« 現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス(2回目)-鑑賞会No.16 | トップページ | よく使う用語 と 規則動詞の活用形 - Italiana No.3 »

2006/07/02

アーティストユニット flugsamen展 - 鑑賞会 No.16-2006

domenica, il 2 luglio 2006 

    Invitation_2

           アーティストユニットflugsamen展
     福島世津子(ドイツ在住)+乾久子
     Sestuko Fukusima + Hisako Inui
     「flugsamen・飛行種子」

7/1(土)のお昼過ぎに、新宿の植物画展で植物の絵を堪能
した後に、午後5時からマルちゃんと待ち合わせてハミガキさん
と3人で、待ちに待ったSeedsbookさんの展覧会へ表参道にある
ギャラリー トキ・アートスペース」までご一緒しました。

Seedsbookさん(福島さん)とは以前から拙ブログへ気軽に
コメントを書いて下さっていたり、昨年は、世界中、同時間で
空の写真を撮った画像をSeedsbookさんに送って「
空の交換会
企画をされていたので、そちらに参加させていただきました。

   空の交換会

気がむいた人がいたら日本時間9月12日
月曜日午後4時丁度に空を見あげてください。
日本が4時だとこちらは朝の9時だ。
少なくとも幾人かの人たちが同時に意識的に
空を眺めるわけだけど、私はとりあえずその
時間に挨拶を飛ばしてみる。(by Seedsbook-san)


在住されているドイツのお写真には透明感が溢れる画像など
一度、Seedsbookさんのブログ世界にはまると抜け出せません。
そして、Seedsbookさんと私を繋げる一つの接点は、きっと
植物が好きなことがあるかもしれません。植物画についても
よくコメントを頂いておりましたし、Seedsbookさんのブログから
も植物に対する”愛”を感じておりました。

   Toki 
   トキ・アートスペース

そして、今年の春ごろでしょうか? Seedsbookさんが
日本で展覧会を開催されると公開されていました。
ご案内状や静岡で個展をされて取材された新聞記事
送っていただいたり、私達より一足早く鑑賞された
Lapisさん始め、ブログ仲間の方々はきっとSeedsbookさん
の展覧会を楽しみに展覧会場へ足を運ばれたことと
思います。

7月1日はテルミンの演奏会とSeedsbookさんと乾さん、
お二人のアーティスト・トークがあるとのことで会場は
観覧者の方でいっぱいでした。

■Seedsbookさんからのご解説

初めてお会いするSeedsbookさんは想像していたよりも
ずっとアーティストとしてプロのオーラが漂う素敵な方
でした。会場内をぐるっとご案内していただきましたが、
室内なので、あまりお写真が良く撮れず申し訳ないの
ですが、こちらに数枚と後でまた何枚かご紹介させて
頂きます。

   Rasen
      100枚まで『対話写真』を続ける

   お二人の今回のテーマ「対話」なので、まずは
       インターネット経由で画像を送って、相手が
       それに対してコメントをつけるという対話形式で、
       ドイツと東京間で交換することにしたそうです。
       写真に対して緊張感ある対話も見せたかった
       とのことです。7月下旬頃に、写真とコメントを
       ワンセットにして、いろいろなサイズで販売したり
       HPでも掲載する予定とのお話でした。

   このゼンマイのような先端は、その前の植物画展
      でも観たので、ハミガキさんと
       「これ、さっきも観たね~!」と楽しくこちらも
       対話をしておりました♪・・・とこういう周りをも
       引き込んでいく対話を目指しているそうです。

   Fixing_1
     flugsamen・飛行種子
     ”これこそが種まきの一つ!”

   子植物の種は、イチョウなどのように空を舞う
       ように飛んでいきます。このような種のように空を
       飛びながら夢を増やして行きたいそうです。天井
       からつるされている一つ一つの紙の種子には、
       言葉が書かれていて、下から見上げると詩のように
       繋がっているそうです。 でも、今回は、その詩に対して。。

    Ball
  もう一人の乾さんが白い玉に、上の種子の言葉と
   対話するように一つ一つ言葉が書かれています。

    Book
 この種子の紙、一つ一つがきれいに描かれて
  いて、ストリー性のある本に仕立てられています。
 とても丁寧な作品で、種子の一つ一つに愛情を
  感じます。

■ギャラリーコンサート

   Termine_1  
   久米裕加さん(テルミン)

                        Termine002    
               「マトリョミン」の演奏

  演奏者は久米裕加さんという妖精のようなきれいな方
  で、音の霞を食べて生きていらっしゃるのでは?と思う
  ほどその演奏スタイルからも音楽と真摯に向かい合って
  いることが分かりました。テルミンという電子楽器は、
  ロシアで生まれたそうですが、二本のアンテナが右端と
  左端についていて、それに手を近づけたり遠ざけること
  によって、音の大小、高低音が決まってくるようです。
 下のお写真の 「マトリョミン」は、久米さんの先生で
 竹内正美氏が開発したマトリョーシカ型テルミンです。
  不思議な音色で、ラフマニノフやディズニーの曲を数曲
  演奏してくださいました。地元、浜松を中心に活動をされ
  ていますが、ドイツやイギリスなど海外へもアンサンブルで
  演奏旅行をされているそうです。ユニット展の作品に相応
  しい不思議な空気の空間的で現代的な音色を感じました。  

■アーティストトーク
お二人の馴れ初めから、今回の展示作品に対する解説や
思い入れと今後の展開をお話くださいました。

ドイツで暮らして23年経つSeedsbookさんがたまたまドイツで
お世話になっている画廊で、個展をされていた乾さんの作品を
観て線の美しさが自分を引きよせ、線の方からも自分に何かを
述べてくるようだと一瞬にしてそう感じたそうです。そして、乾さん
の作品から共通項を発見してお互いに自然に会話が始まった
とのことでした。

ドイツと日本という違う立ち点で物を見ることへの誤差を表し
てみたいし、それは同国人であるからできることだと思った
そうです。 

これからもこのユニット展をドイツでも日本でも開催していきたい、
と述べられていました。

    Circle_1

乾さんのドローウィングとSeedsbookさんの種子(詩)が引き
付けあい微妙に混ざりあって、今回の素敵な展覧会と
なりました。テルミンの不思議な演奏と合って、お二人の作品
がより現代的な空間的な輝きを増して素敵なイヴェントディと
なりました。


マルちゃんもSeedsbookさんと同じメモ帳を持っていたり、
何か自分でも造って見たくなりました!ととても喜んで
下さってよかったです!

ハミガキさんは東京も蒸し暑くて大変でしたが、チャーミングな
ハミガキさんに久しぶりにお会いできて、植物画の世界を一日
ご一緒に満喫できて良かったです~☆

Seedsbookさん乾さんもどうぞこれからもお二人の益々のご活躍
をご期待しています。

この展覧会をご覧になるために、ブログの方達が遠方よりお越し
いただいて、私とも合ってくださり素敵な時間を過ごすことができ
まして、Seedsbookさんには上記の展覧会を含めて、このように

皆様とインターネットを通じてお会いできる現代のアート時代を
過ごせる喜びというものを再認識いたしましたことを御礼申し
上げます。

☆Lapisさんたちとのオフ会模様

|

« 現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス(2回目)-鑑賞会No.16 | トップページ | よく使う用語 と 規則動詞の活用形 - Italiana No.3 »

2006年 絵画鑑賞会」カテゴリの記事

コメント

Juliaさん

flugsamen展に誘っていただき、本当にありがとうございました。
ハミガキさんともお会いできてうれしかったです。

会場が白を基調とした空間であったからなのかもしれませんが、たくさんの人がいたのに、その清潔感のある白さが頭に浮かびます。

Seedsbookさんと乾さんの出会いのお話が不思議でした。
でもお二人の「本の中の文字であそぶ」という共通の思いが形になっているのを拝見して、どこかの時代でお二人はきょうだいだったのではないかと思いました。

投稿: maru | 2006/07/03 22:05

Juliaさん、こんばんは
TBありがとうございました。
素敵な記事を拝見して、あらためてアーティストトークとギャラリーコンサートには行きたかったと思いました。特にあのギャラリーで、テルミンの演奏を聴いたなら、まわりの雰囲気とあいまってとても素敵な時を過ごせたことと想像いたします。
Juliaさんも取り上げられた種子の本は、やはり素晴らしいですね。
本好きとしては何だか嬉しい作品でした。

投稿: lapis | 2006/07/03 22:29

>Maruちゃん

こちらには真面目なコメントをありがとう御座いました(^_^;
Maruちゃんも楽しんでいただけて本当によかったです~☆

現代アートは直接、アーティストとこのように触れあいが持てることので楽しいですね!

お二人の最初の出合いは、きっとヴィヴィヴィ~☆と作品同士で惹き合って制作者にそれが伝わったのかもしれませんね!

このように何万人とブログを書いている人たちがいても、やっぱりお互いに合うブロガーの方っていつも決まってしまいますが、それも一年以上も続くとやっぱり縁だけとは言えない何かが根底に通じるものがあるのかもしれません。

>会場が白を基調とした空間であったからなのかもしれませんが、たくさんの人がいたのに、その清潔感のある白さが頭に浮かびます。>
そうですね!その辺もお二人が会場として選ばれた理由だったのかもしれませんね。展示方法も完璧な位、それ自体がアートな作品でしたものね~♪

>でもお二人の「本の中の文字であそぶ」という共通の思いが形になっているのを拝見して、どこかの時代でお二人はきょうだいだったのではないかと思いました。

おぉ~きれいにまとめていただいて、ありがとうございます。
男女や国境を越えて何かを創造し合えるなんて素晴らしいことですね~☆

投稿: Julia | 2006/07/03 23:51

Lapisさん
コメントとTBをありがとうございました。


特にあのギャラリーで、テルミンの演奏を聴いたなら、まわりの雰囲気とあいまってとても素敵な時を過ごせたことと想像いたします。>

本当に演奏者の方もお人形さんのような雰囲気がするので、余計、幻想的な音色とともにSeedsbookさん達のお作品にそれが反映して何か夢の中にいるような不思議な感覚を持ちました。

SeedsbookさんのHNの意味がこの展覧会を見て、今更ながらはっきりと分かりました。Seedsbookさんのお陰でLapisさん達にもお会いできて嬉しかったです~☆

投稿: Julia | 2006/07/04 00:01

Juliaさん、コメントにTrackBackありがとうございます♪
とーってもすてきだったんですね・・・。
白熱灯?のライティングもほのあたたかく、作品は息をしているようで。
そこにテルミン(し、しかもマトリョーシュカ型?って可愛い)

なんとも優雅で伸びやかな、すうーっと双葉が成長して、ツルやはっぱが増えるような。
ネットで繋がって、seedsbooksさんの飛行種子は、日本に、幸せの種を蒔かれたのですね。

いつもやさしく、とても丁寧で的確な美術評で、なんだか、行けなかったのに
すごく幸せな気分になれるレポートありがとうございます☆

種のモビールのseedsbook、欲しかったなぁ!いつかきっと...。

そうそう歌舞伎座。鏡花もの、Juliaさんの、海老玉をしかとレポートもお待ちいたしておりますv
海老蔵さん、なお精悍になられて・・・でも関西は松竹座で仁左衛門さんご出演らしく。
大人の魅力も良いですー。またぜひ拙BLOGにもお立寄り下さいねv

投稿: めりの | 2006/07/04 00:51

ディズニーで、時代へ演奏するはずだったの。
まずは東京までディズニーで活躍した。

投稿: BlogPetのJenny | 2006/07/04 12:57

>めりのさん

暖かいコメントとTBをありがとうございました。
めりのさんは直接、会場へ行かれなくてもSeedsbookさんの展示品をそれこそ的確にご覧になったような感覚で書かれているので、素晴らしいです~☆

>なんとも優雅で伸びやかな、すうーっと双葉が成長して、ツルやはっぱが増えるような。
ネットで繋がって、seedsbooksさんの飛行種子は、日本に、幸せの種を蒔かれたのですね。>

わぁ~すごい表現力ですね!!まさにめりのさんの仰るようにSeedsbookさんが幸せの種を日本に蒔きにいらしてくださったようです~(*'ー'*)♪

なんだか、あの展覧会以来、自分もアーティストになれるのでは?と錯覚をしたくなるほど何か、自分でも創作したくなるようなそんなクリエィティブな自分を抑えられない昨今です。

本当に素敵な夢の種を蒔いてくださって、すっかりseedsbookさんのファンになったようです~☆

歌舞伎を見にいけると良いのですが。。少し頑張って見ますね!めりのさんのブログでコメント文字をピンクにしてしまって申し訳ありませんでした。かなり興奮していたのでお許しくださいませ

投稿: Julia | 2006/07/04 22:41

こんばんは。そちらの方もなかなか楽しかったみたいですね。テルミンの演奏というのも、あの作品の中で聞くとさらに興味深そう。羨ましいです(笑顔)。

そうそう、Juliaさん、うちの記事にコメントとTBを何度もしようとしたのにうまく行かなかったようで本当にすみませんでした(御辞儀)。IP制限は全て外したので、やはりブログ間の相性か何かで物理的に問題があるのかもしれません。私の方からコメントは書けるのですが、こちらの記事にTBしたものはやはり全部失敗してしまいました。

非常に残念です。本当になんで何でしょうね?

これに懲りずに、今後とも宜しくお願い致します。今度は怪しくない格好でお会いしましょう(笑)。

投稿: alice-room | 2006/07/05 23:56

alice-room さん

こんばんはぁ~☆
今夜はどんなお召し物でしょうか~?(笑
先ほど、テストしたら成功でしたので、これからは
住所なしのまま投稿させていただきま~す(*- -)(*_ _)

>テルミンの演奏というのも、あの作品の中で聞くとさらに興味深そう。

本当によかったです~☆ なんとも言えない共鳴音のような不思議な響きがあります。

>今度は怪しくない格好でお会いしましょう(笑)。

マハハ~(o^▽^)o・
大丈夫ですよぉ~。夏ですから、少し派手でも??
でも、ちょっと離れて歩くかも??しれませんが~(笑

投稿: Julia | 2006/07/06 01:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54618/10763528

この記事へのトラックバック一覧です: アーティストユニット flugsamen展 - 鑑賞会 No.16-2006:

» アーティストユニットflugsamen展 [カイエ]
いつもブログでお世話になっている散歩絵、記憶箱の中身のseedsbookさんが南青山のトキ・アートスペースでアーティストユニットflugsamen展を開かれている。今回はドイツ在住のseedsbookさんに、お目にかかる良い機会なので、何人かのブログ仲間と展覧会場で待ち合わせることにした。光栄なことにseedsbookさん自身が解説してくださり、とても興味深く作品を鑑賞することができた。「flugsamen」とは、“飛行種子”という意味で、seedsbook(福島世津子)さんと乾久子さんによるアーテ... [続きを読む]

受信: 2006/07/03 22:14

» Setsuko Fukushima 個展『 発芽 』 [[Little Sheep] こひつじの毎日。]
ドイツでご活躍中のseedsbookさんの個展が 日本で開催されます! ドイツでの個展の様子も先日BLOGで拝見したばかりのような気がしますが、 もう6月・・・え?今日からですよ!! フクシマセツコ(個展... [続きを読む]

受信: 2006/07/04 00:19

» アーティストユニット「flugsamen展」 [弐代目・青い日記帳]
南青山のトキ・アートスペースで開催中の個展 アーティストユニット「flugsamen展」に行って来ました。 ドイツ在住のseedsbook(福島世津子)さんと乾久子さんによるユニット 「flugsamen」(飛行種子) seedsbookさんはかねてよりblog『散歩絵、記憶箱の中身』を 通じて大変お世話になっています。 久々に日本に帰られ個展を開かれるとご連絡を頂いてました。 念願叶って、本日やっと会場へ足を運ぶこと出来ました。 そしてseedsbookさん... [続きを読む]

受信: 2006/07/10 12:23

» 2006年 美術展・映画・講演会 総まとめ! [Floral Musée]
Venerdi, il ventinove Dicembre 2006son [続きを読む]

受信: 2006/12/29 14:52

« 現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス(2回目)-鑑賞会No.16 | トップページ | よく使う用語 と 規則動詞の活用形 - Italiana No.3 »