「人間 ダ・ヴィンチ」 - 池上先生 毎日新聞連載 Ⅴ&Ⅵ No.11
池上先生のビックニュースの余韻が覚めやらずで
Takさん、Megurigami Nikkiさん、カイエさんと
我・池先生同盟(?)の方々もその朗報をお伝え
していらっしゃいます。
池上先生の毎日新聞連載7回も終了してしまった
とのことで、全文を掲載できないままですいません。
1) 自然に囲まれて 10/12
2) 母への想い 10/18
3) 早咲きの才能 10/20
4) 精神的な愛 10/22
5) 戦争での矛盾 10/25
6) 真の自由人 10/26
7) 不運の画家 10/27
朝、時間があるときは駅の売店で朝刊を購入
できたのですが、あとは会社の古新聞をさっと
見るだけでしたので、ちょっと抜けてしまって
いますが、取り急ぎ、5回目と6回目を下記に
掲載させて頂きます。(1回目、2回目)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
No.5 戦争での矛盾
トリノ、国立図書館
《攻撃用の鎌を装備 した戦車の素描》
「 レオナルド・ダ・ヴィンチ」 ブルーノ・サンティ著
片桐頼継訳
ルネサンスは戦国時代でもありました。主な
都市はそれぞれが国家をなし、覇権を競って
いました。レオナルドほどの当時から知られた
文化人でも、諸国に仕官した時の肩書は
軍事知識の披露にあてられ、芸術家としての
アピールはごくわずかでした。
実際に彼は優れた武器研究家であり、
「散りゅう弾臼砲」のような驚くべき発明品も
ありました。しかし彼は、戦争を「野蛮な行為」
と批判したり、あるアイデアを「あまりに非人道
的がゆえに」開示しないとした文も残しており、
実は彼の理想と殺りくは対極にあったことが
分かります。
彼は多才ぶりを発揮し、時代の要請に合った
生きる道を見い出したのです。戦乱の世だから
こそ、彼に活躍の場が与えられたともいえる
でしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
No.6 真の自由人
「月それ自体は発光体ではなく、他からの
光を反射しているにすぎない」「地球も月
も太陽も等しく星の一つである」
こうしたレオナルドの手稿について、500年
前に書かれたということ以上に、ガリレオが
地動説を撤回させられた裁判の100年以上
前の記述だという事実に驚かされます。
レオナルドの一歳上に、同じイタリアの
コロンブスがいたように、ルネサンス期は
大航海時代でもあり、地球と宇宙の姿が
急速にあらわになりました。
その一方で、聖書を否定する行為はまだ
危険がつきまといました。「ノアの洪水」の
証拠とされた山上の貝殻についても、彼は
観察の結果、明確に洪水説を否定します。
当時の強固な既成概念にもとらわれない、
真の自由人でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、会社で残りの掲載文を見つけたら掲載させて
いただきます。先生もお気使いありがとうございます!!
レオナルドの追記として少し続きを書かせて
頂きます。
今日の午後は、例の
「アートナビゲーター検定試験」があったの
ですが、現代アートの部分はあまりお勉強して
いなくてその箇所は大分間違えたので
ちょっと結果はあまり・・・??でも、このような
基本的なアートの知識をつけるにはとても
よい機会でした!
そんなわけで、このところ少し落ち着かなか
ったのですが、やっとホッとしました。その後、
家の近所にありますMotの図書室で西洋
美術書関係の本をいろいろと読んできて
また至福の時が過ごせました。それにしても
午後4時頃に着いたのですが、チケット売り場
は長蛇の列で、まだまだ、「イサムノグチ展」
の人気は後を切らないようですね!
図書室で、レオナルドの大きな画集があり
まして、下記の大きな図版を観たときは
あまりの美しさに魂がおかしくなりそうでした。
実物を観たらもっと素晴らしいのでしょうね!
一本一本の線がそれはそれは綺麗で
何かそこに実在するかのように、人間の美
が優雅に描かれていました。
![]()
《アンドレア・デル・ヴェッラキオとレオナルド》
キリストの洗礼(部分)
フィレンツェ、ウフィツィ美術館
-上記「レオナルド・ダ・ヴィンチ」同掲載画像ー
「徒然なるままに」にak96様のところでお知らせ
がありました美術評論の高階秀璽氏が
文化功労者を受賞されたそうですが、その氏が
監修された「西洋美術史」の中にもレオナルド
について下記の通り述べておられました。
現実に生きているかのようで、しかも現実
を超えた理想性と優美さを備えた人物を
描きえた。最も価値があり最も困難な絵画の目標は
人間の魂の意図を肉体の動きを通して
表現することであった。同時に、彼は空間
構成と人間構成を緊密に結びつけ、画面
に覚悟ある中心と秩序を与えて、記念碑的
な荘重さを生み出している。
その他、
「これならわかるアートの歴史」John Farman著
でもレオナルドのスフマート(技法)について
以下のとおり解説されていました。
目や口のすみをぼかしたり、陰で隠して
どんな表情や雰囲気を醸し出しているか
は見る人の解釈にゆだねてしまう画法で
ある。それは、人間の顔(物理的に表現
すること)から対象に生命を吹き込んだ。
暇を見つけてはさまざまな自然科学の
分野を探求し、人体の神秘、波や潮流の
仕組み、昆虫や鳥の飛ぶ様子などを研究
した。ヘリコプターに似た機械がいつかは
空を飛ぶことに最初に気づいた人物は
レオナルドである。
-----------*------------*--------
こんなにレオナルドにのめりこんでしまったのも
池上先生が毎日のように沢山の情報をご教授
くださったお陰です。この秋は本当にレオナルド
色に染まる我がブログですね!!
ではでは、残りの新聞記事もご期待くださいませ♪
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コメント
提出〆切が明日に迫った申請書の作成にくたびれて息抜きしていたら、ちょうどJuliaさんからのTBが飛んできたので、こちらもお返しTBをしてみました。
いつも本当にありがとうございます。
高階先生には実は私もひとつご恩がございます。なので今回受賞なされて、とても嬉しいです。
では作成に泣く泣く戻ります。論文や記事を書くのは好きな方なのですが、自分がいかに事務的作文に対しては根気が無いか、あらためて自覚させられています…
投稿: | 2005/10/30 23:49
先生、
コメントとTBを本日、何度もありがとうございます。
息抜きにどうぞまた遊びにいらしてくださいね!先生も高階先生のように将来きっと受賞されることと思います。
事務仕事は本当に退屈ですが、どうぞ夜通し(?)がんばってくださいませ。レオナルド展は参加者が多そうですが大丈夫でしょうか?
またそのことも後ほど。。。
他のコメントも有難う御座いました。今日はこの辺で失礼します。他の方も後日、お返事いたします。すいません(*- -)(*_ _)
投稿: Julia | 2005/10/31 00:04
Jennyたちが、フィレンツェで中心とか大きい時代をMegurigamiしなかった?
投稿: BlogPetのJenny | 2005/10/31 10:25