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2006年1月

2006/01/31

「親しい友への手紙」 - 池田満寿夫

1月も今日で終わりですね。。寒さもあと一ヶ月の
辛抱ふぉぉお~♪

会社のT氏がまた素晴しい本を貸して下さいました。


  「親しい友への手紙」 池田満寿夫著

     masuo
       

1978年1月~1979年12月号まで『藝術新潮』に
連載していた手紙文から抜粋して12話、
1980年4月に初版にした本です。銀座の
「奥村書店」で購入されていらした、ということで
どうやらもう絶版らしいです。私も昔はよく池田氏
のエッセイを読んでいてとても面白かった記憶が
あるのでT氏から貸していただいた時はすごく
嬉しかったです~ヾ(´ー`)ノ

 「こんなに書けるとは思わなかった!
    この本はいいっすよ!!」

と手渡す時におっしゃっていましたが、その手紙
の宛先人の名前がもうスゴイ人たちばかり!!

 加藤周一、澁沢龍彦、吉田秀和、西脇順三郎、
  奈良原一高、川島猛、朝倉響子、それにもちろん
  佐藤陽子、他

書いている場所もニューヨーク、パリ、ローマ、南仏、
ギリシャ、熱海、東京・・・とその時々によって世界中
の街から上記の面々に5,6枚のページ数でご自分の
心境を綴っています。

この2年間は、池田氏にとっても激動の時期だった
ので、読んでいてそれもドキドキするような激しい
文体で、「私へ」書いて下さっているかのような錯覚
したくなるようなとにかく彼の熱情が直に伝わって
きます。芸術家というのは、本当に真から自分の
意思や思いを作品や文筆にも表すものですね!

個人的にもNYで一緒に住んでいた画家のリランと
別れて、バイオリニストの佐藤陽子さんの元へ
移っていかれた過渡期だったようです。リランの前は
詩人の冨岡多恵子氏と駆け落ちをしていたようですね!
知らなかった。。さすがだわぁ~!なんて変なことに
感心したくなるほど華やかな女性遍歴ですよね~☆

仕事では、版画 (1960年,1962年,1964年の
東京国際版画ビエンナーレ展連続受賞に続いて,
1966年の第33回ヴェネツィア・ビエンナーレ展では
版画部門の国際大賞を受賞)以外にも1977年には、
『エーゲ海に捧ぐ』芥川賞を受賞しローマでその映画
を撮影したりと大きく芸術活動の幅が広がっていた
時期でした。そして、ニューヨークでの表現主義絵画
やその美術界の体質にも失望してきた時期とあって、
活動の拠点を日本へ帰還するという転換期でも
ありました。

エーゲ海に捧ぐ』の撮影エピソードや初めて映画作り
をする苦悩や芸術家としての立場での監督業などが
とてもリアルに描かれていて、その部分を読んでいると
あのきれいなエーゲ海のブルーの色が浮かんでくる
かのように氏のダイナミックな人柄にも触れられる思い
でした。

私が最後に池田氏を見たのは、陽子さんとお家の
中で、氏の版画を紹介しているようなテレビ番組
でしたが、とても幸せな光に満ちているようでした。

野田哲也氏宛てに書いていた手紙の最後に。。

「絵画は、見ているときよりも、後になって記憶
  のなかに残っている部分がなおかつどれ位
  強烈に自分にうったえ掛けてくるかによって、
  自分の感覚に浸透してくるものです。」

ネットで調べていましたら、偶然、版画展を明日から
開催するのを発見しました↓

  IKEDA MASUO BLACK&RED 展

  2006年2月1日(水)~2月15日(水)日祝休
  
不 忍 画 廊

   masuo
       
池田満寿夫
    「サムシング・アゲインA」

    制作年:1966
    技法:リトグラフ
    限定:20
    寸法:67.5×52.1

    ■フォード財団より奨学金を得て渡米、
     アメリカで制作された最初のリトグラフ
     
池田満寿夫 「BLACK AND RED」作品ページ

ご参考サイト様
 ☆
池田満寿夫美術館

 ☆ 第4回 池田満寿夫記念芸術賞

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2006/01/29

記念講演会 「私とバーク・コレクション」 村瀬実恵子 氏

   

先日、観に行きました
   「

ニューヨーク・バーク・コレクション展
ですが、日本美術の素晴しさに感動したので
また、もう2,3度観に行きたいと思って
いましたら、本日はその美術展に関する
記念講演会が東京都美術館で午後2時から
あるというので、午後1時からの整理券に
並ぶために早めに家を出ました。

           berk

整理券は80番で無事に受け取ると、まだ時間が
あるので展覧会場で絵を観ることにしました。
      

warabe

講師は、メトロポリタン美術館東洋部特別顧問 
をしていらっしゃいます村瀬実恵子 氏でした。
村瀬氏は
1962年から96年までコロンビア大学で
教鞭をとっておられました。米国における日本
美術研究者育成及び日本美術に対する理解増進
に貢献されていました。そして、コロンビア大学
ご退職後
96年以降は、メトロポリタン美術館特別
顧問として日本美術に関する展示を企画、実施し、
日本美術・文化の発信に大きな役割を果たされて
いらっしゃいます。

《笛吹地蔵図》
狩野探幽                  
江戸時代 (部分)

以前に英語をお習いしていたシスターと同じように
お人柄も柔和でマリア様のような包容力のある女性
のようにお見受けいたしました。
シスターも長い間、NYに住まわれていたので、
日本語の方が少し心元ないのですが、村瀬氏も
むしろ英語の方がお話がしやすかったかもしれ
ませんが、私はアカデミックな年配の女性のお話を
お聞きするのが大好きです。

お話もメアリー・バーク女史との40年間に亘る
美術コレクションの裏話を話していただいて
大変興味深く拝聴できました。図版と共にお話
下さったことを書いて見たいと思いますので
少し長くなりますが、ご興味がおありの方だけでも
お読みくださいませ。図版は図録からで、大体、
部分にカットしました。それにしても、40年以上も
コレクターの方のアドバイザーとして村瀬氏の存在
なくしてはこれだけの名画を蒐められなかったかと
思うとなんて、偉大な方!!とご尊敬申し上げます。

最初に村瀬氏は、
「日本美術は、ガラスのケースに入っていることが
  多いので、遠い感じをお持ちになられるかと思いま
  す。私がメアリーさんと40年間のお付き合い
  の中で、コレクションについての裏話などお話し
  して今回の作品をもっと身近なものに感じていた
  だきたいのです。」
と、述べられたので、これから面白そうなお話が
始まりそうで楽しみになってきました。

村瀬氏がコロンビア大学で始めて助教授になった
1963年~4年の間に、大学院のセミナーを
受け持つようになり、そのときに、突然、コロンビア大学

で修士号を取られたメアリーさんが
「日本美術のセミナーを受けたい。」と入ってこられました。
そのとき、メアリーさんは源氏物語の画像をもっていて、
「見当がつかないことがある。」と聞かれたので
「それでは、その源氏物語をテーマにセミナーを受けて
見てください。」と言って一学期のセミナー受講を許可
したのが始まりだったそうです。

そのセミナー終了後に、村瀬氏はいつも夏休みは
3ヶ月ほど日本で過ごすのですが、メアリーさんも
一緒に日本に行って、美術商を紹介して欲しい、と
頼まれました。そして、何人か業者の人を紹介して
どう反応するかと思っていましたら、最初から『曼荼羅』
に興味を持たれたということです。まだ文化庁から輸出
許可が出ていませんでしたので購入できなかったそう
ですが、後にその一枚が重要文化財になったそうです。
その後に購入したのか、下記と同じような図版でした。
村瀬氏は「本格的で地味な作品に目をつける方」と
不思議な思いがしたそうです。

             seiryuken 《清滝権現像》
                              鎌倉-南北朝時代(14世紀)

業者さん達からも
「メアリーさんは本当の貴婦人ですね。
  値切りを全くしませんから。。」
という程、1960年代の海外から買い付け
に来る人たちはみんな値切っていたということです。
それだけ、アメリカでは古い一族で、英国から
17世紀に移住した時の名家の一人だったそうで、
最初にそれを知ったときは驚いたそうです。

(ロバート・R・リビングストン氏(Robert R Livingstone,
1746~1813)は米国「独立宣言起草委員会」の
メンバーの一人で、独立宣言の時にサインをした方で
メアリーさんの母方の祖にあたるそうです。)

NYのマンハッタンから車で45分位行った海岸沿いの
オイスター・ベイに家を作ろうとしていたので、日本庭園
も造りたいので、日本へ行って観てみたい、と頼まれた
そうです。そこで、日本では吉村順三氏をご紹介して、
氏のご案内で日本庭園をグルッと観てきたそうです。
そして、「日本に恋をした!」と大層喜ばれたそうです。
お庭を造っている最中に、ジャクソン・バーク氏とご結婚

されました。

そのご主人の健康があまり良くないためにフロリダに
別荘を建てて、その地域の友人から浮世絵を70点も
購入したそうです。その頃、1964年位から日本美術
コレクターとしての第一歩が始まりました。そして、
1965年頃、ご主人がそのコレクションの保管を
する為に、NYのアパートに展示する基礎造りを始めました。
1000点ほどあったので、展示コーナーや倉庫などを
アパート内に造ったそうです。

「メアリーさんは直感でいい物に反応する」ので、工芸品
については造形的に面白い作品を一度に6,7点も購入
したそうです。その頃から業者がNYへ来るように
なりました。若冲の作品もその頃、購入したそうです。

      tsuru 《伊藤若冲》
     双鶴図 江戸時代(1795年)

  一つの作品との出合いも面白いお話があった
のですが、村瀬氏がマディソン・アヴェニューで
食事をしていて帰り際にほろ酔い気分で、古い
美術商の前を通ると、鎧戸のような戸の小窓から
とてもお顔立ちのよい観音様のお顔が見えたの
ですが、酔っているので翌日メアリーさんに話して
ご主人と3人でそのお店に行くと、下記の仏像が
あってすぐに購入しましょう!ということになり若い
男性をヘルプで呼んで、手押し車に紐で縛って
自宅まで運んでいったそうです。村瀬さんは
「あまり一緒には着いていけない感じなので、
  用があります。」と言って立ち会わなかったほど
面白い光景だったようですね。この仏像は、今でも
大変人気があるようです。私も最初、観た時、観て
いると安心するような柔らかな包み込まれるような
オーラを感じました。

     tenbu天部形立像》
                平安時代(10世紀後半)

ご主人は室町時代の水墨画がお好きだったので
その頃、お値段もお安かったために、沢山入手
されたそうです。特に、描かれていない空間の美しさ
に3人は魅せられたとのことです。

     gan 《芦雁図》
                  室町時代(14世紀後期)

村瀬氏は夏休みに3ヶ月間、日本に帰って美術品
をスライドに撮っては、NYに持って返り値段などを
知らせました。そのとき、ゼロを一つ落として伝え
てしまって、後で大騒ぎになったこともあったそうです。

友人や先生達が助けてくれて、美術品をいろいろと
購入することができたそうです。辻憔雄先生からも
「いいのがあるけど?」と連絡していただいて、購入
することができたのが、皆さんが大好きなこちらの作品
でした。

   ishibadhizu 《石橋図》
                
曾我蕭白
                江戸時代 (1779年)

 母親が子供のライオンを谷底に突き落として
  駆け上った者だけを育てる、という凄まじい
  構図の絵ですね。

しかし、アメリカ人は人物画が入っていたり
水墨画に色彩がついている作品には当初、中々
購入することはしなかったそうで、その辺の
説得が長くかかってご苦労されたとのことです。
ご主人はOKしてくださったのですが、メアリーさん
はなかなかYESとは言って頂けなかったそうです。
それでも、なんとしても購入していただきたいと
村瀬氏が主張されていたのが次の2点です。

   reisai
    《豊干・寒山拾得図》 霊彩
     室町時代(15世紀初期)

   崖の下からモクモクと怪しげな雲が出て
      いて、全体的な奇妙な感じですが、
      「右側の岩の下には虎が描かれていて、
    これはペットみたいなものです。」なんて
      どうにか一年半かけてやっとメアリーさん
      からYESを頂いたそうです。本当に少し
      怖い位、霊界のような作品ですが、とても
      珍しく貴重な作品なのでしょうね・・・。

1975年に、メトロポリタン美術館において、
個人コレクション所蔵の日本美術を展示する話が
持ち上がりました。村瀬さんは始めは110点の
展示品の図録を書いてGuest Curatorのような
お手伝いをされたそうです。
日本へ美術品を購入してから10年間で、バーク・
コレクションの作品の中核が蒐まったことになりました。
しかし、その年の10月のオープンに間に合わずに、
5月にご主人が亡くなられてしまいました。一時は
悲しみに沈んでいたメアリーさんですが、その後、
コレクターとして自立していく覚悟をして起ち上がり、
いろいろとお買いになって、
展示する時は結局、
120点に増えたそうです。

1975年のメトロポリタン美術館の展覧会の後に
ミネアポリス、シアトルと巡回していきました。 
そのシアトルの時に、メアリーさんの従姉妹の
お家でパーティに呼ばれると、薄暗い所に日本画
らしき絵が飾ってあり、よく観てみると大変よい
作品である、と伝えた所、それは従姉妹のお婆様
の時代に日本人からプレゼントしてくださったそう
ですが、そんなに大事な作品なら自分が持っている
よりメアリーさんに寄付した方がいいということで、
初めて作品を寄贈していただいたとのお話でした。
それがこちらの作品です。

        byakui  《白衣観音図》
                                 室町時代(15世紀初期)

コレクションを始めて20年目の1985年に、
東京国立博物館から始めて一年間、日本中
をバーク・コレクションの作品を巡回ました。

1944年バージニア州立美術館で、今までに
見せたことのない作品を展示するように
なりました。縄文土器や埴輪などです。
また、今回、展示している中でも非常に状態も
優れているのですが、こえ(小絵)という立て9cm
の細長い絵です。全国に玉川と名がついた川を
9つ選んで描いています。今まで、画家の中では
選ばなかった画題で、村瀬さんがNYのオークション
で競り落としたそうです。広重は酒井鶯裏が描いた
『砧の玉川』を観てヒントを得て同じような浮世絵を
彫ったのではないか、とのことでした。この玉川
シリーズは本当に目が覚めるように美しかったですね!

   tamagawa 『砧の玉川』
                                             酒井鶯裏
                                             江戸時代(1839年頃)

        《飛天》平安時代後期の作品が2点が
         加わりました。最初はドイツに一点、
         寄贈されていたそうですが日本へ返却
    されました。
 

                   hiten

村瀬氏は、30年間勤めたコロンビア大学を引退されると
メトロポリタン美術館に呼ばれて、もう一回、展覧会を
する運びとなりました。2000年ー2001年にかけて、
特別会場でバーク・コレクションを166点展示するという
最大の展覧会です。

バークご夫妻はあまりセリなどしないので、村瀬氏が
NYのオークションでセリ落としたというのが以下の
《南蛮画》です。しかし、この後、
「メトロポリタン美術館の職員はセリなどしては
 いけない規則になっています。」と怒られて
しまったそうです。この作品は観ていて楽しい
ので、私も大好きです!

          nanban《南蛮屏風》
                         右隻部分

         

     5-10《十牛図》
                                        鎌倉時代 (1278年)            

日本の業者が来て立ち上がる時に、バックの
ケースからこの絵の写真の端っこが見えたので
村瀬さんがそれを目ざとく見つけて、こんな
「面白い大和絵を紹介してくれないとは・・!」と
業者さんに言って購入されたというお話でした。
牛を追いかける善の悟り絵で10話まで描か
れていて、漫画のようで面白かったですよね!
努力しても最後は〇だけで無が残るだけ、という
善の教えが描かれているそうです。

ogiryu

《扇流図屏風》江戸時代 (17世紀初期)
 
 パリで発見されたそうです。安部光弘氏
  (元メトロポリタン修復師)が修復して
  いる時に、裏紙をはがしたら男性の絵が
  右端に描かれていてそれがわざわざ
  消されていたとの謎が発見されたそうです。
  この屏風絵は私もとてもきれいで魅入りました。

大分、書きました。明日にかけて誤字脱字を
直して行こうと思いますので、今夜読まれた
方はご容赦くださいませ。この講演会のあと
再入場ができるとのことで、また作品を観て
参りました。説明を受けた絵はやはり愛情を
持ってみることができます。

40年間に亘る村瀬氏とメアリー氏が二人三脚で
蒐めた多くの素晴しい日本美術はこのように、
村瀬氏の審美眼と知識が多大に影響していたこと
を思うと、文化的なお仕事が双方の国の架け橋に
なっているようで素晴しいです。

*追加修正をしましたので、最初と少し文が変わっている
  かもしれませんがご了承くださいませ(*- -)(*_ _)

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2006/01/28

フランソワ・プラリュ氏の特別セミナー&パーティ

26日(木)にパナデリア様ご主催のフランソワ・プラリュ氏
のセミナーへ参加して参りました。

  praryu

産地限定チョコをカラフルなパッケージで
    積み上げられた「ピラミッド」は会場でも
   とても明るく魅力的です~♪

フランソワ・プラリュ氏が現地のヴィデオを交えて
原産地からチョコレートができるまでの過程を
詳しく説明してくださいました。

   seminer

セミナー

. まずはよいカカオ豆が育つような土地を森の
     奥地に入って行って、プランテーションに最適
     な場所を探し出します。

2.プラリュ氏はマダガスカルのプラントで、クリオロ種
    を75%、クリオロ種とファラステロ種を掛け合わせた
    トリニタリオ種を25%の割合でカカオの苗から栽培
    しています。

3.太い幹の部分に5~8cmの実が成熟します。600gの実
     には45~60粒のカカオ豆が入っています。

4.プランテーションの中心にその実を集めて、実を割ると
     白いゼラチン質の果肉を取り出します。

5.果肉とカカオ豆を桶に入れて発酵させると50度に上がり
     ます。その木枠は密度の高い紫檀のような木が適して
     いて、カカオ豆の上部にバナナの皮などで覆い、60度位
     に保たせます。

6.60度の状態で3日間発酵させます。酸っぱい状態まで
    発酵させ、その後、発酵した豆を洗います。

7.カカオの香りを出すために、10日間乾燥させます。

8.「バス」と呼ばれる大きな引き出しに入れて、雨や夜時に
    閉まっておけるようにします。それでも3時間毎に、
    カカオ豆をかき混ぜます。

9.乾燥/発酵しているかどうか女性が1つ1つ手で
    選別します。品質に影響するので最後にきちんと
    選別することが大切です。

10.最後に一袋に60kgの豆を入れて、世界14カ国
       へ輸出します。

11.工場に豆が着いたら、焙煎/ローストを120度
       30分することが大切です。

12.ローストは酸味と湿気と殺菌を取り除きます。

13.ローストした後に、カカオ豆を荒く砕きます。
   脱穀機に入れて、皮と実を分けます。

14.コンチング(精錬)作業が大切で、20ミクロンまで
      細かくして、2,3日(72時間)60度で練ります。

15.酸味が取れたら、最後に1kg単位でテンパリング
      をします。60度→28度→31度 のテンパリングで
      艶やかなチョコレートが出来上がります。これをしない
      と真っ白に仕上がります。

16.プラリュ氏は、最後に成熟した最高の豆を探すのに
      原産地にこだわってチョコレートを作る、と結んで
      いました。

試食タイム

      shishoku

            「プラリュ」 5種類のショコラ

  ① プラリネ
    ノアゼット (ピュモトン産)、ヘーゼルナッツ
       アーモンドなどが入っているのでとても
        ナッツ系の風味がして美味しいです♪

  ②マダガスカル(産地名)
   フルーツ系で苦味と酸味のバランスが良い
        そうです。少し苦味があって香りがいいです。

  ③インドネシア(産地名)
        100% クリオロ種。酸味がスモークした
         香りで、森の匂いがします。温度を保つ
     ために被せてある木の皮などによっても
         原産地の香りが付きます。

  ④バヌアツ (西オーストラリア)
        フォラステオという品種。上に被せているのが
        ココナッツか椰子の皮のような芳香がします。
        個性的な草のような香りがします。

  ⑤ サオトメ
    発酵が普通と違って発酵し易いので、100度
       20分位のローストで良いそうです。
       ショコラショオに使っても良いそうです。
    カカオ豆の粒が入っているので食感は荒削り
    な感じがしますが、素晴しく美味しいです!
       まだ日本では販売していないそうですから、私たちが
       日本人では初めて口にしたようですね!

  saotome サオトメ・バー
        プラリュ氏が限定50本、パナデリア
        のために持ってきてくださいました。
         一本しか購入できないので大切な人
        に差し上げたいと思います(*'ー'*)♪

 試食のあと、プラリュ氏からサインや握手をして
  頂きました。とてもブルー・アイズがドキッとする位
  素敵で、上記の説明も通訳さんを交えて本当に
 真摯にこちらにショコラの過程をお話くださり、
 すごい体力と知力とそれにとても科学者のような
  雰囲気を漂わす紳士でした。最高級のカカオ豆
  を追求して、世界の果てまでプランテーション化し、
 その工程にもこだわっています。

   ビデオでは、現地で働く女性の姿も映していました。
 彼女達のお陰で美味しいチョコレートを口にできる
  ことも感謝しなければと思いました。

 そして、チョコレートはワインと同じで原産地によって香り
  と味が違うことも学ぶことができて、素晴しいセミナーを
  受けることができました。パナデリアのスタッフの方々も
  色々とご親切にメールやら会場でも気を配っていただき
  本当にお世話になりました。プラリュ氏が多くの
  ショコラティエから尊敬されていることが納得できる貴重
  なセミナーを受けさせて頂きまして有難う御座いました。

パーティ

    party
     真ん中に立っていらっしゃる方が土屋シェフ、
         その右下の方がフェルベールさんエヴァン氏
         右奥がプラリュ氏です。

     

artist paintings

   フェルベールさんが書かれたジャムのレシピに、
   新進アーティストのベロ女史(左上のキュートな女性)が
  絵を描いて、二人の詩で構成されている本が販売されています。
  
色彩を巡る小さなスプーン(フランス語) 伊勢丹限定60冊

  私たちの席にもフランス人とドイツ人のショコラ・ブランド
  の方々がお座りでしたが、なかなかフランス語と英語の
  会話で話すことができず残念でした。いつもフランス語が
  話せたらもっと楽しいはずなのに・・!とこの頃、残念に
 思うことが多いので、春から真剣にフランス語の学校へ
  通ってみようかと思い出しています。今のままだと楽しく
  て終わってしまうので、少し厳しい勉強もしてみないとと
  いう気持ちが沸いてきました。

 世界でも有名なショコラティエの方々との触れあいが
  できてとても貴重な時を過ごせました。自分も何かを
  努力しなくては!と触発されるほど彼らは魅力的で
  また、ショコラを作ることに情熱を燃やし研究熱心で
  あることが話ができなくても何か信念のような物が
  伝わってくるような素敵な時を過ごせました。

 セミナーとパーティを提供していただいた伊勢丹
  皆様にも感謝申し上げます。「SALON DU CHOCOLAT
 も30日(月)までです。 

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永川 通子 個展 - 光画廊

 会社でいつもアート情報では大変お世話に
 なっておりますT氏が、お昼休みに

  「知り合いが銀座に個展を出したから、
   ちょっと出かけてくる。」

 と楽しそうにコートを羽織って出かけて行かれ
 ました。帰ってこられて、ご招待状を私にも下さって

  「良かった。すぐ近くだから、行ってみて~」

 とまたまた、『これはアートの奇跡!』とか自分
 のハートの中で嬉しさが弾けました(*'ー'*)♪

  umiotemani
       《海をテーマに》    永川 通子

 こちらのご招待状の絵を観た時に、
    「わぁ~モネのよう~♪」
 とその淡いながら自然の輝きを優しく表している
  作風にとても心惹かれました。

 会期は、と見ると、28日(土)午後5時までなので、
 もう今日、行くしかない!と決めて帰りがけに
 画廊へ寄って参りました。もう本当によかったです!

   flower

   画廊の中はご本人のお人柄を偲ばせるか
       のように暖かかな色彩の絵と画廊始まって
       以来という花束で埋まっておりました。

   tubaki

   氷川さんは絵を描き始めて20年目と
      いうことで、右端にある絵が20年前に
   最初に描いた作品だそうです。銀座
       近辺の公園を描いたとのことですが、
    ルソーのような味わいがその頃から
   感じられるいい作品でした。
   左の『椿』も今の時期にお部屋に飾る
    のに、ちょうど素敵な作品かもしれません。

   umi

   やはり、ご招待状の『海をテーマに』の
       絵は、一番人気だったそうでもう「売約済み」
    の札がかかっておりました。本当に透明感
      ある海と空の色が絶妙です。伊豆にあるお寺
      の上から見えた海を描いたそうです。

   ajisai

   『あじさい』の色使いもとても鮮やかで
    惹き込まれました。もう一点、奥に
       『荒れる海』という作品が展示されていて、
      海の荒々しさが波のタッチに表れていて、
      その作品が一番、私は好きでした。

   「ブルーの色がとてもきれいですね!」と
  私が申しますと、
   「はい、私はブルーとか紫の色が大好きなんです!」
   と即答されるほど、空と海の色が大変美しかったです。

 永川さんは、昨年、会社をご退職されて、長年の夢
  だった「銀座で個展を開く!」というご自身の夢を叶えた
  方です。夢を人に話すと叶わなくなるというので、
  ご友人にも絵を描く事は内緒にしていたそうです。

  そして、会社で月に一回行く写生会で、その日の内に
  絵を描いてしまうそうで、20点近くの絵も景色が多かった
  です。「お外で描いているとお部屋も油臭くならなくて
  いいんですよぉ~。」  ととても快活でハキハキと
  一点一点、絵を描いていた時の裏話もしていただいて、
  とても楽しいひとときを過ごせました。

 初めて個展を出したのが『銀座』だったという夢が
  叶えられて本当にキラキラと輝いていらっしゃいま
  した。これからも写生を続けて行かれるそうです。
  本日、午後5時までですが、「HOUSE OF SHISEIDO」
  より一本汐留寄りの「西5番街通り」に面した
  丸源ビル1階の「光画廊⑧」さんです。もし、このブログ
  を観て、銀座辺りを散策される方は本日(28日)の
  午後5時までですので、いらしてくださいね。
  本当に癒し系で色彩も暖かいし、氷川さんの楽しい
  おしゃべりで楽しい時を過ごすことができます。

 私が観ているときに、ちょうどご一緒にいらしていた
  素敵な方は、永川さんがよく珈琲を召し上がり行く
  というプランタン銀座近くにある「十一房喫茶店」の
  マダムでした。そこでもお客様のお顔を拝見してから
  豆を挽かれるそうですので、そのようなスローな
  温かみのある珈琲を味わいに行ってみたくなるほど
  笑顔が素敵な女性でした。

 また、T氏とも長くからのご友人も見えていて、背が
  スラーと高くお優しそうで、ちょっと私の憧れていた
  永川さんの元同僚でもあった方です。近く転勤される
  そうですのでご挨拶にいらしたのでしょうか。。
  職場でも愛されていた永川画家の今後のご活躍も
  期待したいです。

  

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2006/01/27

~ロマン主義から象徴主義まで~ 19世紀西洋版画展

   chocola

 この頃、偶然と言っても何か素晴しい出合いが
 次々とあるのですが、そのような幸せも2年前
 から美術館へ通いだし、ブログを始めて絵の
 好きな友人にも恵まれて、またさらにその先に
 大きな出合いがあるので、これも絵が好きに
 なったりヨーロッパ地域の文化に興味を持って
 いるからなのかしら?と改めて幸せをかみしめ
  たりしております。いろいろと関わって頂いた
  皆様にも御礼申し上げます。

 

 その偶然に起きたことは、昨夜、「パナデリア
 さんから「
サロン・ド・ショコラ」で出店されている
 ブランド「プラリュ」のショコラティエ、
プラリュ氏から
 直接、セミナーを受けられたことと、その後
 ショコラティエの方々とご一緒に、私たちと食事会
  ができることになったというメールが前日の夜に
  入ってきました!!それはそれは、幸運なこと
  でしたが、またそのことも後ほど、掲載できたらと
 思います。

その模様は、パナデリアのご関係者のブログで
まずはご覧くださいませ。

「サロン・ド・ショコラ東京 特派員ブログをオープン-毎日更新中

   party002
              ~Chocola Party at Isetan~

そのセミナーが始まる前に、少し時間があったので
5Fの食器売場へ行ってみました。奥の方に、
『アートギャラリー』があるのが見えたので行ってみると、
 《
ロマン主義から象徴主義まで~ 19世紀西洋版画展
1月25日(水)~31日(火)》 が開催されていたんです!!

   isetan
      ARTLINE 「Webカタログ」より

 展覧会ではないので、版画が20点位展示してある
  だけですが、その質の高さにビックリ~(@_@)
 モローが4,5点、ルドンも一点、上記に掲載されて
  いるバーン・ジョーンズの天使のリソグラフも手彩で
  大変きれいでしたが、ビアズリーが2点あったでしょうか?
  ジェリコーにドラクロワ、ゴヤにクノップスと錚々たる
  メンバーではありませんか??

 
  大体はモノクロでしたが、モローなど大き目の作品で
  しばし鑑賞するには十分に堪能できます。まぁ~
  お値段もゥン十万円ですから~~o(*'o'*)o 

 この展示は30日までで終了し、2月1日(水)~7日(金)まで
  「ジャン・コクトー版画展」と「猫、ねこ、NEKO絵画展」
  があります。
  そして、8日(水)~14日(火)までは、
  「ダビデ・ピッチゴーニ絵画店」と「ル・コルビュジェ版画展」
 があるようですから楽しみです。

 以前は、伊勢丹ギャラリーもいい展覧会が多かったので
  その伝統があるのか確かな作品がこういったちょっとした
  コーナーでも観れることができて素晴しいです!
  新宿までお買い物に出られたら、5階のアートギャラリーで
  素敵な版画でもご覧になってみませんかぁ~♪

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2006/01/26

ニューヨーク・バーク・コレクション展

今日はお休みを頂いていたのですが、少し
家でゆっくりとしようと思っていましたが、
どうしても上野方面に気が惹かれてしまい
東京都美術館で昨日(24日)から開催した

 「ニューヨーク・バーク・コレクション展

へ日本美術を観てきてしまいました。
予定では、日曜日に講演会を聴きがてら行く
つもりでしたが、チケットを頂いていたので
観に行ってしまいました。

とにかく素晴しい展覧会で私はあまり今まで
日本の美術を知らな過ぎておりましたが、
この美術展を観ますと、日本の優れた作品と
いうのは、海外にみんな保管されているのが
理解できました。山種美術館とか国立近大
美術館が日本画の美術展をしますが、何点か
感動する作品があっても今回のようなコレクション
はあまりに規模が違い過ぎて腰を抜かしそうに
なるほどで、観終わる頃にはクタクタになって
しまうほど充実しておりました。

もう遅い時間ですので、とにかく図版だけアップ
いたしまして、また、簡単な説明書きなどは
後ほど、付け加えさせていただきます。本当に
日本の美術品がこれだけ個人のコレクションで
蒐められていたかと思うと、どうして手離したの?
って言いたくなるほどですが、この展覧会は必ず
混んでくると思いますので、お早めにご覧ください
ませね!!

I. 縄文ー平安 (原始・古代)

II. 鎌倉・南北朝・室町

          kaikyo
         快慶(伝)
         不動明王坐像 (鎌倉時代13世紀初期)
            
         迫力ありますよね! 日本にあったら
                    国宝級ということでした。

          mandara
          春日若宮曼荼羅
           鎌倉時代後期

          蓮の花の台座がとても美しいですね。
          優雅な浮遊感が不思議に落ち着いて
           います。

III. 桃山・江戸

             fue
             狩野探幽
              笛吹地蔵図 江戸時代

             蓮の花を反対にして被った
             蓮台の代わりだそうですが、
             雲に乗って浮いているのが
              幻想的な感じと線の美しさに
              魅入りました。この軽やかさは
              素晴しいです。

     nanban 《南蛮屏風》
                         右隻部分

     先日の「信長」でも南蛮人が出てきて
     信長が南蛮人の衣装を着ていたことも
     あって、ここでも南蛮人が到来したことで、
     日本人がびっくりしているような表情が
     面白かったです。

             shibata
             柴田是信
             茨木図屏風(部分) 明治時代

             鬼の顔がすごい!!
                怖そうな顔をしているのに、何かに
              怯えて逃げているような鬼の表情が
               ちょっと面白いですね。
   
   

    jinichi 鈴木甚一
                     菖蒲に蛾図 (江戸時代)部分

     本当にきれいでした!
     実際はもっと菖蒲は紫がかっていて葉の
          葉脈の線の美しいことといったら、うっとりと
     しました。光琳が男性的なら、こちらは
     とても繊細で女性的な菖蒲で素晴しいです!

    sakai
    酒井抱一
    桜花図屏風 (江戸時代)

    図版ではわかりにくいのですが
    桜の花と葉が素晴しく可憐できれいです。
    今回、この屏風に一番感激しました。
    抱一は、光琳の元で修行をしたという
     ことですが、その艶やかさを受け継いで
    いるようですね。

      hakubai
      伊藤若沖
       月下白梅図 (江戸時代)部分
 
      最後に展示してありまして、可憐な
            白梅と枝が上下左右這い回るような
            動きのあるまるでフォービズムかしら?
      なんて思わせるくらい変幻自在です。
     実物は暗い色調ですが、右上の月と
            白梅の無数の小点と勢いのある枝ぶり
     の流れる線に幻惑されます。今回、
     図録のカバー絵になっていてとても
     それが素敵です。    
     

また、簡単に説明を足していければと思いますが
とりあえず、図版から気に入った作品を掲載しま
した。まだ、あるのですが、図録で半分に切れて
しまっているので、スキャンが難しいです(/_ ;)

とにかく、屏風絵にしてもどれもこれも素晴しくて
ぜひ、皆さんも日本の伝統美をご堪能くださいませ。

☆ 記念講演会 「私とバーク・コレクション」 村瀬実恵子

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2006/01/24

☆「サロン・ド・ショコラ」オープニング☆

先日もお知らせしましたが、会社が終わってから
新宿の伊勢丹で明日からオープンする
サロン・ド・ショコラ・スペシャル・プレビュー
へ娘と行って参りました。

前夜祭なのでご招待された人ばかりのようでしたが、
プレスの人たち、特にTV関係者が多くてヴィデオ・
カメラが多く、そこかしこに見かけたようなアナウンサー
の方々もにこやかに試食やインタビューなどをされて
いました。日テレの松本アナウンサーがショコラバーで
お茶を飲みながら撮影されていました↓

 tv

             tea
             『ボンボンショコラセット』
             ソフト・ドリンクと3種のショコラ
             が選べます~♪

statue  チョコのオブジェがいろいろと
   展示されていて面白いです!
   
   伊勢丹で4回目を迎えたそうですが、
  全11カ国・55プランドが登場し、
   トップショラティエが約30名も
   集まっているかなりショコラ・ファン
   にはたまらないイベントです!

  職人らしいショコラティエの方々
がフランス語で会話しているのも
  聞けて、すごい雰囲気があります~♪


中でも「アンリ・ルルー」のお店は、店頭にはもう列が
できています。私たちもキャラメルを購入しようと列
に並んでいると、アンリ・ルルー氏がテレビ・インタビュー
をその横で受けていました。

    roux_interview
    フランス国内でもショラティエとして
    最高峰のアンリー・ルルシー氏

 calamerl カラフルなキャラメル

     roux 
         家で撮ったら光るキャラメルに!

  sign
    娘が頂いた直筆サイン
    沢山の人が並んでいたのに
         とてもおしゃれにサインして
      頂いて娘も感激していました(*'ー'*)♪


    とにかく一番人気のルルー氏!
    このキャラメルを一口噛んで味わって
    見るとその美味しさに日本のチョコって
    何だったの~??って思うほど味わい
    深いいろいろな風味が一口毎に広がって
    もうメチャ美味しいです!!

  heart 
   美味しそうなショコラ・ツリー(?)

『RICHART』の新作もキュート!richar

    zenitude 『RICHART』のカタログ

 apicy 
       「スパイス入れ」も美しい!
      
           praryu
       今年も『プラリュ』が目立ちます!

     rococo
    『Rococo Chocolates』の小冊子も
      とても美しい絵柄でした。
    実際のパッケージも素敵でしたが
     かなりお値段が・・・(/_ ;)

   evin
    『ジャン=ポール・エヴァン』
    こちらは1Fの入口付近にある
         ウィンドウ内で撮りました。
    この絵の作者は誰でしょうね~?
         ラファエロかコラッジョか~~??

   
今日は、そんなことでショコラティエの皆様と
触れ合うことができて感激し、ショコラ・バーで
3つの宝石のショコラを堪能して参りました。
木曜日の夜は、『パナデリア』さんご主催の
プラリュ氏の特別セミナー」では。。。

「サオトメ産ショコラで作るショコラショーを作って
 いただいたり、日本では未発売のチョコレート
 など試食し、その作る過程、原料のことなどを
 じっくりお話していただく予定です。」

木曜日のセミナーも大変楽しみです。
パナデリアさん、素敵な機会をご提供していただき
感謝申し上げます。

サロンド・ショコラは、30(月)までの開催です。

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「イベリア 魂のフラメンコ」 - 映画鑑賞会 No.2

本年度、第2回目の映画鑑賞会をしたいと
思いま~す♪ 熱狂的なフランメンコの歌
と踊りを映画ですが、ご一緒にご覧になりませんか?

        イベリア 魂のフラメンコ

   pic_01

 

日時、上映場所は以下のとおりです。

2006年 2月18日
(土)11:00~

Bunkamura
ル・シネマ
(前売券1500円)

 イベリア 魂のフラメンコ
  スペイン映画 95分

 その後、お食事をして、2回目の

 『渋谷で出会う
    
ポーラ美術館の印象派コレクション展 

  鑑賞会をします。(一回目:拙記事

映画、絵画、どちらでもご参加可能です。
取り急ぎ、ご案内のみですが、ご参加
されたい方は、私までご連絡をお待ちして
おります。

前売り券を前もって購入しておきます。

   ル・シネマ HPより

これまでに「カルメン」「タンゴ」「サロメ」など、数々の
ダンス映画の傑作を世に送りだしてきた、スペイン
映画界の巨匠カルロス・サウラ。彼のダンス・パフォー
マンス映画の集大成とも言うべき最新作がこの
『イベリア 魂のフラメンコ』。スペインの作曲家、
イサーク・アルベニスの組曲「イベリア」が誕生して
ちょうど100周年にあたる2005年、この記念すべき年に
サウラが彼の組曲からイメージを得て作りあげた本作品。
フラメンコ、クラシック音楽、バレエ、現代舞踊、ジャズなど
を織り交ぜ、それらを融合し一つにした、まさに舞踊の祝祭
とも言うべき、独創的かつ贅沢なダンス映画。サラ・バラス、
アントニオ・カナーレス、アイーダ・ゴメスといった世界的な
舞踊家をはじめ、偉大なアーティスト達がここに集結。
観る者を現実と幻想が交錯する情熱の世界へと誘う。

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2006/01/22

サロン・ド・ショコラ東京2006 - 伊勢丹

今年も恒例のチョコレート祭りが新宿の
伊勢丹で、25日(水)から30日(月)まで


    サロン・ド・ショコラ

   cholate

が開催されます~♪~♪

昨年も1月29日にこの伊勢丹の会場へ行って
少し馬鹿みたいに興奮しすぎの
記事がありますが、
お写真もあるのでショコラ好きの方はご覧くださいね。

いつもお菓子やパン情報でお世話になっています
パナデリア』さんからもメールで案内がきまして
昨年もピラミッド型に積み上げられカラフルな
パッケージで目立っていたローヌ・アルプ地方の
小さな街ロアンヌにあるチョコレート・メーカー
『プラリュ』でチョコレート博士とも言えるフランソワ
・プラリュ氏から「
特別セミナー」を受けられるという
嬉しいお知らせでした。プラリュ氏が新作を実演で
作って下さったり、ショコラ・ショー(チョコレートドリンク)
のデモンストレーションもあり試食もできるらしいです!

     maison-thumb
     <プラリュ>マダム・ドゥース
           (サロン・ド・ショコラの生みの親)
       Photo by Julia in 2005

早速申し込んだら参加できるそうで、またその参加者
の中から、24日の夕方から
サロン・ド・ショコラ・スペシャル・プレビュー」という
前夜祭に抽選で当るとご招待されると書かれていまして
それも応募してみますと、娘と二人で
見事、当りました***ヾ(≧∇≦)ノ"***キヤァ~♪

こういう食べ物関係のくじ運はすごく強くて、二人で
いつも幸せな思いをさせていただいております。
パナデリアさん、本当にありがとうございますヾ(´ー`)ノ

24日(火)と26日(木)ともにチョコレート漬けになり
そうな勢いですが、たまにはスィ~トな時間を過ごす
のもいいかもしれませんねぇ~☆

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1月末-2月中旬スケジュール-絵画(聴講)会 No.3

1月末から2月中旬頃まで、私が鑑賞したい展覧会や
聴講会など行ってみたいと思うリストを私のHPの方へ
アップいたしました。皆様のご都合が合うようであれば、
ぜひご一緒にいらしてくださいませ~♪ 

詳しいスケジュールをお知りになりたい方は、Floral Musée 
のプロフィール内アドレスかmixi経由でもご連絡くださいませ。

     一度、こちらでもご案内しておりすが、2月4日(土)は
   何名様か集まる予定でおります。聴講会の時間以外は、
   皆様のご都合などで変更きますので、ご遠慮なくお申し
   出くださいませ。

   2006年 絵画(聴講)鑑賞会 - No.2

       brigeston
                          美術館.com      

   ブリストン美術館 (土曜講座)
       
2006年 2月 4日(土)午後2時より

      「レンブラント、フェルメールの時代─
     オランダの光を訪ねて」
      小林頼子 目白大学教授

   当日は、聴講後に午後4時30分より
   「ギャラリー トー ク」にも参加する予定です。
   展覧会場を 学芸員さんがご案内してくださる
   そうです。
 

        vermer 《レースを編む女》
                                 フェルメール
                                 Photo by Julia
   
    

    また、この時期に雪が降ることもあるので、各自の
       ご判断にお任せしたいと思いますが、よろしくお願い
       いたします(*- -)(*_ _)

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2006/01/21

オートマタ (音楽付からくり人形) - 江戸東京博物館

今日は東京にも雪が降っていろいろな予定が
キャンセルになってしまいました(^_^;) でも、
この2日間位の間に感情的に深いコメントや
メールのやり取りがあり、私の回りの人々は
なんて思慮深い人たちが多いのかしら、と
雪の中で篭っておりましたが、皆様のお優しさ
に感動しております。有難う御座いました。

さて、先日江戸東京博物館の企画展のチケットを
頂いておりましたので、

    「
山内一豊とその妻

を観て参りました。先日も「
信長」の豪快な舞台を
観たばっかりでしたので、側近だった秀吉の妻・
高台院(おね)や淀君(秀吉側室)をはじめとした
戦国時代の女性たちに関係する歴史資料も展示
されているのは、とても興味深かったです。 

しかし、それ以上に面白かったのは、ちょうど館内
を歩いていると、何か実演会のような催しが始まって
いまして、それも「フランスのからくり人形」を6点ほど
展示して、堀江さんという長く時計の修理をされて
いらした時計士さんが1つ1つそのからくり人形の
説明をしてくださいました。

そのときは丁度、デジカメを持ちあわせていなくて
その作品を撮れなかったのを非常に悔いましたが、
「京都嵐山オルゴール博物館」のHP内に
Automata Collection」に同じようなオートマタ
の動画を観る事ができますので、よろしかったら
ご覧くださいね。

私が一番感動したことは、その動きの精巧さもさる
ことながら、ねじ巻きで回すとオルゴールの音色が
大変美しく鳴り響いてきたことです。それは、TVや
CDなどの機械音ではなくて、優しくハープを奏でる
ような優雅で少し物憂げな響きが心に響いてきま
した。

pierot ピエロ・エクリヴァン
1895
年 
グスタフ・ヴィシー作(フランス)


こちらの画像は、上記の博物館HP
より拝借いたしました。


実際に観た作品名は
『手紙を書くピエロ』でしたが、
ピエロがゆっくりと筆ペンで字を
下に書いて行きまして、だんだんと頭をもたげて寝て
しまいます。それに合わせるかのように、このランプ
の灯りが消えてしまって、またピエロが目覚ると慌てて
ランプを灯る動作を繰り返します。ピエロもこの図版
とは違いましたが、雰囲気はこれと同じで、その動作
の優雅さとオルゴールの音色があっていて夢でも
観ているのかと幻覚されます。

他にも、『クレオパトラと蛇』も同上のHP
スネークチャーマー』で動画をご覧になっていただ
ければ分かりますが、蛇がクネクネと動いて、
クレオパトラが呼吸するときの胸が上下に動きます。
本当に生きているようで自然な動きに感動したりします!

あとは、アラブ人が水パイプを吸っているオートマタが
ありまして、このようにフランス貴族とは、自分達と違う
人種を好んで鑑賞していたということです。
このような
オートマタは、17,8世紀の貴族用の玩具だったので、
大き目に制作されていますが、19世紀に入るとサイズも
一回り小さくなって大量生産しだし庶民にも親しまれる
ようになってきて次第にそれが「おもちゃ」の製造へと
発展していったそうです。

解説者の堀江出海氏がスイスの時計会社〈ブランパン
の為に製作したオートマタ 「オロロジェ」(=時計師)も
展示されていました。その作品は、
遠鉄百貨店 プレステージウォッチフェア
でも、1/26-30日まで展示されるそうです。一年間近く
かかって制作された優れたオートマタです。

堀江氏はとてもにこやかに、楽しそうに30分余りの
お時間でしたが、私たちにオートマタの魅力を解説
してくださいました。その時だけ、18世紀に戻ったか
のような優雅なひと時を過ごせました。

もちろん、日本のからくり人形も沢山展示してあり
ましたが、どういうわけかフランス系に惹かれて
しまう非国民とまではいかないのですが、どうしても
目がそちらへ行ってしまいますので、ご紹介させて
頂きましたm(*- -*)m

そういえば、家にも一つ動かないけれど、娘が
生まれたときにお祝いで頂いたアンティーク・ドール
があったのを思い出し、ちょっと引っ張り出して
きました。動きはしないのですが、後ろのネジをまわす
と『エリーゼのため』のオルゴールがいい音色を奏で
ます。20ゥン年前になるのに、生地は少し痛みましたが
まだしっかりとした品格のあるお人形です。

     doll

オルゴールの音色は疲れたときに聴くと癒される
そうです。もし、皆さんのお家のどこかに眠っている
オルゴール付き宝石箱でもありましたら、たまにその
蓋をあけて、素敵な響きを楽しんでみませんか?

☆ 「京都嵐山オルゴール博物館」HPで世界最古の
   オルゴールを参照できます。素敵な博物館なので
   京都へ行ったらぜひ寄ってみたいと思います!!

☆ オルゴールの情報サイト様
     
オートマタ(からくり人形)

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2006/01/19

ポーラ美術館の印象派コレクション展 - 絵画鑑賞会 No.2

1月14日(土)に、松涛美術館でとらさんNikkiさんと
映画 (
ベラスケス モリゾ・インタビュー)を観た後に、
大雨の中を歩いて、Bunkamuraザ・ミュージアムで
開催中の

  『渋谷で出会う
    
ポーラ美術館の印象派コレクション展 

も観て参りました。冬にしてはスコールのような
どしゃぶりの雨でしたので、小走りでBunkamuraへ
着くとホッとしまして、最初に、コローの小さいながら
も美しい森の絵を観たときは、3人ともホ~と溜息を
つくほどすぐに印象派の世界へと惹きこまれました。

図版はポスト・カードから解説は、モネの絵については、
1982年西美の『モネ展』の図録から掲載させて頂きます。

第I章 印象派前夜 ~ ドガ、ルノワール
  rudon             
『アネモネ』
  1883-1890年
  オーギュスト・ルノワール

  ルノワールの人物画は
  いくつかありましたが、
  今回はこちらのアネモネ
  の華やかさが気に入り、
  さすがに  陶器の質感など
  抜群でこれぞ、ルノワールの
  華麗な世界といった感じですね!

第II章 モネの印象派と点描派

ドガ、シスレーと続き、3人でいろいろと感想を述べ
合いながら、次のコーナーへ行ったときに、この絵が
目の前に現れた時はすごい衝撃w(゜o゜)wでした。
実際は、もっとシュッシューと白い煙が画面いっぱい
に広がっていて、こちらまでそのスモークが流れて
くるようでした。この駅シリーズの実物を初めて観た
ことと、それも突然、モネの絵だったので、本当に
胸が一瞬痛くなるような嬉しいショックに襲われました。



  mone_kemuri
    『サン=ラザール駅の線路』
         1877年
       クロード=モネ  

  
     1876年から80年にパリのサン=ラザール駅
    を主題として、いろいろな角度、異なる時間、
     揺れ動く蒸気や煙に霞む光景を描いた一連
     の作品は、画家が後年にポプラ、大聖堂、
    睡蓮などをモティーフとして取り組んだ連作の
     最初の例であった。

   

   tumiwara
     『ジヴェルニーの積みわら』
             1884年
        クロード=モネ  


   こちらも同じくモネの積みわらシリーズの
     一枚ですが、とらさんとも「これはお昼頃
     に描いたかもしれない。影があまりないし
   とても明るい!」と話し合っておりました。
     積み藁も明るい日光の下で、気持ち良さ
   そうにヌクヌクした感じが伝わります。
     いろいろな積み藁の絵がありますが、私は
     この積み藁が一番、「藁」らしいかな?
     なんて思ったりしています。

     monet
         『睡蓮の池』
         1899年
         クロード・モネ

  昨年末もプーシキン美術館展で、
    『
白い睡蓮』を観ましたが、同じ年に同じ
    ような構図で描いていたようですね!
    プーシキン展の時は、絵の前まで行けない位
   に混雑しておりましたが、今回はそれほど
    まだ観覧者の方もいないので、目の前で
    贅沢にモネが描く睡蓮の幻想世界を楽しむ
    ことができました。どちらかというとやはり、
    『白い睡蓮』の方が睡蓮の白さがホワァ~と
    全体的に宝石のような輝きを放っていましたが、
    こちらも素晴しいです!

   suiren
             『睡蓮』
             1907年 
             クロード・モネ

   いいですねぇ~ヾ(´ー`)ノ あまりにきれい
    なので大きく掲載しま~す♪

   モネの言葉から。。
       「私は鑑賞の楽しみのために睡蓮を植えた。
        そして突然、私の池が、妖精のような夢幻的
        な姿を表したのだ。私はパレットを手につか
        んだ・・・・・。その時以来、他のモデルはほとんど
        描かなくなってしまった。」

  
      
水面の反射映像と色彩の変化の追求の試みの
       ひとつである「睡蓮(マルモッタン美術館所蔵)」
   を眺めていると、シェリーの詩『繊細な植物』の次
       のような一節を思い起こさずにはいられない。
       「絶えず揺れ動く流れの上、花咲き繁る枝々の下、
        豊かな色合いの空から斜めに差す黄金と緑の光
        を受け、大きな睡蓮がふるえつつ浮かんでいる。
    流れの花は星のごとく煌き、そのまわりでは、水が
        穏やかに流れ揺れる。甘美な音と輝きを発しつつ。」

   そのほか、カミーユ夫人が亡くなった後、失望に
   打ちひしがれ、やっと絵筆を持って立ち上がって
   描いたという『セーヌ河の日没、冬』も太陽が
   モネの再起を表しているようななんといえない
   オレンジがかった「赤」の色が印象的でした。

   西美の常設に展示してあるのと同じような構図、
       『バラ色のボート』もオールが前にぐっと突き出して
       きて、水面の描き方もモネが一番、ジヴェルニーで
       の生活を楽しんでいるのを感じさせるほど、元気で
       明るい色調で筆の動きが軽快に感じられ、3人で
       この大きな絵の前ではしばし感嘆の声を上げて
       しまいました!

   初めて観る『ルーアン大聖堂』も意外と明るい絵で
       良かったです。モネの絵が全部で16点も目の前で
       観れるなんて本当に夢のようでした!それに、作品
       の展示位置が普通より低いようなので、じっくりと
       一つ一つの作品と対話することができます。

   ピサロと点描画のお手本のようなスーラ、シニャック、
      クロス・プティジャンと続きます。


第III章 セザンヌとポスト印象派

   セザンヌの果物の上手さを称え合って、次のゴーガン
       の『異国のエヴァ』も初めて観る作品でしたが、寓意
       を含んだような小さいながら遊び心のある面白い絵
   でした。ゴーガンのオレンジの屋根には、なぜか
       惹かれますね!ゴーガンの絵は近年になっていい絵
       が観れるようになり嬉しいです。

     govh001
      『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』
           1888年
       ヴィンセント・ファン・ゴッホ

     一見、ゴッホらしくないようですが構図、
           色彩などどれを取っても完璧な素晴しい
           絵でした!
      人間の生活も描かれて、ゴッホがまだ
           精神的にも安定していて、絵を描くことを
           幸せに感じているのがこちらに伝わるほど
           温かみのある絵でした。一本一本の線と
           色合いが優れていますね!この絵に出合
       えてゴッホに少し近づけた感じを受けました。 
        

第Ⅳ章 世紀末からボナール

      ruden002
       『日本風の花瓶』 1908年
        オディロン・ルドン

    ルドンのことを誤解していたようです!
    私は今回、ルドンの色彩が着いた絵を
     初めて観たのですが、本当に華やかで心が
         奪われるようでした。花瓶に描かれている
         日本風はちょっと??ですが、お花の
         色彩の軽やかさが素敵です!
       まるで歌を歌って踊っているかのようです。
         ルドンの不思議な世界もこれから追いかけて
         みようと思いました。

 
簡単に書いて終わりにしようと思いましたが、
なんだか、ズラズラといろいろと駄文を付けて
しまって、お付き合いくださった皆様、お疲れ様
でしたm(*- -*)m 全体的に明るい印象派らしい
作品が多いですので、ぜひ皆様も一度はご覧に
なってくださいませ。

    また、今週の土曜日の午後も他の鑑賞会に
    お誘いを受けたのではせ参じます!!

     ☆なお、とらさんのHP, Nikkiさんのブログ
            えみ丸さんのHPなどで他の図版もご覧に
           なれます。

    ☆「ポーラ ミュージアム アネックス で以前
       講演会に出席した拙記事です。どの会も大変
      充実しておりまして、受付の方々の対応もとても
       親切で印象がとても良かったです。

      ポーラ美術館の印象派 - セザンヌ

      ポーラ美術館の印象派 - セザンヌ II

      田所美惠子・針穴写真展★ステノペ

        

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2006/01/18

それは違うでしょう~?

correge_seiboshi


《羊飼いの礼拝(夜)》
コレッジョ  部分
1529-30年
  Dresden

  
Livedoorのニュースで日本中の株が揺れ動いて
いるこの頃ですが、その陰で、ネットのニュース覧
のタイトルを読んでビックリ!でした。

 「
できちゃった婚」商戦拡大…ドレス・保険も妊婦向け

そんな言葉で、若い人たちを煽らないで欲しいです。
最近、そのような現象が多いのは親戚・知人の結婚で
知っておりましたが、安易に考えなしで子供を持った
結果、別れるカップルが非常に多いんです!

それも今は若い男性が心身症になるケースが多くて
会社でまともに働けない結果、小さなお子さんがいても
どうして・・??って思うけれど離婚しています。ほとんど
の原因は男性が社会的に働くことができなくなっている
現象を身近でも感じております。両親の年賀状を先日も
見せてもらいましたが、知人の若い人達の7,80%が
別れているのを知るにつけ日本の将来を憂います。

どうぞこのような宣伝文句に乗せられずに、一人の
子供を育てる責任はすごく重いので、結婚して数年
してからでも決して遅くないのですので、いくら出産率
が低いからといって、無責任な甘言にはお気をつけ
くださいませね。

自分だけの人生ではなく、一生その子の面倒を
見る覚悟が出来た上でなければ、ドラマのような
お気楽な世界が現実にあるのではありませんから。。

いつになくキツイことを書いてしまいましたが、
堀江さんにしても、日本はこれでは本当に
衰退していきそうです・・・・(┰_┰)

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2006/01/17

「信長」 市川海老蔵主演 - 演劇鑑賞会No.1

 昨夜 (1/16)、市川海老蔵主演の

   
     『信長

   nobunaga

を会社から近い新橋演舞場で両親と待ち合わせて、
観て参りました。演劇は観覧料などで、気軽には
観に行けませんので、案内を出さなかったのですが、
このような生の素晴しい舞台を観てしまうと、また
お好きな方と行きたくなります。また演劇鑑賞会など
のご案内を出していきますので、よろしかったら
ご一緒くださいませ。

前置きが長くなりましたが、海老蔵の「信長」
本当、カッコよかったです!!私の両親が先に
二人でチケットを頼んでいたので、私の分は
後から頼むことになってしまったのですが、
私の席が一階の前から9列目で、海老蔵が
立つ正面に座ることができました。彼が時折
このポスターにあるように、大きな目をむき
出して正面をにらむような時があって、私と
目が合う (気がするだけ・・(^_^;)ので、もう

ハートを鷲掴みされます(^^♪

私は男性の価値は、常々、人への思いやりと
仕事への意欲、そして”眼力”と思っておりますが
海老蔵にはそれに信長のようなカリスマ性が生まれ
ながらに備わっていて、本当にこの配役にピッタリ
でした!!皆さんもおっしゃるように声がまた
いいですよね!!

舞台のセットも豪快ですが、音響とともに信長の
豪放さと華麗さが合っていて、素晴しかったです!
圧巻はチャンバラ・シーンですが、それはそれは
信長の立ち回りの艶やかさと切れ味で魅了され
ます!
父は「さすが、歌舞伎で鍛えているだけあるね~!」
と満足しているようでした。そのシーンも海老蔵が舞う
ように、刀捌きを扱うのですが、音楽も少しアップテンポ
に合わせるかのように、現代的な「信長」の見せ場でした。

その他の俳優さんたちも感情たっぷりと頑張って
演技をされていて、なんとなくミュージカル歌舞伎を
観ているような華やかさを感じました。外国の方たちも
このような舞台展開だと、日本の歴史的なことを分かり
やすくて楽しめるのではないか!と思いました。
今月の27日(金)の昼まで講演があります。三階席の
B席なら2520円でご覧になれますので、どなたかご一緒
してくだされば、もう一度位、こちらの席でも観覧して
みたくなるほど素晴しい舞台でした。

信長のようなカリスマ性のあるリーダーがこれからの
日本でも必要ですね!
7日に皆さんとご一緒に観た
「風と共に去りぬ」のスカーレットの強さにも通じるほど
「信長」の信念の強さに惹かれました。ただ、暴力が
正当かされることがいいことか・・・は、今のイラクの現状
を見ても分かることですが、この位の気概があるリーダー
が日本にもう一度、現れて欲しいですね!

観終わった観客の方々もみなさん高潮としたお顔を
され、「良かった、良かった!」と口々に楽しまれた
ように演舞場を後にされていました。

☆参考サイト様:

********        

これに気を良くして、また母がミュージカルの

  「
グランド・ホテル

を観に行きたい!と言い出しましたので、
23日(月)の夜、東京国際フォーラムCまで
観に行くことになりました。チケットも残り
少ないようですので、他にご一緒できる方
いらしたら、頼んでおきますのでご連絡
くださいませ。2回目の演劇鑑賞会にしたい、
と思っております。

やっぱり、生の役者の演技を目の前で観ると
すごいエネルギーを浴びる感じで、また絵画
と違って、生身の迫力を楽しめますね。
ただ、信長のような力強い舞台は珍しいかも
しれませんが・・・「信長」は本当にお勧めです!
皆様もぜひご覧になって下さいませ。

続きを読む "「信長」 市川海老蔵主演 - 演劇鑑賞会No.1"

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2006/01/15

「ベルト・モリゾ、キャスリン・アドラーのインタビュー」 - 絵画(映画)鑑賞会No.2

ベラスケス」に続き、谷学芸員さんからベルト・モリゾ
(1841~1895)とその頃の時代背景やパリの構造
についても簡単にご説明がありました。

モリゾは皆さんもご存知の通り、マネのモデルや
弟子となっていたり、マネの弟、ウジェーヌと結婚
して、印象派の画家として印象派展など積極的に
作品を描き通した素敵な女流画家ですね!

モリゾは、都市に対する郊外、自然に対する文化
の特権、女と男、など相対する事物に対しても人間
の日常生活の中にそれらを表現していたそうです。
そして、少年は描くけれども男性は彼女の絵には
決して登場させなかったということです。パッシーという
パリでも16区で生活する女性達の世界を主に描いた
とのご説明がありました。

それから、これからがちょっと難しいのですが、昔から
パリの街は城壁が巡らせていて、城壁の周りに水で
囲まれていた部分を埋めて並木の大通りにした通りを
ブールヴァール(boulevard)と呼ぶのですが、それを
ルイ14世(1638~1715年、在位1643~1715年)が造り、
その内側では裕福な生活をして外側には貧しい人たち
を住むような区分けをしていたそうです。ルイ16世の
時代になるともっと外側に城壁を作りましたが、ますます
財政が厳しくなり、フランス革命が勃発してその城壁も
取り壊されたということです。
ただ、この説明がきちんと聞けていないかもしれません
ので、もしお詳しい方がいらしたらお教えくださいませ。

ご参考サイト様: ぶらぶら猫のパリ散歩: パリの歴史

No.2 「ベルト・モリゾ、キャスリン・アドラーのインタビュー」 

私はこのタイトルからベルト・モリゾがアドラーさんから
インタビューされているのか、と想像しておりましが、
アドラーさん自身がモリゾについてインタビューを
受けているというビデオでしたので、少しがっかりとも
しましたが、(確かに当時はビデオなんてないかも
しれませんが。。) 中々、中身が濃かったのですが、
歴史的背景など少し難しくて、分かる範囲ですが、
書いて見たいと思います。

モリゾは、1860年~70年に多くのブルジョワ生活の
近代生活を描きました。1852年に、ロンドンを模倣した
パッシー地区に住みます。その当時は、女性が外出
する時は友人か母親か男性がそばにいなければ
できなかったので、主に室内で子供が遊んでいたり、
読書をしたり、訪問し合ったりと女性の娯楽などを通して、
女性が存在していることを描いている、とのことでした。

近代性とも関わりあい、印象派展へも画家としても
プロフェッショナルに作品を描いて出品しました。
その技法は、モダニズムと言ってもよく、線などより
色彩に重きを置いてのびのびと描いていました。
「乳母と女」という絵でも、世俗的な聖母子像とも
見えますが、乳母を雇えることやモリゾ自身が
ブルジョワでいられたことなどが絵を描き続け
られたことを示しています。

   morisot5
     《トロカデロから見たパリの眺め》
  
View of Paris from the Trocadero. 1872.
      Oil on canvas. The Santa Barbara Museum of Art,
      Santa Barbara, CA, USA.
      Olga's Gallery

上記の絵について、かなり詳しく述べていましたが
やっぱり、少し説明についていけてません。。。(/_ ;)
間に見える柵は、パリ(都市)と郊外、そして、女性と
都市との間の境として表しているといると述べていました。
モリゾはここで、近代性を捉えているそうです。

女性が黒い服を着て、都市である背景から背を
向けていることで、女性と都市というものがこの柵で、
分離されているということを言いたかったのでしょうか。。
フェミニズムの現れと言ってもいいかもしれません。
モリゾは、パッシーに住んでブルジョワ生活を楽しんで
女性達の実際の生活を絵にはしているけれどもその
女性達が本当は社会から遮断されている、ということを
この絵の中で、特に訴えたかったのかもしれませんね。

モリゾは印象派的な光溢れる色彩の中で、そのように
女性としての矛盾を訴えていたなんて、このビデオを
観なければ知りませんでしたが、自分の芸術の中で
それを表していたのは、とても正当でりっぱな行いだと
思います。

もっとフランスの歴史背景も勉強しなければ
スット分からないような濃い内容でした。自由な
思想がフランス革命を勃発したように、フランスと
言う国からはとても深い哲学を感じさせますね。
絵からいろいろなことが見えてきて本当に勉強に
なりました。

この後、2Fの画廊喫茶のような広々としたカフェ
で3人だけの優雅なお茶タイムを過ごしました。
本当にこの建物自体が文化カプセルのようで
絵を描きたくなる雰囲気が漂っています。とらさん
も素人の方が絵を持ってきているのを偶然、
観られたそうですが、大変上手な作品だったそうです。
松涛美術館の皆様、素敵な時間を過ごさせていただ
けました。 ありがとうございましたヾ(´ー`)ノ

    shoutoutea ケーキセット

この後、すごい雨の中、Bunkamuraへと向かいました。

☆ご参考サイト様: ベルト・モリゾ

            とらさんのHPNikkiさんのブログ

            拙記事 (ベラスケス (映画) 、
                  ポーラ美術館の印象派展

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ベラスケス - 絵画 (映画)鑑賞会 No.2

1月14日(土)の午後に本年度最初の「絵画&映画
鑑賞会
」を開催しました。とらさんNikkiさんが雨の中
ご一緒に参加してくださって、半日間、楽しいVisiting
Tourを過ごせました~♪

この3人は、「2005年の美術展ベスト10展でも、
ラ・トゥール展」をベスト1に選ぶほどちょっと
気が合うのか、3人だけでも何やかやお話も
弾んで、楽しい時間を過ごせました。ありがとう
ございます(*- -)(*_ _)

とらさんと二人で早めに会館に着いたので、
幻想のコレクション 芝川照吉」展をもう一度
一度目)鑑賞してきました。最初は、青木繁
ばかり興奮して観て参りましたが、二回目は
少し落ち着いて、坂本繁二郎の力強いデッサン力
や岸田劉生の静物で描かれたシェスのブルーの
布地など素晴しい作品が展示されていて、改めて
芝川氏のコレクションの質の高さに感じ入りました。

こちらの展覧会場はBunkamuraからまっすぐ坂を
上がり切る一歩手前の道を右手に入ります。
29日まで開催しておりますので、ぜひBunkamura
の「
ポーラ美術館の印象派コレクション展」をご覧
になるついでにでも足を伸ばしてくださいませ。
このような素晴しい作品が、300円のチケット代で
ご覧になることができます!!

午後2時に、美術映画会がありまして、
ベラスケス-素顔の宮廷画家」と「ベルト・モリゾ、
キャスリーン・アドラーのインタビュー
」を観て
参りました。映画と言いましても、日経映像VIDEO
の「
世界・美の旅シリーズ」からで会議室のような
所で、各30分のビデオを観たのですが、内容が
とてもよくて面白かったです!

ビデオが始まる前に、松涛美術館の谷学芸員さん
から、ざっとこの二人の作家について説明をして
下さり、それも貴重な情報となりまして、こちらも
無料でしたので、本当に区の美術館なのに
文化的で素晴しいです!!

長くなりますので、ベラスケスに関して、学芸員さん
のご解説と映画の内容を最初に書いて、モリゾはまた、
別に分けたいと思います。

ベラスケスは、スペインで17世紀に活躍したバロック派
の宮廷画家でした。その宮廷内の肖像画以外にも、体が
不自由な人の絵を描くことで、それまでのカトリック的な
聖人を描くのではなく、人間性を重んじた絵を何枚か
描いていることをご紹介してくださいました。

   vela07    

   《矯人セバスティアン・デ・モーラ》 
            1644年頃
 
         マドリッド・プラド美術館
        Arts at Dorian様 (図版

それは、同時代の他の画家も身体的に不自由でも
精神的に光を当てて描いていたようです。その一人
ロシアのレーピンも”せむし”と呼ばれているような
特定の人々を描いていたようです。


   Repin2
  『クールスク県の十字架行進』
  
   1881年
    トレチャコフ美術館蔵


 この絵も宗教的な行列を描いていますが、
  最前列にこじきやせむしといった最下層の
  人々がいて、後ろの方にお金持ちを持って
  きているとのことです。



No.1 「ベラスケス-素顔の宮廷画家」

ディエゴ・ベラスケス Diego Velazquezは、スペインが
その頃米国との交易などで冨を築いていた豊かな
時代に生まれました。興味深かったのは、1519年から
記録された教会の洗礼帳が残っていて、ベラスケスは
第5冊目に洗礼されたと記録され、現在は27冊目まで
代々、保管されているのが写されていました。

《バッコスの勝利(酔っ払いたち)》 1628年頃、に観られる
ように、真実をありのままに描く初期の作品からも天才
と呼ばれていました。しかし、ベラスケスが20歳頃には
スペインの経済もだんだん衰退してきてしまい、マドリッド
の王宮に入ることを目指し、フェリペ4世の時に、宮廷画家
としての地位を掴みました。その当時の宮廷画家という
のは、歴史的なことを記録して置くことも大切な仕事でした。

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マルガリータ王女
1659年 | 127×107cm |
油彩・画布 | ウィーン美術史美術館

お見合い写真のようにマルガリータの
肖像画を6点も描きました
。  

 

 

宮廷内にアトリエがあるとはいえ、宮廷の役人としての
責務もこなさなければならなかったので、好きな絵を
描くこともできずに作品数も晩年にかけて少なくなって
いったそうです。彼は画家としてはアマチュア画家で
あった、とまで述べていました。

それでも、イタリア旅行へ行ってから、レオナルドや
ミケランジェロなどの名画から遠近法などを学んで
それから、作品の表情が豊かになってきたそうです

  lasmeninas00
   「ラス・メニーナス(女官たち)」(1656)
       1656-57年 318×276cm | Oil on canvas |
       Museo del Prado, Madrid

   皇女マルゲリータを中心に、数人の女官たちを
   描いた名作です。左に自分の自画像を描いて
   胸にはスペインの歴史的な象徴である「紋章
   を描いています。これは、宮廷画家としても
   スペイン人としても誇りであることを示しています。

 宮廷画家というのも意外に自分の好きな絵が
  描けなかったことなど心情がわかるともうひとつ
  興味が湧かなかったバロック派の画家達にも少々、
  同情を交えて眺めてみたいと思いました。
  それにしても、精神的な人間性にもスポットを
 当てて描いた、というのも初めて知りましたので
  谷氏の解説に感謝申し上げます。

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2006/01/13

Le Parfum de la Rose - House of Shiseido II

endermin カタログから

少しストレス解消をしたくなって、
また (一回目House of Shiseido で開催中の

 「永遠なる薔薇 ― 石内 都の写真と共に」展

へ会社の帰りがけに寄りましたら、薔薇の香りと共に
薔薇のお写真を眺めていると、スーと気持ちが癒されて
きて、一時、優雅な気分も味わうことができ、会場を後に
するころにはすっかり元気が戻っていましたヾ(´ー`)ノ

今回は図録と下記の本を販売しているのを気がつきま
したので、2冊購入して参りました。とても素敵な内容
なので少し文章とお写真を引用させて頂きます。

         catalogue 《永遠なる薔薇》
                       石内都の写真と共に 


  perform 選び抜かれたビンテージ・オイル
                                  からつくられた深く澄んだ香り。
               - ローズルージュ・パルファム 2005年10月 -

    shirobara 西洋の天然の白薔薇による香水。
                                     モダンで洗練された濃密な薔薇の香り。
                                                           -白薔薇 1917年-    

                        shirorose

          shiseido_rose
         -オイデルミン  1897年-           -白薔薇 1917年-  

    book 薔薇のパルファム
                    蓬田 勝之 (著), 石内 都

  著者の蓬田 勝之氏は、 パフューマリー・ケミストで、世界で
初めて薔薇の香りを6タイプに分類した香料分析のエキスパート。
20年で約1000種の薔薇の香りを調査したそうです。薔薇の歴史
を追って、巻末の綴じ込みには《薔薇の香りの系譜図》がついて
いるので、どの薔薇から始まってどれと交配して、それが現代の
薔薇としてどのように生まれてきたかをその図と本文から参照
することができるので、とてもよく分かりやすいです。薔薇好きな方
なら一冊は手元において、どの薔薇はどのような成分があり、
それがどのような香りを放ち、それからどのような香水ができるか
を詳しく知ることが出来ますので、本当にお勧めです!!
石内 都氏の薔薇のお写真も最初に、沢山掲載されていますので、
本文に入るまでに薔薇の芳香を浴びるかのような気分に浸れます。

ここで、その蓬田氏が始めの章で書かれている人類と薔薇との
最初に出合いについて、歴史的に見ても興味深いので、本文から
ご紹介させていただきます。

 ☆薔薇の香りをかぐ女神☆

 薔薇と人間のただならぬ関係が始まったのは、
紀元前5000年ころのメソポタミア文明からだと
考えられる。メソポタミア文明はシュメール人が
作り上げたが、北部の山地に住んでいたアッカド人
によって統一国家が生まれ、バビロニア王国へと
続いていく。
 シュメールの英雄ギルガメッシュを描いた
『ギルガメッシュの叙情詩』は、紀元前2000年半ばに
バビロニアのメソポタミア統一を背景として、あちこちで
語られていたギルガメッシュを主人公とする逸話を
まとめたものである。シュメール人が発明したくさび形
文字を刻んだ粘土板は何枚も発明されているが、
その中の一枚であるK2252とナンバーが打たれた粘土板
の左上から5行目には、「薔薇は永遠の命・・・・」と記され
ている。

megami また、ギルガメッシュを誘惑する
官能的な女神、おそらくイシュタルでは
ないかと言われている女神の像がパリの
ルーブル美術館に所蔵されている。今では、
ただの石膏版にしか見えないが、もとは銀を
貼った豪華なものだったらしく、銀の微小片
が像の冠や右肩、右手、足に残っている。
 その女神は、右手に一輪の花を持ち、
恭しく左手を添えて花の香りを嗅いでいる。
そこで「花の香りを嗅ぐ女神」と名付けられた。
その花は薔薇だという。人類は4000年前
から薔薇の香りを祭祀や生活に取り入れてきた。
さらに、
『ギルガメッシュの叙情詩』と「花の香りをかぐ女神」
はほとんど同時代に作られたと考えられるので

女神が永遠の命である薔薇を嗅いでいる証拠になるという。

世の東西を問わず、宗教的な儀式には、荘厳な環境、
華麗な衣装、妙なる音楽、崇高な香りがかかせない。
また、多くのアニミズム (原始宗教)では、神と交信する
役割の女性が存在した。薔薇の香りを嗅ぐ女神も、神
との仲介をするために薔薇の香りで陶酔しているので
あろう。薔薇の香りを嗅ぐのは、祭儀的な意味を持つ
ポーズである。

 *古代人が嗅いだ薔薇はガリカ*

 「花の香りを嗅ぐ女神」が手に持つ薔薇は、ロサ・ガリカ
かロサ・ダマスセナであろう。香り成分は2つともほぼ同じ
成分組成である。香りには、生理的・心理的に働きかける
効果がある。
「花の香りを嗅ぐ女神」は特殊体質だったのではないだろうか。
ガリカやダマスセナの香りを嗅ぐと興奮し、神懸かりになり、
神と交信できる。。。イシュタルはその特殊体質によって高位
の巫女として君臨できたのではないだろうか。
そう思ってもう一度女神の像を見ると、大きく見開かれた目は、
”うっとり”と神の国を透視しているようにも見えるが、気持ちが
高揚しているようにも見える。
薔薇は、女性のイメージと深く結びついている。僕は、この
「花の香りを嗅ぐ女神」はビーナスの原型ではないかと
考えている。ローマ時代になると美と豊穣の女神
「アフロディーテ」に受け継がれ、女性の美の象徴として
「ビーナス」になっていったのではないだろうか。

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2006/01/12

2006年 絵画(聴講)鑑賞会 - No.2

ブリストン美術館 (東京八重洲口)において、

  ヨーロッパ絵画の黄金時代─
       レンブラントからバルビゾン派まで

2006年 1月28日(土)-2006年 2月18日(土) 全4回 

近年展示する機会の少なかった17-19世紀
ヨーロッパ絵画を展示しています。それらに関連した
土曜講座を開催するそうです。

特に、2006年 2月 4日(土)
    レンブラント、フェルメールの時代─
    オランダを訪ねて
    小林頼子 目白大学教授

詳しいことは、同館HPか私のHPまでご覧くださいませ。

聴講する方が多いと思いますので、早めに
聴講券を購入しておきたいと思います。
ご参加されたい方は、プロフィール内の
アドレスまでメールくださいませ。

 当日は、聴講後に午後4時30分より
「ギャラリー トー ク」にも参加する予定です。
展覧会場を 学芸員さんがご案内してくださる
そうです。取り急ぎ、ご案内いたしました。

今週の土曜日(14日)も渋谷辺りの美術館ツアーを
する予定です。どうぞ遠慮なくご連絡くださいませ。
よろしくお願いいたします。

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2006/01/09

PIZZA SALVATORE CUOMO

  娘と久しぶりにお休みが重なったので
  有楽町と東京駅周辺をデートして参り
  ました。

  まずは、銀座から東京駅に向かう途中に
  新しくできたTOKIA内のVIRONへ寄って
  パンをいくつか購入してきました。

  viron
        VIRON 丸の内店

   このまま縦長のお店でフランス的で内装も
    すごく素敵!渋谷のBunkamura前のVIRON
  にも良く行きますが、ここは新しくてきれいで
  パリに来た感じがします~♪

  それから、東京ステーション・ギャラリーで
  「
前川國男建築展」を見て参りました。

  hirosaki 《弘前市民会館》
                     1964

          gakushuin
         学習院大学/大教育内部
                    1960

   
   こちらの展覧会についてはまたレポートを
   書ければと思いますが、50年余りに亘る
   前川氏の多くの文化施設を描かれた
図面や
   模型を拝見して、ただ二人でその膨大で緻密
   な設計図を前に驚くばかりでした。
   それにしても、このギャラリーがあと2ヶ月弱で
   閉鎖されてしまうとは。。。とすごく感傷的な
   気分に陥りました。

  それから、JRで有楽町まで行きまして、
   娘が知っているイタリアンに連れて行って
   くれて、少し遅めのランチを取りました。

 PIZZA SALVATORE CUOMO銀座店」 

     steps
    階段からしておしゃれですね!

    salvatore
    *店内も落ち着いた雰囲気*

     さてさて、サラダのあとはバスタと
     PIZZAが登場します~(*'ー'*)♪

    pasta

    pizza

   パスタは魚介類が少し入っていたので
       味付けが濃い感じでしたが、ピザは釜で
       焼いただけ合って生地もすごく美味しく
       二人で奪うようにして食べてしまいました!
       トッピング・チーズはモッツアレの燻製でしたが、
       これにパンとお茶がついて、1200円でいいのかしら?
    と思ってしまうほどいい材料を使っていました。

    

続きを読む "PIZZA SALVATORE CUOMO"

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2006年 絵画(映画)鑑賞会 No.1

本年度、最初の絵画鑑賞会をしたいと思います。
今回は、池上先生はご多忙中につきご一緒でき
ないのですが、急なことで申し訳ないのですが
今週の14日(土)の午後に開催いたします。

詳しいことは、お知らせしてあるHPからご参照
くださいませ。本当に急なことなので、私一人で
行くつもりでしたが、せっかくですのでどなたか
ご一緒できればと思いまして書かせていただきます。

もし、ご参加可能であれば、プロフィール内のアドレス
かmixi経由でも構いませんので、ご連絡頂けますと
幸いです。当日はバタバタとしますので、なるべくですと
前日までにご連絡くださいますと助かります。

次の1,2,3のどれからでもご参加自由ですし、ご都合
のつく会場だけでもよろしいのですので、よろしくお願い
いたします。

日 時

 2006年1月14日(土) 

1.
絵画鑑賞

 渋谷区松涛美術館
 「幻想のコレクション 芝川照吉」300円(チケット代)
  青木繁、岸田劉生、藤井達吉、石井柏亭など 
   
           ご参照サイト: 「美術散歩」とらさん

2.美術
映画鑑賞

同館、午後2時より以下の映画が2点、上映されます。
       「
ベラスケス
        「
ベルト・モリゾ、キャスリン・アドラーの
      インタビュー」
      近代美術・実践と論争シリーズ  
                       

morizo002 ベルト・モリゾ 《自画像》

3.
絵画鑑賞

 
  Bunkamuraザ・ミュージアム
 
ポーラ美術館の印象派コレクション展
   作品のサイト
 午後4時15分位~
  チケット代 1300円

  人気の高いモネ、ルノワールをはじめとした
      印象派の巨匠たちを中心に80点(途中展示替えあり)
     の作品を紹介いたします。箱根にありながら、なかなか
     訪れる機会がなかった美術ファンには、東京で気軽に
     ポーラ美術館の名品を楽しめる絶好の展覧会です。
     印象派の巨匠たちを中心に80点(途中展示替えあり)
     の作品を紹介いたします。箱根にありながら、なかなか
     訪れる機会がなかった美術ファンには、東京で気軽に
     ポーラ美術館の名品を楽しめる絶好の展覧会です。           

 注:セザンヌの「アルルカン」やゴッホの
   「アザミ」などは2月1日からの展示です。

本当に急なことで、少人数になるかもしれませんが
初めての方もよろしかったら、ぜひいらしてくださいね(*'ー'*)♪

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2006/01/08

「風と共に去りぬ」 - 絵画(映画)鑑賞会 No.1

4510view003

昨日、いつも仲良くしていただいている
鑑賞会グループの方々、


池上先生とらさんはろるどさん
堀内さん、ミズシーさん、Takさん

の素敵な殿方達と新年早々、浮かれ気味で

    「風と共に去りぬ

 wind 米国公式サイトより(図版 

ル・テアトル銀座で見て参りました。
いや~、久しぶりに見るビィビィアン・りーに
クラーク・ゲーブルの惚れ惚れとするような
まさに絵になる男女の悲恋物語を当時の
南北戦争で揺れ動く米国内の政情も交えて
リーマスター版によってますます色鮮やかな
アトランタの風と共に強烈な名画を見ること
ができました!!もう映画っていうのはまさに
これが本物!!!というほど堪能しつくして
参りました。

大人の世界を覗きたくなる中学3年の頃、クラスでは、
名作本をみんなで回し読みするのがはやっていて
その中でもマーガレット・ミッチェル作「風と共に去りぬ」
の上・下巻を読んだ時の衝撃は忘れられません!!
あまりその頃は長編小説を長く読む習慣がありません
でしたが、本当に面白くて一気に上・下を読み通したことが
記憶に残っています。さすがに、「ボヴァリー夫人」は
先生に見つかって没収されたこともありましたが。。(^_^;)

間の休憩を30分挟んで、4時間のロングストリーですが
全然、長さを感じせず、ビィビィアン・リーの熱演に魅了
されっぱなしでした。初めて映画で見たのは高校生の
時でしたでしょうか。。そのとき、初めてカラー映画なるを
見たので、あの火薬庫が燃え上がる赤々としたシーンは
いつまでも私の心の底に焼きついておりました。

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2006/01/07

「永遠なる薔薇 ― 石内 都の写真と共に」展 - House of Shiseido

今春初の展覧会場は、薔薇の香りが濃厚な
House of Shiseido で開催中の

 「永遠なる薔薇 ― 石内 都の写真と共に」展

を観て参りました。

              entrance   
       
      エントランスもおしゃれ♪

   rose
     
  パンフレットもなんと美しいこと~~☆

    会社からも歩いて7,8分のところにある
      「House of Shiseido」はクリスマス・ツリーを
      観に行ったことがありましたが (一
昨年)、
    館内には入ったことはありませんでした。

      エントランスからしてとても素敵で、一階の
      会場に入った途端に薔薇のいい香りに包まれ
   幸せぇ~~な気分に浸ります。そこでは、大きく
   拡大した薔薇の写真が展示されていますが、
   2Fへ行きますと、今まで販売された薔薇の香水
     の瓶が展示してあり、ボタンを押すとそれぞれの
     香りを楽しめる薔薇好きにはたまらない展示構成
     となっています。

     pefume 
    
The Pharmaceutical lotion
               "Eudermine" 1897-1997


  Windflowers」の千露様も長くご愛用されている
  という上記、「
オイルデルミン」の化粧水は、
  素敵な薔薇の絵柄のパッケージですが、デザイン
  の基調にアール・ヌーヴォーやアール・デコで
  描かれている「香水 白ばら」に続き、ベージュ
  がかったピンク色の 「オールド・ローズ」から「香水 
  ホワイトローズ ナチュラル」が紹介されて、最後に
  「ローズ  ルージュ パルファム」が2005年末に
  発売されるまで、使用されている薔薇の写真と
  香水の瓶とパッケージに、その香りまで一つ一つ
  丁寧に展示されています。

 大きな薔薇の写真が優雅に美しく展示されて
  いて、会場内に溢れた薔薇の香りと共に、
  うっとりとした時間を過ごせました。

  アロマを習ってから、化粧水やジェルなどは
  オイル(精油)を使って、アロマオイルなどに
  調合して自分の肌に合うように作ってしまう
  ので、あまり市販の化粧水や乳液などは
  使わなくなってしまいましたが、たまには
  ロキシタンなど外国へ行ったときにまとめ
  買いをすると、やはり薔薇のパッケージが
  ついていると一番、優雅に思えてしまいます。

  ブルガリア産の薔薇からオイル成分を抽出する
  とのことで、ブルガリアで薔薇が山のように積ま
  れた前に少女が笑顔で薔薇の香りを楽しんで
  いるような写真があって、印象的でした(それは、
  今回の山内氏の作品ではないようでしたが・・)。

   modern 《Modern Colour
                                              Face Powder》

  無料で優雅なひと時を過ごせますので、午後7時まで
  開いているようですので、会社の帰りに間に合う方
   にはお勧めです。 会期は29日までです。

 ----------------------

  次回もKarakusaの模様が美しい展覧会
   があるようです!素敵ですね!!

 「KARAKUSAの森
      トード・ボーンチェ、唐草と出あう
       2/7-3/19        

    karakusa

☆ Lapis様の「薔薇」の記事には、薔薇のきれいな
     お写真と薔薇に関する素敵な詩が掲載されていて
     一時、現世を忘れるかのような甘美な世界を味わ
     えます。


☆ 2回目のレポートです。   

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2006/01/05

コレッジョ - 慈愛溢れる聖母子像

東京地方も大変寒くて、美術館などへの足が
遠のいてしまい、皆様より一歩遅れをとって
おります(^_^;) 最近は、「受胎告知」や「聖母子像」
に惹かれておりまして、昨年のクリスマスに
見つけたカードでコレッジョの「聖母子像」
 《
幼児イエスを礼拝する聖母》 を忘れられない
ものですから、今日は自分で勉強するためにも、
そのコレッジョについて書いてみたいと思います。

コレッジョ(Antonio Allegri da Correggio, 1489年頃 ~1534年)
は、ルネサンス期に活躍したイタリアの画家です。
レオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロという
偉大な3巨匠の才能を受け継ぎ、さらにそれらを発展させ、
成期ルネサンス期にパルマを中心に活躍し、その100年後
にルーベンスやカラヴァッジオなどが生み出すバロック絵画
にも影響を与えたそうです。

     correggio_madonna00 
     《聖母子と幼児聖ヨハネ》
   1516年頃
   (Madonna con il Bambino e san Giovannino)
    48×37cm | Oil on panel |
マドリッド, プラド美術館

  洞窟内で聖母マリアが慈しむように微笑む
    表情がとても人間的で柔らかい聖母子像
   で素晴しいです!洞窟の入口も幻想的で
    美しいですし、何よりもマリアの衣服のブルー
  が鮮やかですよすね~♪

 

   correg15      

  
聖カタリナの神秘の結婚と聖セバスティアヌス
   (Nozze mistiche di santa Caterina, con san Sebastiano)
   1526-1527年頃
   105×102cm | Oil on panel | ルーヴル美術館(パリ)

   

幼子イエスと聖カタリナの婚姻を祝福している
聖セバスティアヌスを描いていて、物語的意図を
示した作品だそうです。それぞれの顔が表情
豊かに描かれていて、ドラマチックでいて全体的
に柔らかな光が溢れていて、いいですね。

   kago 
       《キューピッドの教育》
        1528 

   The Education of Cupid (L'educazione di Amore)
    Oil on Canvas, 155 x 91.5cm
     National Gallery, London 
 

   もうなんともいえない・・優美ですね~♪
      女神ヴィーナス様はやはり官能の女王ですね!
     メルクリウスがキューピッドに愛のメッセージの
   内容を教えているそうです。本物を観たら
      どれだけ素晴しいのでしょうね~?

correg3

    パルマ大聖堂 「聖母被昇天」
                  1530

コレッジョはパルマ大聖堂の天井画を4年もの歳月
をかけ、直径11メートルという巨大な丸天井に
天井画を描いたそうです。
コレッジョは、教会の天井が天国へと繋がっている
ように幻想的な光景を描き出したそうです。
プラート展
でもリッピが描いていた「聖母被昇天」ですね。
空と雲の間から聖書に登場する人物が舞うようにして
聖母マリアを祝福しながら神の元へと見送っています。
すごいですね!コレッジョの画像を探していて、今日
初めてこの絵を観ましたが、途中、愛する妻を亡くして
悲しみにくれたコレッジョですが、4年の歳月をかけて
この素晴しい天井画を完成させた精神的な強靭な強さ
にも感激しました。

コレッジョは、「受胎告知」は描いていないようでしたが
聖母子像は何枚も美しい絵を描いているようですね。
そのほか、有名なダナエ(ユピテルの愛の物語) 、
レダ(ユピテルの愛の物語) 、イオ(ユピテルの愛の物語)
ガニュメデス(ユピテルの愛の物語) などの図版と解説
Salvastyle.comさんで見ることができます。

あまり日本では有名ではありませんが、ヨーロッパの
各地で人気が高いそうです。ただ、コレッジョの絵画は
まとまって所蔵されていなくて、各地の美術館に一点づつ
散らばっているために、中々、まとまった美術展も
開催されにくいとのことで、あまり画集も見ませんよね。。
また、西美で展覧会を開催して欲しいですね!!
本当に官能的で神秘的な美しさと特に、聖母マリアと
幼子イエスの慈愛溢れる世界に、どんどん惹かれてしまい
ます。

 

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2006/01/04

芸術新潮 - シチリアの秘密

本日から初出勤でしたが、まだお休みされて
いる方もいたり、暖房が中々、効かなくて
寒い一日でした。でも、帰省された方の
お土産話しを聞いたりしていると、お休み明けは
ちょっと楽しかったりします~♪

本日は、お休み中に購入した芸術新潮
ついてご紹介したいと思います。
この地中海ブルーの表紙につられて買われた
方もいらっしゃるかと思います。

  shincho 《芸術新潮》
                    1月号

シチリア島については、まずはマフィア!と思い浮かべて
しまいますが、この本を読んでから目から鱗が落ちたように
初めて知るシチリアの歴史と、その変遷から残されたそれ
ぞれの文化遺産の素晴しいこと! 地中海最大の島で自然
にも恵まれ、エトナ山という3,323mもある富士山クラスの山が
聳えていたなんてことも初めて知りましたw(゜o゜)w

そして、レオナルドの美術を知るにつれてもルネサンス期の
イタリアが戦乱の国であったこともそのとき、詳しく知りまし
たが、一見、平和に見える地中海の島にも古来より様々な
民族が交錯する地でもあったことをこの本で学びました。
日本では広島や長崎には原爆を落とされましたが、外から
攻められて内戦のようなことは経験していないので、戦争の
歴史を学んでいても、何か他人事でしたが、美術を通して
残された文化遺産などからその複雑で慟哭の戦いが
このシチリア島でもあったことを、自分の中で消化するように
理解できて良かったです。

写真家の広瀬達郎氏が撮影された素晴しいシチリアの
景色には、その都市の特徴がよく表れていて、本当に
この本は永久版となりそうです。これから、そのお写真を
拝借して何枚か、下記の解説者の方の概要の間に掲載
させて頂きました。

解説……陣内秀信[じんない・ひでのぶ 法政大学教授]

シチリアは地中海に浮かぶ宝島。古代ギリシャ・ローマから、
ビザンツ、イスラーム、ルネサンスにバロック、 果ては
アール・ヌーヴォーまで、古今東西の文化が乱反射する
この島をゆっくりとめぐれば、地中海世界のすべての美に
出会えます。初心者もリピーターも必携のシチリア虎の巻!

第1章 古代と住まう
タオルミーナ 海と山の絶景劇場
 ◆路地レストランにようこそ 他
   シラクーザ ギリシャ植民地の残照
 ◆劇場vs.神殿 石の競演を見よ 他

map

第2章 パレルモ百花繚乱
パレルモ 楽園都市の光と影
 ◆赤き円蓋のエキゾティシズム 他
  バゲリア 陽気な怪物たちの館
モンレアーレ ノルマン王の大聖堂を仰ぐ 
 

norman 王宮礼拝堂
                            1140年献堂

   交差部のドームと後陣の半ドームの双方に
     全能のキリストを描くカイロを中心とする
     ファーティマ朝のアラブ・イスラームの建築
     空間とビザンツの金地モザイクが融合した
  豪奢な礼拝堂。


 ◆アラブの骨、ビザンツの光 

mozaic 大聖堂
                         1176年寄進  
                   

アラブ・イスラームの建築とビザンツの
金地モザイク装飾が一体となった華々しく
荘厳な宗教空間。


州都ぶらぶら探検隊
エリチェ 岩山の上に3000年

erice

霧立ちのぼるこの崖っぷちに、かつて
女神の神殿があった。12-13世紀
には、ノルマンの城が建てられたが、
それも今は、つわものどもの夢の跡。


支配者の流れ:
シカニ族(紀元前10世紀・豊穣の女神)→
エリミ族(聖域を壁で囲む)→カルタゴ人
(アスタルテ女神/要塞)→ギリシャ人
(アフロディーナの神殿)→ローマ人
(ヴィーナスの神殿)→ローマ帝国
(313年・キリスト教)

神殿はローマ軍によって破壊されましたが、
前8~前6世紀にかけて全長700mに及ぶ
城壁が当時をしのぶように残っています。
このように古代都市の骨格が残っている所
はあまりないとのことです。先日、観にいき
ましたエトルリア展のエトルリア地域の城門や
城壁も有名ですが、それも前4世紀~前1世紀
に建てられ、エリチェに比べると新しいとのことです。
エリチェのトレードマークは、石畳で、格子状の
デザインの写真はすごく素敵です!!

私はこのエリチェに行って、女神を祭っていた跡や
城壁や石畳を観たいと強く思いました。

 

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2006/01/03

2005年 美術展 ベスト特集 - ラ・トゥール展を思い起こして

昨年末に、2005年 美術展 ベスト10
書いて見ましたら、下記の方々から同じ様な
リストが寄せられましたので、もう一度、
ご紹介したいと思います。順番は、掲載順に
並べてあります。

   とらさんのベスト10
  Juliaのベスト10
   ハミガキさんのベスト1
   Nikkiさんのベスト10
  Lysanderさんのベスト10 
 
Takさんのベスト10
  イッセーさんのベスト10
    DADAさんのベスト10
    Sayaさんのベスト3

    はろるどさんのベスト10
  Yukoさんのベスト4
    自由なランナーさんのベスト5
    アイレさんのベスト10
   Kenさんのベスト10

latour

 上記の内で、第一位に4人(自分を含む)の
  方が、ジョルジュ・ラ・トール展を選ばれました。
  私が一位に選んだのと同じ方がいらして
  嬉しかったので、それぞれの方の同展への
  記事をリンクを張り、少しだけ記事の内容を
  引用させていただきました
  (勝手にm(*- -*)mス・スイマセーン)。

   とらさん: ラ・トゥールの図版がきれいに
          掲載されていて、記事の最後に、
          「わが国では最初で、おそらく最後の
           ジョルジュ・ド・ラトゥール展。まさに
           至福の展覧会である。もう何もいう
          ことがない。」と感激されていました。

   Kenさん: Kenさんも待ちに待っていた展覧会
          だったそうで、沢山のラ・トゥールに
          関するリンク先を張られています。


   Nikkiさん: ラ・トゥールの作品の価値は、登場人物の
                     「表情」から来ているとのことで、
                     <<荒野の洗礼者ヨハネ>>について。。
         「ほとんど開いているどうか判らないほど
          の目をした洗礼者ヨハネの表情は
          優しげでありながら、どこか仏像の悟り
          の境地を示しているかのようでもあります。
          そこにはキリスト教の尊大さや威圧感は
          まったく感じられず、簡素であるとも言えます。」

   Julia:    やはり、<<荒野の洗礼者ヨハネ>>の前では
         暗いけれども神々しい光に吸い込まれそうに
        なり、一緒に観ていた何人かの人たちも同じ
        ように感極まって、絵と私たちの間に強い
        オーラが発せられるように感じ、魂が揺さぶら
                  れました。

       
  惜しくも第2位に選らんで下さった方です。

  Takさん: オフ会をして頂いて、ここでお知り合いになった
         方が今でも一番仲良くしていただいております。
        このオフ会に呼んでいただかなければ、
        ラ・トゥール展を観なかったかもしれませんので
        Takさんには本当に感謝しております。

  最後に、国立西洋美術館の主任研究官で、このラ・トゥール展
   を招聘されました高橋明也氏の
   
    
Message ラ・トゥール展企画者として

  から最後の部分を引用させていただきますので、次のページで
  ご覧くださいませ。(長文にて)

 私も大変感激した展覧会でしたので、改めてラ・トゥールに
  ついて皆さんの記事を含めて紹介させていただきました。
  また、今年もこのような素晴しい展覧会を観れるといいですね!
 
 

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2006/01/02

New Year's Card from Nice


    nice

 今日は、フランス語のイシャム先生が
  帰省先のニースより
 「新年おめでとう! Meillers Voeux 」
  カードを送ってくださいました。
  ニースには素敵な美術館があるから
  いつか訪ねてきてくださいね!という
  メッセージとともに~♪

 今年はもう少し本気でフランス語を
  勉強しようっと年頭で誓うのですが。。
  イシャム先生、今年もよろしくお願い
  します(*- -)(*_ _)  カード、嬉しかった
  です。Merci beaucoup!!

フランス政府観光局の南フランス情報サイト
  から下記の美術館を見つけました。

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1月に観に行きたい美術展

今年は元旦から少しお天気が悪くて寒いのですが
皆様のお正月はいかがお過ごしでしょうか?

今月の美術展情報をお知らせします~♪
大体、行きたい順番に列挙していこうと思います。

  • Specail Exhibition

    louvre_adoretion
  • The Metropolitan Museum of Art
    Fra Angelico
    October 26, 2005–January 29, 2006
    Robert Lehman Wing

    NYのMETでフラ・アンジェリコの展覧会が
    開催されています。
    絶対、行けないけど、観てみたいです!!

《Ange en adoration, tourné vers la droite》
© Musée du Louvre

        人気の高いモネ、ルノワールをはじめとした
           印象派の巨匠たちを中心に80点(途中展示替えあり)
           の作品を紹介いたします。箱根にありながら、なかなか
             訪れる機会がなかった美術ファンには、東京で気軽に
              ポーラ美術館の名品を楽しめる絶好の展覧会です。

      世界有数の日本美術収集家として知られる、
          メアリー・バーク夫人が半世紀にわたって収集
          した珠玉の日本美術コレクションがニューヨーク
          から「里帰り」しました。
     2000年に「夢の架け橋」と題し、ニューヨークの
          メトロポリタン美術館で開催されて好評を博した
         バーク・コレクションの展覧会今回は「日本の美 
         三千年の輝き」をテーマに岐阜、広島に引き続き
         東京で開催されます。

      
           ★記念講演会 「私とバーク・コレクション」
     時: 1月29日(日) 午後2時00分~
     会場: 東京都美術館 講堂
     講師: 村瀬実恵子/メトロポリタン美術館東洋部特別顧問 
     定員: 240名/入場無料(先着順)
     ※ 午後1時より整理券を配付予定

  • 前川國男建築展
    東京ステーション・ギャラリー
    12月23日(金)~3月5日(日)

   会期:(後期)2006年 1月 5日(木)~ 1月22日(日)
   休館日:毎週月曜日
        2006年1月9日(月・祝)は開館、
                  翌1月10日(火)は休館

  • 「印象派と20世紀の美術(常設展示) 」
    ブリヂストン美術館
    2005年10月15日(土)-2006年 3月26日(日)


       ブリヂストン美術館のコレクションの魅力と特色を
              わかりやすく紹介する展覧会です。近代絵画の
              基礎を築いたコローやマネ、またルノワールや
              モネなどの印象派や、セザンヌ、ゴーガンらの
              ポスト印象派の画家たち、そしてピカソやマティス、
              ルオーらの20世紀絵画・・・。さらに、本年安井曾太郎
              が亡くなって50年目をむかえるにあたり、石橋財団所蔵
              の安井作品をまとめて公開いたします。日本と西洋の
              近代絵画の見どころがいっぱいの展覧会です。
  • 幻想のコレクション-芝川照吉
     
    渋谷区松濤美術館
      2006年1月29日(日) まで
     
      また、青木繁の作品を観てみたいです。

     同館では、1月14日(土)午後2時より下記2つの
          美術映画が上映されるそうです。
         
           「ベラスケス」
            「ベルト・モリゾ、キャスリン・アドラーの
      インタビュー」近代美術・実践と論争シリーズ

☆追記: 「Kenの我楽多館」のKen様からコメントを頂きまして、
      美術展ではありませんが、アインシュタイン展を
      開催しているとの情報を頂けました。Kenさん、
      教えて頂いて有難うございます。私も行ってみます!

      
特別展 アインシュタイン 日本見聞録
       ~2006年2月26日まで
      相田みつを美術館第2ホール

     
    
          

  では、今年もアートで美容と健康を兼ねて知性も向上
    できるよう美術館へ足を運びましょうね~(=^ー^)☆

   

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2006/01/01

明けましておめでとうございます

                 
 2006年 新年明けまして
      おめでとうございます♪

   tea_rose
        tea roses 
            at Aoyama Flower Market
                           taken by Julia
         


   
新しい年の幕開けです。
     またブログでご一緒にアートを
       語り合えたらと思います~ヾ(´ー`)ノ

    皆様にとりましてもこの一年が素晴しい年
    になりますよう心よりお祈りしております。
        
                   
 - Julia -

       

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