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2005/09/23

ルネサンス街道の旅 1 - ヴィンチ村 No.3

今日は久しぶりに歯の検診を娘が以前勤めていた
八重洲口方面にある「
PAUL」というパン屋さんの
2F(PCCWビル)にある歯医者さんへ行って参りました。
その診察室からの眺めが素晴らしいです!診察台に
座ると窓越しに新幹線がワァ~と交差して走っていて、
右手には東京駅のドーム屋根が見え、その頭上から
丸ビルが聳え立ってみえます!なんだか、素敵な都会
の夜景を見ていると歯の治療も苦にならなくどこか
違う国に来ているようなパノラマ空間が広がっています。

さて、診察が終わって、そのビルの前には
八重洲ブックセンター」があるので、レオナルド
のことがもっと知りたくなり、8Fにある美術書コーナー
に寄ってみることにしました。ここは改築したのでしょうか?
美術書や洋書がとても増えていて、w(゜o゜)w ワォって
感じで夢中でまた本探しが始まりました。

池上先生が翻訳された《修復の理論》も美術書の
棚においてありまして、手にとってみてもとても
高尚な感じがします。

  shuufuku著:チェーザレ・ブランディ
             監訳:小佐野重利
             訳:池上英洋、大竹秀実
             発行:三元社

  そしてレオナルドの本も沢山ありまして、
     つい3冊も購入してしまったのですが、
     本日は先ほどまで読んでいました次の本
     をご紹介したいと思います。

  runesance ルネサンス街道の旅 1
                   日経BP社 (著)

  2004年7月に出版された本ですので、どなたか
    購入されていらっしゃるかと思いますが、
    「イタリア・フェレンツェからローマへ」の道を辿り
    「美の女神に愛された天才たち 31の物語」と
    題して、それぞれの巨匠をきれいな作品の図版と
    共に紹介しています。
 
       
      firench  

  先ほど、読み進んで行きましたら、解説者の名前に
    「美術史家: 池上英洋氏」と書かれたコラムに
    出逢いまたビックリ!!です。イタリア美術書のような
    雑誌なので、池先生のお名前が出てきても当然かも
    しれませんが、偶然とは言え、やっぱりどこか
    「見えない縁」で繋がれているものですね!嬉しかった
    です。
 

  まずはこの本の紹介として。。。

出版社/著者からの内容紹介
時空を超えて
ルネサンスの巨人たちに出会う旅へ。

歴史と美に出会う、新しい旅に出かけよう。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの息遣いが、
人類の遺産と呼ぶにふさわしい芸術の深みが、
名もなき市民たちのエネルギーが、そこにある。

泣き、笑い、恋をし、絶望し、
しかし希望を失うことは決してなかったルネサンス人。

連綿と受け継がれてきた彼らの「物語」には、
創造とロマンの鼓動が今なお脈打っている。
これこそ現代に生きる私たちへのメッセージ。

歴史にふれると、人間が深まる。
美と交わると、人生が変わる。

さあ、いまこそ、新しい「旅」に出よう――。

内容(「MARC」データベースより)
歴史とアートに出会う、新しく深い旅の楽しみを
提案するビジュアル・ガイド。フィレンツェから
ローマへの道をたどりながら、ミケランジェロ、
レオナルド・ダ・ヴィンチら天才たちの物語を紹介。
時空を越えた旅に誘う。

  この本の中で池上先生は次の4つのコラムを
    ご担当されています。

  • 彼なくしてルネサンスは語れない
    時代の目撃者、ヴァザーリ
  • 初期ルネサンスの確立に貢献した
    夭折の画家マザッチオ
  • 恋するルネサンス
    女がいてこそ男は歴史を作る
  • 私たち、金も出すが口も出します
    ルネサンスのパトロネージュ


    onna

  題名だけ読んでも興味が注がれますでしょう?
    イタリア芸術がお好きな方はこの本は必見ですね!

  そして、いよいよレオナルドについてですが、先日
    のシンポジュームでもイタリア人のレオナルド研究家
    が何度もおっしゃっていた、

    「レオナルドは自然を愛してよく観察していた

  それはどうしてなのか?と疑問に思っていましたら、
    この本の次の章、
 
        「ヴィンチ村
レオナルドの故郷
                      レオナルドが大自然と戯れた村


        vinchi

  にヒントとなる答えがありました。
     次のページに抜粋して書かせていただきます。

  

     孤独な哲学者といわれた万能の天才
    レオナルドは、1452年4月15日、公証人
    の父と使用人の間に庶子として生まれた。
    当時、それは珍しくはなく、裕福な家系の
    子、レオナルドは祖父母や美しい継母、
    とりわけ彼に絵や自然の面白さを教えて
    くれた叔父からたっぷりの愛情を受け、
    自然豊かな村でのびのび育った。

   レオナルド・ダ・ヴィンチは少年時代から
    どこへ行くにもノートを離さず、スケッチ、
    アイデアなどあらゆるものを書き留めて
    いた。

      
一人遊びが好きなレオナルドは、自然を
    観察し、絵を描き、空想にふけることに
    情熱を注いだ。アルノ川、そこにかかる橋、
    草原、果樹園。。。、少年は動植物の生態
    に興味を奪われ、大自然は彼にとって
    またとないインスピレーションの源となった。

   あるとき、父に頼まれ盾に絵を描いた。
    仕上がりを見て、父は絶句する。描かれた
    蛇やトカゲが生きているようかのように
    見えたのだ。父は思った。フィレンツェで
    こそ、息子の才能は花開く。14歳のとき
    ヴェロッキオ工房の門を叩く。師ヴェロッキオ
   がレオナルドの絵に驚愕し、筆を折ったという
   逸話が誕生するのは、わずか3年後のこと。

     vinch
     ↑左下の天使をヴェロッキオは
        レオナルドに描かせ、あまり
       の見事さに自らの筆を折った。

  「考えること少なき者は、過つことも多し」
    「知恵は経験の娘である」
    「太陽は動かない」 
   
      
 
     コペルニクスが地動説を唱える一世紀以上
  も前に、太陽は動かないとメモし、聖ヒロエニムス
  の苦渋の表情を出すのに、人体の筋肉の動きを
  徹底的に研究したレオナルド。このヴィンチ村で
  のびのびと育ったレオナルドですが、観察力の鋭さ
  とその基礎はこの少年時代の一人遊びに培われた
  ようですね。


  永久保存版の美術書で、私のお勧め度も☆☆☆☆☆

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コメント

アートを購入するかもー


投稿: BlogPetのJenny | 2005/09/23 18:00

昔のものだとなんだか恥ずかしい気もちょっとするのですが、自分でも気にいっているコラムもあるので、偶然見つけていただいてありがとうございます。

ところで先日Livedoorは大容量ですと書いたばかりなのですが、このところ更新にやたらと時間がかかり、あげくのはてにエラーが出ることもあったりします。あまりお薦めしない方が良いかもしれませんね。うーむ

投稿: ike | 2005/09/24 00:24

>自分でも気にいっているコラムもあるので、

  恋するルネッサンスですかしら~♡♡ ねぇ~♬?
  
  こちらの写真はとてもきれいですね!
  先生のコラムも素晴らしいですが、この本のとおりにイタリア巡礼の旅に出てみたくなりました。

 >あまりお薦めしない方が良いかもしれませんね。うーむ
  
  いえ、ご心配頂いてありがとうございます。私もどうしようか実は今日、一日中、他のブログやHPを検索していたのですが、こちらの「ココログ」で続けるしかないかしら。。と思い出しています。300MGしか容量がないのですが、やっぱり愛着が沸いてしまっています。通信費と美術費関係のために最近は働いている気がします(^_^;

それから、先ほど、先日のパネリストのアレッサンドロ・ヴェッツォシ氏が書かれて、高階氏が監修されたレオナルドの本を読みました。やっとあのシンポジュームで話されていたことが今頃理解できてきました。また、明日、できればアップしますね!  
  

投稿: Julia | 2005/09/24 01:05

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