△ 父との下町ツアー ▼
今日の午後は、父と急に浅草から蔵前まで
「下町ツアー」することになりました。始めは岐阜
の根尾谷に咲いている淡墨桜(うすずみさくら)
を観に、母とバス・ツアーをしてきたので、その
お土産だけを渡しに来てくれるというので軽く、
駅で待ち合わせたのですが、合うなり父が、
「時間があったら、浅草のおばあちゃん家の
跡でも一緒に観にいくか?」
と聞かれたので、「は~い!」と素直に子供に
戻り、テクテクと何十年前に盆暮れと家族で
訪ねて行った祖母(父の母)の家の跡地へ
一緒に行ってみることにしました。以前は、
浅草の駅を降りるとお線香の匂いがどこから
ともなく匂ってくるほどお仏壇屋さんが多かった
のですが、大分、ビルなどが立ち並んで下町
風情も変わってきました。
そして、祖母が千葉に移った跡には、他の家が
建っていました。確かに間口と奥行きが同じ位
で、父が盛んにお隣りさんやら回りの商店のこと
を懐かしそうに話し出しました。私も祖母が火鉢
の前で座っていたのを思い出したり、当時の
お部屋の様子が蘇ってきて、大変懐かしかったです。
それから、「蔵前まで歩いてみるか?」と80歳を
過ぎてもまだ、横浜までたまには出勤している
元気な父が言い出します。「は~い。いいわよ!」
と素直な娘は返事を返すと、それから下町ツアー
が始まりました。お時間のある方だけでもご一緒に。
昔、幽霊が出たとか(?)の伝説が残っている
土冨神社で、きれいな八重桜↑がさいていた
のでちょっと撮ってきました。ピンク色の桜は
今は見ごろできれいですね~♪
昔の同級生の家や永六助氏のお家などを
父の案内を聞きながら、鳥越神社まで行き
ました。
昔はここから出発してお神輿を街中、担ぎまわった
とか・・・沢山の思い出があって幸せな下町時代を
過ごしたみたいです。
江戸時代の頃の浅草周辺の地図
上記の地図がウィンドウ内に展示してあり、
右下が隅田川で川沿いにお米の蔵が10蔵
もあったそうですが、戦災で焼けてしまったと
のことです。細い河は、人口水路を造って船
で荷を運搬していたようです。
この地図を見たときに、以前、ヴェネチアに
ついての講座を陣内先生から伺ったとき、
東京も昔は水路が発達して船が多く利用さ
れていたことを思い出しました。
そして、蔵前橋を渡って、関東大震災や戦災
のとき被害に遭われた人の慰霊が祭ってある
「東京都慰霊堂」まで行きまして、そこでもお参り
してきました。
普段はこのようなところへ行かずに美術館
ばかり行っているのですが、50-60年前に
東京でも多くの人たちが犠牲になっている
ことを改めて感慨深く思うことができました。
それから、蔵前の第一ホテルでちょっと
ティータイムでホッと一息。
そして、家に帰ってから、お土産の桜茶を飲み
ました。息子に沢山、花びらを入れたら、
「すごくしょっぱくて海水を飲んでいるみたいだ!」
と風情のない返事でがっかり(^_^;)
薄墨桜は樹齢1500年ということで、長い枝先を
支えるために、沢山の支え捧を打ってあるので
少し痛々しい感じがしたそうです。
とてもきれいなお写真のHPにリンクさせて頂き
ました→こちらです
私も父の下町気質が少し遺伝しているのか、
Visiting Tourなるを企画して、クラブの皆様を
このようにお連れ回していますが、結構、歩いて
みるといろいろな発見があっていいものですね!
昔から探検と称して、九州に転勤でいた頃は
山歩き、都会に住んでからはよく家族でお散歩
して歩きました。なので、どうも今でも丈夫だけが
取り得です!
(長々と下町ツアーをお付き合い下さった方
ありがとうございます<(_ _)>)
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