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2005/11/04

「人間 ダ・ヴィンチ」 - 池上先生 毎日新聞連載 Ⅶ - No.13

pushikin

今日は「文化の日」でしたが、皆様はどちらか
展覧会などにお出かけになりましたでしょうか?
私は以前から楽しみにしておりました

  「プーシキン美術館展

を観て参りました。もうかなり混んでいると、
Takさんのブログでもレポートされていますので、
午前中(11時頃)に着いたのですが、それでもすごく
混んでいて・・・途中で気分が悪くなるほどでした。
ですが、それはそれは素晴らしい作品が多くて
印象派の黄金期というのでしょうか。。どれも
これも輝き渡っている作品ばかりで、また会期中
足を運ばなければ!と思っています。また感想文
は後ほど書きます。(沢山溜まってますが(^_^; )

~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~・~~

さて、いよいよ池上先生の毎日新聞(朝刊)連載は
今回で最終回となりました。こちらの掲載分だけ
新聞を入手できなかったのですが、本日、上記の

東京都美術館の図書室で、新聞の切り抜きファイル
を見せていただきました。このような公式な図書室で
先生の記事を拝見するのも嬉しいものですね~ヾ(´ー`)ノ

1) 自然に囲まれて 10/12
2) 母への想い 10/18
3) 早咲きの才能 10/20 

4) 精神的な愛 10/22  
5) 戦争での矛盾 10/25
6) 真の自由人 10/26
7) 不運の画家 10/27 New!

7) 不運の画家 10/27

   レオナルドは元より完成作が少ない画家
    ですが、代表作となるはずの大作が不運
    に見舞われて、寡作に拍車をかけました。
    一つは、ミラノで手がけた史上最大の
    騎馬像で、仏軍の侵攻により鋳造用の
   青銅が大砲へと転用され、巨大な模型も
    仏兵に破壊されました。
     もう一つは、ミケランジェロと競作した
    フィレンチェの大壁画です。世紀の対決と
    なるはずでしたが、レオナルドの実験的
    過ぎる技法の欠陥や政治的理由により
    両者とも未完のままで終わりました。
     ラファエロを加えた3人の巨匠がそろって
    ローマに滞在した時期もありますが、
    レオナルドだけが大作をものにする機会
    に恵まれませんでした。彼は失意のうちに
    イタリアを去り、彼を始めて画家として
    雇った仏王の宮廷で静かに死を迎えました。

   先生の講演会ではこれの100倍以上ももっと
   詳しいお話を拝聴できたので、本当はもっと
   大きな紙面で掲載して欲しかったのですが、
   これで今回は終了となってしまいました。

   レオナルドの生い立ちから戦争兵器のデザイナー
   として当時の戦国時代にそれぞれの仕官に従事し、
   数々の科学的、天文学的、医学的なノートも検証
  して残しましたが、先生がおっしゃるように戦国時代
   だったために、彼の生涯に渡って本来の芸術に
   没頭することができにくかったのかもしれませんね。
   初めて画家として正式に招かれたのがフランスだった
   なんて、不運のようですが、彼自身はどう思って
   いたのでしょうか? 「徒然なるままに」のak96様が
   「
アンボワーズは、ダ・ヴィンチ終焉の地」のページ
   に詳しくレオナルドについて最後の状況が書かれて
   います。

     monalisa 《モナ・リザ》 ルーヴル

   
大作こそ残せませんでしたが、モナリザのハミガキ
    さんが書かれているように、ルーヴルの「モナリザ」は
    鑑賞者が写真の撮影をするのを一時期、禁止されるほど
    混雑がひどいようですから、それほどまで皆を熱狂させる
    彼の絵画には、人間と自然への飽くなき探究心を、最終的
    に幻想的な背景に浮かぶ女性の優雅な微笑みで表現し、
    それが普遍的な幸福感で私達を包んでくれているのかも?
    しれませんね。

  最後に、騎馬像の素描を「レオナルド・ダ・ヴィンチ
    ブルーノ・サンティ著/片
桐頼継訳 から図版をこちら
    にも掲載させて頂きます。

   kibazo_winzer

    《トリヴルツィオ記念騎馬像のための習作》
                               ウィンザー、王立図書館

   *最初、先生の書かれた記事の騎馬像が上記の
        「トリヴィルツィオ記念騎馬像」かと思ってしまい
        ましたが、先生から下記の通り、ご指摘を受け
        ましたので、最初に造ろうとした
        「スフォルツァ騎馬像」の画像もメッセージの下に
        掲載させて頂きます。

*池上先生
最初に作ろうとしたスフォルツァ騎馬像と、
トリブルツィオ騎馬像とは似て非なる別物です。
スフォルツァ家が支配していたミラノを占領した
のがフランス軍なのですが、その指揮をしていた
のがトリブルツィオ元帥でした(この人、なんと
イタリア人です。乱世の非情さを感じさせますね)
で、レオナルドの騎馬像計画を知っていたので、
それなら自分のを作ってよ、と持ちかけたのが
彼だったというわけです。自分達の軍が模型まで
壊しておきながら図々しい、と思ってしまいます。
面白いですね。

    franchesco
      
       《フランチェスコ・スフォルツァ記念騎馬像の
                  ための習作》 ウィンザー、王立図書館

    scarcuo 
     レオナルド・ダ・ヴィンチ》 図版
                          アレッサンドロ・ヴェッツォシ
                        高階 秀爾(翻訳)
 

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レオナルド・ダ・ヴィンチ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!申請書類が終わって久々に見てまわっています。

また細かいこと言って申し訳ないのですが、最初に作ろうとしたスフォルツァ騎馬像と、トリブルツィオ騎馬像とは似て非なる別物です。
スフォルツァ家が支配していたミラノを占領したのがフランス軍なのですが、その指揮をしていたのがトリブルツィオ元帥でした(この人、なんとイタリア人です。乱世の非情さを感じさせますね)
で、レオナルドの騎馬像計画を知っていたので、それなら自分のを作ってよ、と持ちかけたのが彼だったというわけです。自分達の軍が模型まで壊しておきながら図々しい、と思ってしまいます。面白いですね。

投稿: ike | 2005/11/04 01:28

池先生、

素晴らしいコメントをありがとうございます!
そう~なんですね~!
いや~両方とも同じような末路かと思っていたのですが、そのような詳しい事情があったのですね。勉強になりました。

また、バンバンこれからもご指摘くださいませね。よろしくお願いいたします。

投稿: Julia | 2005/11/04 01:42

はじめまして。
プーシキン美術館展、相当好評のようですね。
美術や芸術は昔から好きなんですが、
趣味が中世以前に偏っていて(笑)
ルネサンスとか近代の西洋画にはうといもので、
こちらで勉強させていただきます♪

投稿: gem | 2005/11/05 12:12

Juliaさんご紹介ありがとうございます^^
あんな、たいした考察もない文章に、ちょっと照れますですが・・・。

ダヴィンチコードブームなどでまた一段と加熱しているのでしょうか?
モナリザの微笑みもちょっと困惑してるようにみえたりして。

投稿: hamigaki | 2005/11/05 14:06

gemさん

コメントありがとうございます。

絵のお好きな方にいらしていただいて、またどうぞ何かお気づきの点や感想など書いていただけると嬉しいです。

>ルネサンスとか近代の西洋画にはうといもので、こちらで勉強させていただきます♪

  こちらこそ、本当に好きで適当に書いているので、いつもお世話になっています池上先生よりチェックをしていただいております。
  まだまだ勉強中で、それも楽しくて毎日、新しいことばかりで興味はつきません。

 どうぞまたいらしてくださいませね~(^_-)-☆

投稿: Julia | 2005/11/05 18:49

ハミちゃん

コメントありがとうございます!

>ダヴィンチコードブームなどでまた一段と加熱しているのでしょうか?
モナリザの微笑みもちょっと困惑してるようにみえたりして。

 ・(*"ー"*)フフッ♪ホントにモナリザさんも毎日、いったい何千人(万人?)の人たちに観られるのでしょうかねぇ~?「ダ・ヴィンチ・コード」やその映画が制作されているなどで、ますます美術界のスパー・スターになっていらっしゃるようですね!

 ハミちゃんのブログ名もモナリザって付いているからやっぱり、それだけ絵画の中では頂点として君臨しているのかもしれませんね!

投稿: Julia | 2005/11/05 19:12

鑑賞会ありがとうございました。拙速の「追記」をHPに書きました。
http://cardiacsurgery.hp.infoseek.co.jp/Children051.htm#051112

投稿: とら | 2005/11/12 19:51

とらさん、

早速、追記されたとのこと、ご連絡をありがとうございます、

今日は最後のお茶会は少々、お寒かったですが、なんだか高揚とした気分でとても楽しかったです(o^∇^o)ノ

とらさんもどうぞお風邪を召しませぬようお気をつけ下さいませ。また、鑑賞会も続々と続きますので、私のHPでご確認されて、ぜひまたご参加くださいませね(^_-)-☆

奥様のお茶会はいかがでしたか?

投稿: Julia | 2005/11/12 20:21

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