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2005/05/31

ボタニカル・アートの講演会と展覧会

        roses_pink

         《Wish You Spend a Happy Rosy Life♪ Julia》         
             

爽やかな5月も今日で終りですが、今月は
美術館や水族館や薔薇を追いかけに庭園まで
行ったりと充実した月を過ごせたようですヾ(´ー`)ノ

今日は先日もお知らせしました
ボタニカル・アートとフランス: ルイ14世の植物図鑑
 をめぐって

講師 東京大学総合研究博物館教授 大場秀章氏
日時 2005年5月31日(火)18:30-20:00(休憩なし)
場所 DNP銀座ビル5階会議室

を拝聴して参りました。
プロムナード・デ・ミュゼド・フランス(MMF)
さんの受付の対応はとても良くて、これなら
良いご講義が聞けると思うくらい最初の印象が
よかったです~(*^-゚)♪

       shibolto 
      《シーボルトの21世紀・大場秀章著》

その期待通り、大場博士はとてもお優しそうな方で
公演中もずーとお立ちになって一人一人の顔を
観ながら、それはそれは植物が大好きで、また
その植物画ももちろんお好き!という熱い気持ちが
こちらまで伝わってくるような心温まる講演会でした。

博士の解説は分かり易くとても丁寧な話し方
で時折、にこやかにされてまたそれがとても
リズミカルなので、一時間半のご講演があっと
いう間に過ぎてしまいました。

それでも博士は小学生までは虚弱体質のため
あまり外へも出て遊べないので、お家で植物
図鑑のような本を良く観ていると、植物って
とってもきれい!と思っていたそうです。それから
中学になって外へ出るようになり、実際の植物を
観察すると図鑑で描いているほどは美しくはない、
と思ったそうです。でも10年位してから植物にまた
興味の目をむけるようになって、植物の研究一筋に
されてきたとのことです。

    shokubutugaku
 《植物学と植物画・大場秀章著》

内容の概要は、

花の肖像画=ボタニカル・アートは、美しさで人々を魅了するだけでなく、近世ヨーロッパの科学の申し子として、植物学の発展に大きな役割を果たしました。ルイ14世のために手掛けられた17世紀の植物図譜を通して、ボタニカル・アートの成り立ちや魅力についてお話いただきます。

ボタニカル・アートの誕生から現在のトレンドに至るまで
スライドを観ながらお話をしていただきました。
ボタニカル・アートの写実性・科学性・芸術性について
初期から作家の流れを説明していただきました。
最初は、植物は薬草のために使用されたので、医者
がその薬草の効用や毒草などが分かるように、直接、
植物を観て描かれていたのが植物画の始まりだった
ようです。

中世に入り、その植物画もl空想画と一緒に描き
だされて、植物が本物とはかけ離れた絵で描かれ
出してきたそうです。

そして「植物のルネッサンス」というのが起こり、
「自然に帰る」ことと古典に学ぶことが提唱され
また、薬草を中心とした写実的な描画が描かれ
出してきたそうです。それがボタニカル・アートの
基礎を作り、植物の知識を植物学者からと芸術
的な美を植物画家と協働に植物を描くことに
よって現在ではますますそのアート部分が美しく
なり人々を引きつけている、とのことでした。

一枚一枚、植物画を説明して頂いたので
本当に勉強になり、また下記の展覧会へ行く
のにも予習ができたようで良かったです。

TAKさんの所でご紹介がありました↓
英国が誇るボタニカルアートの至宝
 英国王立園芸協会(RHS)創立200周年記念
 500年の大系「植物画世界の至宝展」
 英国が誇るボタニカルアートの至宝、本邦初公開!
 6月11日[土]~7月18日[月]
 東京藝術大学大学美術館

           botanical_art

shihoutenn

それから、その展覧会の開催を記念して
RHSJ国際園芸フォーラム2005があります。
 第1部:基調講演「ボタニカルアートの魅力と
           真髄に迫る」
      講師 ブレント・エリオット博士
 第2部:「植物画を通して見る日本の花文化史」
     講師 小笠原 亮氏

懇親パーティー 
 
今回展示されるボタニカルアートの背景には、
西洋の辿ってきた園芸の歴史が脈々と流れて
います。リンドリー図書館の所蔵品を知り尽した
エリオット博士に、歴史を通して見たボタニカル
アートの役割と真髄について語っていただきます。
                                                      

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コメント

Juliaさん、こんばんは。
ボタニカルアートが大好きなのでこの講演会の詳細なレポートは本当に嬉しいです。どうもありがとうございます。最初はお医者様の為だったのですね。
藝大美術館の展覧会が楽しみです。

そして、そして教えていただいた教文館の四階に行ってきました!くらくらするくらい(笑)魅力的な商品ばかりでウォーターハウスのカードやサシェ、天使シールなど細々購入してきました。今まで6階のナルニア国しか知らなかったので素敵な情報ありがとうございます。興奮さめやらずです。
(先日二重書き込みして申し訳ございませんでした)

投稿: mizuiro | 2005/06/01 21:22

水色さん、

こんばんはぁ~(*'ー'*)♪
>藝大美術館の展覧会が楽しみです。
  これは本当にすごい展覧会になりそうですね!アロマもお習いしてたことがあって、本当は薬草の効果などいろいろと書きたいのですが、なかなか時間がなくて・・・また機会をみて書かせていただきますねぇ~♪

>文館の四階に行ってきました!くらくらするくらい
 わぁ~ホントにクラクラ・キラキラしてあのお店は素敵ですよね~♪♪<(゚ー^)ノ^*・'゚☆。.:*:・'☆'・:*:.。.:*:・'゚:*:・'゚・'゚。.:*:・'☆'

>興奮さめやらずです。
 キャ***ヾ(≧∇≦)ノ"***♪分かりますよぉ~!
 あとは先日行きましたAfternoon Tea/The General Storeのお店、天使に出会ったLiving Floorもとっても素敵な食器やサボテンがいっぱいありました。夏バージョンでなかなかおしゃれで見ごたえありますよぉ~(^_-)-☆

こちらも更新時間に結構かかるので、コメントがアップしにくいかと思いますが、こちらこそ申し訳ありませんでした。(私もいつも皆様の所でご迷惑をおかけしています(*- -)(*_ _)

投稿: Julia | 2005/06/01 22:19

Juliaさん、こんにちは。

同展の記事に関して、トラックバックさせていただきますね。

投稿: ike | 2005/06/11 17:59

池上先生

いつもリンクやTBなど本当にありがとうございますm(*- -*)m

先生の感想文からもボタニカル・アートの変遷がわかるようで、観にいくのが楽しみです。

7月早々には行けるかと思いますが、先生のblogの画像にある素敵なスィトピーの実物画を早く見てみたいです!

投稿: Julia | 2005/06/11 19:28

こんにちは。
私も「叡智の禁断図書館」の常連です。
私もようやく同展覧会行って参りましたが、行く前にはこちらの記事を参照させていただきました。大変参考になりましたので、今回の感想もかねてTBさせて頂きたく存じます。
大場氏の講演会はスケジュールが合わず、残念でした。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: マユ | 2005/07/02 23:47

マユさん

コメントとTBありがとうございます!
この記事を紹介した本人がまだ展覧会へは行っておりませんが(^_^; 最終日近くには必ず行こうと思っています。

マユさんが購入された植物画のご本も素敵ですね!

植物には人間は大変お世話になっているのに、人間は中々その恩恵に感謝の気持ちを現しませんが、このように美しい絵で描いてみることで、より彼らを理解して尊重することができそうですね!!

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: Julia | 2005/07/03 08:25

TBのお返しのお願いに参りました。
またお邪魔しますね

投稿: seedsbook | 2005/07/05 21:42

seedsbook様

早速、TBをありがとうございましたo(*^▽^*)o~♪

blogって一瞬でヨーロッパまで旅をできるみたいで、やっぱり楽しいですね!!

ぜひ、またご訪問してくださいませねぇ~チュ(゚・^*)

投稿: Julia | 2005/07/05 21:47

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