ポーラ美術館の印象派コレクション展 -鑑賞会No.4
「アインシュタイン展」を観終わってから渋谷の
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の
『渋谷で出会う
ポーラ美術館の印象派コレクション展』
をミズシーさんの印象派オフ会の人たちと
以前からブログではお知り合いで想像では
もう少し渋めの方と思っておりましたら、スラーと
素敵なlysanderさん(レポート)とご常連のとらさん
(レポート)が埼玉の「ベン・シャーン展」をご覧に
なった後、こちらまでご参加くださいました。
前回(1/19)はとても寒い日で大雨の中、Bunkamura
にたどり着いた時はホッとしまして、空いていたことも
あり、ゆっくりと鑑賞できたのですが、今回はチケット
売場からも結構な人達が並んでいたので、混雑して
おりました。
それでも、ミズシーさんがとても丁寧に解説されて
いらしたので、みなさんじっくりと鑑賞されている
ご様子でした。私ととらさんは相変わらず二人で
おしゃべりしたり、椅子に座ったりと少しばかり
皆さんと離れてしまって申し訳なかったのですが
以下に、今回、印象に残った絵を図版とともに
ご紹介いたします。
第2章 モネの印象派と点描派
モネの部屋が変わってしまったのは、『睡蓮の池』
が今回は外されてしまったようですね。でも、モネ
は何度、観ても素晴しい!
とらさんもミズシーさんもこちらの絵が
素晴しい!と仰っていました。
モネの最初の奥さん、カミーユが亡くな
った後に、モネが大変気落ちして、暫く
絵を描けなかったのですが、この絵を
描くことでようやく再出発しよう!と自分
を奮い立たせた、という解説が書かれて
いましたが、本当にその時の心情が乗り
移っているように寂しくもあり未来に向かう
べき太陽の輝きにそれが感じられました。
夕焼けが水に赤々と写しこんでいるところ
も、これから再起しなければ!とモネの心
を映しとっているかのようです。
前回にもまして、こちらの運河の絵が大変
情熱的に描かれているのを感じて、とらさんと
二人でしばし魅入っておりました。ミズシーさん
もこちらの運河がヴェネチアらしい。。と、
三人ではっきりとしなかったのですが古い図録
(モネ展/1982/西美)で調べてみたら、これは
ヴェネチアだ!ということが分かりました。
以下、解説から抜粋です。
モネ夫妻は、1908年9月から12月にかけて、
初めてヴェネチアを訪れました。モネは
ヴェネチアに到着するや、その地の清澄な
光に魅惑されその感激をただちに友人に
こう伝えているーー
「若い頃にこの地を訪れなかったのは、
なんと残念なことであろう。まだ僕が充分
冒険心に満ち大胆であった頃に」。
ヴェネチアでの魅惑に満ちた滞在中、モネは
サンタ・サルーテ運河沿いの古い館とそこに
かかる橋に向かって画架を立ててこの絵を
描いた。
シニャックが1912年にパリのベルネーム=ジュヌ
画廊で開かれたモネのヴェネチア風景画の
展覧会を訪れた後、モネに賛美の手紙を送って
います。
「今回のあなたの<ヴェネチア風景>の前に
立って、満ち足りた力強い感動を覚えました。」
やっぱり2月も後半になると明るい日差しが
恋しくなるのか明るい絵に吸い込まれますね!
空が大変広く明るくて、それが河の水に反映
されてかなり遠くから離れていてもこの明るい
空間が眩しいほどでした。昨年見たフィリップス・
コレクション展でのシスレーの『ルーヴシェンヌの雪』
では、多くの人が感激したのですが、シスレーが
英国人というのもあるでしょうか?少し抑えた詩的
な静かな風景画が日本人の琴線に触れるようです。
第3章 セザンヌとポスト印象派
![]()
《アルルカン》
ポール・セザポール・セザンヌ
1888年~1890年
セザンヌの肖像画っていつもどーんと
座っていて大きめの人物が多いのですが
このように全身(それでも頭とつま先が切れ
ている)を描いているのを観るのは珍しく
感じてしまうほど、セザンヌにしては構図的
に異色の作品ですよね~?
黒と赤のダイヤ柄もはっきりとしていてモダン
な感じですね!
「壁の色もちょっと暗くしていいですね。」と
とらさんがおっしゃっていましたが、バックまで
目が行かなかったので、さすが長年、絵を観て
きた方には教わることが多いです。
《アザミの花》
フィンセント・ファン・ゴッホ
1890年
今回、一番衝撃的だったのは、ゴッホの
《アザミの花》です。とらさんとミズシーさん
とで3人でバックの色がなんとも言えず、美しい
色彩だと褒め称え合いました。この色が何色か?
ということでだいぶ考えたのですが答えがでません。
ゴッホの色使いの天才性がわかる名品ですね!
最晩年に描いたということですが、その頃の人達は
絵を観る目がなかったのでしょうか?このような
美しい絵が目の前にあったら飛びつくでしょうに!
ポーラの印象派展を2回も観ることができて幸せでした。
この後、いつものイタリアンのお店でお食事とワインを
少々嗜んで参りました。韓国人の女性もmixiからご参加
下さって、スーラの絵が「あんなに点ばかりで描くのは
大変な作業だ。」ととても感心されていらっしゃいました。
ヨン様やチェジウの裏話も聞けて楽しいひと時を過ごす
ことができました。ミズシーさんはその後、急にいらっしゃる
方をお待ちするとか・・・本当にお優しい方で頭が下がる
思いでした。皆様、ご参加いただきまして、ありがとう御座い
ました。 来月は、カリエール(西美)かプラド展(東美)を
予定しております。また、後ほど予定をアップいたします。
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コメント
Juliaさん
こんばんは
シスレーの『ロワン河畔、朝』も素敵でしたね。
この作品の右側の、オレンジ色の屋根がきれ
いな絵も印象に残っています。
実は、この展覧会は観ずに済まそうとしていた
ので、鑑賞会に参加して本当によかったです。
どうもありがとうございました。
投稿: lysander | 2006/02/20 01:13
Juliaさん
宿題になっていたことを調べていただき感謝!です。
絵の好きな人たちと新しくお会いするのもこのような会のお陰です。こちらも感謝!!です。
投稿: とら | 2006/02/20 07:36
lysanderさん
土曜日は初参加の鑑賞会、お疲れ様でした。
lysanderさんとは古くからのブログ知り合いなので、今回お会いできてとても嬉しかったです~♪
ミズシーさんが素晴しいナビゲートをされていたので、すっかりお任せしてしまいました(^_^;)
また今度、フランス映画の企画でもしてご一緒しましょうか? 「マイ・アーキテクト」を見逃さないうちに行かなければ!と思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: Julia | 2006/02/20 08:00
とらさん
こちらこそ、とらさんには楽しく教えて頂いて感謝しております~♪
>
宿題になっていたことを調べていただき感謝!です。
やっぱり、三人が想像していたとおり、ヴェネチアでしたね~!!
他にもヴェネチアの絵が何枚か図録に載っていましたが、モネならではの幻想的で幻惑的な世界でヴェネチアの水路と建物をきれいに表していました。
>絵の好きな人たちと新しくお会いするのもこのような会のお陰です。こちらも感謝!!です。
絵のお好きな方々は皆さん良い方が多くて素敵ですね~♪今回も新しい出合いがあって、楽しいひとときを過ごせました。
また、来月の予定も立てなければ、と思っていますが、今後もとらさんの画家とその女性達の解説も楽しみにしております~☆ъ(*゚ー^)>♪
投稿: Julia | 2006/02/20 08:15
Juliaさん、やっと私も記事をアップしました。
アルルカンはセザンヌも色々なバージョンを描いているようで、比較すると面白そうです。ドガも踊り子と一緒にアルルカンを描いた作品があり、ちょっと意外な気がしました。
またVisiting Tourでお会いしましょう!
投稿: Nikki | 2006/02/21 00:25
Nikkiさん
コメント&TBをありがとうございます。
毎日、Nikkiさんも鑑賞会のレポ、お疲れ様です!でも、セザンヌの『アルルカン』は本当になにか意をつかれたような不思議なアルルカンではありますね!何がセザンヌに起こっていたのか知りたいです。
>またVisiting Tourでお会いしましょう!
ええ!また楽しい会にして参りましょうね(*'ー'*≫♪
投稿: Julia | 2006/02/21 01:05