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2006/06/25

『ルーヴル美術館展』@藝大美術館 - 鑑賞会 No.15

domenica, il 25 giugno

      Chirashi_3

  ルーヴル美術館展
    古代ギリシャ芸術・神々の遺産

  昨日、藝大美術館で、池上先生と中村先生のご引率の下、
  上記の展覧会を鑑賞して参りました。さすがに、「ルーヴル」
  と名がつくとわが鑑賞会メンバーの参加者数も13名の方々
  がいらして下さいました。お暑い中、お疲れ様でした<(_ _)>
  今回、ご一緒してくださった方々です。それぞれの方のHPや
  ブログへリンクを張らせていただきました。
  とらさんTakさんご夫妻Toshi館長ご夫妻Nikkiさん
   ミズシーさん、イッセーさん、スイートピーさん、KANさん、
   みゆきさん、チュミさんです。
   池上先生のブログでも、ぜひご参考にされてくださいませ。
 

  今年一番、この美術展を楽しみにしておりましたので
  上記チラシの《アルルのヴィーナス》などギリシャ彫刻を
  楽しもうと意気盛んに出かけました。が。。しかし、美術館に
  着いてみると、もう行列が。。もしかして、入場制限~?

 そして、私達で10人以上で大学生と他校の生徒さんも20人以上、
  いらしたでしょうか?暑い中、先生をぐるっと囲んでチケットも
  今回頂くことができまして、本当にありがとうございました<(_ _)>

 入るまでも10分位、並んだでしょうか?17日(土)に始まった
  ばかりというのに会場内に
入っても、すごい混雑でした(/_ ;)
 今回は、池上先生とギリシャ美術ご専門の中村るい氏が
  ご引率してくださって、作品のご説明をしていただきましたが、
  何しろ、他にもすごい鑑賞者の方々であまり、ゆっくりと拝聴
  することができずで、とても残念でした。せっかくの美しい
  ギリシャ彫刻と静かに対話することを夢見ていましたが、
  それも敵わずに。。。

 ただ、今回、私が、一目惚れをした女神像は、出品番号
  130番の プラクトシテレス作、 《アフロディテ頭部》でした。

 中村先生が、「左から見ると少し口を開いて微笑んでいる
  ように見えますが、右からみると高貴に凛々しいお顔に
  見えます。」と仰っていたとおりにぐる~と見回すと違いが
  分かって素敵でした~♪ 思わず、美しさで軽くスケッチを
  してしまいましたが、絵だとそんな風に思わないのに、
  何十年前かに、ブルータスやアポロの石膏を見ながら
  デッサンを描いていたのを体の方が先に反応したようで
  面白かったです。

 なんと言いましても完成した美というものは、2000年以上の
  時を経過しましても完璧な造形美で、人々の心を魅了して
  止まないものですね。頭部だけでしたが、《アルルのヴィーナス》
  より美しく感じました。中村先生もこの作品は、「素晴らしい作品
  なので、もうルーヴル美術館に戻ったら出ることはないでしょう。」
  とご説明されていました。

  混雑はしていましたが、ギリシャ彫刻の持つ力強い圧倒される
  ような造形美に、神々の神々しい光を浴びたような強いインパクト
  を感じております。また、ゆっくりと鑑賞したくなります。

         Nike 《ニケ》
                        ブロンズ像

    小品ながら、素晴らしい完成されたブロンズ像でした。
    ヘレニズム時代に造られたそうですが、これだけでも
    感動してしまうほとの女神様でした。 

  ~~~~~~~~~~~~~~

 今日は少し、ギリシャ神話についてのご本をおとなしく
  家で読み返して、女神について調べてみることにしました。

  Book_3

   ギリシア神話 -神々と英雄に出会う    中公新書 (1798)
       西村 賀子 (著)

   前4000年紀以降、 黒海沿岸地域のインド=ヨーロッパ
      言語を話す人々が、気象条件の変化や人口変動などで
      南下し始めて、前2000年紀辺りから3度にわたって
      エーゲ海海域に押し寄せてきたが、そこにはすでに
      ギリシャ語とは異なる言語を持つ先住民が居住していて、
      生と死をつかさどる大女信を信仰の中心に据えていた。

    大女神信仰の痕跡は、ギリシャにも残っている。
    外来の宗教はゼウスを神界の玉座に据えたとはいえ、
        根強い旧来の女神崇拝を完全に駆逐できなかった
        ため、先住民と侵略民の宗教的衝突は、新しい神を
        上位に、そして古くからの女神を下位に置くという形で
        最終的に融合した。具体的には、家父長制の家族形態
        を擬し、古くからの女神たちを新米の男性陣の配偶者
        や姉妹や娘とする系譜が編成されたのである。


   ~~~~~~~~~  
 
    鑑賞会でご一緒したミズシーさんがとても素敵な感想を
         書いていらっしゃいましたので、転用させていただきます。

        古代ギリシアでは人々の祈りの対象だった神像。
    それが本来のあるべき場所から、遠くフランスに行き、
    そして日本へ。
    少し感傷的になりながら展示品を見ていました。

    作品の中には愛と美の女神アフロディテの彫像が
    多くあった。 ヘパイストスの妻でありながら、軍神アレスと
    不倫関係にあった惚れっぽく情熱的な女神。

自ら作ったアフロディテの彫像に恋するあまり、
寝食を忘れてしまったピュグマリオンのような
彫刻家が古代ギリシアには多くいたに違いない。

鼻を失い、腕を失い、頭を失い。。。
2500年の時を超え、ギリシアからフランス、そして
日本へと、長い旅路を歩んできた流浪の女神は
現代の我々に何を見、何を想うのか。。。
                            written by ミズシー氏

       Nikelouvre_1
         《サモトラのニケ》
       taken by Julia at Louvre

         *こちらは今回、出展されていません
  (以前、ニケについて拙ブログでも記事を書きました)

壮大な女神の流れを汲み取って美しい詩を書き上げた
詩人のミズシー氏。お仕事も大変そうですが、どうぞ
いつまでもこのような叙情詩人でいらしてくださいね~☆

池上先生、中村先生も大勢の観客の中、私たちまで
いろいろとご指導いただきまして、ありがとうございました。

   

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2006年 絵画鑑賞会」カテゴリの記事

コメント

かなり良さそうですね!
ぼくも早く行こうっと!

投稿: すた | 2006/06/26 09:33

Juliaさんこんにちは!
やっぱり混んでいるんですね・・・
私もなんとかして行こうと思います!
もう他の展覧会では見られないかもしれない、
Juliaさんが一目ぼれした作品、見てみたいですね。

先日のお食事会の様子、画像をメールで送って頂いてありがとうございました。
お返事が出来ずに申し訳ありません。汗
遅くなりましたが、お礼申し上げます。

投稿: koji | 2006/06/26 17:45

Juliaさん、今回もセッティングお疲れ様でした。

人の多さがちょっと大変でしたが、理想的なメンバーに理想的な講師と素晴らしい一日でした。

それにしても背景の物語あり、様式の変遷あり、時代背景ありと勉強することには事欠きませんねぇ(^^;;

投稿: Nikki | 2006/06/26 21:51

>すたさん

そうそう~スタッスタッと早足でね~☆
すたさんのお好きそうな3Dのヴィーナスも素敵でした(^o^)

>Kojiさん
コメント、ありがとう~☆ 

>私もなんとかして行こうと思います!
もう他の展覧会では見られないかもしれない、
>Juliaさんが一目ぼれした作品、見てみたいですね。

ええ~!ぜひいらしてくださいね~!
まだ、平日に行かれるようならその方がいいかもです。。
一目惚れしたサイトが別にあるので、あとでメールしますね(^_-)-☆

>先日のお食事会の様子、画像をメールで送って頂いてありがとうございました

いえいえ。。Kojiさんがお食事を分析した文章に脱帽です。
家の娘も、パンやケーキを食べると大体、何が入っているのか分かるらしくって、ブツブツ言いながら食べていますよ~☆

調理師の免許、受かるといいですね!


>Nikkiさん

>Juliaさん、今回もセッティングお疲れ様でした。
は~い、こちらこそいつも貴公子さんがいらっしゃると華やぎますわ~ぁ~☆ 

>人の多さがちょっと大変でしたが、理想的なメンバーに理想的な講師と素晴らしい一日でした。

パチッ☆-(^ー'*)(,_,*)ウンウン♪ 最高の一日でした~(≧∇≦)

>それにしても背景の物語あり、様式の変遷あり、時代背景ありと勉強することには事欠きませんねぇ(^^;;

Nikkiさんに教えていただいた「ギリシャ物語」の本を引っ張り出して読んでいました。ココログの調子が悪くって、もっとなが~く書いたのに途中で消えたからもう~プンッって感じでしたよぉ~(-"-)


投稿: Julia | 2006/06/26 22:29

Juliaさん、とても良かったと思いました。
それからこちらの勉強不足を思い知らされました。
悪戦苦闘してレポを書きました。

投稿: とら | 2006/06/27 00:22

とらさん

細かい所まで中村先生のお話をまとめてくださって
ありがとう御座いました。また、じっくりとそれを
拝見してお勉強させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

ギリシャについては、私達はあまり知識がないので
レポートを書くって言っても何を書いていいやら。。
本当に悪戦苦闘しますね~。

いろいろとお疲れ様で御座いました

投稿: Julia | 2006/06/27 00:43

こんばんは。
ご無沙汰しております。
折角私の文章を掲載して頂いたのに、御礼が遅くなりまして
申し訳ありませんでした。
「詩」と言うようなレベルの文章ではありません。
お恥ずかしい限りです。
暑い日々が続きますが、お身体ご自愛ください。

投稿: ミズシー | 2006/07/17 23:07

ミズシーさん

コメントありがとうございます。
お仕事、お忙しそうですね。。

ミズシーさんはハウステンボスへ行かれたようですね~♪
私も明後日から両親と一緒に行って参ります。
ヴェネチアのような水の都のようで楽しみにしています~☆

また、ツアーでもお気軽にご参加くださいませ。

投稿: Julia | 2006/07/18 21:02

こんばんは。
残念ながら長崎市内しか見ることができませんでした。
ハウステンボスは長崎よりも佐世保に近いと思います。
地元のかたもお薦めしていたので、楽しめると思います。

丘の上から眺める長崎港は素敵なものでした。
もしお時間があれば長崎にもお立ち寄りください。
とても穏やかな街です。

それではご両親と素敵な時間をお過ごしください。
良い旅になることをお祈りいたします。

投稿: ミズシー | 2006/07/19 23:00

ミズシーさん

昨夜遅く、長崎から帰って参りました~☆
ハウステンボスも一歩、園内に踏み込むと
そこはオランダの街を模倣したヨーロッパ的な
街並みが目の前に広がっていたので感激でした!!

>丘の上から眺める長崎港は素敵なものでした。
もしお時間があれば長崎にもお立ち寄りください。

仰るとおり、長崎港は絵になるような独特の港ですね。
長崎はグラバー亭や大浦天主堂、原爆平和公園など
お決まりのコースでしたが、グルッとバスツアーで
回って参りました。

>それではご両親と素敵な時間をお過ごしください。
良い旅になることをお祈りいたします。

ありがとうございます。旅先前にチラッとミズシーさんの
お優しいコメントを読んでとても嬉しかったです。

雨ばかりでしたが、お陰さまで両親といい思い出
旅行ができました。

秋には、鑑賞会で一泊ツアーもして見たいですね~☆

投稿: Julia | 2006/07/23 11:28

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