Le Parfum de la Rose - House of Shiseido II
少しストレス解消をしたくなって、
また (一回目)、House of Shiseido で開催中の
へ会社の帰りがけに寄りましたら、薔薇の香りと共に
薔薇のお写真を眺めていると、スーと気持ちが癒されて
きて、一時、優雅な気分も味わうことができ、会場を後に
するころにはすっかり元気が戻っていましたヾ(´ー`)ノ
今回は図録と下記の本を販売しているのを気がつきま
したので、2冊購入して参りました。とても素敵な内容
なので少し文章とお写真を引用させて頂きます。
《永遠なる薔薇》
石内都の写真と共に
選び抜かれたビンテージ・オイル
からつくられた深く澄んだ香り。
- ローズルージュ・パルファム 2005年10月 -
西洋の天然の白薔薇による香水。
モダンで洗練された濃密な薔薇の香り。
-白薔薇 1917年-
《薔薇のパルファム》
蓬田 勝之 (著), 石内 都
著者の蓬田 勝之氏は、 パフューマリー・ケミストで、世界で
初めて薔薇の香りを6タイプに分類した香料分析のエキスパート。
20年で約1000種の薔薇の香りを調査したそうです。薔薇の歴史
を追って、巻末の綴じ込みには《薔薇の香りの系譜図》がついて
いるので、どの薔薇から始まってどれと交配して、それが現代の
薔薇としてどのように生まれてきたかをその図と本文から参照
することができるので、とてもよく分かりやすいです。薔薇好きな方
なら一冊は手元において、どの薔薇はどのような成分があり、
それがどのような香りを放ち、それからどのような香水ができるか
を詳しく知ることが出来ますので、本当にお勧めです!!
石内 都氏の薔薇のお写真も最初に、沢山掲載されていますので、
本文に入るまでに薔薇の芳香を浴びるかのような気分に浸れます。
ここで、その蓬田氏が始めの章で書かれている人類と薔薇との
最初に出合いについて、歴史的に見ても興味深いので、本文から
ご紹介させていただきます。
☆薔薇の香りをかぐ女神☆
薔薇と人間のただならぬ関係が始まったのは、
紀元前5000年ころのメソポタミア文明からだと
考えられる。メソポタミア文明はシュメール人が
作り上げたが、北部の山地に住んでいたアッカド人
によって統一国家が生まれ、バビロニア王国へと
続いていく。
シュメールの英雄ギルガメッシュを描いた
『ギルガメッシュの叙情詩』は、紀元前2000年半ばに
バビロニアのメソポタミア統一を背景として、あちこちで
語られていたギルガメッシュを主人公とする逸話を
まとめたものである。シュメール人が発明したくさび形
文字を刻んだ粘土板は何枚も発明されているが、
その中の一枚であるK2252とナンバーが打たれた粘土板
の左上から5行目には、「薔薇は永遠の命・・・・」と記され
ている。
また、ギルガメッシュを誘惑する
官能的な女神、おそらくイシュタルでは
ないかと言われている女神の像がパリの
ルーブル美術館に所蔵されている。今では、
ただの石膏版にしか見えないが、もとは銀を
貼った豪華なものだったらしく、銀の微小片
が像の冠や右肩、右手、足に残っている。
その女神は、右手に一輪の花を持ち、
恭しく左手を添えて花の香りを嗅いでいる。
そこで「花の香りを嗅ぐ女神」と名付けられた。
その花は薔薇だという。人類は4000年前
から薔薇の香りを祭祀や生活に取り入れてきた。
さらに、
『ギルガメッシュの叙情詩』と「花の香りをかぐ女神」
はほとんど同時代に作られたと考えられるので
女神が永遠の命である薔薇を嗅いでいる証拠になるという。
世の東西を問わず、宗教的な儀式には、荘厳な環境、
華麗な衣装、妙なる音楽、崇高な香りがかかせない。
また、多くのアニミズム (原始宗教)では、神と交信する
役割の女性が存在した。薔薇の香りを嗅ぐ女神も、神
との仲介をするために薔薇の香りで陶酔しているので
あろう。薔薇の香りを嗅ぐのは、祭儀的な意味を持つ
ポーズである。
*古代人が嗅いだ薔薇はガリカ*
「花の香りを嗅ぐ女神」が手に持つ薔薇は、ロサ・ガリカ
かロサ・ダマスセナであろう。香り成分は2つともほぼ同じ
成分組成である。香りには、生理的・心理的に働きかける
効果がある。
「花の香りを嗅ぐ女神」は特殊体質だったのではないだろうか。
ガリカやダマスセナの香りを嗅ぐと興奮し、神懸かりになり、
神と交信できる。。。イシュタルはその特殊体質によって高位
の巫女として君臨できたのではないだろうか。
そう思ってもう一度女神の像を見ると、大きく見開かれた目は、
”うっとり”と神の国を透視しているようにも見えるが、気持ちが
高揚しているようにも見える。
薔薇は、女性のイメージと深く結びついている。僕は、この
「花の香りを嗅ぐ女神」はビーナスの原型ではないかと
考えている。ローマ時代になると美と豊穣の女神
「アフロディーテ」に受け継がれ、女性の美の象徴として
「ビーナス」になっていったのではないだろうか。
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コメント
Juliaさん、こんばんは
とても素敵な記事をTBしていただき、ありがとうございます。
「花の香りをかぐ女神」のお話、とっても面白いですね。このような話は大好きです。
花というと美しいので、僕などは女性をイメージしますが、ギリシャ神話では美少年が花に変身し、美女は木に変身します。このあたりの感覚の違いは面白いと思います。
花と神話つながりということで、こちらからもTBさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
投稿: lapis | 2006/01/14 20:34
lapis様
コメント&TBを有難う御座いました。
>
ギリシャ神話では美少年が花に変身し、美女は木に変身します。このあたりの感覚の違いは面白いと思います。
>
まぁ~そうなんですかぁ~!
Lapisさんの博識にはいつも脱帽です(*- -)(*_ _)
また、そのようなお話がでてきたら、注意して読んでみますね~♪v(*'-^*)^☆
この後も薔薇に関して、何か神話的な話が出てきたらまた記事にして見ますね~♪
投稿: Julia | 2006/01/14 22:41