei  
                   《磔刑》
          1140年頃 シャロン・シュル・マルヌ
            サン・ティチチュンヌ大聖堂

    キリストが語った例え話は、その多くがステンドグラス
     に描かれている。特に大聖堂で一般の信者にわかり
         易く聖書の内容を伝えるのに、大変良い教材となって
         いたのである。これが光の紙芝居と言われるステンド
         グラスの本来の役割である。

 
   光とガラスの織り成す荘厳な芸術が石の文化でもある
   ヨーロッパでは特に美しく輝くようですね!暗い教会の
   中で美しい神々の姿が光を通して見えるとよけいに、
   神様の存在が信じられるのかもしれません。

  若い頃にいくつかの教会を英国で観て回ったことが
   ありましたが、そのときはステンドグラスまではあまり
   気がつきませんでした。今度行く時は少しは宗教に
   ついては初歩的な知識はついたので、、また違った
   目で光を通した造形美を楽しんで見たいと思います。

☆あの「叡智の図書館」のAlice-roomさんもお気に入りで
   こちらのご本を絶賛です。どうぞbogの記事でご覧くださいね!
  
「ステンドグラスの絵解き」志田政人 日貿出版社

 それから、Alice-roomさんがシャトル大聖堂へ行かれた
  時のレポートですが、素晴らしいお写真が一杯です!
    「
シャルトル大聖堂 ~パリ(7月5日)~
                         

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2006/07/13

『シャボン玉の図像学』 森 洋子 (著)

giovedi, il 13 luglio 2006

    Library_2
     東京日仏学院メディアテーク(図書)

やっとメンテナンスが終わり、これで快調に行くと良いの
ですが。。。一人ひとりにメールでお知らせがくるのかと
思いきやただ、お知らせとして告知的に書いてあったので
本当にここの会社、誠意が感じられませんね。。。

でも、アップしないでもご訪問して下さった多くの方々、
ありがとう御座いました<(_ _)> また、何やかや独り言の
ように書いて参りたいと思いますのでよろしくお願いします。
下記の記事は、ブログの調子が悪かったので、5、6回も
書き直したのですが、その戦況を先ほど見て笑いました(^_^;
確かに、ブログに書いてもシャボン玉のようにいつかは
消えて無くなってしまうのでしょうね。。空しいとも思うことも
ありますが、それでもアートの世界を何か共有できる空間
がブログの大きな力だと思います~☆

さて、先週の土曜日に、日仏学院でフランス映画を観た後に、
図書室に寄って参りました。リニューアルしたのか、新しい
フランスの雑誌やニュース類が入口近辺に増えたようです。
その代わり、邦訳本や芸術系の本(日本語)なども減った
ような感じでした(/_ ;) その中でも2冊、素敵な本を見つけた
ので簡単ですが、まずは一冊目をご紹介させていただきます。

   Shabom_2
   シャボン玉の図像学
   森 洋子

内容(「BOOK」データベースより)
「人間は泡沫なり(homo bulla)」という思想は、
西欧美術のなかで、どのように描かれてきたか。
人生やこの世の栄華、富、名声、美などの寓意となって、
16~19世紀の絵画や図像集に思いがけない画面効果を
もたらしたシャボン玉の豊富な図版資料や文芸作品を
渉猟し、生の価値観をさぐる、世界でも類のない学際的な
歴史研究。バブルの文化史。

目次:
エラスムス『格言集』のhomo bulla
十六世紀フランス、フランドル、ドイツ美術のシャボン玉
十六世紀の寓意図像集と寓意版画のシャボン玉
十七世紀の静物画のシャボン玉
十七世紀の寓意図像集のシャボン玉
十七世紀の絵画化されたプットーとシャボン玉
十七世紀のプットーから日常生活の少年へ
十七世紀の風俗化されたシャボン玉遊び
十七世紀の肖像画・宗教画・タイル画にみられるシャボン玉遊び
十八世紀のシャボン玉表現〔ほか〕

上記のとおり、シャボン玉についての盛りたくさんの
図像と説明がされている専門書です。ただ、やはり
同じ内容が多いので、正直、だんだん空しくなって
くるほどで、
「人生はシャボン玉のように露と消える。。」という
表現の連続にどこまで楽しめるかですが・・・。

      Rainbow_bubble_thumb1
        《Rainbow Bubble》
       Ida Rentoul Outhwaite

 このような可愛らしいシャボン玉のイラストは本書には
  ないのですが、髑髏と一緒に天使がシャボン玉を吹いて
  いるヴァニタス的静物画の図版を豊富に見ることができます。
 人生は儚いからこそ、早い時期に真面目に何かを掴めれ
  ばよいのですが、どちらにしても人間は生まれたときから
  墓場を目指しているわけで、どこかで空虚感は伴うものですね。
 
  どれだけのシャボン玉を一瞬でも輝かせるかですが。。
 少しでも好きなことで楽しめるシャボン玉を膨らませ
  続けていたいですよね~ヾ(´ー`)ノ   

   

 

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2006/07/11

メンテナンスのためちょっとお休みします~(゚-^*)ノ 

本ココログ・ブログが本日の午後よりメンテナンスに
入るために、13日までお休みいたします。

料金を払っているのに、長時間、使用できなくなるなんて
ちょっとひどいですね。。。

その間、mixiの方の日記でお会いしましょう~☆

◇メンテナンス日時
2006年7月11日(火)14:00~7月13日(木)14:00の約48時間

  

   Ballancingontheweb_2_thumb
        《Ballancing on the Web》
        
 
    Ida Rentoul Outhwaite

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2006/07/10

不規則動詞 - Italiano No.5

lunedi, il 10 luglio 2006

海外の事業所などでは、もう夏休みに入るというレターが
届いたりして、外国では2週間位の夏休みは当たり前の
ようですね。。(^_^;

イタリアとフランスと両国とも今、一番私の興味がある国同士で
WCの決勝戦が今朝、ありましたが、結果はPKでイタリアが
勝ったとか・・! なんだか、私の現在の気持ちを現している
ような結果で面白かったです~☆

とにかく、WCも無事終わって、東京でも夏本番という所ですね!

今日は、先日森田先生に、不規則動詞のプリントを頂いたので
記録として残しておきます。

余談:
本「ココログ」ブログが明日から2,3日メンテナンスに入るそうです。
とにかく、保存位はできるブログを構築して欲しいですね。
本当にお金を払っても保存ができないなんて・・・昨夜は、久しぶり
に、コメカミがプチッと切れたのが自分でも分かりました。これで

ダメだったらもう他に変えるしかありませんね。。(ーー゛)

--------------------------------------------

Forme irregolari
SAPERE(知る) STARE(いる) DARE(与える)
so sto do
sai stai dai
sta sta da`
sappiamo stiamo diamo
sapete state date
stanno stanno danno
FARE (~する) ANDARE(行く) VENIRE(来る)
faccio vado vengo
fai vai vieni
fa va viene
facciamo andiamo veniamo
fate andate venite
fanno vanno vengono
TENERE(保持する) RIMANERE(留まる) USCIRE(外出する)
tengo rimango esco
tieni rimani esci
tiene rimae esce
teniamo remaniamo usciamo
tenete rimanete uscite
tengono rimangono escono
DIRE (言う) BERE(飲む) SCEGLIERE(選ぶ)
dico bevo scelgo
dici bevi scegli
dice beve sceglie
diciamo beviamo scegliamo
dite bevete scegliete
dicono bevono scelgono
SPEGNERE(消す) SALIRE (登る) TRARRE (引き出す)
spengo salgo traggo
spegni Sali trai
spegne sale trae
spegniamo saliamo traiamo
spegnete salite traete
spegono salgono traggono
PROPORRE(提案する) TRADURRE(翻訳する)
propongo traduco
proponi traduci
propone traduce
proponiamo traduciamo
proponete traducete
propongono traducono

続きを読む "不規則動詞 - Italiano No.5"

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2006/07/09

* 赤いサクランボの薬効 *

domenica, il 9 luglio 2006

    Cherry

"サクランボ"が色鮮やかで美味しい季節ですね~♪
私の属する(席だけですが。。) 
(社)日本アロマ環境協会
から会報誌が送られてくるのですが、今回は"サクランボ"
についてよい情報が掲載されていましたので、ご紹介
したいと思います。

     40aroma

  「近代ルネサンス期の有名な木版画の紹介
    -H.Bock (H.ボック)の本草書・挿絵から-」
     
      (第一回) 大槻真一郎(著)

 ドイツ・ルネサンス期のすぐれた薬用植物学者・医者だった
 H・ボックの本の中の木版画 (主として画家D・カンデル作)
 から選んで、植物と薬用などの関連性を興味深くわかるよう
 に紹介したいとの著者が「はじめに」に書かれていました。

 今回はサクランボについてですが、桜は日本では花をめで、
  西洋では実を食べる木です。桜の果実であるサクランボは
  自然には落ちず、木に登って摘まねばなりません。落下事故
  がつきもので、一番日が長い夏至、聖ヨハネの日(6月23日)
  以外は木に登ることを禁ずる地域も多かったといいます。
  この日は、不思議と落下はまぬがれたとか。。

     Honso

     《桜の木に登り、サクランボを採る婦人》

  *サクランボ
    和名: セイヨウミザクラ (西洋実桜)バラ科サクラ属
      の落葉高木、小高木。

  属名: Prunus (サクラ属)はギリシャ語proumne
             (英名 plum-tree) から。

  歴史: 原産地はアジア西部の小アジア(現在のトルコ)で、
      紀元1世紀にローマにもたらした。
      黒海沿岸からヨーロッパ諸国に伝わり、特に
             フランス・ドイツ・イギリスで普及し17世紀には
             アメリカ大陸へ伝わり、日本へはドイツ人
      によって北海道に植えられたのが始まり。

☆赤いサクランボの薬効
11世紀末に書かれ、まもなく中世~近代にかけてベストセラー
になった『サレルノ養生訓』には、

「サクランボを食べると、あなたにはいろいろの素晴らしい
贈り物がある。胃を浄化し、その種はあなたの結石をとり、
その果肉でよい血ができるであろう。」

とあります。赤い美しいサクランボは、甘いと酸っぱいを
問わず、いあゆる血液サラサラ、視力も強化され、食欲も
増進、またサクランボの木の樹脂は、ワインに溶
かして、
咳や喉の痛みによく効いたといいます。樹木の材質は固く、
家具の材料、樹脂は染料としょても使われてきました。

このように結構、小さな赤い実は血液に影響して、健康に
大いに役立っているようですね!

上記の『サレルノ養生訓』についてもちょっと興味が湧いて
調べてみました。

     Salureno 

  サレルノ養生訓―地中海式ダイエットの法則
  佐々木 巌

  内容(「BOOK」データベースより)
  ヨーロッパに中世から伝わる健康食生活のバイブルを訳解。

  内容(「MARC」データベースより)
  サレルノは、8世紀にヨーロッパ最古の医学校が創設された
    歴史を持つイタリア南部の都市。ヨーロッパで今も読み
    つがれている中世の健康食生活のバイブルをもとに、
  「食による療法」というテーマで生活習慣病の予防を解説する。

  出版社からのコメント:

  地中海2000年の知恵で元気を取り戻そう!!

  イタリア・ナポリから50km南下するとサレルノの町が
    あります。いまはリゾートとし て知られますが、8世紀に
    世界最古の医学校が創設され、同時に病院も併設、
    現代医療制 度の夜明けとなった地です。ここに一冊の
    健康に関する読本=サレルノ養生訓が作られ、 これが
    英仏など各国語に訳されて全欧に普及し、今日に到って
    います。

  原書では、全編ラテン語の詩の形をとって書かれ、
   食養生(ダイエット)を中心に、入 浴法や睡眠など、
   今日の言葉でいえば、生活習慣に関する注意事項を
   予防医学の見地から、 一般大衆にもわかりやすく解説

    しています。特に、生活習慣病を誘発しやすいゲルマン・
   ケルト系の肉食中心の食習慣に対して、養生訓では
   ハーブ、オリーブオイル、フルーツな どヘルシーな
   地中海の産物の積極的活用を説いています。



これからはサクランボとか梅干とかプルーン類を食べて
内側から健康になって、暑い夏を乗り切りたいですね~☆   

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「歴史のなかの女たち―名画に秘められたその生涯」 高階 秀爾

domenica, il 9 luglio 2006

    Takashina
    歴史のなかの女たち―名画に秘められたその生涯
  高階 秀爾
 

T氏がまた、古本屋さんで上記の素晴らしいご本を見つけて
きてくださいました。ブリジストン美術館で
高階氏のご講演
拝聴してから、すっかり高階ファンになってしまいましたので、
こちらの表紙をみたときは飛び上がりそうになる位嬉しかった
です!中世のヨーロッパ王族・貴族達の裏側が歴史的背景と
ともに、当時の厳しい結婚制度を時の女性達の絵画を交えて
華麗なイメージで掴むことができまして、優雅な読書の時間を
持てましたことを両氏に感謝申し上げます。

高階氏は「あとがき」で、昔の話なので史実には即してない面も
あるかもしれないが、「伝説」の女性達のイメージが歴史に
定着する上で重要な役割を果たしている部分をできるだけ紹介
した、と書かれています。『文藝春秋』に2年間にわたり古今の
歴史に残る24人の女性を選んで書かれた傑作です!

主に印象に残った女性の名前だけ次に挙げます。

 マリー・アントワネット     ジョゼフィーヌ
 ジャンヌ・ダルヌ        王女クリスティーナ
  クレオパトラ           エリザベス一世
  ルクレティア           マルキア
  マリー・ド・メディシス       マリア・ルイサ
  マルガリータ王女        そのほか

戦乱の時代に生きた彼女達の運命は生まれたときからすでに
決まっていたかのように国の政治的利用で、違う国の王族達
に嫁がされるわけですが、それでも美しくて利発なお妾さん達
に自分の地位はいつ奪われてしまうかもしれないという恐怖も
あるのか、贅をつくした身なりをしていても精神的に満たされ
ない日々を暮らしていた事実などを知って、愛のない宮廷での
豪奢な生活って優雅なようでいて厳しい現実に同情を禁じえ
ませんでした。

勢力結婚は日本でも昔からあったようですが、このような
ヨーロッパの王族・貴族達の目的には、お嫁さん側からの
莫大な持参金が目当ての結婚が多かったようですね。
今度、彼女達の肖像画を見るときは、そのような煌びやかな
衣装を纏った姿ばかり鑑賞するのではなく、歴史的な背景も
隠されていたことも同時に鑑賞していかなければという気持ち
を新にしました。

この本の中で、その残忍性で特に際立っていたのが、
 『16歳の未亡人の肖像画』 王女クリスティーナ 
の章に描かれていたヘンリー8世で、次々と王妃を殺してまで
変えていき、そのためには宗教までも新に作ってしまったと
いう史実です。簡単に概要だけでもと思いますが、以下に
ご紹介したいと思います。もちろん、ご存知の方も多いかと
思いますが、よろしかったらお付き合いください。

       01henry8
       Portrait of Henry VIII
               1536 Hans HOLBEIN
               on wood, 28 x 19 cm
        Thyssen-Bornemisza Collection, Madrid

ヘンリー八世は、女王エリザベス一世の父として有名ですが、
6回の結婚をし、その内2人の王妃と離婚し、もう二人は
国王の命で処刑、後の一人は結婚後わずか1年で世を去ると
いう悲惨な結婚遍歴の持ち主です。

 1.Catherine of Aragon  (1485-1536)  

     Cathaline

   一人目の王妃は、ヘンリーの兄が死去した後に、その王妃、
   カテリーナと結婚して22年間余りは平和に暮らしたが、
   世継ぎの男の子に恵まれなかったために離婚を迫られる。
   しかし、スペイン国王であり同時に神聖ローマ帝国の
   皇帝カルル5世が反対した。カルル5世は、カテリーナの
   父、フェルナンド2世の甥に当たる。離婚が長引いたため
   ヘンリー8世はローマ教会から離脱して国王を首長とする
   国教会を強引に成立させた。カテリーナは宮廷から追われ
   3年後には死亡したが、王の命により毒殺されたという。

 2. Anne Boleyn, (1507- 1536/5/19)

      Anne

   二人目の王妃は、宮廷の美貌の女官、アン・ボレインで
       女児を出産するが、その子が後のエリザベス大女王となる。
       アンも男子に恵まれず、 事実無根の不義で結婚してわずか
       3年後の1533年5月2日に離婚されて17日後の19日に処刑
       された。

 3. Jane Seymour (1509-1537)

        03seymou
     Portrait of Jane Seymour
     c. 1537
     Oil on oak, 26,3 x 18,7 cm
     Mauritshuis, The Hague

   そのアン・ボレインを処刑した翌日、女官のジーナ・シモン
    との婚約を発表した。6/4に正式の王妃となり、翌年10月
   王子誕生し、後にエドワード6世となる。王子出生後12日目
      で帝王切開の故に死去というが確証はない。

       10edward
      Edward, Prince of Wales
      1543 Hans HOLBEIN
     Oil on wood, diameter 32,4 cm
      Metropolitan Museum of Art, New York

  ☆それから、この間に上記、高階先生が本文中で書かれている
   デンマーク王女クリスティーナが登場してくるわけですが
   1522年誕生、11歳の時に形だけミラノ公スフォルツァと結婚
    したが、2年後に死去。未亡人となったので、この肖像画では
    喪服を着ている。ヘンリー8世は王女の肖像画をホルバイン
    に描くように頼むと、画家は1538年3月12日に、3時間で
    王女を写生した。すぐにブリュッセルからロンドンに引き返して、
    そのスケッチを 国王に見せた。クリスティーナは当時まだ、
    16
歳だったが、ヘンリー8世はすでに47歳。クリスティーナが
    それまでの王妃達の死因を不安がったり、デンマークは
    カトリックとのこともあったので、結局、結婚不成立となった。
  その後、ロレーヌ公フランソワと結婚したため、この肖像画を
   見ないまま、ロレーヌ公亡き後も45年間寂しい平穏な未亡人
    生活を送った。

            Cristina_2        
       『Christina of Denmark』
               Duchess of Milan 1538  
         Hans HOLBEIN 

 ここからは違う資料から引用いたしました。

 4. Anne of Cleves (1515-1557)
   


            Ann
         Portrait of Anne of Cleves
         c. 1539  Hans HOLBEIN
      Parchment mounted on canvas, 65 x 48 cm
         Musée du Louvre, Paris

   クレーフェ公ヨハン3世の娘で、結婚後6ヶ月で離婚した。

 5.Catherine Howard (1521?-1542)

         07howard   
     Portrait of Catherine Howard
         1540-41 Hans HOLBEIN
     Oil on wood, 74 x 51 cm
    Toledo Museum of Art, Toledo, Ohio   

   2番目の王妃アン・ブーリンの従姉妹で、
       結婚1年半後に反逆罪として王の命令で
       処刑された。

 6. Catherine Parr (1512?-1548)
  
         Cathaline6 

  国王最後の妻で、教養も高かったので、エドワード
    メアリー、エリザベスの養育を任された。王が先に
    死んだため、前妻たちのように悲惨な最期を遂げる
    ことがなかった唯一の王妃である。

と、上記のように一人の権力者によって翻弄された女性達
も気の毒ですが、当時の王も自分勝手に好きな女性と結婚
できなかったことも悲劇の始まりですね。それにしても毒殺
やら処刑をしてしまうなんて、やっぱり酷すぎますね!
王女クリステーナは拒否をして正解でした。

まだまだ、面白い話が満載なので、どこかでこちらの本を
入手できたら絵画や歴史のお好きな方にはたまらない一冊
となるでしょう!! お薦めです☆☆☆☆☆

  

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2006/07/08

フランス古典映画への誘い - 「巴里祭」@日仏学院

sabato, il 8 luglio 2006

  Francese
        フランス古典映画への誘い

  
最近、イタリア語にハマってはいますが、フランスの香りを
たまに嗅ぎたくなりますので、
日仏学院まで行ってフランス
映画を観て来ました。

ちょうど昨日から、下記の映画イベントを開催していたので、
1934年ルネ・クレール監督 35ミリ 「
巴里祭」を観て参りました。
朝11時からの上映なのに8割ほど観客もいらして、往年の
フランス映画が大好きという感じの中年以上の方々が
多かったようです(私もその一人か・・・(^_^;)。

  『フランス古典映画への誘い
   ~パリのアパルトマンから見たフランス映画~』

 開催期間: 2006年07月07日(金) -2006年07月30日(日)

 「パリのアパルトマンから見たフランス映画史」という
 サブテーマで16本の長篇が上映されます。

 確かに、35ミリで70年前の映画ですので、画面は雨が
  ザーザーでしたが、若い男女の恋物語がセットのパリ
  の風景とはいえ哀愁を帯びていて、いつものハイクラス
  な生活ばかりでなく庶民的な生き様からフランス人の
  気質を観ることができて面白かったです。

         Pari 

  「革命記念日の夜、モンマルトルの裏通りでタクシー運転手
     と可憐な花売りが恋に落ちる… モンマルトル界隈のダンス
     があり、提灯があり、消防士や小編成のオーケストラがあり、
     管理人や警官がおり、祭りを混乱させる嵐がある。それは
     恋人たちにとって優しくもあり困難でもある」(J.ドゥーシェ)。
     すべてセットで撮られたパリの下町の生活が情緒豊かに
     描写されている。

 上記のHPの概要のとおり、まだ下町情緒が残っていて、
   アパートの前で恋人同士が抱擁をしていると、管理人の
  オバサンが、「そんなふしだらな事をしてはいけませんよ!」
   とか、まだ意外にもそれを人目にさらさないようにしていた
   恥じらいが当時では残っていたのかとちょっと驚きました。
 

  映画を見てから、また図書室で本を読んできました。
   2冊、とても素敵な本を見つけましたので、それも後ほど。。


                Books

 

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2006/07/07

美味しい表現と色の単語 - Italiano No.4

venerdi, il 7 luglio 2006

今日は「七夕」でしたが、あいにく東京地方は曇り空・・・。
今週は何やら物騒な物が飛んできて、この先も少し心配ですね(/_ ;)

少し気分を明るくしたいので、イタリア語でもちょっと楽しく
なるような言葉を選んでみました。

  Ristorante_3  
                                Qui Italia text 

■colore (色)
 nero  黒
 blu

 紺

 rosso  赤
 azzuro  水色(明るいブルー)
 arancio  オレンジ
 marrone  こげ茶色
 verde   緑
 viola  紫
 giallo  黄色
 grigio  グレー
 rosa  ピンク
bianco
■美味しい表現
Ho mangiato benissiomo! すごく美味しかったです!
Era tutto buonissimo! 全部美味しかったです!
Molto buono! とても美味しい!
Squisito! 美味!(洗練された深い味のイメ-ジ)
Eccezionale! すてきなお味(エクセレント!)
Buonissimi! 最高に美味しい!(sapaghettiなど)
Buonissima! 最高に美味しい!(ピッツアなど(女性名詞)
★お店の種類
Ristorante リストランテ (上級レストラン)
Trattoria トラットリア  (中級レストラン)
Pezzeria ピッツェリア (ピッツァ屋さん)
Bar バール (カフェ&バー)
Tavola Calda ターヴォラ・カルダ(ファーストフード)
Rosticceria ロスティッチェリーア(デリカテッセン)
Pizza a Taglio ピッツァ ア ターリオ(切売りピッツァ)
Pasticceria パスティッチェリーナ(お菓子・ケーキ屋)
Gerateria ジェラテリア(ジェラート)
Osteria オステリア (居酒屋さん、主にワイン)
Birreria ビッレリア (ビアパブ)

☆上記の単語は次の本からの抜粋です。

Book_1
旅のイタリア語 たったこれだけ! (単行本) 
貝谷 郁子

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2006/07/05

「幻想の肖像」 澁澤龍彦著 - 『鏡を見るヴィーナス』 ベラスケス

mercoledi, il 5 luglio 2006

会社でお世話になっているT氏が澁澤のエッセィを
貸してくださいました。いつもありがとうございます。



    Shibusawa
       幻想の肖像    河出文庫
   渋澤 龍彦 (著)

内容(「BOOK」データベースより)Yahoo
透徹した独特の審美眼によって、シュールレアリスム
の作品をはじめとする幻想絵画について詩情あふれる
エッセイを発表してきた著者が、愛好するヨーロッパの
36の名画をとりあげながら、描かれた女性像をめぐり、
そのイメージにこめられた女性の美やエロス、また魔的
なるものなどについて、博識に裏打ちされた鋭利な
印象批評をくりひろげる、魅力あふれる芸術エッセイ集
。 

あとがき」から
昭和45年1月から47年12月の3年間を「婦人公論」の
巻頭の口絵の解説を書いていたそうです。自分で好きな
角度から自由に言及するので、楽しい仕事であった。」と
書かれています。  肖像画ばかりでないが、意識して
女性像、しかも美しい女性像を選んだつもりである。。とも。

         

東美で7/2まで開催されていた「プラド美術館展」へ4回
(レポート
2回4回)も行ったのですが、そのときに初めて
鑑賞して感銘を受けたのは、ベラスケスが人間の内面性
を描き出していた艶やかな絵画でした。

澁澤は上記の本文中で、そのベラスケス作、
『鏡を見るヴィーナス』について書いているのでご紹介
したいと思います。 

    Vinus_2
       『鏡を見るヴィーナス』(ロークビーのヴィーナス)
    (Venus del espejo) 1648年頃
    122.5×175cm | 油彩・画布 |
        ロンドン・ナショナル・ギャラリー

ベラスケスはその生涯に少なくとも5点の裸婦像を描いた
とのことですが、残っているのは、このロンドン・ナショナル・
ギャラリー所蔵の『鏡の前のウェヌス』だけだそうです。

17
世紀のスペインであれほど優れた画家がいたにも関わらず、
ヌード画というのがほとんど見あたらず、これはベラスケスが
描いた珍しい裸婦像というだけでなく、スペイン絵画史上に
おいても珍しい裸婦像とのことです。

この絵は、ベラスケスが2度目のローマ滞在の間に描かれて
いたので、ティツィアーノが何度も描いた有名な「横たわる
ウェヌス像」に刺激されたか、ヴィラ・ボルゲーゼのヘルマフロ
ディトゥス(紀元前3世紀)の姿態からヒントを得た(ケネス・
クラーク郷)とも友人のルーヴェンスの影響とも言われている
そうです。


そして、また、ロココ時代以前の、うしろ向きのヌード像という
のも珍しくクピド(キューピッド)がいなければ、この若々しくて
痩せ過ぎの女性があの美と愛の女神であるとは、誰にも
考えられない、とのことです。ティツィアーノやジョルジョーネの
豊満なウェヌスとは違ったいかにも親しみが持てて近代的な
ウェヌスに見える、とも書かれています。

また、ヨーロッパで美人の条件として珍重されている「ミカエル
の菱形」と命名されるおしりの上にあるえくぼのことで、この
ウェヌスのように「ミカエルの菱形」がくっきりと露われている
美しい婦人像は非常に珍しい、と渋澤らしいご見解ですね!

1914年に、ある婦人参政権論者の女性によって、この絵は
7カ所も傷つけられたそうです。ウーマン・リブの女性は何を
もってして、この美しい絵の女性を傷つけようとしたのでしょうか。。
渋澤は「嫉妬」したのかもしれない。。と書かれていましたが。。


皆様はどう思われますか? 

  ☆ベラスケスについて、今年の始めに雨の降る寒い中、
  観にいきました
映画の記事で少しまとめてあります。

 

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よく使う用語 と 規則動詞の活用形 - Italiana No.3

Martedi, il 4 luglio 2006

 Oggi, mia figlia aveva rotto col suo amico.
 Mi fece triste anche。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

中田が現役サッカー選手を引退すると発表しましたが、
世界に衝撃が走っているようですね。。

さて、今日はイタリア語でも良く使う単語と規則動詞の
活用形を記録に残しておこうと思います。

■曜日
lunedi
martedi
mercoledi
giovedi
venerdi
sabato
domenica
Oggi e ~
■季節
primavera
estate
autunno
inverno
■頻度用語
いつも spresso
ふだん solito
決して  
■月名
1月 gennaio
2月 febbraio
3月 marzo
4月 aprile
5月 maggio
6月 giugno
7月 luglio
8月 agosto
9月 settembre
10月 ottobre
11月 novembre
12月 dicembre
■いつ頃
la mattina
夕方 il pomeriggio
dopo sera
夜中 notte
■数字
1 uno
2 due
3 tre
4 quattro
5 cinque
6 sei
7 sette
8 otto
9 nove
10 dieci
■Presente dei verbi regolari
gruppo I: verbi in -are
io (comprare/買う) Compro un giornale. o
tu (parlare/話す) Parli inglese? i
lei/lui(formale) (giocare/~する) Simona gioca a tenniss. a
noi (lavorare/働く) Lavoriamo in banca. iamo
voi (ascoltare/聴く) Ascoltate la radio. ate
loro (suonare/ひく) Suonano la chitarra. ano
 
gruppo 2: verbi in -ere
 
io (vedere/見る) Vedo la TV. o
tu (chiudere/閉める) Chiudi la porta. i
lei/lui(formale) (scrivere/書く) Signora, a chi scrive? e
noi (mettere/着る) Mettiamo un maglione. iamo
voi (leggere/読む) Leggete un libro. ate
loro (rispondere/返事をする) Rispondono bene. ano
 
gruppo 3a: verbi in -ire
 
io (partire/出発する) Parto per Napoli. o
tu (dormire/寝る) Dormi sempre troppo. i
lei/lui(formale) (sentire/聴く) Carlo, sente la musica? e
noi (aprire/開ける) Apriamo la finestra. iamo
voi (offrire/おごる) Offrite voi il caffe? ate
loro (seguire/~そう) Seguono le istruzioni. ano
gruppo 3b: verbi in -ire (-isco)
io (capire/理解する) Non capisco. o
tu (capire/理解する) Capisci l'italiano? i
lei/lui(formale) (finire/終える) La Lezione finisce alle 13.00. e
noi (pulire/きれいにする) Puliamo il bagno. iamo
voi (preferire/~を好む) Preferite vino o birra? ate
loro (costruire/~建てる) Construiscono una casa. ano

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2006/07/02

アーティストユニット flugsamen展 - 鑑賞会 No.16-2006

domenica, il 2 luglio 2006 

    Invitation_2

           アーティストユニットflugsamen展
     福島世津子(ドイツ在住)+乾久子
     Sestuko Fukusima + Hisako Inui
     「flugsamen・飛行種子」

7/1(土)のお昼過ぎに、新宿の植物画展で植物の絵を堪能
した後に、午後5時からマルちゃんと待ち合わせてハミガキさん
と3人で、待ちに待ったSeedsbookさんの展覧会へ表参道にある
ギャラリー トキ・アートスペース」までご一緒しました。

Seedsbookさん(福島さん)とは以前から拙ブログへ気軽に
コメントを書いて下さっていたり、昨年は、世界中、同時間で
空の写真を撮った画像をSeedsbookさんに送って「
空の交換会
企画をされていたので、そちらに参加させていただきました。

   空の交換会

気がむいた人がいたら日本時間9月12日
月曜日午後4時丁度に空を見あげてください。
日本が4時だとこちらは朝の9時だ。
少なくとも幾人かの人たちが同時に意識的に
空を眺めるわけだけど、私はとりあえずその
時間に挨拶を飛ばしてみる。(by Seedsbook-san)


在住されているドイツのお写真には透明感が溢れる画像など
一度、Seedsbookさんのブログ世界にはまると抜け出せません。
そして、Seedsbookさんと私を繋げる一つの接点は、きっと
植物が好きなことがあるかもしれません。植物画についても
よくコメントを頂いておりましたし、Seedsbookさんのブログから
も植物に対する”愛”を感じておりました。

   Toki 
   トキ・アートスペース

そして、今年の春ごろでしょうか? Seedsbookさんが
日本で展覧会を開催されると公開されていました。
ご案内状や静岡で個展をされて取材された新聞記事
送っていただいたり、私達より一足早く鑑賞された
Lapisさん始め、ブログ仲間の方々はきっとSeedsbookさん
の展覧会を楽しみに展覧会場へ足を運ばれたことと
思います。

7月1日はテルミンの演奏会とSeedsbookさんと乾さん、
お二人のアーティスト・トークがあるとのことで会場は
観覧者の方でいっぱいでした。

■Seedsbookさんからのご解説

初めてお会いするSeedsbookさんは想像していたよりも
ずっとアーティストとしてプロのオーラが漂う素敵な方
でした。会場内をぐるっとご案内していただきましたが、
室内なので、あまりお写真が良く撮れず申し訳ないの
ですが、こちらに数枚と後でまた何枚かご紹介させて
頂きます。

   Rasen
      100枚まで『対話写真』を続ける

   お二人の今回のテーマ「対話」なので、まずは
       インターネット経由で画像を送って、相手が
       それに対してコメントをつけるという対話形式で、
       ドイツと東京間で交換することにしたそうです。
       写真に対して緊張感ある対話も見せたかった
       とのことです。7月下旬頃に、写真とコメントを
       ワンセットにして、いろいろなサイズで販売したり
       HPでも掲載する予定とのお話でした。

   このゼンマイのような先端は、その前の植物画展
      でも観たので、ハミガキさんと
       「これ、さっきも観たね~!」と楽しくこちらも
       対話をしておりました♪・・・とこういう周りをも
       引き込んでいく対話を目指しているそうです。

   Fixing_1
     flugsamen・飛行種子
     ”これこそが種まきの一つ!”

   子植物の種は、イチョウなどのように空を舞う
       ように飛んでいきます。このような種のように空を
       飛びながら夢を増やして行きたいそうです。天井
       からつるされている一つ一つの紙の種子には、
       言葉が書かれていて、下から見上げると詩のように
       繋がっているそうです。 でも、今回は、その詩に対して。。

    Ball
  もう一人の乾さんが白い玉に、上の種子の言葉と
   対話するように一つ一つ言葉が書かれています。

    Book
 この種子の紙、一つ一つがきれいに描かれて
  いて、ストリー性のある本に仕立てられています。
 とても丁寧な作品で、種子の一つ一つに愛情を
  感じます。

■ギャラリーコンサート

   Termine_1  
   久米裕加さん(テルミン)

                        Termine002    
               「マトリョミン」の演奏

  演奏者は久米裕加さんという妖精のようなきれいな方
  で、音の霞を食べて生きていらっしゃるのでは?と思う
  ほどその演奏スタイルからも音楽と真摯に向かい合って
  いることが分かりました。テルミンという電子楽器は、
  ロシアで生まれたそうですが、二本のアンテナが右端と
  左端についていて、それに手を近づけたり遠ざけること
  によって、音の大小、高低音が決まってくるようです。
 下のお写真の 「マトリョミン」は、久米さんの先生で
 竹内正美氏が開発したマトリョーシカ型テルミンです。
  不思議な音色で、ラフマニノフやディズニーの曲を数曲
  演奏してくださいました。地元、浜松を中心に活動をされ
  ていますが、ドイツやイギリスなど海外へもアンサンブルで
  演奏旅行をされているそうです。ユニット展の作品に相応
  しい不思議な空気の空間的で現代的な音色を感じました。  

■アーティストトーク
お二人の馴れ初めから、今回の展示作品に対する解説や
思い入れと今後の展開をお話くださいました。

ドイツで暮らして23年経つSeedsbookさんがたまたまドイツで
お世話になっている画廊で、個展をされていた乾さんの作品を
観て線の美しさが自分を引きよせ、線の方からも自分に何かを
述べてくるようだと一瞬にしてそう感じたそうです。そして、乾さん
の作品から共通項を発見してお互いに自然に会話が始まった
とのことでした。

ドイツと日本という違う立ち点で物を見ることへの誤差を表し
てみたいし、それは同国人であるからできることだと思った
そうです。 

これからもこのユニット展をドイツでも日本でも開催していきたい、
と述べられていました。

    Circle_1

乾さんのドローウィングとSeedsbookさんの種子(詩)が引き
付けあい微妙に混ざりあって、今回の素敵な展覧会と
なりました。テルミンの不思議な演奏と合って、お二人の作品
がより現代的な空間的な輝きを増して素敵なイヴェントディと
なりました。


マルちゃんもSeedsbookさんと同じメモ帳を持っていたり、
何か自分でも造って見たくなりました!ととても喜んで
下さってよかったです!

ハミガキさんは東京も蒸し暑くて大変でしたが、チャーミングな
ハミガキさんに久しぶりにお会いできて、植物画の世界を一日
ご一緒に満喫できて良かったです~☆

Seedsbookさん乾さんもどうぞこれからもお二人の益々のご活躍
をご期待しています。

この展覧会をご覧になるために、ブログの方達が遠方よりお越し
いただいて、私とも合ってくださり素敵な時間を過ごすことができ
まして、Seedsbookさんには上記の展覧会を含めて、このように

皆様とインターネットを通じてお会いできる現代のアート時代を
過ごせる喜びというものを再認識いたしましたことを御礼申し
上げます。

☆Lapisさんたちとのオフ会模様

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現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス(2回目)-鑑賞会No.16

domenica, il 2 luglio 2006

      Botanical_1

 

 『現代植物画の巨匠展
    -
ボタニカル・アートのルネサンス-』  

4月22日(土)の開催日にも一度、鑑賞(No.1)しに行きましたが
名古屋からハミガキさん がいらして、この植物画展をご覧になり
たいとのことでしたので、Nikkiさん(レポート
No.1, No.2)と私の3人
で再度、昨日鑑賞して参りました。

Nikkiさんもハミガキさんも始めて鑑賞会にご参加して頂いた
のが、昨年の10月15日、「
プラート美術の至宝展 
会場も同じ「損保ジャパン東郷青児美術館」だったことも
ありまして、なんとなくその時のことも思い出されて懐かし
かったです
~(*"ー"*)♪

前置きが少々長くなりましたが、二回観てもやはり今回の
植物画は素晴らしいと溜息が出るほど、水彩で描く植物の
線と色の美しさにうっとりの連続でした。

       Saboten2_1
     
 『ギリノカリキユム・フレイスケリアム』
          クリスバル・キング 水彩

 Nikkiさんも今回、このサボテンが気になったようですが、
  私も今回このお花がとても鮮やかでいて色彩が特に
  美しく感じました。やはり、今や季節も夏に移ったので、
  夏らしい植物に目が留まるのでしょうか?アロマでも
  サボテンエキスから取れる成分は、お肌の乾燥を防ぐ
  ので、 アロマオイルで使うとツルツルしてきます~(*^-゚)♪

       Saboten
        
『フェルトハイミア・ブラクテリア』
          レイモンド・ブース  油彩


 
こちらも夏っぽい植物ですが、原産はアフリカでユリ科
   に属しています。今回の作品はほとんど水彩で描かれて
   いましたが、こちらの作品だけ油彩でしたので、光沢感や
   質感も高く感じられました。ボタニカル・アートとは、植物学
   の記録の手段としてその構造を正確に描写する絵なので、
   こちらの絵のように、一部分ではなく全体を正確・精密に
   種(しゅ)を固定するための特徴を強調する花茎や根が
   描かれているので、植物画のお手本とも言えます。

  植物の持つ葉や蔓の伸びやかさや時間の経過によって
   花の形や葉の色も変わって、花が朽ちたり枯葉になるまで
   の生命の時間的流れの尊さや儚さが一枚の絵から感じら
   れて、同じ地球上に生きる生命体としても考えさせられる
   素晴らしい植物画の展覧会でした。

 シャーリー・シャーウッド博士が1990年より世界各地の
  植物画家を発掘、支援して(30カ国・200人以上の植物画家
  の600点のコレクション) いる中で、今はまさに植物画が
  ルネサンス(再生)の時期を迎え益々それが世界的な規模
  に広がっているとのことです。植物の恩恵は測り知れない
  ので、このような植物画を観る事で科学的な植物の構造や
  あわせて芸術的な鑑識眼もアップすることでしょう。

 本日がこの展覧会は最終日となってしまいましたが、
  今やまさに華盛りなNikkiさんとハミガキさんのような
  美しいお二人と再度、この華麗で精緻な植物画をご一緒
  に鑑賞することができて幸せでした。選ばれた美という
  ものは植物でも人間でも神様が与えるようですね~☆

     Zenmai
   『ディクソニア・アンタルクティカ』
            ステファニー・バーニ 水彩
       
        今回の展覧会のチラシにもなったオーストラリア
    原産の木生羊歯 (10mにもなる)や、植物の種の絵も
        沢山観た所で、次なる展覧会場へ行きましたら。。。
        (また続きます→)

 

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