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2005/10/23

人間と地球の構造 - レオナルド No.10

    fukei
         《受胎告知》 部分

あまりテレビを見ない方ですが、今朝の11時頃
テレビをたまたま付けて見ていたら、なんと
レオナルド・ダ・ヴィンチの特集のような美術番組
を放映していて、これはメモだわ!!とチラシの
裏などに早速、書き込んでみました。

家のマンションは、地域の衛星放送に入っている
らしくて、たまにCNNとか映画や外国のCMが
流れる時があってラッキー!なのですが、多分、
今日も見えない縁(といい方に勝手に解釈している)
で、レオナルドの番組を見ることができて幸せでした。

出演者はレオナルドの研究者である学習院大学の
名誉教授、裾分一弘氏で、レオナルドについて
「レスター手稿では、特に水について多く記述して
いて、河川の障害物によって生物のように水の
流れが変化する様子を詳しく述べている。」と
話されていました。

先日の、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」の図録を
引っ張り出して見て見ますと・・・

 ~水力学~ 第14私葉表 26の事例

   water 
 いろいろな障害物を立てて、水の変化を詳しく
  説明しているようです。

   ~水力学~ 第34私葉表
    suirikigaku
   一滴の水滴の重力や水の流れ方を
       それぞれの流れ落ちる幅によって説明
       しています。一本一本の細い線が人物画
       で描かれている巻き毛の美しさを思い出す
       ほど綺麗でした!

 上記の教授によると、このように水を研究
  していたのは、レオナルドがミラノに住んで
  いた当時、ミラノの拡張計画が持ち上がり、
  運河を造って物資を運搬したり、下水を流す
  水路を造るなど、今で言うインフラだと思いますが、
  その整備をするための都市プランがあったそうです。
  そこで、レオナルドはこのような細かいノートを取って
  自問自答のように水の流れの重要性を研究したり、
  1500年頃からペストが流行したのも水が淀んで
  いたために細菌が繁殖するので水の流れを速くした
  ほうがよいなど、都市プランナー的な構想を練って
  いたそうです。ですので、レスター手稿は、水の研究
  について大部分、占められていることになります。
  しかし、この構想も当時の土木的技術が付いていけず、
  実地には至らなかったそうですが、そのレオナルドの
  考察した当時の仮説というのが、次の《モナリザ》や
  《聖アンナと聖母子》の背景にしっかりと反映されて
  います。


  mona_liza mona
      
  レオナルドの思想の根幹がこの背景にも現れていて
   高い山々、険しい渓谷、複雑な河川など自然が1つの
   生物のように有機的に関係し合っているようで、単なる
   背景ではないと、上記の名誉教授は述べていました。
 
   そして、レオナルドの上記の水の仮説にもあるように、
   水の存在は、人間であれば血が必要なように、地球に
   も水がかかせないこともこの背景から、大地と水と岩は
   人間であれば、骨と血液と肉に相当し、人間と大地は
  同じ生命体である、と解説されていました。

   gannkutsu 《岩窟の聖母》 部分
                ロンドン・ナショナル・ギャラリー

 もう一人お名前がはっきりとしないで申し訳ないの
   ですが、東大の科学者の方が解説されていましたが、
  「レオナルドが述べている地球の水の循環については
   誤った考察をしていて、人間と地球とは同じ構造では
   ありません。しかし、地球は水の惑星であることや
   人間も血液である水が必要であるというような当時の
   同一論は、科学の発達でその後、否定され、部分部分に
   ついては詳しく研究されてきましたが、20世紀に入ってから、
   科学的に見ても、人間と地球は同じような構造を持っている
   という新たな見直しがされるようになってきました。そして、
   レオナルドが描いた人体の解剖図は後に、科学の先駆け
   にも繋がることになりますが、多くの手稿が一般に公開
   されるのも300年後の時が立ってからとなってしまったので、
   もっと早く公開されていれば、科学の歴史は変わって
   いたことでしょう。」と貴重な科学的なご意見を拝聴することが
   できました。

 確かに、その当時の科学的な技術では到底、正確に
  水のしくみを把握することはレオナルドでも完璧には
  行かなかったようですが、地球と人間とは同じ自然の
  流れを持つ生命体である、 という根幹は突いていた
  ので素晴らしいですよね!

 私もアロマで勉強して驚いたことがあるのですが、
  人間の細胞の組織構造が、植物のそれと同じような
  構造をしていたのを図で見たことがあります。  ただ、
  細胞の外側だけが人間の方が厚くできていて、核
  など同じように1つ1つの細胞が植物にもあるそうです。
  面白いことにその核が原子を放射するように回って
  いて、その回り方というかリズムによって人との波長が
  あうかどうか決まると先生がおっしゃっていました。
  なんとなく、人との呼吸が合う合わないってありますが
  そんな所も原因みたいですね!?

  とにかく、地球も人間も水と太陽の存在なくしては
  生きられないっていうことを発見した500年前の
  レオナルド博士はやっぱり科学者としても天才でしたね!!

     kiana 
        《アレッツォとヴァル・デ・キアーナの地図》
         ウィンザー、王立図書館

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コメント

Juliaが、必要とかをモナリザしなかったの?


投稿: BlogPetのJenny | 2005/10/24 10:45

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