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2005/06/26

フィリップス・コレクション展 - 池上英洋氏講演会 No.1

26日(日)の午前中に、六本木森アーツセンターギャラリー
で開催されている「フィリップス・コレクション」展へ
観にいって参りました。

 一言、それはそれは素晴らしかったです!!!!

今年になってから本当に素晴らしい展覧会が多くて
胸が熱くなるばかりのこのごろです。

そして、その前日に、いつも私の拙い美術情報に
リンクを張って下さっている、これからは日本の
美術界のスターにもなりそうな勢いがある池上英洋氏
の本展覧会の講演会へ行って参りました。

池上先生のblogのお写真や文体からもうちょっと
学者風な方かと想像していましたが、昨日、
控え室で初めてお会いした時、廊下から早足で私の
所へきて下さって「Juliaさんですね?」と講演前の少し
緊張した面持ちでご挨拶してくださった時は、とても
お若くて素敵な方!!というのが第一印象でした。

やっぱり、海外で活躍している方ってキラキラと
オーラが出ていらして、その場にいらっしゃるだけで、
何か華やかなスターのように輝いていますね!
その場はそれですぐに失礼したのですが、講演の後で
お写真を一緒に撮っていただいたり、おきれいな奥様
にもお会いできて、一時だけでしたが、非常に幸せな
空気をいただけて大変嬉しかったです。先生、本当に
私などに親切にして頂いてありがとうございます。

          ike-san

講演を聴いてから展覧会を観にいったので、本当に
1つ1つの作品をじっくりと奥深く鑑賞することが
できて、今までただ感じたままの鑑賞でしたが、
事前にその絵について少しでも情報があるとこんなにも
違った目で鑑賞できるのか、となんだかいつもより
3倍も深く絵を観る事ができてよかったです。

それでこの展覧会について、書きたいことが山のように
できてしまいましたので、何日かに分けて掲載させて
頂きます。今日は多分、創設者であるダンカン・
フィリップス氏のお話だけになってしまいますが
よろしくお願いいたします。

その講演会は、足立区にあります「生涯教育センター
という会場で、北千住の駅から15分位歩いた所に
あります。あらかじめ、ハガキで申し込んで応募した
のですが、かなり倍率が高かったという位、会場は
予備の席まで設けなければならないほどの盛況でした。

最初は主催者側のご挨拶があって、いよいよ先生の
ご登場です!向かって右端の壇上にPCを置かれて、
先生はその横に立たれPC操作も1人でこなされて
おりました。スクリーンには大きく
フィリップス・コレクション展の魅力」と
写しだされスタートです!

先生の講演は、ダイナミックなので、まるで商社の
方がお客さんにプレゼンしているようでまた、
お芝居を演じているような感じもしてカッコイイです!
スクリーンも目一杯大きく写して、映像の回転も早い
ので何かすべてが映画を見ているような感じがしました。
日本の講演会へ行くと大抵は、壇上に座って原稿を
読んでるようなあまり熱意が伝わってこない時が
多いのですが、このようなエネルギッシュな講演会は
今後も人気を博すこと間違いない!と思います。

まずは、ダンカン・フィリップス氏(1886-1966年)に
ついての紹介です。ダンカンがイエール大学に通って
いた頃、美術には興味があったのですが、そのころは
美術史という科目がまだなかったので、卒業後その絵の
勉強がしたいと実業家の父に頼みました。その父が承諾
してなんと、年間1000万円もの資金を送ってくれたので、
仲の良かった兄ジェームスとヨーロッパへ絵のコレクション
を1917年までの10年間ほど続いてしていたそうです。
それから2年後に最愛の父と兄を続いて亡くしてしまい、
悲嘆にくれたダンカンは、自らを立ち治るためにも、
今まで集めてきた絵に囲まれた生活をしようと思いつき、
それで少しずつ癒されてきたダンカンはその絵を一般にも
公開していこうと思うようになったそうです。現在はその
フィリップス・コレクション館は2006年に向けて修復中との
ことで、日本にこのような素晴らしい作品を貸していただけた
ということです。

ダンカンは、「絵というものはガラスに入れて飾るばかり
ではなく、日常生活でそれを観て楽しむ物だ。」と言って
ソファーの上に名画を飾っていたので、今回の展覧会
でも、ルノワールの《舟遊びの昼食》のコーナーに
ソファが置いてあります。この絵を最初に観たときは
想像以上に大きな絵でそこだけがまるで光り輝いて
いるようにきれいでした。また、後で詳しく書きますが
ダンカンがこの絵を12万5千ドルという大金を出して
興奮して買付けてきたというのですが、本当にこれ一枚
観にいってもよいと思うくらい素晴らしい名画です。

     20050601_phillips_collection_2

と。。。ここまで書くだけでも結構長いですよね。
先生が早口気味で話されるのが分かりました(^_^;
ダンカンは経営手腕にも長けていて鑑識眼も鋭く
無名の画家でも育成のために沢山その絵を購入した
ようです。幼児や若手への美術教育にも熱心で何万ドル
と寄付をしたそうです。ダンカンの名言です。

 美術館は喜びを与え、人生を豊かにし、
 真の芸術家のように美を見る眼を養う

今日はここまでにします。
また、何回かに分けて書いていきたいと思いますが
少しずつになるかと思いますm(*- -*)m

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コメント

Juliaさん、講演に来ていただいてありがとうございました。想像していた通りのにこやかな方でした。

今、読ませていただきました。が、あきらかにホメ過ぎです。読んでいて顔から火が出る程に赤面しています。

投稿: ike | 2005/06/27 06:40

先生、

朝、早くにコメントをどうもありがとうございました。


読んでいて顔から火が出る程に赤面しています。

 そっそんなぁ~!まだホメ足りないくらいです。ご講演の後に、男性が「ブラボー!!」って何度も叫んでいたり、拍手の嵐だったではないですかぁ~(*"ー"*)♪

 沢山の情報を聞けて大変、参考になりました。私も時間がかかりますが、自分の勉強のためにこちらに少しずつでも書いていこうと思います。

 これからは講演依頼も殺到することでしょうから、体調管理にご留意されて、ますますのご活躍をお祈りしております。

投稿: Julia | 2005/06/27 08:18

mixiでお世話になりましたhamigakiです。
東京、ちょっと遠いけどJuliaさんのこの記事読んで
終了までに絶対行くぞ!って思いました^^

投稿: hamigaki | 2005/07/08 00:51

Hamigaki様

わぁ~こちらまでご訪問、ありがとうございますヾ(´ー`)ノ とっても嬉しかったです!!

>終了までに絶対行くぞ!って思いました^^
  本当に素晴らしい展覧会でしたので、遠方より足を伸ばされてもご覧になる価値は十分にあると思います(^_-)-☆

でも、Hamigakiさんはもうすぐパリへ行かれるとか。。。?本場で沢山の作品をご覧になってどうぞまたこちらまでお知らせくださいね~(*'ー'*)♪

投稿: Julia | 2005/07/08 07:25

TB、コメント、ありがとうございます。

絵画って、はまってしまうとどんどん目が開かれる感じがします。このところ、運良く、素晴らしい作品に出逢えているので、とても幸せな気分です。

ダンカン・フィリップス氏の言葉は、まさにその通りだと思います。

投稿: HIRO | 2005/07/20 23:21

まぁ~Hiro様、

こちらまでコメントをありがとうございます!!

>絵画って、はまってしまうとどんどん目が開かれる感じがします。
 ほんとですね~!!
 私も最近、どっぷり浸かってしまい、どこが本当の生活でしょう?と思うほど、鑑賞した絵を思って夢見心地で日常を過ごしております。

 今日は、早速、コクトー展を見に行きまして、
素晴らしいデッサン力に芸術家が持つ独特なオーラを沢山浴びて参りました。250点もあるのですから見ごたえがありました!

 また、ご訪問お待ちしておりますね。
 

投稿: Julia | 2005/07/20 23:32

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