『若い農夫』 - アメデオ・モディリアーニ
今日も大変暑い一日でしたが、皆様の週末はいかが
お過ごしでしたでしょうか? 私は昨日、午前中の会話
が終了してから、ブリジストン美術館で開催している
「絵の中のふたり-シャガールから靉嘔まで」展
を観て参りました。シャガールの絵はさすがに美しかった
のですが、今日は常設にあるモディリアーニの作品に
ついてご紹介したいと思います。
やはり、モディリアーニの映画を観た後でしたので、
じっくりと「若い農夫」という作品の前に立って
しばらく鑑賞しておりました。いままで何度か観て
いたと思いますが、あまり印象が強くなかったの
ですが、今回はとても感慨深いものがありました。
この絵はモディリアーニが静養のために、ニースへ
滞在していた時、地元の農村の若い人たちを描いて
いた絵の中の一枚です。気候もよくて穏やかなニース
に住んでいたので健康もよくなったのか、優しさが漂う
絵が多かったようですね。
![]()
「若い農夫」 1918年頃 「GIOVANE DAI CAPELLI ROSSI」 1919年
えみ丸様が以前、拙ブログのコメントで
「物を立体で観る目を持っているの」と
モジリアーニについて書いて下さいました。
立体的かどうかなどじっくりとみてみますと、確かに
目と眉の間がとても立体的に描かれていまして、
顔や体も浮きだって見えるのはそうことでしょうか?
彼は絵を彫刻を彫っていくように細かい線で描いて
いくので、こちらのプリミティブのブロンズ像の延長
のような絵画を描いていますね。
図版では不自然に感じる首の長さも実際に観ると、
とても自然で流れるような美しさにも感じます。
あとは、瞳が描かれていませんが、実際に観るとこの
エメラルド・グリーン(ブルー系)の色がとてもきれいで
その目の中に吸い込まれてしまいそうになります。
全体に品があって色もどちらかというとイタリア的なの
でしょうか~?赤の壁色が人物を浮き立たせていて
素晴らしいです。落ち着いた時期に描かれていたのを
感じられる素敵なモディリアーニの作品だと思います。
あとは、メルマガを発行されている
「イタリア猫の小言と夢」様から
「モディリアーニ: 映画と美術展」
の記事を発見しました。発行者の方は、映画はお気に
召さなかったようですが、イタリアの小島で開催されて
いるモディリアーニの展覧会について詳しく解説して
下さっています。
“Modigiani a Venezia, tra Livorno e Parigi”
「ヴェネツィアのモディリアーニ リヴォルノとパリの間」
会期: 7月14日~9月25日
会場: サルデーニャ島カリアリ
CASTELLO DI SAN MICHELE
HP MODIGLIANI に詳しく書かれています。
メルマガの発行者の邦訳を抜粋させていただきます。
美術展はリヴォルノとパリにあるモディリアーニの
法定文書保管庫の文書、写真、書簡も展示され、
ヴェネツィアでの2年間を中心に、生活と作品が
たどれる趣向だ。
展示されている当時の写真は、修業時代に大きな
役割を果たしたヴェネツィアを始めとするイタリア各地
と画家。続いて、ピカソ、詩人のマックス・ジャコブ、
またモンパルナスでエコール・ド・パリと呼ばれた
藤田嗣治、モイズ・キスリングなどの画家や、
アヴァンギャルドな芸術思潮の詩人たち、共同アトリエ
やたまり場だったカフェやビストロなど、映画にも出て
くる状況の貴重な資料の公開だ。
カリアリでは展示数も増やし、サルデーニャで暮らした
家族の資料を初めて公開、1899年にモディリアーニが
サルデーニャで描いた作品も展示される。また、イタリア
各地の図書館で発見された、サルデーニャで過ごした
青春から結婚までの文書類も多いという。モディリアーニ
をよりよく知りたい人にはたまらない好機なのだ。
この展覧会場であるサルデーニャ島について調べて
いましたら、日本人女性が運営されているサイトを
これまた発見しました!
このようなイタリアの小島で日本人女性が住み活躍
していることに逞しさと羨望を感じます。きれいな
地中海に囲まれた小島の様子をとても詳しく掲載
しています。
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