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2005/12/04

ミラノ展 - 池先生鑑賞会 No.5

池上先生ご引率の鑑賞会で5回目の

 「ミラノ展 - 都市の芸術と歴史

  chirashi

を千葉市美術館まで観にいって参りました。
先生の鑑賞会で今まで、雨の日はなくて
良かったのですが、本日は生憎の雨で
寒かったのですが、レオナルドの本物の絵が
観られるとあって、朝から恋人に合えるがごとく
気持ちが沸き立ち、千葉へと向かいました。
本日が最終日なのに、雨のためかそれほど
混んでいなくて良かったです。

  
     chiba 千葉市美術館入口
 
毎回、新しい美術館へ行くのはちょっとドキドキしますが、
この看板が入口に見えた時には一段と嬉しく思えました。
本日は、池上先生ご夫妻と奥様の弟様、と池上先生
のボローニャ留学先でも仲が良かったという声楽家
(テノール歌手)のご夫妻様とTak様ご夫妻ととらさんと
はろるどさんにmixiで以前、
マティスの複製画を送って
下さったぴく太さんがご一緒で賑やかなパーティとなり
ました。

         

 学芸員の伊藤しおり様もご一緒に同行して下さい
  ました。思ったよりも展示品が多くて、さすがに先生は、
  イタリア芸術のご専門の研究家でいらっしゃるので
  細かく特徴だった絵画や展示品などを詳しくご解説
  して下さって本当にありがとうございました。

  ★展覧会の構成は以下のとおりです。
 1 ローマ帝国と中世
 2 ヴィスコンティ家の支配とドゥオーモの建設
 3 スフォルツァ家とレオナルド
 4 盛期ルネサンス
 5 バロック
 6 スカラ座と19世紀のミラノ
 7 20世紀 

  まずは、ミラノという国を先生が概略を説明して
  下さいましたが、大阪で開催された時の
   「
ART SCENE ミラノ展」から引用させて頂きます。

 はじめケルト人が定住し、紀元前3世紀には
古代ローマ人が 住むようになったミラノは、
紀元286年ローマ帝国の西方を 統治していた
皇帝マクシミアヌスの居住地に選ばれ、歴史の
表舞台に登場する。313年、コンスタンティヌス帝が
キリスト教を公認するミラノ勅令を公布、374年には
今日でもミラノを語る上で 欠くことのできない
聖アンブロシウスがミラノ司教に選ばれた。
この時期のミラノの芸術活動をリードしたのが、
ローマ皇帝の高尚で洗練された趣味とアンブロシウス
を中心とした初期キリスト教美術である。
 

実はメモも書いたのですが、図録と照らし合わせて書こうと
思っていたら、図録が売り切れ!という悲劇であまり自信が
ありません。ですので、本日は、やはり一番、心に残った
レオナルドの作品のみ書いて、他の作品は後日ということ
で申し訳ありません。それにしても、もっと用意して欲しかった
ですね~~~(≧ヘ≦)

     leda
   「レダの頭部」1511~1519年
   赤チョーク、赤色の地塗りを施した紙 20×15.7cm
   スフォルツァ城市立博物館、素描室
   Leonardo da Vinci/Testa di Leda

    leda_swan
         メルツィ 模写

  やっぱり、レオナルドの描いた素描は美しかった!
  レオナルドの弟子の手も入っていて、もしかしたら
  本物ではないかもしれないと、他のご専門家が
  話していたとのことですが、私はこの巻き毛の
  描き方は、レスター手稿で観た時のあの水流と
  同じだと直感!しました。美しいレオナルドの素描を
  観れたことは、その他の作品の印象が霞んでしまう
  ほど、やはり衝撃的でした!
 レオナルドが描いた《レダと白鳥》の実物はないそう
  ですが、上記、レオナルドの一番弟子のメルツィが
  模写した作品が一番、オリジナルに近くて質が高い
  でしょう、と先生はおっしゃられていました。

 もう一枚の《キリストの頭部》は多分・・違うかも
  しれません。それは素人の私でもなんとなく分かって
  しまいました。。

  昨日もイタリア文化に触れて、本日もミラノの作品を
  多数観ることができて、これはやっぱり一度はイタリア
  へ行ってきなさい~!って言うことでしょうかしら~?

 興味深かった点は、初期の頃の作品はフランスの
  影響が大きく、フランスの彫刻家を沢山ミラノに
  呼んで指導を受けたので、フランス的な彫刻や絵画
  が多く残されているとのことでした。

  あとは、お茶の席で声楽のご専門家がオペラについて
  歌い方の流派などがあり、テキストに気持ちを込めて
  歌い上げるヨーロッパ風の歌い方とメロディアスを重視
  するアメリカ風の歌い方などの違いも話して下さって、
  すごく文化的にも盛り上がる会話になり楽しかったです。
 
  それと、小学館から2007年に西洋画家を12人選んで、
  画集を出版するようですが、レオナルド・ダ・ヴィンチ
  もその中の一人で、先生がご執筆を担当されるとの
  ことです。12人の画家に新しくモリゾが入ったそうで
  セザンヌが入らなかったようです。ここ10年間ほど
  画集は出版されていないので、久々ということです。
 
  その他、いくつか後日、書けたらと思いますが、Takさん
  が
レポをもうアップされていますので、ご覧下さいませ。
  とらさんももう
HPへアップされています!!

   hajimekun 
    先生がご子息をご覧になる眼差しは
    どの名画を観るときよりも愛しそうです~♡

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池上先生鑑賞会」カテゴリの記事

コメント

専門家と鑑賞する機会に恵まれているJuliaさんはお幸せですね!
うらやましい事です。
しかしこうやって見ていると日本はかなり世界銃の作品の展覧会が次々と開催されて凄いですね。
それが成り立つと言うのが又凄い。

投稿: seedsbook | 2005/12/06 16:06

seedsbookさん

こんばんは!

専門家と鑑賞する機会に恵まれているJuliaさんはお幸せですね!

 本当に私は今年は奇跡が起こったとしか思えないほど素晴らしい方々と次々にお会いすることが出来て幸せです。

seedsbookさんにもいつも暖かいコメントを頂いてありがとうございます。seedbookさんも日本に帰国されたら、ぜひ鑑賞会にご参加くださいませね!その時は先生と飲み会などいろいろと企画して楽しく過ごしましょう(^_-)-☆

 それにしてもヨーロッパは大寒波でしょうか・・どうぞお気をつけて。。

投稿: Julia | 2005/12/06 22:00

先日はありがとうございました!
皆さん、大変お詳しいうえに、勉強熱心な方ばかりで自分の知識の浅さをただ恥じ入るばかりでした…(^^ゞ

イタリア!私も行ったことがないので、行ってみたいです~~。

12人の巨匠の画集、楽しみですね。ウォーホールの件ではちょっと肩身の狭い思いをしてしまいましたが(笑)。(ところで、出版社は「小学館」とおっしゃっていたように記憶しています)

投稿: ぴく太 | 2005/12/07 00:05

ぴく太さん

先日はお車で雨の中、迷いながらよくいらしてくださいました。ぴく太さんにお会いできて嬉しかったです。

>出版社は「小学館」とおっしゃっていたように記憶しています)

小学館でしたかぁ~~(^_^; すいません。すぐに修正いたしました(*- -)(*_ _)ペコリ

>ウォーホールの件ではちょっと肩身の狭い思いをしてしまいましたが(笑)。

  いえいえ、彼も現代アーティストの巨匠ですからねぇ~!私も一時期、はまりましたよ。
シルクスクリーンの持つ独特な色彩の美しさに仲間同士で惹かれあっていました。

 また、来年でもよろしかったら鑑賞会にご参加くださいませ。お待ちしております。

投稿: Julia | 2005/12/07 08:01

こんばんは。
TBありがとうございました。

今日、イタリア文化会館行ってきました。
現代美術も展示してありましたよ。
カーテンの奥の方に・・・

投稿: Tak | 2005/12/07 21:42

Takさん

コメント&TBをありがとうございました。

Σ('◇'*)エェッ 現代美術展、ご覧になったのですかぁ~~!!
まぁ~羨ましいです(o^∇^o)ノ

なんか、観れる人と観れない人がいるのはどうにも選ばれているのか知らん??本当に謎めいた会場ですね!?

投稿: Julia | 2005/12/08 00:04

juliaさん、こんばんは。
今更ながら、この鑑賞会の拙い感想をアップしました。
先生のわかりやすいご解説と、
皆さんの鋭いご視点がとてもためになる会でした。

レダは良かったですよね。
髪の毛もそうですが、あの顔の表情、そして陰影。
それは素晴らしいと思います。

TBさせていただきました。

投稿: はろるど | 2005/12/09 23:04

はろるどさん

コメント&TBをありがとうございます。

はろるどさんの頭脳はこのアートブログ仲間ではピカイチ☆ですが、今回も同じ鑑賞会に同行して、どうしてこう記憶力が違うのか、すご過ぎです!!

私はとにかく、「レダ」のみ強烈な電撃を浴びてしまったのでちょっと他が疎かになってしまい申し訳ありません(*- -)(*_ _)

でも、はろるどさんのようなスーパーな記憶力のお陰で、図録がなくても十分にそれぞれの作品が蘇ってきて楽しめました。本当にすごいレポートで感服いたしましたヾ(´ー`)ノ

それから、お写真を送りたいので、いつかお暇な時にでもメールアドレスをmixiの方でも送ってくださいね~(^_-)-☆

投稿: Julia | 2005/12/10 00:13

TBさせていただきました。

レダの頭部は、小さなものですが質は高かったですねー

いつもありがとうございます。

投稿: ike | 2005/12/10 20:58

先生、

その節は本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

メモは沢山取りましたが、いざブログに書こうとしたら、どうも正確性に欠きそうなので(図録なしだど。。)、レダ以外は書けませんでした。

でも、ミラノという都市がイタリアでどのような位置関係にあり、フランス諸国との関係が篤かったことなど大変勉強になりました。

レオナルドの活躍したミラノですものね!一度は訪れてみたいです!TBもありがとうございました。

投稿: Julia | 2005/12/10 21:56

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