池上先生 - 毎日新聞連載I No.8
いつも美術情報では大変、貴重な情報を
教えて頂いていおります池上先生が、また
新に毎日新聞(朝刊版)で
「人間ダ・ヴィンチ」
と題して、全7回シリーズで朝刊に掲載
されることとなったそうです。素晴らしい
ご活躍ですね!
第一回目の記事をこちらでもご紹介させて
いただきます。
No.1 記事から (2005/10/12)
レオナルドはフィレンツェ近郊のヴィンチ村でいわゆる
私生児として生まれました。1452年4月15日の深夜のことでした。
生家は代々公証人を生業としていた家柄で、そこの
小作農家の娘だったと見られる母親は、出産後に他家に嫁いて
いきました。レオナルドは初孫として、祖父に特にかわいがられた
ようです。当時の私生児は暗いイメージもなく、幸せな少年期を
送ったようです。
ヴィンチ村は今でも、豊かな自然に囲まれた穏やかな
場所です。正摘でないレオナルドは公証人にはならず、当時の
教養人の必須であったラテン語なども学びませんでした。その
代わりに少年レオナルドは、きっと日が暮れるまで野山を走り
回り、その後の自然への尽きることない興味や鋭い観察眼、
想像力などを鍛えていったのでしょう。
- ダ・ヴィンチ村の正家です -
図版:
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
ブルーノ・サンティ著
片桐頼継 訳
今回の展覧会、森アーツギャラリーにおいて、
『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』
直筆ノート「レスター手稿」初公開
を観るに当っては、池上先生のblogや上記の新聞記事を
ご覧になっていくとレオナルド直筆のノートを観た時の
感慨が大きく変わると思います。こちらでも先生の新聞
記事を概略だけでも追って行きたいと思いますので、
レオナルドの生い立ちが大変、興味深いこともありますが
これから先、フィレンチェでヴェロッキオの工房で修行し
独立してから戦国時代を武器設計技師としても活躍して
生き抜いていき、最後はフランスで没したレオナルドの
一生を先生のガイドでお楽しみ頂ける事と思います。
本日は、プラート至宝の美術展で先生の鑑賞会があり
ブログの関係者にお会いできるのも楽しみにしております!
私達のような素人美術愛好家でも大事にしてくださる
先生のような存在は、きっと日本の美術界へも将来、
大きな貢献として残ることでしょう。もちろん、世界的にも
どんどん知名度が高まる事と思います。また、感想文を
お楽しみに。。。
「ヴィンチ村」レオナルドの故郷
レオナルドが大自然と戯れた村
図版
ルネッサンス街道への道
| 固定リンク
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」カテゴリの記事
- 「特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ25の秘密~」@日比谷公園(2010.12.08)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」by BS朝日 地球伝説(2009.12.23)
- 『レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明』 解説者:池上英洋 新刊お知らせ!(2008.09.27)
- 「テレビでイタリア語」NHK6月号 「誰が万能の人を育てたか Vinci」 池上先生ご寄稿(2008.05.20)
- 池上先生ご講演:二紀展・美術講演会(国立新美術館)10/20(土)(2007.10.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
なく先生とかを出産しなかったよ。
投稿: BlogPetのJenny | 2005/10/15 16:49
またまたありがとうございます。
Juliaさんのおかげで楽しい見学会となりました。ありがとうございました。
その後のお茶の時間では学生さんのパワーに圧倒されっぱなしでした(笑
投稿: ike | 2005/10/16 21:02
池先生、
昨日の鑑賞会について先ほどアップいたしました。本当に何から何までお世話になりありがとうございました。
気がついた点はまたお知らせくださいませ。
家の娘も普通に大学へ行って、昨日お会いしたようなお嬢さん方のように育って欲しかったのですが。。。どうももっとパワーがありすぎて体力の世界へ入っています(^_^;
でも、若い女性達がいるだけでなんともいえない華やかさがありますねぇ~ヾ(´ー`)ノ
先生がお若くてエネルギッシュなのがこれで分かりました。な~んて、でも生徒さんたちにも慕われている先生は素晴らしいです!!
また、モロー展でもよろしくおねがいします。
投稿: Julia | 2005/10/16 23:44