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2006年3月

2006/03/31

 * お花見 * Akasaka to Yotsuya

  Opera_1
      taken by Julia in Sydney on 27 March, 2006

昨日、無事旅先(シドニー)より戻って参りました。

最高気温が20度を超す暑い国に少しだけ
滞在していたのですが、日本に帰ってきたら
なんと寒風が~~寒い~~ですね゚゚・(×_×)・゚

でも桜は満開のようなので、お昼まで時間が
ある娘と東京でも旅を続けて見ることにしました。

最初は赤坂にあるイタリアン・レストラン

PIZZA SALVATORE CUOMO Nagata-Chou

  Salvator

によって早めのランチをすることにしました。
例によって、二人の大好きなピザを頂きました。
場所柄、英語があちらこちら聞こえてくるので
まだ、シドニーにいるのかと??と錯覚するほど
でした(^_^;)

       Pizza

そして、最初はホテルニューオータニの日本庭園で
桜を眺めてから、上智大学から四谷駅に向かう土手
沿いに咲く満開の桜を堪能して参りました。

     Newotani_3

   Cherry001_3

   Cherry002_2

   Cherry003_1

   Cherry004_1


  今夜はお花見の宴会で盛り上がるのでしょうか?
  歩道にはビニールシートが敷き詰められていました。
  本当は昨年のように、九段からお堀端巡りをしようと
  最初は計画したのですが、駅まで歩いただけで冷えて
  しまったので、最短コースにしてみました。

  日本の繊細な木々の美しさは世界にも誇れますね!
  明日から暖かくなるそうですから、近くの公園でも
  桜の花びらを眺めたり少し甘酸っぱい香りがする春の
  訪れを楽しまれてくださいね~♪

  また、シドニーのことは追々レポートします。   

 注: この「ココログ」ブログはバージョン・アップを
         したそうですので、システムが不安定のようです。
         エラーが出てもどうぞお気になさらずに、また
         遊びにいらしてくださいね~(゚-^*)ノ 

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2006/03/26

ちょっとお休みしま~すヾ(´ー`)ノ

いつもご訪問いただいて、大変ありがとうございます。
ほんの数日ですがちょっと留守にします。

昨日は、上野の「プラド美術館展」を観て大満足でした!!
とらさん
Nikkiさんとで講演会と企画展を観て参りました。
また、4月8日(土)に鑑賞会をする予定ですので、ご参加
されたい方は、mixi経由かプロフィール内のアドレスまで
ご連絡くださいませ。

看板だけでも楽しめますので、こちらにアップします。

  Kanban001 
            
          kanban002

       kanban004


 まだ、桜は4,5分咲きでしたが、お花見客で賑わって
  いました。透き劣った空に、桜の花がきれいに映り、
  素晴らしい絵画を観ることもできて、平和で幸せだわぁ~
  とよき春の一日を堪能できました~♪

    cherry_sky

    ohanami_ueno

    ueno_cherry  

  先ほどは、「Kenの我楽多館」のKenさんがご出張
    の合間を見て、
とらさんとご一緒にお会いして頂き
    ました。ブログを始める前は、お二人のHPで
    フェルメールや展覧会情報を拝見させて頂いて
    以前は雲の上の存在に感じておりましたが、こう
    してブログを通して、素晴らしい方々とお知り合い
   に慣れたことを大変嬉しく思っております。

  現代美術館の常設展だけでしたが、お二人と
   鑑賞した後に、カフェテリアでお茶をして世界中の
   美術館の話題で盛り上がりました。旅立つ前に
   素敵な時間を過ごせた事にお二人の紳士に御礼
   申し上げます。

   また、帰宅したらお返事など差し上げますので
   コメントなど少し遅くなりますが、よろしくお願い
  致します。皆様も桜の季節をお楽しみくださいね~♪

  行って参りま~すヾ(´ー`)ノ

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2006/03/24

清澄庭園 - 石庭での休日

実は今日から一週間、春休みを頂いておりまして、
これからは花見シーズンでもあるので、お花の写真
が多くなるとは思いますが、私のちょっとボケボケ
写真でも、春の気分をご一緒にお楽しみくださいませ~♪

今日は、郵便局へ行きましたら、近くに

         
清 澄 庭 園

 kiyosumi

があるのを思い出して、桜にはもう少し早いかしら?
と思っていたのですが、初めて見た可憐な桜が咲いて
いました。

  basho
  「カンヒザクラ」という花びらが下向きに咲く
      南方系の濃いピンク色の桜です。
      奥に見えているのが、芭蕉の句碑です。
      「古池や かはづ飛び込む 水の音」

  

  kodemari
       「ユキヤナギ」が気持ち良さそうに枝を 
          伸ばしているようでした。

  「清澄庭園」は、「回遊式築山山水庭園」という
    造園手法で名づけられ、全国から集めた名石が
    ぐるっと池の周りに所々、飾り石になっていたり
    飛び石になっていたりで、散策していても各石の
    色艶を眺める趣きを楽しめます。ここ何年か少し
    手入れも荒れていたように感じましたが、今回は
    石もきれいになってかなり手が入っているように
    思いました。そこで、飛び石の表情が面白かった
    ので、写真に撮ってきました。

   stone002

    いろいろな色や形があってりっぱですね!

   stone003

   名石の説明です。(HPより)

  
 伊豆磯石、伊予青石、生駒石、伊豆式根石、
        佐渡赤玉石、相州真鶴石、備中御影石、
        加茂真黒石、京都保津川石、讃岐御影石。
        これらは庭園に置かれた多くの庭石のうち
        代表的なもの。このほか敷石や先の磯渡り
        の石を含め、園内には無数の石が配置され、
        さながら「石庭」の観を呈しています。これらの
        石は、岩崎家が自社の汽船を用いて全国の
        石の産地から集めたものです。

   stone004

    今日は小さな鴨が池の一面でのんびりと
       浮遊していました。

   kamo

   一周すると約30分でちょうどいい運動になります。
       以前、すごく悲しいことがあって落ち込んでいた時に、
       「蕗の薹」が土からちょっと顔を出しているのを
       見つけて、まだ寒かったのですが、それがとても
       けなげに咲いているように見えて、
           「もう元気をだしたら~?」
       と言って慰めてくれるような気がしたことがあり、
       そのとき、悲しがっているのも終わりにしよう!と
       吹っ切れたことを思い出しました。
  
       今では、絵が一番心を慰めてくれますが、こうやって
       平日にあまり人がいないときに、人口的とはいえ、
       自然の草花や石などから癒されるときがあるのを
       久々に味わって救われる気持ちでした。

   いつも仕事に追われて、本当の自分を見つめる時間
      がないのですが、ロダンほどではなくても、たまには
      のんびりとして自然に触れながら、自分を改めて見つ
      める時間が必要なんだ、と今更ながら思った貴重な
      休日でした。

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浜離宮恩賜庭園 - ライト・アップ・ツアー

今日は会社の帰りに、地域の自治体の人達との
合同で、総勢60名あまりで、

  浜離宮恩賜庭園
        江戸大名庭園 菜の花まつり

  map  

に参加してきました。実はバタバタしていて、
メールの「参加ボタン」を押したまま忘れていた
のですが、昨日また確認メールがきたので
参加できて良かったです!!

浜離宮恩賜庭園は会社から15分位歩いた所
にありまして、広大な敷地が残されています。
案内してくださる園長さん(?)はとてもご自身
が楽しんでいるかのように各スポットをご紹介
してくださいました。

 潮入の池と二つの鴨場を持つ、江戸時代を
代表する庭園である「浜離宮恩賜庭園」では、
3月から4月上旬にかけて、30万本の菜の花が
黄色の絨毯のようにお花畑で咲き誇ります。
浜離宮恩賜庭園で、春の訪れを感じるひとときを、
お楽しみください。
 

日 時: 平成18年3月6日(月)~26日(日)
      9時~17時 ※入園は16時30分まで
      
※23日(木)~25日(土)
     9時~20時30分 (入園は20時まで)



nanohana_sakura
          taken by Julia in April, 2005

上の写真は昨年の4月に昼間、撮ったのですが広大な
菜の花畑にそのときも感激したました!!

でも、新しい汐留エリアの高層ビルをバックにした
都会の日本庭園のライト・アップも大変美しく情緒が
ありました。これから、 

  さくら・春の庭園ライトアップ
  (4/1~16)

特別名勝及び特別史跡・浜離宮恩賜庭園は
4月初めから中旬にかけてソメイヨシノをはじめ、
ヤエザクラなどの桜が次々と見頃を迎え、
華やかに彩られます。春、この美しい桜が見頃
となる時期に、開園時間を延長し、ライトアップ
された夜桜と元徳川将軍家の壮大な庭園を
楽しんでいただきます。
 今年は、都立庭園として開園してから60周年を
迎えますので、期間中は、特別イベントなど、様々
な催しもあわせて行います。ぜひご来園ください。

日 時: 
平成18年4月1日(土)~4月16日(日)16日間
9時~21時 ※入園は20時30分まで




昨夜の菜の花まつりツアーで撮ったお写真を
ご紹介します。

bridge
バーク・コレクション展で描かれていた
   ような木(檜)の橋がライト・アップ

hamarikyu
中島の御茶屋を中央に汐留の高層ビルの
ライトが映えて絶景スポット!

nanohana
30万本の菜の花が幻想的にライトに
照らされて素晴らしい!

ガイドさんによるとこちらの庭園は、海水だけを
引き入れているので、海の潮位などを日夜、
大変気を使われているそうです。さすがに海と
結ばれているだけあって、大きなエイなどの海
の魚が泳いでいるそうです。そして、最近新しい
出入り口門(大手門口)
ができて、新橋駅からより
近くなったとのことです。そちらの門から入ると、
ソメイヨシノの
桜並木が迎えてくれるので、
華やかな春のムードが盛り上がりそうです!!

この期間は牡丹も楽しめますし、これからは
お花見シーズンで夜に限らず、ご家族やデート
など過去と現代の調和が楽しめる春の名所
スポットになると思います!! 公園の
Visiting Tourでも企画したくなるほど素晴らしい
庭園です!!

参考サイト:
東京デートナビ

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2006/03/22

女のエピソード - 渋澤 龍彦 (著)

ここにご訪問いただいている方は、澁澤ファン
が多いようですが、私は初めての澁澤デビュー
でした。またまた、ありがたいことにT氏がお貸し
下さいました。

   「女のエピソード

   shibusawa  
   女のエピソード
    河出文庫
   渋澤 龍彦 (著)  

ただいま、読み上げた所です。 澁澤氏の
本の中ではとても読みやすい本だそうです。
(ほかはかなり難解だとか?)

Yahooレビュー:
内容(「BOOK」データベースより)
時代・風俗は変われども、女の人生は本質的に
変わらない―。マリー・アントワネットやジャンヌ・
ダルクなど史上名高い女性たち、サロメやヴィーナス
など神話・宗教上有名な女性たちのさまざまな
エピソードをとりあげながら、古今東西の女の生き方
をデッサンふうに描く、渋沢龍彦の魅力あふれる女性論。
ベストセラー『世界悪女物語』を補完するエッセー集。 

目次

マリー・アントワネット
ベアトリーチェ・チェンチ
ジョルジュ・サンド
アグリッピーナ
ローラ・モンテス
和泉式部
サッフォー
ジャンヌ・ダルク
エリザベス女王
シャルロット・コルデー
サロメ
エロイーズ
細川ガラシア夫人
ルネ・ペラジー
ワンダ・リューメリン
聖母マリア
金髪ののイゾルデ
マリリン・モンロー
建礼門院平徳子
ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
ポンパドゥール夫人
王昭君
マグダラのマリア
ヴィーナス

『女のエピソード』は、資生堂のPR誌「花椿」
の1970年1月-1971年12月までの連載で
若い女性読者を対象に書かれたそうです。

上記の目次の女性を見ればお分かりかと
思いますが、かなり歴史上でも名をなして
いる女性達をドラマチックに書かれていますが、
もしかして、澁澤氏ってあんまり女性がお好き
でないのかしら?と思うほどあまり女性に対して
優しさがないようにも見受けられました。
コンパクトにまとめられていることもありますが、
なんかちょっと乱暴かな?と思ってしまって
澁澤ファンには申し訳ないのですが、さらさらと
読む分には良いのですが、これが澁澤氏の本質
だったらあまりどうかしら~?と思ってしまうほど
文面からの品格が感じられなくて残念でした。
辻郁生氏があまりに良すぎたからかもしれません。。
それとも男性の目ってそんな風にしか女性が見れ
ないのかしら?と感じてしまうほどでした。 

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2006/03/21

『私のヨーロッパ美術紀行』 - 太田 治子

T氏がまた素敵なご本を貸してくださいました。

太宰治氏の娘さん、太田治子さんが書かれた

   『私のヨーロッパ美術紀行』

です。


      ota      

   私のヨーロッパ美術紀行 

レビュー(Amazon.com):

内容(「BOOK」データベースより)
亡き母の思い出を胸に、北はノルウェーの
オスロから南は仏のニースまで、各国の
美術館を訪ね名画の中の懐しい女性たちと対面…。
かつてNHK「日曜美術館」の名アシスタントを
つとめた著者が愛と人生を見つめながら欧州を
巡り歩くセンチメンタル・ジャーニー。


目次
パリで出会ったモネ
ルーブルの二人の女
オスロ、ムンクの女たち
ベルゲンの街
青紫のドレスの女
オースゴールストランの海
レンブラントをめぐる女たち
アムステルダムの二つの家
ゴッホ美術館の農婦
ハーグのトゥルプ博士〔ほか〕

T氏がこの本を手渡してくれながら、
 「この本はジュリアさんと娘さんみたいだなぁ~!
  太宰の娘さんが書いた本だから、文章は簡単だけど、
   太宰に似たところがあって上手いですよ!でも、
   ちょっとウルウル来るかも?」
とまた、なんとなく想像できるような感じもして、すぐに
読んでみることにしました。

最初の2ページ目を読んでいると、もうウルウルと
きました。治子さんのお母様が肝臓病の手術後に
一週間あまりで亡くなられてしまいました。
看病代に残しておいた貯金で、お母様もお好き
だったという絵画を観に、ヨーロッパの美術館
めぐりをしながら、母との関わりがあった絵を観る
ことによって、最終的にはその悲しみから乗り越え
いくというお話です。

いくつか抜粋してご紹介します。

ルーブルの二人の女

   renbrant
     『ヘンドリッキェ』
           レンブラント  


   ルーブルで観た肖像画の一人目はモナリザ
   ですが、二人目は『ヘンドリッキェ』で治子さんの
   お母様に似ているそうです。お母様は実は
   太宰治の愛人だったそうですが、ヘンドリッキェ
   もレンブラント の最後の愛人でした。
  莫大な持参金付きの最初の妻、サスキアの
   「再婚してはいけない」という遺言とおり、
   ヘンドリッキェを妻に出来きないままレンブラント
   は画家としての名声も落ち、どんどん貧乏に
   なりましたが、その逆境のレンブラントを励まし
   続けたそうです。 泣き顔をしているようでいて
  その慎み深い温かな瞳に向かって、
   「ヘンドリッキェ、あなたに会いに来ました。」
   と絵に語りかけているとお母様と話している
   心地になったそうです。


青紫のドレスの女

  munch
  『ダーグニー・ユール・プシェフスキー夫人の肖像』

   小さい頃から画集で眺めていたこの夫人の
     肖像画を実際にムンク美術館で対面すると
     夫人の瞳も澄んだブルーで、バックのブルー
     に溶け込むかのように青紫色のドレスを着て
     両手を後ろに隠して立って微笑んでいました。
     この美しくて健やかな感じのする女性は、
     ムンクを含む四角関係の渦中にあった人妻
     でした。ムンクとも別れて、恋人とロシアに
     出奔した彼女は恋人に射殺されてしまいました。

  「君がぼくを棄てて海を渡ったときは、まだ
      こまやかな糸が僕たちを結びつけている
      ようだった。傷を掻き回されるかのごとくに
      ひどく痛んだのだ。」

  この御夫人と別れてから、ムンクは長く交際
    していた富豪の令嬢から結婚を迫られ、令嬢
    のピストルで左手の中指を第一関節まで失って
    しまい、 ムンクは終生独身でした。

    ムンクの画集をお母様からプレゼントされて
    かぎっ子だった治子さんは、ムンクの描く絵で
    寂しさ紛らわしていたそうです。それも「病める子」
    の横顔だったそうです。

   yameru-kodomo

アムステルダムの二つの家

   oldwoman
   『聖書を読む老女』
     レンブラント

  一つ目はアンネ・フランクの家へ行き、次の
  アムステルダム美術館ではレンブラントの
     母とも言われる肖像画を観に行きました。賢く
     しっかりとして暖かみのある横顔のお婆さん
     でしたが、その本を持つ手に刻まれた皺が
    一本、一本幾重にも刻まれて、明るく輝いて
    いたそうです。

    苦労した治子さんのお母様の手も皺だらけで
    その手をまともにみれなかったけれど、
    レンブラントが愛情をこめてその皺一本、一本
    を大切に描いているのが分かり、お母様の手に
    目を背けていたことに、
     「ごめんなさい、いけない娘でした」と。

▲ロダンの家、黙想する女

  pance
       『パンセ』
        ロダン美術館



   ロダンの恋人として15年間も愛されてきた
   カミーユですが、最後は発狂して自殺して
   しまったようですね。展覧会場でもカミーユ
   の作品は女性らしくてとてもいい!ととらさん
   と花子さんが仰っていました。

  24歳の美術学校の学生のカミーユをロダンに
   引き合わせたのは、弟の詩人で劇作家でもあり
   後に駐日大使として日本に赴任した弟のポール・
   クロデールでした。「その美しさは並ぶものなき
   秀麗なる女性」とまで評された自慢の姉だった
   そうですがロダンに紹介してしまったようです。
  カミーユと出合った
頃、43歳のロダンは
   「地獄の門」の制作に取り掛かろうとしていました。

  玄関を入ってすぐ左手の部屋に、「パンセ」の
   カミーユがいて、想像以上に美しかったようです。
  優しく賢く控えめな女の顔であり、少女のおののき
   をひそませているように思ったそうです。

 「あなたが生まれていなければ、私は死んでいた
    かもしれない。」 妻子ある作家との間に治子さん
    を生んだお母様はそう言われて、かつて愛人
    だったことに死ぬまで怯えていたそうです。

 しかし、「パンセ」と並んでカミーユをモデルにして
  作られた「オーロラ」があり、カミーユの優雅さは
  白い大理石によって生かされていました。ロダンは
  40代になって初めて出合った理想の女性をいつ
  までも白い大理石の中に留めておきたかったよう
  でした。

 そして、この一ヶ月のヨーロッパ旅行によって、
  治子さんは、たとえどんなことが起こっても、
  勇気を出して生きていく気力を与えてくれた。
  と最後に結んでいました。

 先日もロダン美術館で、ロダンの彫刻から「愛」に
  触れてまた、このような文を読むとロダンの「手」の
  温もりが伝わってくるような気がしてくるようです。

 落ち込んだら、国内の美術館ツアーでもして元気
  回復できるようにしたいですね!!

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『ロダンとカリエール展』 - 鑑賞会 No.6

上野の国立西洋美術館で開催されている

  ロダンとカリエール展

    naka02 

を[Visiting Tour Club] の皆様とご一緒に、19日(日)に
鑑賞して参りました。ご一緒に同行してくださった
方々は以下の方で、ブログをお持ちの方はすでに
素晴らしいレポートを書かれていますのでリンク
させていただきました。

  美術散歩          とらさん
  Megurigami Nikki      Nikkiさん
    はろるど・わーど     はろるどさん
   闇夜のふくろう        イッセーさん
  
MIXI コミュメンバー   花子さん
     MIXI コミュメンバー   Yukoさん
     MIXI コミュメンバー    yamayuuさん

そして、今回はご一緒できなかったのですが、
Yahoo絵画部門に登録されたブログ
            「
弐代目・青い日記帳
のTakさんから鑑賞会前に、この展覧会の見所に
ついての
レポートをお送りいただきました。それも
鑑賞する際の視点としてとても参考になり、
ありがとうございました<(_ _)>

今回の展覧会では、強烈な二人の作品のイメージが
体の中に入ってしまって、しばらく気持ちがポワーン
としたままでおります。内なる気持ちを表現する作家
というのは、こちら側にもそれも要求するかのように
強烈に語りかけてきますので、このように140点以上
もの濃厚な味わいのあるブランデーを飲み干して
しまうと快復するのに時間がかかるかもしれません。
その酔いに何時までも浸っていたいのですが、現実
はなかなか厳しいものがありますね。

さて、今回は二人の作品でも自分なりにお気に入り
の2作品を選んでみました。そのほかの作品や
展示構成など上記のブログの方達の素晴らしいレポを
ご参考にされてくださいね~(゚-^*)ノ 

カリエールについては、鑑賞する前に少しだけ調べて
みたのですが、まだ情報が余りありません。それに
肝心の図録もボォーとしたまま帰路についたので、
どこかに忘れてしまったようです。しかし、あくまでも
彼の絵から受けた印象は、「」の表現者であり
」に一番、魂が込められているかのように、そこに
彼の「内面」を観ることができました。

  bosei      

    ウジェーヌ・カリエール《母性》
    1892年 油彩・カンヴァス
    シャルルヴィル=メジエール市立美術館蔵

  この大きな絵の前に立ったときには、すごい感動が
   全身に襲いました。それまではどちらかというと単色系
   の作品が多かったのですが、こちらの絵に来て、左の
   少女のドレスが少し赤みがかっていて、それだけで少し
   全体に暖かみが増してくるようでした。産着の輝く白さも
   美しく、何よりも母親の手の表情に愛の力が集中して
   います。そして、右側の少女が先に「おやすみ」の挨拶
   を済ましたのでしょうか・・・スーと闇の中に消えていきます。


   そのほか、授乳している作品もあったりでどちらかと
   いうと、奥さんが育児で忙しくて疲れていると感じさせる
   日常場面も描かれています。私も子育てを終えてみると
   そのように一生懸命、夢中で子供を育てている時期は
   大変でもありますが、最高に幸せな時期であり、また
   このように霧の中に包まれた一枚の絵のように思い出す
   時があります。鑑賞会の後に皆さんとお話したときに、
  花子さんが、
   「育児の時を思い出して、すごく良かった!」と
   感極まってお互いに、子育て終了組みにとっても、その
   愛に包まれた絵は郷愁を誘うものかもしれません。

+++

  一方のロダンですが、私が始めてロダンの作品を観たのは
  10年ほど前にNYのメトロポリタン美術館で、ひょいと廊下に
  紛れ込んだ時に、目の前に、観たことがあるようなポーズを
  取って、考え込んでいる男性像がいくつもの大きさでゴロゴロ
  と展示してあり、ビックリとしました。日本ならこのように大々的
  な展覧会でもないと観れないような作品が、何気に廊下に
  展示というより放置されているかのようでしたが、そのときは
  無性に感激したのを覚えています。

    rodin
         オーギュスト・ロダン 《最後の幻影》
     1903年、大理石
     ロダン美術館蔵
     ©Musée Rodin (Photo Adam Rzepka/ADAGP)

 このような白い大理石の塊を観たのは初めてでしたが、
  それも女性と男性の顔だけが、「」と関わって現れて
  います。はっきりとは分かりませんが、私の想像だと
  左の上の女性は、例のロダンの恋人のカミーユで、
  その下にロダンが彼女の愛に応えられない自分の
  苦悩を表しているのでないか?と思いました。
  この彫刻の前で、皆さんと一頻りこれはなんだ?と
  お話が弾んで楽しかったですね!  

 そのほか、ロダンが造ったテコラッタなど手の跡が
  残っているような粘土質の作品も観ることができ
  西美の前にあるゴツゴツした男っぽいロダンの作品
  とは違って、今回はカリエールとの相似性と合わせた
  ような内面を感じさせる作品が多く、また男女が折り
  重なるような彫刻とか、今まで日本で観てきたあまり
  動きがない彫刻ではなく、人間の感情と動きがない
  まぜになってその像から何かを発信したがっている
  ようにも見受けられましたが、それでも一番、「」が
  印象強く残りました。

 とらさんが指摘されている通り、二人の素描の違いも
  面白かったです。とらさんが「ピカソと同じで、スッと
  一回で線を決めてしまう同じような天才型がロダンで、
  柔らかく何度でも描く秀才型がカリエールですね。」と
  解説して下さってな~るほど!と思ったものでした。
  ロダンが一瞬の動きを捉えて描いた素描も魅力的です!

 会期中(6/4)まで何度か、観にいきたくなるほど
  二人の「愛」がたっぷりと感じられる作品でした。
  カリエールの作品がこのように一堂に観られるのも
  珍しいことなので、ぜひ皆様もお見逃しなく~!!

 それから、鑑賞後にお茶をして、世界各国のビールを
  飲ませてくれるお店で、ワィワィとおしゃべりをしてきました。
  素晴らしい作品をたっぶり味わった後のビールは格別の
  美味しさですね!!また、ご参加くださった皆様も本当に
  いい方ばかりで、私は子育て後もすごく幸せです~♡~♬

関連サイト
  ☆
ロダン美術館 (メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス(MMF))
  ☆
Musée Rodin
 ☆Muse`e Virtuel (Euge`ne Carrie)
 

   camille
   
 カミーユ・クローデル―天才は鏡のごとく 
   
「知の再発見」双書
     レーヌ=マリー パリス (著), エレーヌ ピネ (著)
     Reine‐Marie Paris (原著), H´el`ene Pinet (原著)
     南條 郁子 (翻訳), 湯原 かの子 
 

    novel
    Camille Claudel: A Novel
    Alma H. Bond (著)

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2006/03/17

ウジェーヌ・カリエールについて

19日(日)に西洋美術館で開催している

  『ロダンとカリエール展

を皆様とご一緒に鑑賞いたします。そこで、ロダンは
良く知られていますが、
ウジェーヌ・カリエール(1849-1906)Eugene Carrière
についてはあまり知られていないので、少しだけ予習
がてら調べてみることにしました。

    self_portrait
        『自画像』   1893年
       メトロポリタン美術館

プーシキン美術館展」で日本では衝撃のデビューと
でも呼べる 『母の接吻』を観てから多くの皆様が
その幻影な世界に虜になっているようですが、
それはラ・トゥールを観た時と同じで、一度観たら
忘れられないような美しい陰影とホワァ~とこちら側
まで、その大きな波のようなオーラで包み込まれて
しまうからかもしれません。



こちらも素敵ですね!母子の情愛がスポットライトを
当てるように、そこだけ温かく照らしています。

  carriere1
            『親密』
     1889年 油彩 カンヴァス
     130×99cm オルセー美術館

     毎日新聞:
    
ロダンとカリエール展:世紀末、巨匠の交流
  (以下抜粋)

カリエールは、敬愛するルーベンスを思わせる
華やかな色彩感とボリューム豊かな表現で出発
した。だが、世紀末が近づくにつれ、その画面は
一変する。色彩を褐色系のみに限定し、レオナルド・
ダ・ヴィンチが得意としたスフマート、すなわち対象の
輪郭をやわらかくぼかす明暗法で描いた画面へ、と。

 とりわけ名高いのは、「病気の子ども」などの母性を
主題としたシリーズだろう。母や子の姿が、はかない
幻影のように明滅する画面。それを見た人々は、
神秘的なまでの静けさとともに、そこから染み出す慈愛
のぬくもりに打たれたのである。晩年、自身の名を冠した
アカデミーを主宰したことでも有名だ。 

ここでは、大理石の表面に二つの顔を浮き彫りした
ロダンの「最後の幻影」や、ほのかな情愛が漂う
カリエールの「母の接吻(せっぷん)」などが、象徴主義
の代表例として並ぶ。内面的、心理的な主題の扱い方
のみならず、明暗や陰影の付け方、流れるような形象など、
両者の芸術の相互影響も如実に見て取れるはずである。

 もう一つ見逃せない出来事もある。それは、カリエール
の3連画とされる「もの思いにふける若い娘」(新潟市美術館蔵)
「一人の女性」(パリ個人蔵)と「道行く人々」(カナダ・ナショナル・
ギャラリー蔵)が、今回110年ぶりに一堂に会したことだ。
1896年、パリで開かれた展覧会以来という。


☆☆☆

 
     contemplator
         
    『The Contemplator』
    Cleveland Museum of Art, Ohio 1901

  ...what god, what harvester of the eternal summer

   Departing, had negligently thrown down

   This golden sickle in the field of Stars.
    
                     "Booz Endormi" ("Booz Sleeping") by
               author Victor Hugo (1802-1885) 

  カリエールは詩人、ヴィクトール・ユーゴの詩
    "Booz Endormi" に挿絵を描いたようです。
     星空に煌く三日月が闇夜を照らし、単色が
      夢の本質を表して象徴的な世界を描いて
      いるようです。このような詩には、詩的な絵が
      美しく合いますね。

そのほかは以下のサイトでご覧くださいませ。

カリエールについて
高階秀爾氏 カリエール「母性」 

日曜日にカリエールの作品を鑑賞するのが
本当に楽しみです~♪

    ☆Takさんより明日の鑑賞会用に知っておくと作品が
          より深く観れるようになるとお知らせくださった
        記事をぜひ、ご覧下さいませ。
       

     ロダンとカリエール展」のレセプション 
      ②キュレーターから教えてもらった
             
「ロダンとカリエール展」の見所  

     上記の②から引用させていただきました<(_ _)>

          
今回のロダンとカリエール展を企画立案した
           国立西洋美術館主任研究官の大屋美那さんから
           この展覧会についてのお話を伺うことが出来ました。


          
作品自体の形が似ているということは想像的理念
           の段階で多くの部分で二人には共通する「考え」が
           存在していたことになります。言ってしまうなら
           その時点、想像している段階で既に作品製作は
           ほぼ創造されていることになります。

           二人に共通する「考え」そのものが作品である
           わけです。

     「考える人」「瞑想」「思想」「思い(パンセ)」「夢想」
           「もの思いにふける」などといったタイトルを作品に
           付けたことはこういったわけがあるのではないか?
           というのが大屋さんの最も主張したかった点だと
           思いました。

       ロダンの人体像にせよ、カリエールのぼんやりと
          物思いにふける人物画にせよそれは二人が
           それぞれ「考える」形を探し求め、人物の内面を
           表現しようとした終着点なのです。
 
            
仕事のこと、家族のこと、恋人のこと、人生のこと、
            将来のこと、そして何より自分自身はどんな存在で
            あるのか。様々なことを様々な形や絵で表現した
            作品が会場内に溢れています。必ず自分の今の
            心情に合った作品に出逢えるはずです。そんな
            いつもと違う「お気に入り」を探しに行くのも楽しい
            かもしれません。そして更に「考え」を深めるために。

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2006/03/14

☆ ホワイト・ディ ☆

先週、マユリンさんと土曜講座を聞いてから
PAUL」へご一緒に食事がてら行ってきました。
そこで、ボリュームあるキッシュを頂きました♪

  paul

 付け合せはフライド・ポテトかサラダを選べます。

 そこでマユリンさんから可愛らしいオレンジ・ピール
  をプレゼントして下さいました。

    whiteday
       「WITTAMER」のオレンジ・ピール

  オレンジ・ピールが大好きなので、独り占め
     して楽しんでしまいましたぁ~(^u^)

   マユリンさんは厳しい通訳学校の試験に
     進級できて、また春から新たにお勉強を
     されると張り切っていらっしゃいました。
     また、来月はグアム旅行へ行かれるとか・・
     内面から輝いている人は美しいですね~☆

  
  そして、今朝会社に行って見ると私の椅子の
    上に、素敵な柄の袋が置いてありました。

     lesanges
         「LES SANGES

  とってもおしゃれなパッケージなので
    こちらを包み込むのにも時間がかかるのでは?
    と思ってしまうほど完璧なパッケージに感激でした。

  「LES SANGES」 は鎌倉にある一軒家風なお店
     で素敵ですね!! 鎌倉にはこのように民間の
     お家を改造したようなお店が多いので温かい感じが
     しますね~♪

    cokkie

   きれいに並べられたクッキーがいっぱい
     入っていて、幸せでした~ヾ(´ー`)ノ

  会社の方に以前、近くのお寿司屋さんでお寿司と
     ビールをご馳走してくださったので、ヴァレンタイン
    にチョコレートをお返しに差し上げたのですが、
    またこのような立派なクッキーの詰め合わせを
    下さって恐縮致しました。

  もしかしたら、4月からはお会いできないかも
    しれませんが、いつも親切にしていただいて
    ありがとう御座いました。小さい頃はご苦労
    されたそうですが、働いてからこの会社で
    トップクラスになるためには、もっと勉強を
    しなければ。。と思って夜学に通って勉強を
    されたそうです。そしてトップクラスになられて
    ご退職されたのですが、その日にもう再就職
    のお話があったそうです。土、日もボランティアで、
   ある展示館で説明をされていて、お客さんを笑わ
    せるのが楽しいとか・・!
    いつまでもお元気でいらしてくださいね。本当に
    お世話になりまして、ありがとうございます。

   

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2006/03/13

告知 『ロダンとカリエール展』 19日 - 鑑賞会 No.6

mixi に入会してから一年が立ちまして
お友達も増えてきたので、鑑賞会用の
コミュニティ

    Visiting Tour Club

を立ち上げました。鑑賞会のお写真などを
掲載したいので、倶楽部の方だけの制限を
かけてしまいましたので、もしそちらへ参加
されたい方は、プロフィール内のアドレスか
mixi経由でご連絡くださいませ。

それでも、随時、こちらでも告知させて頂き
ますので、参加されたい方はどうぞご連絡を
お待ちしております。

また、急なのですが、3月19日(日)の午後に
西洋美術館で開催中の

    『ロダンとカリエール展

を皆様で鑑賞することになりました。

  carier

  
   プーシキン美術館展」で皆さんのハートを
    射止めたこの流れるような美しいライン~

     carriere
           『母の接吻』
         ウジェーヌ・カリエール
         1890年代末 油彩、キャンパス

  ロダンとカリエールを一堂に楽しめるなんて
   ワクワクしますね!!

☆詳しいことは下記サイトで。。

西美HP↓
  ■
ロダンとカリエール
  Auguste Rodin | Eugéne Carriére

毎日新聞HP↓
  ■
世紀末、巨匠の交流 「ロダンとカリエール」展
   東京・国立西洋美術館で開幕

 ■ 「ロダンとカリエール」展の特設サイト

企画展を見たらちょっと一服して、常設も観る
つもりですので、歩きやすい靴でいらして下さいね~(゚-^*)ノ 



そのあとは恒例のお茶会で~す♪( ^‐^)_且~~ 

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Sense Tea Corner@日本橋三井タワービル 37F

今日の午後は久しぶりに古くからの友人に
合ったので、やっぱり
日本橋三井タワービル
で待ち合わせることにしました。       

千疋屋フルーツパーラー」に最初は入ろうかと
思ったのですが、積もる話もあるので、38F
の「ケシキ」へ行ったらもういっぱいでしたので
37Fの「
センス ティー コーナー」へ行きました。
マンダリンホテル内なのでものすごく高級感ある
内装でした。ただ、「
ケシキ」の方が新宿方面に
向いているので、それこそ景色はよかったです。

    37

私たちが入った頃はこのように、まだガラガラで
ゆったりと座れる椅子なので、お話も弾んで
楽しいひとときを過ごせました。

   chinese_tea
            +楊貴妃のお茶+

楊貴妃が飲んでいたライチ風味の中国茶で
美人になれるかと期待しながら、美味しく
頂きました~♪

   shiratama

 白玉入りスープとロール・サンドとか??
  スイーツを頼みましたが、これはイマイチ。。

 緑があまりない東京の建物を見下ろし
  ながらですが、優雅なお茶のひと時を
  過ごせて幸せでした~☆

 彼女は私と入れ違いで会社を辞められた
  先輩なので、かなり長いお付き合いです。
  子供が小さい時はキャンプなどして家族
  同士でよく旅行した思い出が沢山あります。

 そのお子さんも六月には出産とか・・・!!
  本当に時が立つの早いですね~☆~☆

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2006/03/12

「ヴネツィアの祝祭の舞台」陣内 秀信氏 - ブリジストン土曜講座

土曜日(11日)に、ブリヂストン美術館
土曜講座は陣内 秀信氏がご講演する

    「ベネツィアの祝祭の舞台」

でしたので、チケットも早めに購入して
ヴェネチアに2年間もお住まいだったマユリンさん
とご一緒に拝聴して参りました。マユリンさんは
現在でもイタリア語と英語の通訳で活躍されて、
先月も私の職場で短期のお仕事をご一緒にして
いただきました。ヴェネチアにお住まいだった
だけあってどこか華やかで輝いて見えます~♪

  venetia
  陣内氏が配布してくださったヴェネチアの地図
     ヴェネチアの鳥海図は特に町並みが素晴しい! 

 最近は意識していなくても何故か絵画を観にいくと
  モネの描いた美しいヴェネチアの絵に惹かれたり。。

      salute
      『サンタ・サルーテ運河』
      1908年
     
          

 レポはまだ書いていないのですが、大丸デパート
  で開催していた『
パリを愛した画家たち』でも

         cards
      『ヴェニス』 ポール・アイズビリ

  などヴェニスの水の都の絵がどうしても目に付き
  ます。

 今年の初めに、芸術新潮の『シチリアの秘密
  をご執筆されたのも陣内氏でしたので、今回の
  ご講演を楽しみにしておりました。

  前から二列目に座って、陣内氏の素敵な笑顔を
  真近に観ることができてたりヴェネチアのスライドを
  みる時は愛おしそうに見ながらお話なさるので、
  まだ見ぬヴェネチアですが、素晴しい都市である
  ことが感覚的にわかるようで、いつか本当に行って
  みようと決意しました!!

 いつもはメモをしっかりと取るのですが、ヴェネチア
  のスライドと陣内氏のどちらかというと聞き入りさせる
  リズムにうっとりとしてしまって、しっかりと聞いては
  いたのですが、なんだかヴェネチアの街の魅力に
  完全に酔ってしまった、と言っていいのかもしれません。

 なので、概略だけ書かせていただきます。
  一言で言えば、祝祭を開ける都市であり、それが
  広場であったり水上であったりと場所の演出が
  上手いので、一年中、ヴェエンナーレや映画際など
  イベントが行われている。中でも、水上のお祭りが
  一番迫力があり、現実とフィクションが混ぜあって
  いるような感じがするので、街を歩いていても
  自分が映画の主人公になっているようである。
  アーティストはよりクリエティブな感覚が沸いて
  くる。頭脳的より感覚的である。印象派も盛んに
  絵を描いていた。光と影、色彩など美意識が高い。
  日没時の太陽が沈んだ時が水面の揺らぎがきれい。

 日本は何か話し合って決めて、すぐに新しい
  ビルをボ~ンと建ててしまい、最初は珍しがって
  注目されるが、すぐに次の建物に目移りしていく
  ので全体の統一性がない。
  ヴェネチアの場合は、
    「一周遅れのトップランナー」
  とも言える。近代都市が否定した物が、結果として
  良さとして残っている。
  要するに、日本は経済と文化がかけ離れているが
  ヴェネチアは文化が経済を促進する。

 水上の迷宮都市、ヒューマンスケールの都市である。
  車がないのでエコ・シティともいえる。
  14~5世紀の中世の建物、ストラクチャーがそのまま
  残っているのは珍しい。建物同士は立て込んでいるが
  水に囲まれているので圧迫感がない。
  中世から水際のラインが変わっていない。

    そのほか、日本の江戸時代は小名木川(家のすぐ近く)
     などには船が何艘も行き交っていたので、東京もその
     ような水上都市に戻ると生き返るように思う。



 
  ヴェネチアは交易都市として、ナポレオンが攻め
  てくるまで1000年も栄えていたそうですから、この
 美しい都市が現在、『アクア・アルタ』(高潮)や
  温暖化で水位が上層して、いつか沈んでしまうの
  ではとかなり周りでは心配しているそうですが、
  ヴェネチア内では、運河の出入り口に大きな門を
  造ろうとして、環境派とそれが真っ向から意見が
  分かれて中々結論に達せないそうです。

 マユリンさんが以前、送ってくださったヴェネチアの
  「ホテル・ダニエル」のクリスマス・ツリーをご紹介します。
  本当になんというか、これだけでも美の格差を感じ
  ますね!

    IMMAGI73_4

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フランス近代絵画展@三越ギャラリー (コロー&ピサロ) 2回目

ticket 先週の土曜日に皆さんと鑑賞会
ご一緒した三越ギャラリーで明日(12日)
まで開催 (午後6時まで)の

  ベオグラード国立美術館所蔵
    
フランス近代絵画展

をまた観て参りました。

←こちらの素敵なご招待券を頂いたので
  2度も観ることができました。皆様の
   ご好意に感謝です(*- -)(*_ _)

  図版はオーギュスト・ロダンの『裸婦』と
   いうドローイングです。ロダンは約8000枚
 のドローイングを描いたそうですが、動き
 の絶頂の瞬間を学ぼうとしていたとのことです。
  すばやく鉛筆描きした上に、水彩で色付けしたようです。
  とても簡単な線で描いているのに、女性が跳躍する瞬間を
 捉えていて力強く感じられます。この絵を選んだDUE「adcard
  のデザインも含めてセンスいいですね!

☆☆☆

   corot 
    
『ポール=ベルドーの公園にて、
     ロッシュモン付近、シャラント=アンフェリュール』
    カミーユ・コロー   1862年 油彩

    コローの森の絵は何か詩的で、下記の辻氏の
      短篇小説のように登場人物に何かを演じて
      欲しくなったり、森の風や空気がこちらまで感じて
      森の中で自分が佇んでいるような感覚を覚えて
      きますね~☆

   この作品の最初の所有者であったコローの
       作品目録の編集者ロボーは、コローが晩年
       画中の白いドレスを着ている女性を消して
       しまったことを発見し、その加筆された絵の具
       を取り除くことに成功したそうです。コローは
       この絵を描いていた頃、弟子であったオーギャン
       と一緒に制作していましたが、その消された女性
       はオーギャン夫人だったそうです。

   空想が沸いてきてしまいますよね~~?
       だって、オーギャン夫人にスポットライトが
       浴びるように描かれていると思いませんか?
       辻氏風に短篇小説を書いて見たくなりますね!

☆☆☆

       pisaro
            『ベルヌヴァルの風景、午後』
               カミーユ・ピサロ
               1900年 油彩

       昨日、癒されたピサロの絵です。
     図版では分かりにくいのですが、もっと
       キラキラと木々の部分が明るく空の色も
       光り輝いています。この絵を観た途端、
       ブツブツと胸の辺りから毒素が湧き上がって
      出て行くのが感じました。本当に絵の
       力は測り知れないほど大きいですね!
   
       特にピサロは印象派の画家達では親父さん
       のように、みんなの面倒を観てきたそうです
       から必然的に人を包み込むオーラが絵から   
       も感じられます。

   私のバイブルである福永氏『藝術の慰め』から--

   ピサロが生地、西印度諸島に属するアンティーユ
      群島のサン・トマスからパリへ画家を志望して旅
      立ったのが、1855年の万国博覧会の年でした。
      そこで、コローの6点の風景画を見て圧倒されて、
      ピサロはその弟子となり、コローの影響を受け
      ました。

   コローは謙虚に自然を眺める術を教えました。
    「第一印象に従おう。我々が真にそれに打たれた
        ならば、我々の感動の真面目さは他人にも伝わる
        だろう。」
       ピサロはコローの絵画的技術ばかりでなく、自然に
       対する態度も学びました。

    ピサロは色感においては、コローの暗さではなく
       明るい風景への嗜好が勝っています。その明るさも
       モネのように自分の理論のために風景が明るいの
       ではなく、あくまで彼の見た風景への共感が先です。

   批評家テオドール・デュレはピサロに次のような手紙
       を送っています。
        「あなたにはシスレーの装飾的な才能も、モネの
         幻想的な眼もない。しかしあなたにはこの二人に
         欠けているもの、即ち自然への深い親密な感情が
         あり、それがあなたの美しい作品に何かしら
     どっしりと腰の坐った感じを与えている。」

       決して華々しい画家ではありませんでしたが、
        今回、この風景画を見て、彼が印象派の画家達
        から生涯に亘って敬愛されていたのを感じるほど
        絵から温かいものが伝わりました。

  上記、コローとピサロだけでなく、もちろん、モネの
     朝日を浴びた『ルーアン大聖堂』も美しい空の色と
     ピンクの聖堂の色彩が素晴しかったのですが、
     図版だとなぜかあまり立体的でないので掲載する
     のを残念ですが止めました。

  デパートで開催するとあっという間に会期が終了
    してしまって見逃した方はお気の毒です。あまり
    見慣れないフランス絵画を2回も鑑賞できて幸せ
    でした。  

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2006/03/11

千疋屋フルーツパーラー@日本橋三井タワービル2F

   light

今週も年度末の忙しさと緊張感で金曜日に
なるとヘトヘトになりますが、そういう時こそ
絵を観て癒されなければ!と思いまして、
先日も皆さんとご一緒に鑑賞した三越ギャラリー
で明日が終了日の
フランス近代美術展
観て参りました。一番癒されたのは、ピサロの
風景画でした。また、後日、そのことを書ければ
と思いますが、美しい木々の色合いに心から
癒される思いを感じました。本当に絵画の持つ力
は素晴しい!とそのときも絵のお陰で精神の
バランスが取れることをこれからも書いていき
たいと思いました。

そして、こちらの新三越ビルの地下2階の
フォートナム&メーソン」で娘はパンを製造して
いることは何時も書いておりますが、このところ
新商品が増えたので
「おかあさん、観に来てね!」と言われていたので、
ちょっと覗いてみると、なんとお客さんが列をなして
売場前に並んでいるではありませんか~☆
実は、マフィン一個でも200円もするので、パンと
しては大変高価なので、昨年まではあまり売れ行き
もよくなかったのですが、さすがに味が分かる方が
増えて、この頃では男性も多く購入しにいらして
くださるそうです。値段が高いのはそれなりにかなり
の手間と粉も何種類も使って、また工程では手作業
が多く、マフィン一個でも丸二日間かかるからです。
今は、おかずパンなども多く造るようになりましたが、
本当は食パンが一番美味しいです!少々、お高い
ですが、三越ギャラリーにいらした際は、地下2F
のF&Mで、パン本来のお味をご賞味くださいませ。

っと、本題からどんどん飛んでしまいましたが、F&M
に行ってみると、見たことあるような顔が店頭に出て
きていたので、「あら?お姉ちゃん!」と声をかける
ともうすぐ終わるというので、「じゃ~スィーツしようか!」
と言い合って、三井タワーで待ち合わせることにしました。

先日の鑑賞会でも入れなかった、日本橋三井タワーの
2Fにある「
千疋屋フルーツパーラー」で二人でスィーツ
を楽しむことにしました。ものすごく天井が高くて照明が
スワロフスキー製で雪の結晶のようなシャンデリアが
煌いているので素晴しいです!!ただ、隣りとのお席の
間隔が狭いのあまりゆったり感がなくそれだけは残念
でした。

  lights
  カウンターの大きな鏡に映りこむ灯りがステキ~☆

           

       stroberry
       期間限定のイチゴ・ソースのミルフィーユ

   

    bananachoco
      ☆バナナチョコ・パフェ☆

 飛び切りものすごく美味しいってほどではない
  のですが、お店の雰囲気がとても素敵なので、
 ぜひいらしてみてくださいね~☆
  明後日も友人と待ち合わせることにしました。

 美しい絵画と甘いスィーツで二人とも仕事の
  疲れを取って家路に向かうことができました(*^-゚)vィェィ♪

 

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2006/03/08

[風の琴 ― I . 十二の肖像画による十二の物語] 第八話まで II 

先日もご紹介した辻邦生 氏の『風の琴』という
本を先ほど読み終わりました。何人かの方が
コメントでぜひ読んでみたい!と書いて下さい
ました。


  
  color 
   風の琴―二十四の絵の物語    文春文庫
    辻 邦生 (著)

そこで、とても心に残った文章がいくつか
ありますので、それを書き残してみたいと
思います。一作一作が素晴しいのですが、
今回は、肖像画の第八話までを図版とともに
簡単に印象に残った部分をご紹介したい
と思いますので、ご一緒にお楽しみいただ
ければ幸いです(゚-^*)ノ 

まずは、作者が「あとがきで」書かれた所から。。。

絵画も音楽も文学も、その根底では同じ芸術的高揚が
あり、それがそれぞれの表現の様式的特徴に応じて、
絵画美、音楽美、文学的感動になると信じている。
つまり画家は色や形、音楽家は音色や旋律、文学者は
言葉や思想というものに独特の愛着と才能を持ち、
表現する段階では、必然的に、自分の得意とする表現
形態に向かっていきますが、表現へ駆り立てる陶酔的
衝動においては全く同質である。
絵からくる感銘を力の支えとして、作者が勝手に空想
した世界--それがここに集まった二十四の物語です。

そして、「物語のはじめに」から。。。

デューラーにせよ、レンブラントにせよ、肖像画は、
どんな風景や静物より、なま臭い人間のドラマを感じ
させる。それは果てしない闇との対話とさえ言っても
いいものだ。
十二枚の肖像画を選んで、それに物語をつける機会に
めぐまれた。次の物語が果たして<闇>を解読してい
るかどうかはわからないが、すくなくとも、<十二の
肖像画>が一人の小説家の心の中を通過した際に発した
共鳴音のごときものである、とは言えそうだ。
これらの物語は、いかなる歴史的事実、美術的背景
とも関連のない、純粋に作者のファンタジーから生みだ
されたものである。

I.  十二の肖像画による十二の物語

  第一の物語 鬱ぎ (ふさぎ)

  1 
   
 『ある男の肖像』
           ロヒール・ファン・デル・ウェイデン

   そのくせ妻はヨハネスを棄てきれなかった。
       彼の財産にも魅力があったが、それより
    何より、ヨハネスが都会の女たちのあいだで
       噂されるような、どこか官能的な容貌の持ち主
       だったからである。

  第二の物語 妬み (ねたみ)

  grand 老婆の肖像』(ラ・ヴェッキア)
                  ジョルジョーネ

   エリザベッタはそのとき、炎の揺れ動くなかに、
       炎とそっくりの恰好をした、金色の、奇妙な
       生き物をみたのであった。
         生き物?たぶん生き物であったのであろう、
       それは炎と同じように楽しげに薪の上で跳ね
       踊りながら、身をくねらせていたのだから---。

 第三の物語 恐れ

  2 『自画像』
                  ティツィアーノ

  「謎めいた絵ですが、魅惑的です」ジョバンニは
  息をつめるようにして言った。「それに先生のこの
   激しい筆触。先生の筆になると、ふだん見慣れた
   ものも特別なものに見えてきます。どうしてでしょうか」
    「たぶんわしがこの世を愛しているからだろう」老人は
   画筆を置くと、室内帽に手をやりながら、神経質に言った。

  第四の物語 疑い

  3 『ヤーコプ・ムッフェルの肖像』
                   アルブレヒト・デューラー

  ----妻の胸の青痣のことを、他の男に洩らすことが
  できるだろうか。
  その後、ヤーコブはマティルダを別の眼で眺める
  ようになった。----マティルダは、ヤーコプが市庁舎
  の仕事に没頭している間にいつか大輪の芍薬のように
  花盛りを迎えていたのだ。
   この女に刺青を施そうと思う男がいても不思議はない。

  第五の物語  奢り (おごり)
  
     4 『エラスムスの肖像』
                   ホルパイン

  男は古書籍の行商人であった。ボローニャを
    振り出しにパリ、ストラスブール、ヴォルムスと
    渡り歩いて、ロッテルダムに着いたという。ちょっと
    狡そうな感じの、頭の禿げた小男であった。先生は
    忙しいときでも本となると目がなかった。---商人は、
    たっての願いだが、一冊秘蔵の大型本を先生のもと
    で保管していただけないか、といった。
    --- 「何語でかかれているのかね」
  「シリア語です」「何についでだね?」「悪魔についてです」

第六の物語   偽り

  rembrant 『黄金の兜の罪』
                  レンブラント

 
  クリスティナはいつも伏眼がちの、慎ましい女であった。
  髪を後でひっつめにしたために広く見える額の下に、青い
  利口そうな眼が微笑みを浮かべていた。ゴトフリートは
  一目でこのクリスティナに恋情を覚えたのであった。
  もちろんトマスの手前、彼はそれは誰にも打ち明ける
  ことはなかったが----

    第七の物語  謀み (たくらみ)

  horse  『婦人の肖像』
                 ポライウォーロ

   田舎の厩舎では、案じ顔のエンリコが待っていた。
 「どうなさいました?まさかご病気では?」
 「病気のほうがどれほどましか分かりません。あなたに
 言うわけには参りませんが、私は大変な苦しみを受け
 ているのです」
 エンリコは、ポリーナにそう言われると、気圧されたように
  黙ったが、しかし晴れやかな眼が艶を失い、明るい微笑が
  消えているのをみると、思わず、今の身分を忘れて叫んだ。

  第八の物語  驕り (おごり)
   
     buronchino 『ラウラ・パッティフェルリの肖像』
                   プロンツィーノ

    「この都会(まち)の人たちはあなたがただいい詩を
   書きたいばかりに、男たちをつぎつぎに弄んでいると
   言っているではありませんか。ぼくの友人だちは、
   ぼくが、あなたに単に霊感を与える存在にすぎないのだ
   と噂しあっているのです。私の不実を責めるなら、その
   詩とやらのため、男あさりをするあなたご自身の浮気を
  まず責めたらどうですか」

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2006/03/07

三月大歌舞伎 - 歌舞伎座 

1月に信長のお芝居を観に行った後すぐに
ミュージカルを観に行く予定でしたが、仕事の
関係で急に行けなくなったりしていたので、
今回(日曜)も、両親が
歌舞伎に誘ってくれました。

    t_b

若い頃も現在も職場がすごく近くにある
歌舞伎座ですが、国立劇場の方で短い
歌舞伎を観たことがありましたが、今回
歌舞伎座で歌舞伎を観たのは初めてだった
のでとても興奮しました***ヾ(≧∇≦)ノ"***♪

歌舞伎座に行く前に、上野のバーク展
日本美術を堪能して参りましたので、緞帳が
開いて、舞台の背景画というのでしょうか?
それがまるで今、まさに観てきたばかりの世界
が大きく描かれていたのでそれだけで感激でした。


特に、酒井鶯蒲の玉川のきれいなブルーが
目に焼きついていたので、舞台も同じ様に
大きな河が流れていて、奥に富士山が描かれ
ていたので、同じような画に眩暈がするほどでした。

  takano
  酒井鶯蒲 『高野の玉川』

 お能は伯母が一年に一回位誘ってくださるので
 何度か観ておりましたが、歌舞伎は舞台セット
  も何度か変わって、お囃子も豪華なんですね!
 この歳になって初めてみるなんて日本文化に触れ
  なさ過ぎておりましたが、ここのところ日本の美術
  の素晴しさを再認識しているところです。少しだけ
  内容をご紹介させていただきます。

 1.近頃河原の達引

    上記に述べたとおり、悠々と流れる河原が描かれた
       元で、恋人同士が遭うシーンから始まり、殺人、結婚
       へとストリーが展開されていきます。操り人形の猿が
       二匹、踊ってコミカルに二人を祝うシーンもありました
       が、結婚して実家を出て行く新婚の二人を見送る目の
       見えない母と兄が別れを悲しげに見送ります。

 2.二人椀久

       遊女役の菊之助の美しさに舞台下から登場した
       瞬間に歓声が上がりました。私も初めて観るその
       女役のしなやかな踊りや豪華な衣装など身を乗り
       出して魅入っておりました。  冨十郎の踊りの素晴
       しさもあって、二人の妖艶な舞いに酔いしれること
       ができました。

 3.水天宮利生深川

   現在、住んでいる深川の話なので、とても身近に
       感じまして、幸四郎があまりの貧乏から気が
       触れたり、子役の二人があどけなくて可愛らしく
       奮闘していました。

☆詳しいストリーはこちらの「みどころ」からどうぞ・・・

一番良かったのは、尾上菊之助の女形の舞いでした。
私は宝塚の男役はちょっと弱いけど、歌舞伎の女形は
きれいで女性よりもより艶かしい感じがするのはどうして?
と思うほどでした。伝統芸とはこのように美形の女形に
よっても次々と受け継がれて行くのでしょうね。舞台芸術
の美しさもさることながらこのような本物の芸もたまには
鑑賞しないといけない!と心が日本美で満たされた一日
でした。



☆こちらも日本の食の美~♪

               kabuki_bento                       
                
幕間で頂いた幕の内弁当が
                   とても美味しかったです~☆

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2006/03/06

ニューヨーク・バーク・コレクション展 -4回目

今までに3度も観てきましたが、最終日の昨日
チケットを頂いたので、東京都美術館で開催
していた

  「ニューヨーク・バーク・コレクション展

を見納めして参りました。やはり会場は混雑
しておりましたが、これだけの日本古来の美術
はめったに観れないので、最後にもう一度、観る
ことができて本当によかったです。チケットを急遽
送ってくださったすたさんに感謝いたします。

  miho

    3月15日から春季特別展を開催する
     「MIHO MUSEUM」のチラシです。

   上記の図版は、俵屋宗達が描いた
     『伊勢物語図色紙(宇津山図』
      江戸時代(17世紀) です。

  今まで展示してあったのか、それとも
    今回この色紙を観て日本的な美に改めて
    感銘を受けました。村瀬美恵子氏が講演会
    でもこの絵の構図をお手本にして、それ以後も
    同じように描かれた絵がいくつもあると仰って
    いたのが頷けるくらいシンプルなのに、美しい!
    と感じました。

  そして、やはりこちらの玉川シリーズは何度
   観ても色が素晴しかったです!スキャンでは
   なかなか上手く録れないので、カメラで撮って
   みましたが、もう一つでしたが記念に掲載します。

  fuji
   六玉川絵巻 (六巻) 江戸時代 (1839年頃)
       『野田の玉川』と『調布の玉川』
       酒井鶯蒲

  sone
      『野路の玉川』と『井出の玉川』

  上記のほかに『砧の玉川』と『高野の玉川』が
     あります。酒井抱一の養子であり弟子だった
     鶯蒲ですが、若くして没してしまったそうです。
     しかし、歌川広重も鶯蒲の構図をまねしたのか
     鶯蒲も広重をまねたのか・・同時代の巨匠達が
     同じような人物の配置や姿勢などの構図で描か
     れているとのことです。 いずれにしても鶯蒲と
     いう人の技術力と色彩力の素晴しさは、到底
     今の現代の日本人では描けないのではない
     でしょうか? この絵を観れたことはこれから
     何千枚と新しい絵を観ても生涯、忘れられない
    と思う位の衝撃でした。

   
                 warabe 
                    『笛吹地蔵図』
                     狩野探幽 江戸時代(17世紀)

         最初に観た時から一目惚れした
                    地蔵図。笛を吹きながら、地獄に
                    落とされた魂を救済する地蔵菩薩が
          軽やかに雲に乗って浮かんでいます。
                    お顔が大変柔和で衣が風になびいて
                    いる軽やかさがとても神秘的で魅了
                    されました。

   

     hakubai
            『月下白梅図』
             伊藤若冲  江戸時代(1755年)

     最後に若冲の白梅にもお別れしてきました。
           やっぱり、人気があるのかいつ行っても
           この絵の前に人が魅せられたように集まって
           いました。何か月夜の梅に幻惑されてしまう
      のですね!

     jyakuchu 
          もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品
           佐藤 康宏 (著)

     このようなタイトルの本があったので
           つい購入してしまいました。
           なんか、中身はすごいです!!

       

          カバーの裏に書かれていた若冲の言葉です。

          今の画というものは、みな手本をもとに描くばかりで、
           いまだ物を描けたものを見たことがない。
           そして技術によって売れることばかりを求めていて、
           技術以上に進むことができたものがない。
           自分が人と違っているのはこの点だけなのだ。

 バーク・コレクション展では、日本美術の美の素晴しさを
   開眼させていただきました。これからも本物の画を観て
   西洋・東洋と限らずに広い範囲で美しいものを見つめて
   行きたいと思います。

 よろしかったら、拙関連記事をご覧くださいませ。

  ☆
ニューヨーク・バーク・コレクション展
  ☆記念講演会 「私とバーク・コレクション」 村瀬実恵子

         

 

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2006/03/05

フランス近代絵画展 -鑑賞会 No.5

ここの所、海外からのお客さん対応でバタバタと
本当に神経を使う日々でしたが、それも終了して
昨日は、皆さんと5回目の鑑賞会を開くことができ
心から幸せな時間を持てました。

mixiのYouchan様から思わぬチケットを沢山送って
頂いたので、急なお誘いなのにいつものメンバーと
新メンバーもご参加頂いてありがとう御座いましたヾ(´ー`)ノ

とらさんNikkiさん、ミズシーさん、Yukoさん、チョングリさん
とご友人でのんさんと私の全員で7名、長時間、ご一緒
できまして嬉しかったです!!

    renoir
    ベオグラード国立美術館所蔵
       「
フランス近代絵画展

    文化遺産を守ろう。
   そして一つの場所に集めようーそれが博物館である。

           ヨワン・ステリヤ・ボボヴィッチ 1843年

東欧の古都ベオグラード(現在セルビア・モンテネグロの首都)
の国立美術館から、『知られざる近代美術の物語』とも題されて
20世紀初頭の特に印象派、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、
ゴッホ、ユトリロ、ピカソ...を中心に123点(うち46点日本で
初公開)が三越ギャラリーで、それぞれの作家毎に特徴立てて
上手く配置設定されていました。学芸員様にはお疲れ様といい
たくなるほどでしたが~(^_^;)

今回、初めて観る画家の作品が多くて、とら評論委員長と
ミズシー解説委員長のお陰でいろいろと説明をしていただき
みなさんとでワィワィ、楽しく迷路のような展覧会場を歩いて
素敵な時間を過ごせました~♪

何点か図録から図版や解説を引用させていただいて、
ご紹介させていただきます。

I. 写実の系譜 (コローから印象派へ)

  bo-tan
     『さくらんぼのある静物』
      ウジェーヌ・ブーダン
       1853-56年 油彩

  ブーダンはモネの先生としても有名ですが、
    いつも海辺の海景画ばかり観ていたので、
    このような静物画を初めて観てとても驚きました。
    でも、非常にコントラストがきれいで、 また、
    サクランボとパンがとてもきれいに美味しそうに
    描かれているので、他の静物画も観てみたくなる
    ほど上品で素敵な作品でした。シャルダンの影響
  が大きかったそうです。

                            *---*

     cassat
           『母と子I(農家の母と子)』
             メアリー・カサット
             1894年パステル

 カサットの作品も実物を見るのは初めてで、
  このような母子像は女性ならではの温かみ
  が感じられていいですね!絶えず、ドガから
  の強い影響を受けて、パリ市民の日常生活
  を描写してきたそうです。裕福な家柄なので
  印象派の作品を沢山、購入したり収集して
  母国、アメリカへの印象派の普及に大きく
  貢献し、メトロポリタン美術館に印象派の作品
  が収められるようになったそうです。

III. 印象主義を超えて
     後期印象派と象徴派

  moreou
  『若い女性の肖像 (リヴィエール嬢)』
     トゥールーズ・ロートレック
      1883年 油彩

  この絵の前では、誰もが
    『これ、ロートレック!?』と驚いてしまうほど
    このような正統派の油彩が描けるなんて
    もっと油彩を描いて欲しかったですね!
    ポスターのイメージが強いだけに、とても
    新鮮に感じた一枚でした!背景で右端が
    白く残っているところも全体が重くならなくて
    いい感じですよね!それにしても憂いを
   秘めた令嬢が素敵ですね~♪

IV. 20世紀絵画の旗手たち
     フォービィスム、キュビスムとエコール・ド・パリ

  dongen
  『女性の肖像』
      キース・ヴァン・ドンゲン
      1922年  油彩

 ドンゲンという画家の作品を観たのも初めて
  で、今回はこの絵が一番、強烈に私の中に
  残りました。肖像画家としてとても人気があった
  そうです。このようなパステル・カラーの色が
  日本人にはどうしても描けない、ととらさんとも
  話していました。品があってクールでいて、
  内面も感じさせる知的な絵ですね!影のつけ方
  が綺麗だと思いました。ピカソの奥さんに似て
  いる気がしますが、ご本人はモネの親戚のミニ・
  モネ嬢と書いていたそうですが、ちょっと怪しい
  とのことです(^_^;)

                       +----+

 laurencin
  『二人の姉妹』
    マリー・ローランサン
    1931年   油彩

 ローランサンは苦手という人が多いようですが
  私は昔からわりと好きな方です。この柔らかさが
  やはり女性ならではのタッチだと思います。
  画家としては成功して幸せだったようですが、
  最初の恋人で詩人のアポリネールの恋に敗れて
  から、彼への想いは生涯、彼女の詩的な絵に
  表されていたようです。このような色合いも陶器の
  絵付師から始まったのもあるようですが、あまり
  色数を用いないのにバランス感覚が素晴しいと
  思うのは少数派の意見でしょうか?

               ----*----

  utrillo
  『モンマルトルのラバン・アジルII』
   モーリス・ユトリロ
       1930年  油彩

 お馴染みのパリの芸術家達が集まった酒場、
  「ラバン・アジル」ですが、この作品はとても
  雪と建物と道路などが自然に描かれていて
  ユトリロの愛情さえ感じるほどです。そのほか
  ユトリロの作品が5点もあって、どれも質の高い
  作品が展示してありました。

上記で抜けた「II」はルノワールが30点も展示して
ありましたが、デッサンも多かったのですが、正直
もう一つかな??という感じでしたので残念でした。

戦乱の続くバルカン半島でこれだけの名作が保管
されてきたことに驚くとともに、フランスの印象派の
作品がセルビア地方の人々に愛されてきたことが
わかって、とても心が温まるような展覧会でした。

そのあとの三井タワービルの38Fでティータイム
をしました。なんとゴージャスなティールームと
ヴューだったことでしょう!!その後は、Nikkiさんが
詳しく書かれています。こんなにプライベートで
何時間もご一緒していても楽しいなんて本当に
幸せなことですね~(*"ー"*)♪

   view
           38Fから見下ろす東京

           38floors          
           マンダリン・ホテル ケシキから

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2006/03/03

告知 鑑賞会 「フランス近代絵画展」 4日開催

日本橋、三越ギャラリーで開催している

 ベオグラード国立美術館所蔵
    「
フランス近代絵画展

   goto

 を急なのですが、明日、鑑賞会を午後より
 行います。

何人かの方にお誘いしましたら、皆様から
すぐにお返事がいただけましたので、他にも
ご一緒にご覧になりたい方がいらっしゃい
ましたら、拙ブログのプロフィールにPCアドレス
があります。そちらかmixi経由でご連絡いただけ
れば、詳細をお伝えいたします。

デパート会場で、120展以上の作品が展示される
ので、どういう展示かしら~?と少々、狭さ覚悟で
ご参加くださればと思います。

鑑賞会後はまた、お茶かアルコール茶か~まだ
どこも決めていませんが、日本橋界隈で楽しく
ご歓談したいと思います~♪

もう時はすでに3月ですね!春の展覧会
をご一緒に楽しみましょう~~~☆☆
では、よろしくお願いいたします(^_-)-☆

★「美術散歩」のとらさんが、すでにレポートを書かれています。
   図版も沢山あるので、明日の鑑賞会前の予習にどうぞ~♪

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2006/03/01

[風の琴―二十四の絵の物語] 辻 邦生 (著)

  color
    風の琴―二十四の絵の物語    文春文庫
   辻 邦生 (著)

  会社のT氏にまた素晴しい本を貸して頂きました。
 
 
    内容(「BOOK」データベースより)
  ブリューゲル、レンブラント、セザンヌ…。西洋美術史
    をキラ星のごとく飾る24の名画。その色と形が呼び
    起こす感興を、同じ強度のまま、短篇小説で再現すると
    どうなるか? 2つの芸術ジャンルの間で白熱する感動の
    変電実験。こうして炉辺の語りの楽しさを堪能させる24
    の物語が生まれた。巻末に作者による図版解説を付す。

  24枚の絵から辻氏が想像して短編の物語を書かれて
    います。そのお話がすごい!!文章も大変洗練され
    図版もまた選び抜かれたようにきれいなので、一話一話
    が宝石のように輝いていて、文庫本なんてもったいないです。
    まるで、短編映画を観ているような夢の世界をしばし堪能
    できます。人間の内面をここまで現実と夢幻の世界と分けて
    鋭く抉り出していく辻氏の想像力と人間の心理を分析する
    手腕に陶酔することができました。まだ、全部は読んでおり
    ませんが、簡単に抜粋してみます。また、それぞれのお話
    と関連する拙い拙記事へとリンクも追記してみました。
   よろしかったらご覧下さいませ。

I.  十二の肖像画による十二の物語

  第六の物語 偽り

  rembrant 『黄金の兜の罪』
                  レンブラント

   
    レンブラントの光と影を人間の内面に焦点を
    あて、主人公が上官の奥さんを恋してしまった
    故の幻?をみて、上官を戦死させてしまう・・・
    恋と戦乱の世界を妙意に描いて素晴しい!

    ☆「レンブラント・フェルメールの時代」小林頼子氏
   講演会 (拙関連記事)

  第七の物語  謀み (たくらみ)
  
    horse 『婦人の肖像』
                 ポライウォーロ

 
 乗馬を得意とする美女があまり幸せな
  結婚ができずにいましたが、白馬が彼女
  を救ってくれました・・・クール・サスペンス!
      

  第八の物語  驕り (おごり)
   
     buronchino『ラウラ・パッティフェルリの肖像』
                  プロンツィーノ

  ラウラはコシモ一世の宮廷でもペトラルカの詩を書く
    女流詩人としても有名でしたが、その詩を書くために
    気持ちを高揚させ続けるため、若い男性との恋を
    繰り返し、気持ちが覚めると次々と代えていきます。
    その冷淡さが最後には自分の身に起こることに・・
    すごい!!

    第十の物語  狂い

  leonald 『美しきフェロニエール』
                 レオナルド・ダ・ヴィンチ


    美しき美女を追いかけて、霞がかかった森の奥
    の古城まで追いかけて、彼女に結婚を申し込ん
    んだ若きアンドレアに襲う狂気の世界・・・!

  ☆ レオナルド・ダ・ヴィンチ (拙関連記事)

II. 十二の風景画への十二の旅

  第四の旅  氷の鏡  ある雪国の物語

  brugel 『雪の狩人』
                   ブリューゲル


    狩人が冬の季節はいやだいやだ、と言って
    冬山に入り雪の中で死にかけて、あの世に
    行ってみると季節も人々の表情もあまりなく
    この世の生活がいかに楽しいか目覚める!


    暗さの文化論 ブリューゲル(拙記事)

  第九の旅  霧の柩 森に囲まれたある沼の物語

  colo 『モルトフォンテーヌの思い出』
                    カミーユ・コロー

  少女と母親の持つ情愛と悲しい結末。。

  ☆『ふらんす 80年の回想―1925‐2005 』 (拙関連記事)
  ☆バルビゾン芸術の歴史と遺産 - 井出洋一郎氏
        講演会

 第十二の旅  馬(ペガサス)の翼  ある帰還の物語

   vermeer 『デルフトの眺め』
                  フェルメール

   魔術師が入り込んだ鏡の世界の謎・・・☆




  1992年5月の初版本ですが、図版の印刷が
   とても綺麗でした。こちらに掲載しているより
   も鮮明で美しいので、もし本屋さんで見かけ
   たらご覧になってみてくださいね~♪

   絵とお話が好きな方には超お薦めの一冊です!

   

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